ひさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

さざなみ(2015年製作の映画)

4.5

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最初に手紙が届いたこと以外、派手な展開がない怖さがあった。妻の疑念を完全に解消するような出来事がないまま最後の歪なダンスシーンに向かっていく。少しずつ、奥へ奥へ深く刻まれていくひびを丁寧に描いた映画だ>>続きを読む

Smoke Sauna Sisterhood(原題)(2023年製作の映画)

4.8

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An eye-opening experience.

エストニアの家庭、外見主義、レイプ、中絶、初経、乳がん、世代間の女性の価値観の違い、同性の家族母との関係、同性愛。

女性だけの、裸の空間で、カ
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アデュー・フィリピーヌ 2Kレストア(1962年製作の映画)

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ヌーベルヴァーグ期の映画を見ると、よく置いてかれて理解できなくて寂しい気持ちになる。

悪なき殺人(2019年製作の映画)

4.5

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脚本の妙系映画。かなり好みでした。なんでもない物語が繋がっていく感じが気持ち良いし、愛に飢えたひとりひとりの物語も見応えがあるし、理にかなっている感じでわかりやすい(え、この人なんでこんなことすんの?>>続きを読む

オデット(2005年製作の映画)

4.1

ローラースケートで飄々と現れるオデットのファーストシーンで心掴まれた。どことなく日本の平成10年代くらいの映画の雰囲気ある。なんかガチガチャしてるし、むちゃくちゃだなってシーンも多いけど、ところどころ>>続きを読む

Quake(英題)(2021年製作の映画)

4.8

大傑作を引き当てた。
ああ、良い映画だったなぁ。



胸が締めつけられた。完全じゃないけど、支え合って、強くあろうとする家族の姿は美しい。雪国特有のひんやりとした空気感と、物語のトーンがとてもあって
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ザ・カンファレンス(2023年製作の映画)

4.2

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いい感じ!続きありそう。ないか。

もっと遠くへ行こう。(2023年製作の映画)

4.5

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面白かった!不安もあったけど、大好きな2人が主演の映画で、ずっと楽しみにしてたので見れて本当に良かった。Arrivalでも思ったけど、本が原作のSF作品って綿密に構成が練られているし、感情の機微も丁寧>>続きを読む

ロブスター(2015年製作の映画)

4.6

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設定が秀逸だった。とても好み。ランティモス氏の映画3個ほど見たけど、彼は簡単には安息を与えてくれないし、そればかりか常に緊張と心地悪い違和感を残してくる。でもそれが美しい描写、表現と伴うから面白い。生>>続きを読む

枯れ葉(2023年製作の映画)

4.8

ああ、なんていいんだ。アキカウリスマキのファンになりました。

シェルブールの雨傘(1963年製作の映画)

4.3

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自分の最近の境遇と少し重なって胸がざわざわした。すごくキャラクターも世界観もかわいくてよかったけど、少し設定に無理があるかもと思うところがあり、気になってしまった(兵隊に行ってる期間が言ってた期間より>>続きを読む

Saltburn(2023年製作の映画)

4.6

I just love all the cast.
It was a superb experience.

(London Film Festival)

女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

4.5

監督が気持ち悪グロ美しいの
天才であることがわかった。

ガール・ピクチャー(2022年製作の映画)

5.0

The film of the year so far.


パーティを抜け出してフィギュアスケートの演目を説明するシーン、最後のスケートに戻る決意をしてからの演舞シーン、色々この映画を好きな理由はあ
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アンドレイ・ルブリョフ 動乱そして沈黙(第一部) 試練そして復活(第二部)(1969年製作の映画)

4.7

手塚治虫のブッダを読んだ時と似た感覚があった。宗教、政治、欲望、嫉妬、安寧。ロシアの宗教画家の10年を通して描かれるそれらの複雑な交わりが、物語をとても神聖なものにしていたと思う。同じ人種、民族同士が>>続きを読む

ファニーゲーム(1997年製作の映画)

4.5

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この映画の感想なのかよくわからないけど、総じてハネケほんとに好き。






たまにある誰も幸せにしない映画。胸くそ悪すぎる、、笑 苦しむ役の俳優が現実世界でしっかり生きていることを確認したくなる映
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聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

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なにこの最低な結末。常軌を逸していた。

カットの美しさや舞台セットの洗練具合がとんでもない映画。ほんとになにが言いたいのか、作られるべき映画だったのかわからないけど、美術部門を主として映画としての総
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恋する惑星 4Kレストア版(1994年製作の映画)

5.0

キザクサかっこいい。大好きでした。なんかウォンカーウァイってめっちゃモテるだろうな。エロに逃げないセクシーさがある。

ザ・ホエール(2022年製作の映画)

4.6

“You’re amazing.”

演劇が基になっている映画はときに最低限のスペース、ものの量でとんでもない感動を生み出したりするから好き。そういう環境だからこそよりキャラクターの人間性やセリフに集
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グラディエーター(2000年製作の映画)

4.1

ホアキンフェニックスと初代ダンブルドアが光っていたし、その2人の映画と言っても過言ではない(過言)。コニーニールセンさん美しすぎる。最高。映画の華がすごい。王妃が歩くのを長回しする場面がふたつくらいあ>>続きを読む