庶民ケーンさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

庶民ケーン

庶民ケーン

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シマロン(1931年製作の映画)

3.6

Fillmarks視聴者数が少なかったのでこりゃはずれのパターンだと期待せず見ましたが思いの外傑作で中々気に入りました。
西部劇で西部開拓史を描いた映画です。原作は小説。実在の人物がモデルなそうな。西
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ブロードウェイ・メロディー(1929年製作の映画)

1.4

う~ん、つまらない。
ある程度評価がある本作にこんなことを言うともっと予算も少なく作りも下手でどうしようもなく出来が悪いつまらない映画に申し訳ないですがつまらなかったです。ごめんなさい。

まず世界初
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メガゾーン23(1985年製作の映画)

3.6

 いい意味でも悪い意味でも恥ずかしいくらいに80年代丸出しの作品です。
「俺、エアチェックしてあるぜ」
「ダビングさせろよ」
こういうやり取りとかフレーズなど時代を感じさせる描写が無数にあります。
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わが青春に悔なし(1946年製作の映画)

3.2

 戦後に作られた映画ということで日本の旧体制を批判するなど自由な作品作りが可能になった真っ只中のそんな時代の作品だと思います。
逆に旧体制を支持、賛美するような作品作りはできなかった時代とも言えるかも
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アラビアのロレンス(1962年製作の映画)

3.7

世界観、ストーリー、撮影のロケーション、共に壮大なスケールの大作です。
上映時間も200分超えとまさに大作ですが最後まで観客を飽きさせない展開と作品の魅力が素晴らしいです。
CGがない時代なので全て実
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ハムレット(1948年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

 復讐劇で悲劇。まさかの主要人物全滅END。原作の知名度が高い有名な作品、ハムレットに今回この映画を通して初めて触れ、作品の発表された時代がとうの昔なのでそんなに面白い話でもないと思いましたがハムレッ>>続きを読む

パンダコパンダ 雨ふりサーカス(1973年製作の映画)

3.0

パンダコパンダのDVDをレンタルで鑑賞中、再生時間70分くらいのうち前半30分くらいで「おわり」と一旦作品が終わり、またOPが始まったので「おかしいな?パンダコパンダって1つ作品で二部構成だっけ?」な>>続きを読む

パンダコパンダ(1972年製作の映画)

3.0

 子供の発想力に寄り添った作品。

 実際にはミミちゃんのおばあちゃんがミミちゃんからの手紙を読んで泡吹いてひっくり返るくらいとんでもないことが作中何度か起こっているわけですが何でも出来事を楽天的に捉
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つばさ(1927年製作の映画)

3.3

1920年代のサイレント映画作品。
時代が時代ということで映像のコマが少なくカクカクしていたりサイレント映画ということで劇伴はありますがセリフ音声はもちろん効果音も一切ないというある意味新鮮な気持ちに
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恋におちて(1984年製作の映画)

3.0

皆さんと同様、不倫という点が腑に落ちないですが恋愛映画として演出は巧かったと思います。電車、クリスマス、本屋、そして度重なる偶然。映画のクライマックスまでの盛り上げ方は中々見ものです。

軽やかな劇伴
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ダンス・ウィズ・ウルブズ(1990年製作の映画)

3.4

自然や歴史ある民族、その文化に対する多大な愛を感じる映画。
監督のケビンコスナーがクリントイーストウッドのように監督兼主演をされているということにも驚き。
しかもケビンコスナーが原作を気に入り多額の私
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アシュラ(2012年製作の映画)

3.9

ビジュアルで物凄く損しているアニメ映画です。セルルック3DCGはそんなに悪くなかったですがそれを実験的に本作で使うよりも手描きで水墨画的な芸術的な作画でやった方が各方面にウケたのではないかと思います。>>続きを読む

ミニヴァー夫人(1942年製作の映画)

3.2

戦争映画で第2次世界大戦の戦意高揚映画なのでよくも悪くも時代を感じさせる映画です。
戦意高揚映画の割りに「我が国は最強!敵国は取るにも足りない!」というような典型的なプロパガンダ映画の形式ではなく結末
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オール・ザ・キングスメン(1949年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

市民ケーンみたいな話で好きなタイプの政治物社会派ドラマ映画でした。ある意味ではゴッドファーザー的かも。
顔がデカデカと写るジャケットも選挙物という共通点からか市民ケーンそっくりです(笑)
政治物とは言
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夜の大捜査線(1967年製作の映画)

3.4

映画の教科書的作品。サスペンスでありスリラーであり友情物でもあります。今となっては謎解きもそんなに捻られたようには見えず展開に斬新さも感じられず特段驚きもないのですがこの作品が映画史に残る傑作というの>>続きを読む

オリバー!(1968年製作の映画)

3.6

最高の子役、最高の俳優、最高の美術、最高のミュージカル音楽。

小説原作のミュージカルが原作ということらしいですがそういうわけでミュージカル映画でした。原作の小説は有名らしく何度も様々な形でメディア化
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マルドゥック・スクランブル 排気(2012年製作の映画)

3.8

マルドゥックスクランブル3部作もこれにて完結。本当にこの作品は尻上がりに良くなっていきました。
本作が完結編として良く出来ていたのはポイントが高いです。
ヒューマンドラマ、撒いた伏線の回収、明かされる
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愛と追憶の日々(1983年製作の映画)

3.0

「愛と追憶の日々」ということでやたら性行為を示唆するシーンや直接的な会話が多いです。非常に愛の描かれ方が近年のハリウッド的だと思います。

主人公について、日本人の一般的な生活の視点から見ると主人公エ
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マルドゥック・スクランブル 燃焼(2011年製作の映画)

3.5

カジノに入ってからは中々楽しい展開で人間ドラマもあり最後まで苦なく見られました。
前編の圧縮よりも全体的な作画、背景、CGなどの映像のクオリティが一層と上がっていたことにとても驚きました。舞台がカジノ
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雪之丞変化(1963年製作の映画)

3.4

市川崑生誕100年記念映画祭にて鑑賞。
舞台は江戸。多才な歌舞伎役者による親の仇討ち復讐劇です。(この多才さは復讐のために身につけたものであるのかも知れません。)

劇伴はJazz。楽器の構成こそJa
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我が道を往く(1944年製作の映画)

3.2

まだまだ私の見識が足りないせいか退屈な映画と感じてしまったのですが終盤20分のストーリーの急展開、伏線の回収の秀逸さには唸りました。
さすが名作と名高いだけのことはある。話の畳かけが美しすぎます。

ゴジラ×メガギラス G消滅作戦(2000年製作の映画)

3.9

10年ぶりくらいに鑑賞。
ごめんなさい。レビューでは概ね不評なようですがゴジラ×メガギラス、かなり気に入ってます。
CGの技術が発達してミニチュアと併用して撮られたメガニューラの描写が最高です。ホラー
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攻殻機動隊 新劇場版(2015年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

攻殻機動隊の名に恥じないそれなりの面白さで安定感あるクオリティの作品には仕上がっているもののARISEからこの新劇場版まであまりにも話を引っ張り過ぎでは・・・。
本来ならこの話の内容をARISEで終わ
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わが命つきるとも(1966年製作の映画)

3.0

アカデミー賞って正義のために身を挺して闘う系の作品が本当に好きみたいですね。本作は中世英国を舞台とした法廷物です。背景にある宗教に王室の権力争い、歴史を詳しく知っていればまた視点が変わって楽しめるので>>続きを読む

(1959年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

市川崑生誕100年記念映画祭にて鑑賞。
かなりエロティックな内容の映画です。
但し、肝心なものは見えそうで確実に見えない。絶妙な撮影です。
利害関係とか多角関係とかでじめじめしたストーリーではあります
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黒い十人の女(1961年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

市川崑生誕100年記念映画祭にて鑑賞。
なんだかフランス映画っぽい雰囲気があります。キャットファイトが楽しいです。
十人の女たちが最初に集まるまでの構成がとにかく巧いです。撮影も光と陰の使い方が巧みで
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野火(1959年製作の映画)

4.0

市川崑生誕100年記念映画祭にて鑑賞。
舞台は第二次世界大戦、フィリピン、日本軍と米軍との戦争&それに巻き込まれる地元民の物語ですが面白いことに両軍が接触することはほとんどありません。というのも物語初
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寫眞館(2013年製作の映画)

4.2

劇伴のみの無声映画。効果音もここぞという時以外ほぼありません。上映時間約17分の短編アニメ映画です。陽向のアオシグレ、台風のノルダに続きスタジオコロリド作品3作目。大本命。

AKIRAで作画監督を務
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台風のノルダ(2015年製作の映画)

1.8

27分の短編アニメ映画。
陽向のアオシグレ同様、作画、世界観、雰囲気は素晴らしくかつての新海誠さんのように新人とは思えないものを持っていると思うのですがやはりストーリーが練り込まれていない。ノルダ周り
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花の詩女 ゴティックメード(2012年製作の映画)

4.1

ドリパス復活上映にて鑑賞。
これぞ劇場アニメ!
尺の短さ、それによるボリュームの薄さ、強引な話の畳方を除けば間違いなく最高のアニメ映画。
なぜビデオソフト化されないのでしょうか?疑問で仕方ないです。
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マルドゥック・スクランブル 圧縮(2010年製作の映画)

2.9

全3部作のシリーズ物映画ですが圧縮、燃焼、排気とよくある「シリーズ名 ○○の○○」など下手なサブタイトルもつけず、番号も振らずどういうシリーズ順になっているのか一目ではっきりわかるようになっているタイ>>続きを読む

ゴジラ2000 ミレニアム(1999年製作の映画)

3.0

ゴジラVSデストロイアの綺麗な終わり方を見るとどんな続編映画だろうと蛇足にしか見えないわけですがそれでも時間が5年近く経っているだけあって特撮技術、CG、映画全体としての演出の向上は見られます。ゴジラ>>続きを読む

フォレスト・ガンプ/一期一会(1994年製作の映画)

3.8

冒頭と終盤の鳥の羽がひらひら舞っているところをカメラが町中ピッタリ追いかけるシーンでこれはCGの質感ではないと思うしどうやって撮っているのだろうと気になって仕方がありませんでした。後から知りましたがこ>>続きを読む

日本橋(1956年製作の映画)

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市川崑生誕100年記念映画祭にて鑑賞。
劇場で鑑賞したにも関わらず寝不足と劇場の音声の聞き取りづらさと作品の展開のゆったりさで前半で少し寝てしまいました。よって評価不能。
うとうとしていたのもあります
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KING OF PRISM by PrettyRhythm(2016年製作の映画)

3.7

本作には普通に作品を鑑賞する通常上映に加えて応援上映という爆音上映、絶叫上映に次ぐ新たな鑑賞形態が用意されています。
その内容はライブのようにサイリウムOK、そしてコスプレOK、声援、掛け声OK、一部
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陽なたのアオシグレ(2013年製作の映画)

1.7

このレビューはネタバレを含みます

Youtubeに投稿された自主制作アニメ、「フミコの告白」で一躍有名となった石田裕康監督のおそらく商業&映画監督デビュー作品。18分の短編映画です。(短いです!)

デザイン、作画、アクションなど映像
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