Rebelさんの映画レビュー・感想・評価 - 24ページ目

華氏 119(2018年製作の映画)

4.2

この映画を観ると、アメリカの政治家の極悪っぷりに比べたら失言で毎日揚げ足取り合ってる日本の永田町の先生方が赤ちゃんくらい可愛く思えてくる。そして日本より遥かに政治に興味・関心を持っているアメリカの若者>>続きを読む

ヘイト・ユー・ギブ(2018年製作の映画)

4.6

非常に深刻なテーマを扱っているにも関わらず、脚本の構成が良く観やすい。友人の死をきっかけに一人の女子高生が人種差別や町を支配するギャングたちと戦う姿は、まるでヒロインが実在の人物なのではないかと錯覚し>>続きを読む

判決、ふたつの希望(2017年製作の映画)

4.3

これは良い。たった一言から端を発した些細なご近所トラブルが国一つを巻き込む裁判に発展する展開には恐怖すら覚えた。

鑑賞後、昔、ドラえもんが言ってた「どっちも自分が正しいと思ってるよ。戦争なんてそんな
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500ページの夢の束(2017年製作の映画)

3.9

『I am Sam』のダコタ・ファニングが今度は自閉症の役を演じているところに、この映画のキャスティングにセンスを感じた。トレッキーには分かる小ネタは分からなかったが、脚本が入賞するか云々よりも大切な>>続きを読む

サバービコン 仮面を被った街(2017年製作の映画)

3.6

あまり評価がよろしくなかったので期待せずに観たが、なかなか秀逸で救われないラストに納得。コーエン兄弟の脚本の勝利か?

マット・デイモンの演技が狂ってて最高。50年代の人種問題をラストだけでなくもう少
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輝ける人生(2017年製作の映画)

4.5

素晴らしい!特にラストの爽快さには観終わった直後からすぐにこの映画を誰かに薦めたくなった!自分の本当に好きなことを封印して、偽っていた人生を取り戻そうとするヒロインの躍動感と姉妹の絆が美しい。もうこれ>>続きを読む

レディ・バード(2017年製作の映画)

3.7

レディバードの10代女子ならではのこじれ感が愛らしく、ただ女子特有のめんどくさい感じも上手に描いている。親と子がお互いなにもかも分かり合えるなんて絶対無理…、無理だけどそれでも家族は続いてくことを改め>>続きを読む

キャプテン・マーベル(2019年製作の映画)

4.1

いつもは「MARVEL」のロゴが出るOPで燃えるんですが、今回は不覚にも感謝の思いでじ~んと来た。ヒロインのキャロル(キャプテンマーベル)と若き日のニックフューリーのバディがお似合いで、アベンジャーズ>>続きを読む

29歳問題(2017年製作の映画)

3.5

アラサー女性の苦悩が前半に描かれつつ、後半からもう一人の主人公が現れる展開は見事だが、ところどころある蛇足な感じが、少しマイナス点…

ただ、全体を通じて良い映画だった。

クレイジー・リッチ!(2018年製作の映画)

3.0

富裕層のクソっぷりに、終始退屈はしないが、王道系なラストには辟易…。
ネタバレかもしれないが麻雀シーンはよかった。

ダンボ(2019年製作の映画)

3.7

バットマンリターンズの時はダニー・デヴィートが悪役でマイケル・キートンが正義だったのに今作では立場が逆転していたのが個人的には面白かった。

変にバートン臭さを出さずに、物語を巧くアレンジしていて、か
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チューリップ・フィーバー 肖像画に秘めた愛(2017年製作の映画)

2.9

チューリップに沸くオランダを舞台にした情事系だったが、もう少しチューリップを物語に絡ませてほしかった。チューリップというアイコンが別になくても十分成立するストーリーだった。

英国総督 最後の家(2017年製作の映画)

4.0

政治ドラマでもあり家族の話でもあった。ネタバレかもしれないが、パーティーの際の総督のセリフと難民キャンプでの娘のセリフの下りが妙技。

インドとパキスタンの分離に翻弄される人々と国益のためにそれを裏で
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LBJ ケネディの意志を継いだ男(2016年製作の映画)

3.4

ケネディは有名だが、その後を引き継いだジョンソンの名は世界史の教科書に、一行足らずの記述しかなく、どんな人物か気になっていた。政治ドラマなので、画は単調なのは仕方ないが、彼が党内で抱えていた苦悩はよく>>続きを読む

パグ・アクチュアリー ダメな私のワンダフル・ライフ(2018年製作の映画)

3.6

パグももちろんかわいかったけど、ヒロインのかわいらしさもパグに負けず劣らずで、とても見やすい映画だった。ラブコメ・学園ドラマを広く浅く入れていてストーリーもわかりやすいので、迷ったときの1本にちょうど>>続きを読む

ラストベガス(2013年製作の映画)

3.6

面白い。いくつになっても変わらない男の友情のバカっぽさをこんなに大物揃いのキャストで伝える贅沢さが気持ちいい。デニーロvsダグラスの対決も見どころ(笑)

運び屋(2018年製作の映画)

5.0

実話を基にしているとはいえ、脚本の秀逸さ・そしてエンディングの歌詞のマッチングに感動…。スコア5以上にいくつ付けても足らない。

クリント・イーストウッドの映画監督としての人生も作品のテーマに詰まって
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コーヒーが冷めないうちに(2018年製作の映画)

2.1

是か非でいえば非。原作を読んで、あのホッコリした雰囲気が好きだったのに、変にオリジナルな恋愛要素を入れて欲しくなかった。

有村架純がヒロインならやむを得ない気もするが…。

ステータス・アップデート(2018年製作の映画)

3.5

少し若さが爆発し過ぎる感じが眩しかったが、王道の面白さだった。

人生はなかなか思い通りにいかないからこそ、たまに少しだけ思い通りになったときの喜びを味わえる。

search/サーチ(2018年製作の映画)

4.0

素晴らしい。ほぼSNS上だけで展開されていくにも関わらず、全く飽きさせることのないストーリーとまさかのラストには拍手すら送りたくなる。

パソコンのシャットダウン音や起動音が不気味に聴こえる演出も巧み
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ヴェノム(2018年製作の映画)

4.0

面白かった。原作ファンからは賛否両論かもしれないが、ヴェノムのダークさも残しつつ、バトルシーン以外のところでは、コミカルに愛らしくヴェノムを描いてるところは一見さんにも入りやすい。高いところに登って街>>続きを読む

バッド・ジーニアス 危険な天才たち(2017年製作の映画)

4.8

そんな手あり…?な斬新なカンニングと後半からのスリリングな展開に、息もつけない。カンニングをここまで、コンゲームにするとは❗️

アタック・オブ・ザ・キラートマト(1978年製作の映画)

1.9

なんだ?この映画はカルトすぎる…というのが率直な感想。トマトが奇怪な音で、ただただ迫ってくる。それを迎え撃つ人々もキャラがいまいち掴めず…。鑑賞後、いろいろ訊きたいことが多々ある映画。

クリミナル・タウン(2017年製作の映画)

3.1

親友の死の真相を捜査していく高校生カップル…。

最初クロエが探偵役かと思いきや、助手役だったのは意外だった。短い時間のなかで割と上手にストーリー納めているがもう一捻り欲しい。

スターリンの葬送狂騒曲(2017年製作の映画)

3.5

本国ロシアでは上映禁止になったというが、どこまで史実なのだろうか?スターリンの席を狙う幹部たちの醜い争いをユーモラスかつブラックに描いているのは楽しめた。テンポも良い

クワイエット・プレイス(2018年製作の映画)

3.1

音を絶対に立ててはいけないというプロットは『ドント・ブリーズ』に似ているが、反撃要素でいうとラストにもうひと押しほしい。敵のあまりの無情さと静寂のなかの恐怖にビクビクしながら、観れるので、決して退屈は>>続きを読む

インクレディブル・ファミリー(2018年製作の映画)

3.6

マーベルやDCなどアメコミヒーロー好きにとっては、ヒーロー映画のあるある感に安心して観ていられる。今回は子供たちが主役のストーリーだったが、ジャックジャックの今後の成長を描く意味でも続編を期待する。

オンリー・ザ・ブレイブ(2017年製作の映画)

4.7

観ていて息苦しくなる山火事のシーンには圧巻。ジョシュ・ブローリン扮する武骨な指揮官と男達が山火事を倒す文字通り熱い映画と思いきや、思わぬ衝撃の展開に胸が苦しくなった。一瞬、「サバイバーズ・ギルト」とい>>続きを読む

ペンギン・ハイウェイ(2018年製作の映画)

4.5

原作を読んだときに、なかなかストーリーラインについて行けず、右往左往していたが、このアニメ版は大変分かりやすくすんなり世界観に入っていけた。図らずもお姉さんとアオヤマ君のラストからの宇多田ヒカルの主題>>続きを読む

アントマン&ワスプ(2018年製作の映画)

3.9

今回は相棒のワスプが加わり男女バディムービーとして楽しめる上に前作以上にコメディ色が強く、文句なしに笑えた。衝撃の展開に開いた口が塞がらなかったアベンジャーズIWのお口直しが今回のアントマン&ワスプか>>続きを読む

ハート・オブ・ウーマン(2000年製作の映画)

3.5

いつもは暑苦しいメル・ギブソンが娘や女のリアルな声に悩まされる姿がなんとも愛らしい。「女心と秋の空」という言葉と同義語ははたしてアメリカにも存在するだろうかと考えてしまった。若干尺の長さが気になったが>>続きを読む

耳をすませば(1995年製作の映画)

4.0

テレビ放映で何回も観たが、観るたびにつくづく天沢聖司は策士だと思う。雫より先に本を借りて、さりげなく名前を覚えさせ、オレ様キャラで、ターゲットを巧くいじって、コチョコチョくすぐってから、トドメのバイオ>>続きを読む

女と男の観覧車(2017年製作の映画)

3.8

『ブルー・ジャスミン』のケイト・ブランシェットを彷彿とさせるケイト・ウィンスレット扮するヒロインのぶっ壊れっぷりが脆く儚い。安っぽい遊園地の幻想的な雰囲気もそうだが、こんな映画を老齢になっても作ってい>>続きを読む

風の谷のナウシカ(1984年製作の映画)

5.0

さきほど久々にテレビ放映で鑑賞。何回観ても久石譲の音楽、作品のテーマ、そしてあのラストシーン…。

それらすべてが37年前のモノと思えないくらい胸に響いて鳥肌が立つ。ひょっとしたら生まれてくるのが早過
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タグ(2018年製作の映画)

4.3

こんな面白い映画がなぜ日本未公開なのか、そしてなぜそれほど話題にならないのか…と、歯がゆく思うくらい最高だった。バカなことを30年もやる大人たちのバカな映画かと思いきや…ラストは。

カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

劇場と自宅で2回鑑賞。最初の30分はひたすら我慢…、そして後半1時間弱から張り巡らされた伏線が一気に弾ける快感は素晴らしかった。

人目を気にせず笑えるコメディ要素もよかったけど、個人的には映画1本が
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