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お嬢様学校寄りの舞台設定で、園芸部がひとりしかいなくて、柵もないような花壇が屋上にぽつんとあるだけなのが気になりました。
5人とそのとりまきに焦点をあてるにしても、ほかを風景化させすぎていて、「学校>>続きを読む
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「どうなる?」というフリが大きく、それに対するアンサーが微妙な映画でした。
魔法化した催眠術を「虐待児」と「家族」のためだけに使う窪パパの、よくわからない倫理観が最後までただただよくわからないという>>続きを読む
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市子の縦軸、月子の縦軸、その二部作で描かないといけなかった映画だと思いました。
市子の物語は、水商売の貧困家庭で籍にアクセスできず、ヤングケアラーとして育ち、筋ジストロフィーの障害児の姉の介護をして>>続きを読む
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孕んだ子どものことをモンスターと呼び、ヒステリックのさなかに自殺した若い女性のご遺体を、奇抜な外科医が川から回収して、胎児の脳を、ご遺体の脳に移植するところから、この奇妙な物語がはじまってしまいます。>>続きを読む
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仕掛けてる途中の「Harder, Finally」のあたりで、「この女のひと反復を知っているな」と勘づいてしまいましたが、全体的におもしろかったです。
ギミック側よりもむしろ、コミュニケーションのた>>続きを読む
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とある大きな体制を思いっきり馬鹿にして、すべて比喩にして映画をつくったらこうなる、というおもしろ作品でした。
あちこちで「万人におすすめできない」と定型的に言われるのも納得です。すこし歴史的な前提知>>続きを読む
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登場人物、人物の関係、怪異(アレ)、ストーリー、どれにも掴まれないまま終わってしまいました。複数人が書いたアンソロジーを、ひとりの脚本家が力技で結びつけてるような…夢見をしているような…。
【いち>>続きを読む
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音は生まれた瞬間に消えてしまうものなのに、こんなに感情を揺さぶるのはなぜなんだろうと思います。飛んだり跳ねたり、染み込んできたり、すべてをかっさらっていったり。大の演奏は、そういう意味で全てが力強く、>>続きを読む
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前半は、関係各所との選手使用交渉が難航したことを栗山監督のミーティングを中心に映しているけれど、肝心のその交渉が見えてこないので、ふわふわした会議を見せられているドキュメンタリーでした。
中盤からは>>続きを読む
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「支配に打ち勝つには論理的に網羅的に勉強せよ」という強いメッセージがずっと送られてくる映画で、不気味さとか、グロさとか、和平交渉みたいなものはオマケだと思いました。
とにかく、弱肉強食の構造を転覆さ>>続きを読む
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台湾土着の信仰の呪いに触れたせいではじまってしまった(6年後に本名を与え戻したことによって発火してしまった)恐怖体験が全時間にびっしり充填されていてなんとも湿っていてちゃんと没入できる怖さと、
ルオ>>続きを読む
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友だちと見れてほんとうによかった、という映画でした。それに尽きます。友だちとおいおいとツッコミいれながらワイワイ見るにはうってつけでした。
結婚前夜の祝賀パーティー後、酔っ払いすぎてマンホールに落ち>>続きを読む
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作品内の、犯罪者が増えすぎたアメリカ合衆国では、年に一日だけ、すべての犯罪が容赦される特別な夜があり、法外な行動をとることによって自身の野生性、じぶんが本来は自由な生き物であることを再確認することがで>>続きを読む
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【見たかった世界線】
「好き好き同士にならないでほしかったー!」が、見終わったときの最大の感想でした。
シングルファザー大佐と家庭教師(修道女)の線を越えないストーリーが見てみたかった、という二次的>>続きを読む
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シリーズ初代の設定を生かしつつ、舞台を日本から台湾へと移し、呪いの連鎖をさらに重層化していく作品でした。
初代がおもしろかったので、すぐ第二作をみてみましたが、期待感が高くなりすぎていてうまくコント>>続きを読む
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【点数の低さについて】
5点満点でもあり、最悪でもある映画でした。
括弧付きの意味での「怪物」である側のひとたちからしたら、この映画は、じぶんらのほうが怪物であることに気づいていくことを強制するつく>>続きを読む
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学生のころは、着信があるとすれば実母か好きなひとでしたが、大人になるにつれて、着信は面倒ごとのはじまりで、スキップしたくなる忌避的なものになりました。
そんな着信というものがもつ日常性を逆手にとった>>続きを読む