瑚海みどりさんの映画レビュー・感想・評価 - 10ページ目

瑚海みどり

瑚海みどり

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キング(2019年製作の映画)

3.9

リーダーとはなんと孤独なことか。
友情さえ献上しなければ平和を守れない。

自分の身を守るには
なんのしがらみを持たぬ者を傍に携えるしか、
他に道はない。

この場合キャサリンということを意味する。

ラ・ヨローナ ~彷徨う女~(2018年製作の映画)

3.6

自ら犯した罪による
幻聴、幻影に苦しめられる。
わずかながらも意識に残る罪への反省なのか。
いや、反省ではない。
それゆえ逃げおおせる訳がなかった。

罪深き人間は、老いても変わらない。
人間の愚かさ
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ジョン・ウィック(2014年製作の映画)

3.5

掟掟と言いながら、掟なんてあってないもの。

とにかく憎き輩をガンガン殺りまくる。
渋みをましたキアヌが顔を歪ませながら
闘う姿がみもの。

犬が彼の隙間を埋めてくれて良かった。

無限ファンデーション(2018年製作の映画)

-

セリフは全部アドリブということで
人が相手のことを考えて生まれる間と選択感があり、
観てるものも一緒のリズムを刻む。

歌が素晴らしい。

ジョーカー(2019年製作の映画)

5.0

彼は世間が生んだ市民の代表なのか。

キミだけが優しくしてくれた、、



ぬかりなく、最高に哀しい。
恐ろしくSpecial!

ミツコ感覚(2011年製作の映画)

3.7

イかれた人がワンサカ。
一寸先は闇。いや、この言葉は合ってない。
次から次へと、どーなってんの?
現実的に日常にこんな感じだったら
自分の感覚もイかれてしまう。
イかれの連鎖。
いやイかれた方がラクな
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友だちのパパが好き(2015年製作の映画)

3.8

モテ男はこーゆー危機的状況を呼ぶ。
なんなら動物にもモテよう。

期待を裏切らない展開に拍車がかかる。

あの娘気持ち悪いかって?
いやいや、みんな気持ち悪いでしょ、ホントは。

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

3.8

強かったアメリカ時代の映画のオマージュがふんだんに。
タランティーノ節炸裂。
特に意味はない笑

どのシーンも画になるわ。
現場は楽しかったんだろーな、と。

アメリカ映画好きが作った作品っつーことで
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左様なら(2018年製作の映画)

3.9

狭い教室に所狭しと若者がギュウギュウ。
こんなに近くに存在して
何か起きないわけがない。
教室とは人と生きることを学ぶ場所なんだ。


生きるって大変て、
すでに小さい頃から始まってたんだ。

美しい
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At the terrace テラスにて(2016年製作の映画)

3.5

全員がアグレッシブ。
人に大変興味を持つ人々。
え?あっ?え?

後半が面白い。



舞台用の戯曲を映像にする時は
色んな調整が必要。

ROMA/ローマ(2018年製作の映画)

3.8

モノクロームで、とにかく画が綺麗。
暮らしの違いはあれど、
悩ましげなことは人種、貧富の差はないってこと。
人の命に差はないってこと。

他人から見たら
人の暮らしってこんなものなのかしら。
本人しか
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メランコリック(2018年製作の映画)

3.7

細かいことは置いといて。

松本は、カラダは効く、空気読む、回転早い
相手を思いやる、言うことなしじゃない。
和彦は、勉強できても就職しない、、、
あれ?そんなことどうでもいいじゃない?
ってくらい、
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東京裁判(1983年製作の映画)

4.2

膨大な量の実録を4時間半にまとめるだけでも
計り知れない。

裁判自体は、裁く者の思惑も交錯していたような印象。
だが、やったことには違いない。
その中でインド代表のパル判事の
被告全員は無罪は印象
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天気の子(2019年製作の映画)

3.8

強く願えば叶う。
誰もが憧れる魔法。
大人が忘れてしまった魔法。
まだイケるんじゃないかと、思いたくなる。

みんなのためじゃなく、
じぶんのためにねがって。
そう、彼が彼女に願った。

音楽がかなり
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藍色少年少女~Indigo Children~(2015年製作の映画)

3.8

寂しい想いをしているテツオだもの。
みんなのチカラになれる。
そりゃ大忙しですよ。

子役たちが藤野に住む
シロウトだって言うんだから。
なんの小細工もなしでむき出しのまま。

自然に囲まれた美味しい
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クワイエット・プレイス(2018年製作の映画)

3.7

こんな時代がきたら
やだねったらやだね。

こういうことになると
そりゃもう
信頼、絆、愛、勇気
試されるわけで。
いや、試されるどころじゃない、
それがなきゃ生き残れない。

ヤバいヤツって
だいた
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よこがお(2019年製作の映画)

4.0

同情に近い感情。
神さまっていないんだって
思わず言ってしまいたくなる。

加害者的被害者?
誰かをまつりあげなくては止まない騒動。
他人事?自分ごと?

まじめに生きても引きずり下ろされる。
まじめ
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ケンとカズ(2015年製作の映画)

3.5

前に進もうとしたケン。
すがろうと必死なカズ。

停止したケン。
行くしかなくなったカズ。

何が良いか悪いか
常に判断が必要。

新聞記者(2019年製作の映画)

3.9

この時期に上映にかけられて良かった。
この企画が実現できて良かった。
と、本当に思ってしまう。
どれもこれも、あ、やっぱりそうなのね
と現実と重ねてしまう。

選挙前日に観に行ってる自分が
面白い。
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女と男の観覧車(2017年製作の映画)

3.8

ロケーションの遊園地やら
海やら音楽で
ライトな作りにしてるけど
いやいや、ジニー、幸せになれんなぁって
辛くなった、、、とほ

決してイヤな奴じゃなかったキャロライナ。

オトコが絡むとこうなっちゃ
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トイ・ストーリー4(2019年製作の映画)

4.8

3が絶頂だったので観る前は心配してしまった。
いやいや、いらん心配だった。

それぞれのカタルシスが見事に用意されていた。
ウディとボーの物語、ギャビー、、、
ボー、イイ女だね!笑

もうこれ、ただの
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累 かさね(2018年製作の映画)

3.6

少女漫画的ストーリーで面白い。

ただ、入れ替わって
天才的演技力を披露する、
また入れ替わって元に戻るとか
違いがわからなかったのが、ううん。
こういうのはキャスティングが難しい。

芳根京子は安定
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バトル・オブ・ザ・セクシーズ(2017年製作の映画)

3.7

最近、アメリカは
性差別、人種差別など
事実に基づいた差別問題を非常によく扱ってる印象。
それだけ声を大にして訴えられる時代になったってことか。

何気なくLGBTの要素もあったりして
事実なんだから
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ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

3.7

ピーター、こんな家に生まれちまって
諦めるしかないね。

自分の力じゃどうしようもないもの、
次から次へと。

メイクの技なんだが
顔がコワいですよ、
お母さん、チャーリー。

主戦場(2018年製作の映画)

4.1

慰安婦問題否定論者の言うことが恐ろしい。
国家は謝罪してはいけないんです。

元日本軍兵士が証言する。
戦前はこの国では
女は人間扱いされなかった。

そんな国に生まれ、育ったのだ。

慰安婦問題を教
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本陣殺人事件(1975年製作の映画)

3.3

横溝正史原作ではあるが
監督、役者、スタッフが違えば
こうも違うかと言うほど違った
金田一耕助シリーズであった。
ふぅん、なるほど。

時代背景からすれば
こういうこともあるんかなぁと
なかなか理解し
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ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書(2017年製作の映画)

4.0

政府の機密文書を暴くとは
存続が危ぶまれるということだが、
何のためにブン屋をやってんだ!
って感じで、こんな気概を日本の新聞会社にも
持って欲しいもんだと思って観た。

自分の仕事に誇りを持って。
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タクシー運転⼿ 〜約束は海を越えて〜(2017年製作の映画)

3.9

ソンガンホのメインヴィジュアル以外
何の知識もなく鑑賞。
昔の松竹映画みたいだなと思ってたら
え?!ビックリ。
光州事件について全く知らなかったので愕然。

国民を守るべき軍隊が
罪なき国民を弾圧。
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BPM ビート・パー・ミニット(2017年製作の映画)

3.8

エイズ感染したら諦める?
いや闘うしかない。
だって生命は生きたがっている。
同じく闘う仲間がいるし。

闘うだけじゃない、
若者たちにも伝えていくことは大切。
正しい愛し合い方を。

でも愛する人が
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アイ, トーニャ 史上最大のスキャンダル(2017年製作の映画)

4.0

これが事実と言うんだから
本当にとんでもない!
全ての元凶は母親。
普通に愛されて育ったら、、
最後にはトーニャに同情してしまった。
よくまあここまで役者が揃ったことよ。
ろくでもない旦那に、仲間。
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ドリーム(2016年製作の映画)

3.9

NASAの話なのに黒人差別?
才能を持ってしてもそんな扱い?
いやいや、本当に根深い。

しかし才能ある人の不屈の精神が
差別の壁を突破していく様はあっぱれ。
声をあげて訴えても仕方ないのであれば
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