majimakiraさんの映画レビュー・感想・評価 - 11ページ目

majimakira

majimakira

映画(518)
ドラマ(36)
アニメ(0)

男はつらいよ 寅次郎純情詩集(1976年製作の映画)

-

一昨年訪れた別所温泉が舞台だったと気づき再鑑賞。いまもあまり変わっていない別所温泉駅前や、私が宿泊した「かしわや本店」まで映っており感激した。ストーリーは何度見ても泣ける。寅が初めてまっすぐに、「死」>>続きを読む

男はつらいよ 寅次郎夕焼け小焼け(1976年製作の映画)

-

宇野重吉・寺尾聡親子の共演や、大地喜和子さん演じるマドンナぼたんと寅の粋なやりとりなど、魅力たっぷりの一作。ぼたんが騙し取られた金にまつわるシーンでは、このシリーズでは珍しく相当な悪人が登場し心が痛む>>続きを読む

男はつらいよ 葛飾立志篇(1975年製作の映画)

-

シリーズ第16作。副題通り、正に寅の「立志」篇。とらやの二階に下宿を始めた御前様の姪である大学教授のマドンナに影響され、突然学問を志す寅。目も悪くないのにメガネを買いに行くところから、大袈裟なお祝いを>>続きを読む

男はつらいよ 寅次郎相合い傘(1975年製作の映画)

-

リリーが再登場する第15作。寅とリリーが、副題の「相合い傘」に至るシーンで、それまでの数々の子供のような諍いを踏まえてジーンと感動してしまう。ふたりが添い遂げることを心から願うさくらが、必死に両者の気>>続きを読む

男はつらいよ 寅次郎子守唄(1974年製作の映画)

-

旅先でひょんなことから他人の赤子を背負うことになり、衰弱して帰る寅。その子を診る病院の看護婦、十朱幸代さん演じるマドンナへの淡い恋。そして、そんな彼女を深く想うコーラス青年への恋愛指南…。なかなか盛り>>続きを読む

男はつらいよ 寅次郎恋やつれ(1974年製作の映画)

-

吉永小百合さん演じるマドンナの歌子さん登場作品二本のうち後編にあたる作品。衝撃的な寅と歌子さんの再会に始まり、テーマは他ならぬ、「父と娘」。独立した女性として毅然たる態度で進むべき道を選びとる歌子さん>>続きを読む

男はつらいよ 私の寅さん(1973年製作の映画)

-

シリーズ第12作。幼なじみの妹である、岸恵子さん演じるマドンナと寅が、子供のようにけんかをしながら、徐々に優しく想い合うようになる。女性とはいえ、大嫌いなインテリ風情にムキになって立ち向かう寅がすっか>>続きを読む

男はつらいよ 寅次郎忘れな草(1973年製作の映画)

-

寅の生涯のソウルメイトになるともいえる名マドンナ、リリーが初登場するシリーズ第11作。多くの寅さんファンのみなさんと(おそらく)異なり、私は実はそこまでリリー推しではないが、初登場の当作の彼女が醸し出>>続きを読む

アナと雪の女王(2013年製作の映画)

4.8

姉も妹も、互いに切ない気持ちを募らせ、それがやがて暴発する。最後にそれを解くものの温かさと、雪景色と氷の映像の美しさに大満足。これは子供の情操教育上もいいと思うし、さすがディズニー。

るろうに剣心 京都大火編(2014年製作の映画)

4.5

志々雄の映像化・・果たしてどんな感じ?と期待しての封切週末鑑賞。藤原さん、とてもいい味出していますね。京都編の不気味な空気と戦闘の興奮、個人的に好きな新井伊織救出シーンなど、きちんと表現されていていろ>>続きを読む

るろうに剣心(2012年製作の映画)

4.2

それぞれのキャストが非常に上手く特徴を捉え、この作品の面白さを改めて実感させてくれる映画だった。夢中で読んだ学生時代を思い出すようでもあり、なんだかほっとする。

二郎は鮨の夢を見る(2011年製作の映画)

4.5

昨日初めて六本木のお店に伺いました。事後学習で大変恐縮しつつ、その「完璧主義」の厳しさと優しさに触れました。ご長男、ならびに六本木で昨日お会いしたその弟さん共に、それぞれがすでに職人として相当のキャリ>>続きを読む

男はつらいよ 寅次郎夢枕(1972年製作の映画)

-

私にとって八千草薫さんといえばこの作品。彼女演じる寅の幼馴染み、「お千代坊」に、御前様の甥である秀才大学教授が恋をしてしまい、そのなれない恋に深く心を患う切ないお話。思えば、後の「寅次郎恋愛塾」の元祖>>続きを読む

男はつらいよ 柴又慕情(1972年製作の映画)

-

吉永小百合さんがマドンナ歌子さんを演じる二作のうち一作目。私は歴代マドンナの中でも歌子さんに一番憧れている…。可愛くて落ち着きがあって逞しい!
物語では、寅の淡い恋心と並行し、結婚と自己実現の在り方に
>>続きを読む

男はつらいよ 寅次郎恋歌(1971年製作の映画)

-

シリーズ第8作。「庭に咲き乱れるりんどうの花と、家族の食卓」に象徴される平凡な幸せに惹かれる寅、やがてはいつもの切ない恋路へ。堅気の人にしてみれば、寅の気楽な暮らしが羨ましく、そこにある寂しさへの共感>>続きを読む

男はつらいよ 奮闘篇(1971年製作の映画)

-

シリーズ第7作。ミヤコ蝶々さん演じる寅の母がまたまた登場し、さくらと対面。そして、母から無様な恋愛沙汰をけちょんけちょんに言われた寅が、泣きながら飛び出した先で出会う、まるで妹のような女性。そこに生ま>>続きを読む

男はつらいよ 純情篇(1971年製作の映画)

-

シリーズ第6作。マドンナ若尾文子さん(最近だとソフトバンクのCMのおばあちゃん)の和服姿と落ち着いた立ち振る舞いが美しい。けんかの挙句、後まで続く名台詞「夏になったら泣きながら…」を言い残して家を出よ>>続きを読む

男はつらいよ 望郷篇(1970年製作の映画)

-

シリーズ第5作。後にシリーズ内で何度か語られる「豆腐屋の節ちゃん」がマドンナ。演じる長山藍子さんは、テレビシリーズでのさくら役。「渡る世間…」の長女役でも有名ですね。副題の通り、ストーリーの根底にある>>続きを読む

新・男はつらいよ(1970年製作の映画)

-

シリーズ第4作、舞台は名古屋。また、「あぶく銭」で叔父叔母孝行しようとする寅と、そのハワイ旅行計画をめぐる切ないエピソード、そして同時に起こる財津一郎さん演じる泥棒騒動など、オープニングエピソードもか>>続きを読む

男はつらいよ フーテンの寅(1970年製作の映画)

-

初めて山田洋次さんが監督を務めなかったシリーズ第3作。改心して柴又に戻る寅が、身を固めるために結婚を考えるオープニングエピソードから、その破談から再び旅に出た先の三重湯の山温泉での恋愛エピソードまで、>>続きを読む

続・男はつらいよ(1969年製作の映画)

-

「続」と名の付く通り、初作の続編を意図して製作されたシリーズ第2作。「黄門様」東野英治郎さん演じる、幼少からの恩師にあやかってちょっぴり反省の姿勢を見せる寅が、楽しく切なく、そして最後は少し寂しいエピ>>続きを読む

男はつらいよ(1969年製作の映画)

-

テレビドラマでの寅の呆気ない死を覆しての映画化!山田洋次監督が高校の先輩ということで、在学当時初めて観賞したが、世代を越えてこんなにも純粋な笑いと切なさと感動が自然に沸き上がることに衝撃を覚えた。堅気>>続きを読む

ワン・デイ 23年のラブストーリー(2011年製作の映画)

4.2

永く深い友情と縫い合わされたような、当然の愛情。喪失と再生。それを挟む、始まりのストーリー。そんな構成の妙も手伝い、いつしか涙が止まらない、23年のラブストーリー。やられました^_^;

さよなら渓谷(2013年製作の映画)

4.5

原作のレビューにも書いたことだが、この作品の何よりの印象は、茹だるような暑さが纏う絡み付くような汗と、それに同調するように絡み付く、憎しみと愛情の混ざった割り切れない男女の関係だ。一緒にいて幸せになっ>>続きを読む

小さいおうち(2013年製作の映画)

5.0

誰もが何がしか「不本意な選択」を強いられる可能性のあった時代に、赤い屋根の小さいおうちで起る、小さな恋と、小さな罪の物語。そこにある秘密、その色気、そして暴発する涙…。
タキちゃんがどうしても守りたか
>>続きを読む

永遠の0(2013年製作の映画)

5.0

終戦記念の時期でないことが逆に、日頃からきちんと受け取り、伝えていかなければいけないことを改めて意識させてくれるようでよかった。生き残る努力をすることが、主には強さではなく弱さとされてしまう、刹那的な>>続きを読む

カルテット!人生のオペラハウス(2012年製作の映画)

4.2

養護施設に集う、かつてのオペラ歌手たちが織り成す、小さいながらも尊い絆の温かいお話。オペラ歌手・奏者はじめ、英国の実際のミュージシャンが多く出演されているというのもすごい。また、ハリポタ好きにはたまら>>続きを読む

わが母の記(2011年製作の映画)

4.5

井上靖氏の自伝小説といえば、若い頃に「しろばんば」を読んだ切りだったが、この作品の原作で、主人公洪作が父母の死期に向き合う姿が描かれていたと知り非常に興味深く鑑賞した。実の母と離れ、曾祖父の妾である戸>>続きを読む

愛さえあれば(2012年製作の映画)

4.2

長く生きるときっと、そこで通り抜けた多くの苦難をも包む、静かな優しさを持てるのかも、と思える素敵な大人の愛のお話。中でもとても好きなシーンが、海で泳ぐ姿に驚いて駆け付け、さり気なくその相手の苦難を見抜>>続きを読む

さよなら。いつかわかること(2007年製作の映画)

4.8

とても好きな作品。戦争に行った母についての大きな秘密を、小さな娘たちに打ち明けるタイミングを探しながら、彼女たちと向き合い続ける父親。その時間は長く、静かに流れ、それでもそこには確かな愛を感じる。つい>>続きを読む

バニラ・スカイ(2001年製作の映画)

3.6

油断する隙に終わってしまう…。が、終始不思議で不気味な感覚を纏い、観るものをいつしか引き付ける作品であることは確かだろう。一見物足りないぐらいの呆気なさは、この不気味さを小気味良く印象付けるには良いの>>続きを読む

ジュリー&ジュリア(2009年製作の映画)

4.5

初めは機内で鑑賞し、なんだか楽しい気分になった。メリル•ストリープ&スタンリー•トゥッチの演じる夫婦愛の姿が何より温かい。功績を辿る若きカップルとの対象で描かれるストーリーもとても小気味良く楽しい。>>続きを読む

バレンタインデー(2010年製作の映画)

4.2

何度観てもハッピーな作品。オムニバス・ラブストーリーとしての完成度もなかなかのものだと思う。機上のエピソードの顛末が中でもお気に入りかな。ジュリア・ロバーツの、姪との共演には驚いた。また、アシュトン・>>続きを読む

幸せのレシピ(2007年製作の映画)

4.2

働く母のささやかな恋…とするにはこの2人では多少華やかさが過ぎるが、ほのぼのと勇気をもらえる癒しの作品。

同い年の家庭教師(2002年製作の映画)

3.6

韓流はそんなに観ないが、キム・ハヌルはとても好きな女優さん。彼女の天真爛漫な演技は特に好きで、この作品で躍動する彼女は、なのでとても魅力的だ。グォン・サンウとの掛け合いで楽しませてくれるリズミカルなス>>続きを読む

フライトプラン(2005年製作の映画)

4.2

予告編から結末が気になって気になって、封切り直後に鑑賞。たっぷりハラハラして、丁度良い裏切りっぷりで、結構好きだ。ジョディ・フォスター演じる母の強さは素晴らしい。