あかーぎーさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

4.0

前回のオスカーで「ROMA」と同じく最多ノミネートされていた映画。
英国版大奥って聞いて、軽い気持ちで吹き替えで見始めたけど
(大奥とか昼ドラとかドロドロ系に興味無いので…)
エマ・ストーンとレイチェ
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プロメア(2019年製作の映画)

4.0

「グレンラガン」「キルラキル」を手掛けた監督x脚本コンビの新作。
過去作2つ、特にグレンラガンがめちゃくちゃ好きやったので
どうしても比較してしまって物足りなく感じてしまった。
その2つはTVシリーズ
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僕たちは希望という名の列車に乗った(2018年製作の映画)

4.2

戦後のロシア統治下にあった東ドイツが舞台の
実話ベースのドイツ映画。
どこまで脚色してるのは分からないけど
キャラ設定とストーリー展開がよく出来過ぎてて怖かった。
この感じはたまらなく好み。
一見登場
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ザ・セル(2000年製作の映画)

3.8

昔からジャケットは知ってたけど見た事が無かった。
ジャケットとジャンルと時期的に
「キューブ」っぽいのかなって思ってたけど全然違った。

人の内面世界に入り込む研究をしてる女性が
依頼を受けて凶悪殺人
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オーケストラ!(2009年製作の映画)

4.0

2009年のフランス映画。

ロシアの劇場で天才指揮者と言われてたけど
訳あって30年前に楽団を追われて
今は劇場の清掃員をやってる男が主人公。
劇場にFAXで届いた演奏依頼をこっそり盗んで
昔の仲間
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ザ・スクエア 思いやりの聖域(2017年製作の映画)

4.0

2年前のカンヌでパルムドールを獲った映画。
美術館のキュレーターが主人公で
少しでも(現代)アートをかじってると数倍楽しめる内容に。

個人的に現代アートシーンに抱いてた違和感が
本作から垣間見れて少
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トト・ザ・ヒーロー(1991年製作の映画)

4.0

めっちゃ良かった。面白いというより凄かった。
「名探偵を夢見た少年の話」ってざっくりとした情報だけで見だして
てっきり可愛らしい話なんかと思ったら
冒頭から予想外の内容でビックリした。

何よりシナリ
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トラ・トラ・トラ!(1970年製作の映画)

3.8

昔から存在を知りつつも今まで見ずにいた。
日米合作映画で真珠湾攻撃の模様をアメリカ視点と日本視点とで描いていて
それぞれのシーンをアメリカ人監督、日本人監督が撮ってる珍しいパターン。

20世紀フォッ
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現金に体を張れ(1956年製作の映画)

3.8

現金と書いてゲンナマと読む笑

主人公を中心に金に困った仲間を集めて
(競馬場から)大金を強奪しようとする話。
いわゆる犯罪映画でフィルム・ノワール系。
「俺たちに明日はない」が1967年って考えると
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突撃(1957年製作の映画)

4.0

いわゆる戦争映画なんやけど
戦闘シーンは冒頭だけで、本編は戦闘後。
シンプルに戦争の不毛さ、理不尽さを描いてる。
90分弱しかなくて、無駄が無く見易い。
なのにガツンとくるメッセージ性。
冒頭にあるロ
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ザ・ダイバー(2000年製作の映画)

3.8

ロバート・デ・ニーロ主演の映画で
2000年の映画という事で「ヘイト・ユー・ギブ」と同じ監督とは思えない感じ。
監督が今50歳なので32歳で撮ったって考えたら凄い。
これはこれでグッとくるものがあった
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ヘイト・ユー・ギブ(2018年製作の映画)

4.5

日本未公開ながら評価が高いので気になった。

かなり良かった。泣いた。
社会派映画なんやけど、結構見易い。
超絶おすすめ。

予告を見ずに、黒人差別をベースに主人公の女の子が
友人の為に立ち上がるって
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判決、ふたつの希望(2017年製作の映画)

4.2

劇場公開時に評価が高くて気になってた映画。

結構な社会派映画に仕上がってるけど
割とエンタメ仕様になってるので見易い。
移民・難民問題がベースになっていて
人間社会にとって普遍的なテーマにもなってる
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ヒックとドラゴン2(2014年製作の映画)

4.0

1を見ずに2を見たけど面白かった。
(何故かプライムに2だけあったから笑)

ドリームワークス制作、オスカーノミネート、アメリカでは大ヒット
でありながら、2は日本未公開という不遇さ。
でも1も2も評
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レゴ(R)ムービー2(2019年製作の映画)

4.0

1の時もそうやったけど傑作やのに日本での扱いが不遇過ぎる…
あっという間に公開してあっというまに終わった。

流石に前作を超える程とは思えなかったけど
正当な続編で、完璧なまでの続編で満足した。
まず
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スパイダーマン:スパイダーバース(2018年製作の映画)

4.0

アメコミ映画は全く見ないけど評判がすごぶる高いので。
テレビでやってた実写スパイダーマン1を観た事はある。
(ホームカミング?続編なの?キャスト変わったverってレベル)

確実に3D上映で観るべき映
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ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)

3.8

今回のアカデミー賞で「グリーンブック」と共に存在を知り
そして共に気になった映画。

正直、観た直後はあまり良いとは思えなかった。
それは賛否両論あるラストの描き方っていうのもあるし
実話ベースで黒人
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バッド・ジーニアス 危険な天才たち(2017年製作の映画)

4.2

公開時に評価が高かったので気にはなってた。
予告は見てなくて、学生がカンニングするスタイリッシュな映画という情報だけ得ていた。

まず、タイの映画って事にビックリ。
タイの映画ってアクション系の「マッ
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戦火の勇気(1996年製作の映画)

3.6

戦争映画といっても戦闘シーンはさほど多くはなくて
メインは史上初の女性名誉勲章受章者になるかもしれない
戦死した女性兵士の(戦死した背景の)事実調査をする為に
主人公が生き残った兵士たちに話を聞きにい
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ライトスタッフ(1983年製作の映画)

3.6

1983年の映画で「ファーストマン」鑑賞後に色々と調べてた時に存在を知った。

時間軸としてはファーストマンの直前かちょっと被ってるくらい。
ファーストマンと被ってる登場人物もいる。
特に後のアポロ1
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グリーンブック(2018年製作の映画)

4.0

今年のアカデミー賞受賞式で存在を知って気になった作品。

近年、ナチス関連の映画と同様に
人種差別系の映画も進んで見ていたので
ある程度歴史的背景は頭にあって
差別表現についてはスッと見れた感はある。
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運び屋(2018年製作の映画)

4.0

敬愛するクリント・イーストウッド監督の最新作。

90歳近くのお爺さんが麻薬の運び屋をして捕まったって
実際のニュースが基になった作品。
でも観ながら思っていたのは
「いや、これイーストウッド監督自身
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ファースト・マン(2018年製作の映画)

4.2

「セッション」「ラ・ラ・ランド」のデイミアン・チャゼル監督の最新作。
過去2作と違って脚本を兼ねていないのが新しい。
しかも脚本家は「スポットライト」「ペンタゴン・ペーパーズ」の人で
ゴリゴリの社会派
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search/サーチ(2018年製作の映画)

4.2

公開時に、全編PC画面だけで構成された映画ってので話題になっていて
評価も高かったし気になってはいた。

エンタメ仕様のミステリー映画として良く出来て
PC画面だけで進むのにシナリオの展開であったり
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ハイドリヒを撃て!「ナチの野獣」暗殺作戦(2016年製作の映画)

3.8

副題は"「ナチの野獣」暗殺作戦"。
史実ベースのエンタメ調サスペンス映画。
この史実を知らなかったので事件の概要が意外やった。
事件そのものは受け取り方や考え方で真逆な感想になると思う。賛否が。
本作
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マイケル・ムーアの世界侵略のススメ(2015年製作の映画)

3.8

世界一有名なドキュメンタリー監督であるマイケル・ムーアが
世界侵略と称して、他国の良いところ、凄いところを紹介していくドキュメンタリー。

初見やのに見た事あるなーって思ったら
ネットでよく一部が引用
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鑑定士と顔のない依頼人(2013年製作の映画)

4.0

「ニュー・シネマ・パラダイス」「海の上のピアニスト」の監督の作品。
過去作2作が有名やけど本作はそれらと毛色が違うミステリードラマ系に。
伏線であったり展開の見せ場もあるエンタメ仕様になってるんやけど
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ヒトラー 〜最期の12日間〜(2004年製作の映画)

3.6

ネット民によるネタ動画(嘘字幕)で超有名な映画。
シンプルにタイトルの通りの展開がなされていく。
色んなナチス関連の映画を見たあとやと、ちょっと物足りない。

ナチスの犬(2012年製作の映画)

3.8

ユダヤ系ドイツ人ではあったけど家族を守るために職について強制送還を免れるも
その仕事がユダヤ人を強制送還させる職で
のちに送還されたユダヤ人たちの顛末を知って・・・という話。
設定としては「シンドラー
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ヒトラー暗殺、13分の誤算(2015年製作の映画)

3.6

ヒトラーの暗殺を企てた家具職人のバックグラウンドを描いた映画。
暗殺が失敗するのは分かっていてミステリー要素がある訳ではなく
主人公のバックグラウンド、つまりはドラマがメインになってるんやけど
ナチス
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アイヒマン・ショー/歴史を写した男たち(2015年製作の映画)

3.8

イスラエルが捕まえたアイヒマンが裁かれるところを
撮影して全世界で放映しようとする監督やテレビマンたちの話。
後半はずっとアイヒマンの裁判を描いてるんやけど
証言の話と共に当時のドキュメント映像が差し
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アイヒマンを追え! ナチスがもっとも畏れた男(2015年製作の映画)

3.8

戦後、逃亡した元ナチス親衛隊将校であり
ユダヤ人強制送還を指揮したとされるアイヒマンを追う検事長の話。
ミステリー要素が入っていたり
史実にないキャラを入れてドラマ性を入れたりと少々エンタメ仕様になっ
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ヒトラーへの285枚の葉書(2016年製作の映画)

3.8

息子を戦争で亡くした両親による
ヒトラー、ナチ政権に対する抵抗を描いた映画。
結末は分かってる訳やけども、ちょっとしたミステリー演出がなされてる。
バッドエンドやけど最後は少しだけ救いがある。

ウィンストン・チャーチル /ヒトラーから世界を救った男(2017年製作の映画)

4.0

日本ではオスカーで辻一弘さんがメイクアップ賞受賞で話題になったけど
ゲイリー・オールドマンも主演男優賞も獲った。
その2点からオーソドックスな伝記映画なんやと予想してたら
かなり映像・画作りに力を入れ
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レディ・バード(2017年製作の映画)

4.2

オスカーでノミネートされてたし評価が高いのも知ってたけど
青春ものに興味が無かったので今まで見ようと思ってなかったんやけど
本当になんとなく、直感で見てみたら
思いの外、面白くてビックリした。

まず
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アーリーマン〜ダグと仲間のキックオフ!〜(2018年製作の映画)

3.8

原始人がサッカーするっていう、とんでも設定で
ビックリした事を憶えてる。
アードマン製作の人形アニメってだけでなく
何より監督がニック・パークという事で期待値は高かった。

どうしても「ウォレス&グル
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