あかーぎー

ザ・スクエア 思いやりの聖域のあかーぎーのレビュー・感想・評価

4.0
2年前のカンヌでパルムドールを獲った映画。
美術館のキュレーターが主人公で
少しでも(現代)アートをかじってると数倍楽しめる内容に。

個人的に現代アートシーンに抱いてた違和感が
本作から垣間見れて少し心地よかった。
現代アートに対してとか、人間や集団に対しての
ちょっとした違和感や不快感を扱っているので
予告にある様な、笑える!って感じは僕には無かった。

時間軸通りに話は進むし、ちゃんとストーリーがあるし
難解なヨーロッパ映画って訳では無いんやけど
少しクセのある作りにはなってる。見せ方と紡ぎ方が。

基本、マイナス・ネガティブ要素で進んでいくんやけど
ラストでちょびっとプラス・ポジティブ要素が出てくる。
フワーっと終わるんやけど、全体と通して見ると自然な終わり方。