レビュー王子

着信アリ2のレビュー王子のネタバレレビュー・内容・結末

着信アリ2(2005年製作の映画)
1.9

このレビューはネタバレを含みます

シリーズ初代の設定を生かしつつ、舞台を日本から台湾へと移し、呪いの連鎖をさらに重層化していく作品でした。

初代がおもしろかったので、すぐ第二作をみてみましたが、期待感が高くなりすぎていてうまくコントロールできず、「おもしろかった」というところまでいけませんでした。物議はあるかと思いますが、こういうとき(映画館ではなくて)配信サービスでよかったなと、思ってしまうじぶんがいます。

また、あくまで私見ですが、ホラーというジャンルの本質は「その世界観が視聴者の日常に侵食してくること」だと思います。

今作では、びっくりするシーンこそあれど、初代「着信あり」のような、じぶんの日常を番外で脅かしてくるような深層心理的な脅威は無く、「なるほどね」という説明チックな前半パートに退屈を隠せませんでした。

逆に言えば、ヒューマンドラマとして、「いろいろあった」ひとたちの、群像劇的なものに呪いという味付けがある、という認識で観ればもっとたのしめたかもしれないと思いました。
レビュー王子

レビュー王子