AKITOさんの映画レビュー・感想・評価 - 16ページ目

アウトロー(2012年製作の映画)

3.0

退役軍人のジャック・リーチャーというか、今作のトム・クルーズには魅力がない。つまるところジャックに共感することができないのだ。話の展開はまどろっこしく、全体を通してちぐはぐな印象を受けた。やたらに古め>>続きを読む

紙の月(2014年製作の映画)

3.9

傑作。一九九〇年代後半、バブル崩壊後の日本で銀行員の梅澤梨花が起こした巨額横領事件。手始めは一万円、二百万円、三百万円と、女が手をつける金額は徐々に増大してゆく。上海に単身赴任中の夫を出し抜き、大学生>>続きを読む

告白(2010年製作の映画)

3.0

ノイズ・ムービー。「一四歳以下の子どもが人を殺しても、罪に問われることはない」という少年法の問題が扱われる本作は、中学校の生徒たちが、牛乳を飲む場面から始まる。牛乳は、子どもたちの純真無垢性を象徴して>>続きを読む

ナイトクローラー(2014年製作の映画)

3.5

出世欲と支配欲の権化のようなカメラマンのブルームが、ロサンゼルスを舞台に繰り広げる仁義なき報道戦争。昆虫のような人間が、ひたすらに手段を選ばずスクープを狙う姿が恐ろしい。ブルームの蛮行によって、未然に>>続きを読む

LUCK-KEY/ラッキー(2016年製作の映画)

3.3

記憶喪失の殺し屋と売れない役者の入れ替わりラブコメディ。売れない役者は、殺し屋のターゲットであった女性に恋をし、その一方で殺し屋は、入院先で知り合った女性と関係を深めることに。出演している女優は魅力的>>続きを読む

アシュラ(2016年製作の映画)

4.0

傑作。八方塞がりの汚職刑事ハン・ドギョンは、検察側に殺人の証拠を握られ、幼児的で共感能力の欠如したパク市長の悪事を証明することに。しかし検察側だけでなく、市長にも弱みを握られたドギョンは、両者の間で徐>>続きを読む

ジョーカー(2019年製作の映画)

3.7

渇いた笑い。ジョーカーがステップを踏みながら階段を降りる場面や、自らの血で口元を彩る場面が印象に残った。

ジョン・ウィック:パラベラム(2019年製作の映画)

4.8

大傑作。前作までの過剰な復讐者から、今回は追われる身となったジョン・ウィックの地獄巡り。社会的誓約を破ったがために、ひたすら命を狙われるジョン。戦闘の舞台となるのはニューヨーク(カサブランカ、砂漠を含>>続きを読む

荒野の七人(1960年製作の映画)

3.4

牧歌的な西部劇。荒くれ者から農民を守るために、個性豊かな七人のガンマンが立ち上がる。

エイリアン(1979年製作の映画)

3.3

SFホラー。地球に帰還中の宇宙船ノストロモ号がSOS信号を感知し、救出に向かうことに。そこで謎の生命体の襲撃にあった乗組員は、船内に未知の生物を持ち帰ってしまう。一人また一人と殺されてゆくなか、リプリ>>続きを読む

未知との遭遇 ファイナル・カット版(2002年製作の映画)

3.2

未確認飛行物体を目撃したロイは、ワイオミングにあるデビルズタワーの妄想に取り憑かれてしまう。そのためにロイの家庭は崩壊し、同じく未確認飛行物体を目撃した女性とともに、デビルズタワーに向かうことに。

斉木楠雄のѰ難(2017年製作の映画)

3.0

PK学園の文化祭というシュチュエーションに原作のエピソードが随所に散りばめられているのが楽しい。また燃堂役の新井浩文や照橋役の橋本環奈が役にマッチしていた。斉木楠雄の抑制された演技が、全体的に過剰な演>>続きを読む

007 スカイフォール(2012年製作の映画)

4.0

骨董品と化したイギリスの諜報機関MI6とジェームス・ボンドは、現代(国家ではなく、個人と戦う時代)に復活を遂げることはできるのか。任務中に負傷したボンドは、殉職したと思われるも、のちに仕事に復帰。しか>>続きを読む

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

4.3

落ち目のTV俳優リック・ダルトンとその俳優専属のスタントマンのクリフ・ブースは岐路に立たされていた。そんなある日、リックの近所に映画監督のロマン・ポランスキーと女優のシャロン・テートが引っ越して来る。>>続きを読む

ゴジラVSビオランテ(1989年製作の映画)

3.3

原爆の被害に遭い、原水爆のゴジラの被害に遭った日本が生み出した抗核バクテリアを巡る、サラジア共和国とアメリカと日本の三つ巴の争奪戦。白神博士が植物に人間の細胞とゴジラ細胞を組み合わせてつくりあげたビオ>>続きを読む

さよならの朝に約束の花をかざろう(2018年製作の映画)

3.8

イォルフの一族は長命で知られ、「ヒビオル」と呼ばれる織物をつくりながら、慎ましい生活を送っていた。が、イォルフの血を狙ったメザーテに襲われ、残されたイォルフも散り散りになってしまう。マキアは拾い子をエ>>続きを読む

マイケル・ジャクソン THIS IS IT(2009年製作の映画)

3.0

映画館で鑑賞し、僕の人生を狂わした擬似ライブフィルム。映画と呼べるかどうかはかなり怪しいため、このスコアをつけた。DVDにて再鑑賞。

スカイ・クロラ The Sky Crawlers(2008年製作の映画)

3.5

明日死ぬかもしれないのに、なぜ大人にならなければならないのか。平和を維持する為、上空で戦闘を続けるキルドレ。何かを変えるためには、死ぬしかない世界、あるいは死んだとしても、同じことが永遠に繰り返され世>>続きを読む

ローン・サバイバー(2013年製作の映画)

3.4

米兵四名とアフガン兵約二〇〇名の山岳地帯における戦い。マーカス・ラトレルはなぜ、生き残ることができたのか。

サウスポー(2015年製作の映画)

4.0

元世界王者のビリー・ホープは、妻のモーリーンを失い、ボクサーとしてのライセンスまで剥奪されてしまう。それでもホープは、娘のために再起を誓う。そしてトレーナーのティックとともに、復活をかけた世界戦に挑む>>続きを読む

ミッドナイト・ラン(1988年製作の映画)

3.8

元警官の賞金稼ぎウォルシュと、ギャングの金を横領し、その金を福祉に寄付した会計士デュークのバディコメディ。一見の価値あり。

素晴らしき哉、人生!(1946年製作の映画)

4.9

オールタイム・ベスト。叔父の紛失した八〇〇〇ドルによって、ジョージ・ベイリーの経営する「住宅金融」は、倒産の危機に瀕してしまう。そしてジョージは、生命保険金のために自殺を企てる。しかし二級天使のクラレ>>続きを読む

フライト・ゲーム(2014年製作の映画)

3.8

航空保安官のビルは、娘を癌で亡くし、酒浸りの日々を送っていた。何者かによって、ハイジャック犯に仕立て上げられたビルは、孤立無援のなか、乗客の命を守ることに。自分のことを誰も信じないという状況が、如何に>>続きを読む

駅馬車(1939年製作の映画)

3.0

一八八五年、アリゾナからローズバーグまで、駅馬車に揺られる乗客の人間模様。

REDリターンズ(2013年製作の映画)

3.8

超危険な年金生活者シリーズ第二弾。続編希望。

ハクソー・リッジ(2016年製作の映画)

4.0

真珠湾攻撃に触発されたデズモンド・ドスは、一九四五年五月に衛生兵として沖縄のハクソーリッジをめぐる戦いに赴く。戦争と信仰の狭間で葛藤し、そして生き抜いた男の物語。

タクシー運転⼿ 〜約束は海を越えて〜(2017年製作の映画)

4.5

一九八〇年五月、タクシー運転手のマンソプは、ソウルから光州の往復のため、ドイツ人記者のピーターを乗せることに。光州事件を題材にした傑作。

なんちゃって家族(2013年製作の映画)

4.0

傑作疑似家族コメディ。売人、ストリッパー、ホームレス、童貞の四人は家族に扮し、アメリカとメキシコを股にかけて大麻の密輸をすることに。

メカニック ワールドミッション(2016年製作の映画)

3.5

序盤のもたつきは気になるが、前作の負債を帳消しにして、多少のお釣りがくる出来ではある。殺しから足を洗ったビショップだったが、知り合って数日の女性を人質に取られてしまい、やむなく稼業を再開することに。「>>続きを読む

ミッション:インポッシブル(1996年製作の映画)

3.7

仲間を殺された諜報員のイーサン・ハントは、機密情報漏洩の容疑をかけられ、IMFを追い出されてしまう。かくしてイーサンは、真犯人を見つけ出すべく、CIA内部に侵入し、NOCリストを手に入れることに。

エクスペンダブルズ3 ワールドミッション(2014年製作の映画)

3.8

消耗品軍団シリーズ第三弾。バーニーは年老いた消耗品軍団を解散し、新たに片道燃料軍団を結成する。が、バーニー意外の仲間たちは敵に捕らえられてしまう。再結成した消耗品軍団は、片道燃料軍団を助けるため、救出>>続きを読む

シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

3.8

唖者のイライザは、同性愛者の男性と同居しながら、研究施設の掃除係として働いていた。そんなある日、研究施設に運び込まれた謎の生命体と出会い、二人は愛し合うようになる。本作が指すモンスターは、最後に身を滅>>続きを読む

メカニック(2011年製作の映画)

3.4

こんなにも目立つ殺し屋は、商売として成り立たないのでは。あと、関係ない人々を巻き込みすぎ。やたらに爆発させ過ぎ。そのためビショップの行動が、行き当たりばったりに見えてしまう。底の浅い映画。