AKITOさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.0

宮城リョータに焦点を当て、原作最後の試合、山王戦を映画化。原作未読者を置き去りにしたファン向けの作品ではあるが、一見の価値あり。試合の流れを断ち切る回想には批判もあるが、試合展開とマッチした巧みな構成>>続きを読む

デッド・ドント・ダイ(2019年製作の映画)

2.9

退屈なメタゾンビコメディ。アメリカの田舎町に突如として現れたゾンビに対抗すべく、二人の警察官が立ち向かうことに。

お嬢さん(2016年製作の映画)

3.5

一九三〇年代日本統治下の韓国。藤原伯爵と侍女の珠子に扮した二人の詐欺師は、叔父の屋敷に幽閉された和泉秀子の財産を狙うことに。ところが珠子は、藤原伯爵と秀子に裏切られ、精神病院に入院させられてしまう。珠>>続きを読む

悪人伝(2018年製作の映画)

3.9

連続殺人事件の犯人を追う警察官は、殺人犯に襲われた暴力団組長と手を組み、犯人の行方を追うことに。

犯罪都市(2017年製作の映画)

3.9

二〇〇四年、ソウル。キムチョン警察は、中国からの新勢力と、地元犯罪組織を一網打尽にすることに。

ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

3.3

東京発京都行の高速列車に乗り合わせた殺し屋たちの物語。

レイジング・ブル(1980年製作の映画)

3.4

一九四〇年代アメリカで活躍したボクサーの栄光と破滅。ミドル級の世界的プロボクサー、「ブロンクスの怒れる牡牛」と呼ばれるジェイク・ラモッタは、念願のタイトル戦を実現させるべく、八百長試合を引き受けること>>続きを読む

ジェントルメン(2019年製作の映画)

3.7

大麻栽培を生業とするマイケルは、事業を後任に譲ることに。ところが、マイケルを次々と災難が襲う。大富豪、ゴシップ紙の編集長、探偵、マフィアの思惑が交差する群像劇。

エルヴィス(2022年製作の映画)

3.6

エルヴィス・プレスリーの生涯を悪辣敏腕マネージャー、パーカー大佐の視点から活写してゆく伝記映画。

シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

3.7

災厄と希望の物語。非現実的なレイアウトの連続は、実写よりもアニメーションのそれに近い。主演の斎藤工の一癖ある見た目も、本作ではプラスに働いている。まさに実写版エヴァンゲリオンだ。

千年女優(2001年製作の映画)

3.9

傑作アニメーション。女優、藤原千代子の一生を辿る記録映像の体裁を取りながら、虚構と現実が行き交う巧妙な構成に舌を巻く。

アンビュランス(2022年製作の映画)

3.5

LAを舞台にした白昼のカーチェイス。銀行強盗を企てたダニーとウィルは、救命士と重症の警官を人質に、救急車で逃走することに。やたらと動くカメラワークに多少酔わされる。

スピード(1994年製作の映画)

3.5

ロス警察のジャックは、時速80キロを下回ると爆破する爆弾が仕掛けられたバスに乗り込み、乗客を救出することに。「破壊するのは容易く、維持するのは困難なもの、そして緊急時に停止することなく、難局を切り抜け>>続きを読む

お早よう(1959年製作の映画)

3.5

「大人」の喜劇映画。「幼児」の喜劇映画しかつくることのできない現代の映像作家たちは、この作品を観て何を思うのだろうか。「幼児」の作家は、観客をその場に留まらせ、「大人」の作家は、観客を成熟の階梯に向か>>続きを読む

デュエリスト/決闘者(1977年製作の映画)

3.5

一八〇〇年のフランス。一五年間に及ぶアルモン・デュベールとガブリエル・フェローの決闘物語。決闘の契機は徐々に後退し、「決闘」そのものが、二人の男性を深く結びつけてゆく。

猿の惑星(1968年製作の映画)

3.7

人種差別問題を色濃く反映した傑作。猿が支配する惑星に不時着したテイラーは、言語を操る「人間」として捕えられてしまう。この惑星の最低階級に属する「人間」のテイラーは檻に収容され、水責めにされ、不当に審問>>続きを読む

Dolls ドールズ(2002年製作の映画)

3.3

将来を約束した男性に裏切られ、自殺未遂の末に「狂人」になった女性。死者のような女性に連れ添うのは、彼女を裏切った男性。二人を繋ぐ赤い縄に引き寄せられるようにして、老ヤクザの悲恋と、アイドルファンの悲劇>>続きを読む

ヒッチコック/トリュフォー(2015年製作の映画)

3.3

若き映画作家フランシス・トリュフォーが、サスペンス映画の巨匠、アルフレッド・ヒッチコックの映画術に迫ったインタビューの音声と、著名な映画作家たちによる証言で綴られるドキュメンタリー映画。

フィールズ・グッド・マン(2020年製作の映画)

3.4

マット・フューリーの漫画に登場するカエルのキャラクターぺぺは、インターネット掲示板で拡散され、作者の意図を離れて利用されていた。ついに掲示板を飛び出したぺぺは、アメリカ社会全体に向けられる憎しみと暴力>>続きを読む

スキャナーズ(1981年製作の映画)

3.0

ルース博士によって、特殊な能力を開花させたキャメロンは、協力者のキムとともに、レヴォックに命を狙われることに。全体を覆う陰鬱な雰囲気と、チープな超能力描写とが相まり、集中力を持続するのが困難な作品。ま>>続きを読む

ザ・フライ(1986年製作の映画)

3.1

研究者のセス・ブランドルは、記者のベロニカが密着取材する中で、開発中の転送機を完成させる。ところがセスは、転送機の中に紛れ込んでいた蝿と融合してしまう。またベロニカは、蝿と融合したセスの子供を妊娠する>>続きを読む

A2(2001年製作の映画)

3.5

前作から二年半、オウム真理教の信者が暮らす各地の施設では、近隣住民との衝突が続く一方で、奇妙な連帯関係が生じていた。オウム心理教幹部とサリン事件被害者のセレモニー、上祐最高幹部の出所、オウム真理教と右>>続きを読む

「A」(1998年製作の映画)

3.4

一九九六年、オウム真理教の荒木広報部長は取材対応に追われていた。教祖麻原彰晃が捕まり、オウム真理教が関与した事件を巡る裁判が続くなかで、加熱する報道、警察による信者の不当逮捕、施設からの立ち退き、近隣>>続きを読む

三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実(2020年製作の映画)

3.2

三島由紀夫が自決する約一年前、一九六九年五月一三日に行われた東京大学安田講堂での討論会。楯の会の代表三島由紀夫が相対するは、東大全共闘千人。右翼と左翼、保守と革新、相反する両者の対話を記録したドキュメ>>続きを読む

エレファント・マン(1980年製作の映画)

3.5

酷い容姿のために「エレファント・マン」と呼ばれるジョン・メリックは、興行師バイツに見世物として披露されていた。医者のフレデリックはメリックを引き取り、ロンドン病院で生活の世話をすることに。大衆の好奇の>>続きを読む

砂の惑星(1984年製作の映画)

3.2

デヴィッド・リンチ版『砂の惑星』。ドゥニ・ヴィルヌーヴ版『砂の惑星』と比較すると、多くの要素をデヴィッド・リンチ版から引き継いでいることがわかる。が、それでも際立つのはデヴィッド・リンチの造形する奇怪>>続きを読む

DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

3.5

砂の惑星の統治を命じられたアトレイデス家であったが、皇帝軍によって現当主が殺害されてしまう。その息子のポール・アトレイデスは、砂の惑星の原住民フレメンとともに、皇帝軍に反旗を翻すことに。

エイリアン:コヴェナント(2017年製作の映画)

3.4

入植船コヴェナントの乗組員たちは、とある惑星に降り立つ。そこでアンドロイドのデイヴィッドが創造したエイリアンと死闘を繰り広げることに。

プロメテウス(2012年製作の映画)

3.2

これといった見せ場のない地味な神話。西暦二〇九四年、人類の起源を求めて訪れた惑星で、プロメテウス号の乗組員とエリザベス・ショウ博士は謎の生命体に襲われることに。

エイリアン4(1997年製作の映画)

3.3

祖母による孫殺しの物語。前作で死亡したリプリーの遺伝子に、エイリアンの遺伝子を組み合わせることで再生した「クローン・リプリー」は、またしてもエイリアンとの死闘を繰り広げることに。

エイリアン3(1992年製作の映画)

3.2

男性受刑者を収容する労働刑務所に不時着したリプリー中尉は、またしてもエイリアンと死闘を繰り広げる。エイリアンに寄生されたリプリーの運命や如何に。

処刑人II(2009年製作の映画)

3.5

父子の悪党殺し第二弾。兄弟に協力的な警察、コミカルな仲間といった前作の要素を踏襲した正統続編。