庶民ケーンさんの映画レビュー・感想・評価

庶民ケーン

庶民ケーン

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機動警察パトレイバー THE MOVIE(1989年製作の映画)

4.0

空の色、日中の太陽が作り出す明暗のコントラスト。SFな世界観とは対極的に懐かしさすら覚える見慣れた退廃的な街並み。
作品の話の内容は今までいくつかの押井作品に触れている分、特別な感動はありませんでした
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シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

4.0

普通の人にはあるものが欠けているからこそわかりあえる。

もうB級とは言わせない。モンスターを愛しすぎた男、ギルレモデルトロが放つモンスター映画を単なる娯楽作からまだ見ぬ高みへと昇華させた映画史に残る
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トム・ジョーンズの華麗な冒険(1963年製作の映画)

3.6

アカデミー賞作品賞コンプリートまで残り1作品!

本作はアカデミー賞作品賞受賞作にも関わらず日本語版DVDは廃盤となっておりプレミア価格で他はレンタルショップを回っても、宅配レンタル、ネット配信を探し
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バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)(2014年製作の映画)

4.0

ほどよく情熱的
ほどよく狂気
ほどよく滑稽
ほどよく皮肉的
ほどよく無情
そして、ほどよく奇跡

それでも夜は明ける(2013年製作の映画)

3.8

この作品は映画を見ているだけのこっちまで息苦しくさせる力があるというのが素晴らしいですね。

ただ結末について、まだ最後に救いがあったのが本当に良かったと私自身も安心していますが逆に救いがあったという
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戦場にかける橋(1957年製作の映画)

3.9

これは名作。

第二次世界大戦時、タイで汽車を走らせる橋を造るため日本軍の収容所に連れてこられた英国人捕虜の話です。

日本軍のために橋を造ることは敵国を手助けすることになるが捕虜として絶望の中、目的
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タイタニック(1997年製作の映画)

3.9

アカデミー賞作品賞マラソン残り5本!
映画と言えばタイタニックというくらい有名な映画なので断片的には何度も見てますがせっかくなので見返しました。

今現在のタイタニックの評価は突出した芸術性とかメッセ
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ブレイブハート(1995年製作の映画)

3.9

監督兼主演をそつなくこなすメル・ギブソンに脱帽。

時は13世紀、イングランド王エドワード1世が支配を進めていたスコットランドが舞台です。

主人公ウィリアム・ウォレスは圧政を敷くイングランドに抵抗す
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ビューティフル・マインド(2001年製作の映画)

4.0

同じアカデミー賞作品賞ではレインマン、フォレストガンプを思い出しました。
数学、経済学で天才的な才能を発揮するが統合失調症を抱え次第にその症状で人生が悪い方向に向かってしまう主人公とそれを支える妻の物
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ディパーテッド(2006年製作の映画)

3.9

マフィアに内通する経歴に一点の曇りもない警察組織幹部 VS 経歴全てを消してマフィアに新入りとして潜入する警官

スリルあり、予想外のどんでん返しありで概ね満足です。原案とされるインファナルアフェアと
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愛と哀しみの果て(1985年製作の映画)

3.3

物語はイギリスの植民地だったケニアにビジネス目的で越してきたある夫婦を軸に始まります。
先住民や動物など雄大な大自然の元を生きるものたちを映し出したのは圧巻でしたがメロドラマやイギリスの内情や中途半端
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メアリと魔女の花(2017年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

舞台挨拶付き試写会組です。舞台挨拶で西村プロデューサーが関係者試写を試写0号と呼ぶとおっしゃっていましたがそういうわけで、我々が試写第1号ということらしいです。

お茶を濁すようですが、目新しさを感じ
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メッセージ(2016年製作の映画)

3.9

よく出来たSF映画でした。宇宙人の使う言語。それを理解することでわかる新たな世界の見え方。本当にSFのギミックが斬新でおおっとなりました。

アカデミー賞音響賞受賞作なだけあって音響がすごかったです。
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夜明け告げるルーのうた(2017年製作の映画)

3.7

皆さんおっしゃる通り期待はずれな感は否めません。
リズム感あるアニメーションは相変わらず最高ですがお話は色々展開を盛り上げるための要素は着実に準備してきた割に用意されたクライマックスがスケールが小さく
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帝一の國(2017年製作の映画)

2.3

少女漫画にありがちなステロタイプな設定の詰め合わせみたいな映画という印象で面白味に欠けます。
主要登場人物の生い立ちもありきたりで人の感傷を誘うには今一つ壮絶さが足りず安っぽい話だなとしか思えませんで
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アーティスト(2011年製作の映画)

3.8

過剰なCG、過剰な効果音、無意味に壮大な音楽、そういった要素で上部だけ飾られたハリウッド映画があふれる中、今サイレントで作ったからこそ意味のある作品になっていると思います。また、制作言語が英語以外では>>続きを読む

英国王のスピーチ(2010年製作の映画)

3.5

題材が題材ではありますが洋画としては珍しく気品があり美しい綺麗な映画でした。音楽もハリウッド映画でありがちな強弱をやたら強調したあの感じはなく終始軽やかで落ち着きがある環境音のようなメロディーが流れ、>>続きを読む

サウンド・オブ・ミュージック(1964年製作の映画)

3.7

ミュージカル映画の代名詞。ロケーションといい、ダンスといい、歌声といい、撮影といい、何一つ申し分なくミュージカルは完璧。
ミュージカル映画なのでストーリーは期待できないと思っていましたが舞台はドイツナ
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80日間世界一周(1956年製作の映画)

3.8

この映画以上に「世界をまたにかける~」という枕詞が似合う映画はないでしょう。スケールでかすぎです。

世界一周とだけあって日本が他のアジア諸国と同一視されず日本は日本とちゃんと描かれていた数少ない映画
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恋におちたシェイクスピア(1998年製作の映画)

4.0

ご都合主義的な場面がかなり多いですがそれをどうでもよく感じさせる胸を打つような展開の熱さがあるので見ていて楽しめました。
ミュージカル映画ではないですかミュージカル映画のようなテンポでスピーディーに話
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地上より永遠に(1953年製作の映画)

2.8

軍隊ものにしてはぬるいし、メロドラマにしては安っぽく感動できない。他の戦争もののアカデミー賞作品にはあるような緊張感や息が詰まりそうな迫真のアクション、演技もないですし何をとっても中途半端な印象です。>>続きを読む

クラッシュ(2004年製作の映画)

4.1

アカデミー賞作品賞に相応しい実に優れた脚本。気がついたら全ての線が繋がっている。

多様な人種が暮らす街アメリカLAで今日も差別や偏見はなくならず、新たな憎しみの種を増やし続ける。しかし、そんな中にも
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ノーカントリー(2007年製作の映画)

4.2

ハビエル・バルデム演じるシガーは映画史に残る大量殺人犯。

ロードムービーであり、スリラー映画であり、ホラー映画であり、クライム映画であり、チェイサー映画であり、アクション映画であり、コーエン映画。
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シカゴ(2002年製作の映画)

3.3

ミュージカル映画としては斬新だと思います。
きらびやかなライト、アダルトなダンス、皮肉たっぷりのミュージカル曲、映像も今までにないスタイリッシュさです。それ以外は何か記憶に残りません。

話の内容とし
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ひるね姫 〜知らないワタシの物語〜(2017年製作の映画)

3.6

1つ1つの設定や劇中のやり取りが現実社会(例えば自動車業界とか)などへの皮肉になっているのが実に神山健治監督らしい(笑)

例えば自動車工場への通勤で渋滞が起きているのだって国王が国民に自動車を買わせ
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ムーンライト(2016年製作の映画)

4.0

そんな見せ場とか面白味はない映画なんですが、後からじわじわ各シーンがリフレインしてなんともいえない良さがしみじみとわかってくるこれぞ名作といった映画です。

絶妙な夜のシーンのライティングやノスタルジ
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ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

3.5

オープニングからのタイトルの出し方に感動しました。ウエストサイド物語も冒頭は最高でしたがこの映画も同じくオープニングは最高の導入でした。あれが1テイクで撮れるってどういうこっちゃ。

アカデミー賞受賞
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ゴースト・イン・ザ・シェル(2017年製作の映画)

2.8

予想通り劣化コピーでしかなかったです。
押井版ゴーストインザシェルがいかに優れているかを証明する結果でした。
脚本は稚拙で世界観の設計は甘く押井版の名シーンをハリウッドの技術で実写化したPVと思うくら
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アルゴ(2012年製作の映画)

4.8

スリラー映画ファン、社会派ドラマファンとしては実にたまらない作品でした。
イランアメリカ大使館人質事件という実在の事件を事実に基づき描いた映画らしくこれからの社会でも似たようなことが起こりうるかと容易
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夜は短し歩けよ乙女(2017年製作の映画)

3.6

湯浅政明監督作の映画ならマインドゲームの方が面白いと思ったし、森見登美彦原作なら有頂天家族、四畳半神話体系の方が充実した内容だったし、ミュージカルならスペースダンディのミュージカル回が最高だったのでこ>>続きを読む

巴里のアメリカ人(1951年製作の映画)

2.9

ミュージカル映画なのでストーリーは薄い内容です。個人的にアカデミー賞映画の中でもあまり印象がなく寝落ちしそうになりました・・・

我が家の楽園(1938年製作の映画)

3.7

愉快すぎる一家の話。素直に生きることが難しい世界で自分に素直に生きることがどんなに素晴らしいかを教えてくれる作品。

巨星ジーグフェルド(1936年製作の映画)

3.4

実在の人物の伝記物です。
ラストシーンは市民ケーンのように哀愁あって嫌いじゃないですがどうもジーグフェルド氏の行いがブロードウェイとか言われても馴染みが薄い現代から見るとどう偉大なのかいまいち実感が湧
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グラディエーター(2000年製作の映画)

4.5

エンターテイメント作品として見れば完璧に近い出来でテンポよくクライマックスまでスリリングで映像美も申し分ない素晴らしい出来。無惨に人間が八つ裂きにされるシーンすら計算された演出で美しいというのが憎い。

アメリカン・ビューティー(1999年製作の映画)

3.8

自由の国アメリカだからこその特有の行きどころのない感情をフリーダムにアメリカ的に爆発させるある意味爽快感ある映画。これがインディーズ映画とは思えないほどの巧みな表現力で様々な人間の心情を描ききった名作>>続きを読む

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