瑚海みどりさんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

瑚海みどり

瑚海みどり

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病院坂の首縊りの家(1979年製作の映画)

4.4

再見。
犬神家もそうだが、一体何度観たことか。

いつもバックにある人間関係が複雑で
相関図を理解するのは至難の業。

だが、そのルーツが人をどれだけ
一生苦しめるのか
まとわりついて離れないのか
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ミッドナイトスワン(2020年製作の映画)

3.9

みんなみんな自分の成りたい姿を
求めてるのさ
神様、みんな叶えてくれよ
それだけなのよ

観た後に思ったことは
そう言うことでした

みんな幸せになりたいって、ね

他人に優しくなれる作品でした
👏👏
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ソワレ(2020年製作の映画)

3.8

一人じゃなくて良かった。
一緒に逃げてくれる人がいて良かった。
それに尽きる。
重たい荷物を支えてくれる人がいて良かった。

人は1人なんだけど、
自分は一人じゃないて思えた方がまだ楽。

離れてもま
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アルプススタンドのはしの方(2020年製作の映画)

3.7

自分より頑張ってるヤツ見て
クソっ!て思ったり
明るく頑張ってる人に
無理しなくていいよ、て言ってみたり
頑張ってたとこに
事故が起きて足引っ張られたって
人を恨んでみたり

みんなみんな自分が報われ
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三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実(2020年製作の映画)

4.0

言葉で綴る思想の見え方は違えど、
エネルギーのぶつかり合いは、
羨ましくもあった。
行き場を強く求め、探究する姿に憧れる。

他者を認めてこそ
自己が浮き彫りになる。
三島由紀夫がそうであったように。
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21世紀の女の子(2018年製作の映画)

3.7

女の子て得体が知れないことはなく
紐解くとこんなことで出来上がってるて
女の子たちが作ってて
老いだ女がみて共感する。

女の子の世界を男が見て何を感じるのか
それも聞きたい。

理解するということで
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少女邂逅(2017年製作の映画)

3.6

少女特有の不安定さ。
もしかして 鶴の恩返しなの?
それはミユリの願いだったり、
幻想だったり、
生産物だったり、
夢の中だったり。

誰にも話せない秘密は
墓場まで持っていきたいもの。

南極物語(1983年製作の映画)

4.2

小さい頃に映画館で泣いてから
一体何度観てきたのだろう。観過ぎ。

潮田「越智、アイツら生きてると思うか」 
越智「潮田さん、どう思いますか」

最後に健さん演じる潮田の
言葉にならない叫び。


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アラバマ物語(1962年製作の映画)

4.0

子供目線で
大人たちの世界を描いて
世間を語っている
とてもバランスがよく
名作と言わずして、、

昔の作品だから選択肢がないわけだが
人種差別の話でありながら
モノクロームで作られていることにも
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37セカンズ(2019年製作の映画)

4.2

お母さん、娘はあなたの知らないところで
ちゃんと成長していますよ。
お母さんも、あなたの道を歩んでください。

体が不自由でも
心は自由。

娘の成長物語であり
母の物語でもあり。

人は人によって育
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鉄道員(ぽっぽや)(1999年製作の映画)

3.7

高倉健さん、志村けんさん
ケンケンの名演が詰まってた。

ただ、
ぽっぽやとして不器用なほど誠実に向き合って働き続けたばかりに
嫁子供は、男の生き方に寄り添う形となったわけだが、
それを犠牲とは言わな
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感染列島(2008年製作の映画)

3.4

復活の日に続いて、今だから観とかなきゃならん作品。

現在、同じことがリアルに起きていて
実は歴史的に見ても何度も何度も繰り返し
起きている感染症。

どうやったら学べるのだろうか。

復活の日(1980年製作の映画)

3.8

コロナが始まった時にすぐに
この作品を思い出した。

それ以前に、小さい頃に観て非常に恐かった記憶が人生生きている間に何度も思い出されたものだ。

コロナの終息もおんなじことにならないで欲しいと願うば
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NTLive『フリーバッグ』(2019年製作の映画)

3.9

こりゃ凄い。
下ネタ、皮肉、、、
一見めちゃくちゃな話なんだけど、
全部この人のコンプレックスが根元で
生んでることなの。

NTLだから劇場には客がいるわけだけど
エラいウケてた。
ああ、劇場で観た
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透明花火(2018年製作の映画)

3.6

人ってね、どうしてもウソついちゃうんだよね。
それは浅はかなウソから
自分を守るためのウソまで
種類は色々あるけど。
ウソはやめようって自分で気づくか、
他人に言われてやめるか。
どっちの方がいいのか
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ジョン・F・ドノヴァンの死と生(2018年製作の映画)

3.8

ドランの作品を観る度
勝手に彼の気持ちを察してしまう。
この作品もしかり。

誰しも孤独でそれを拭きれない。
それにどう折り合いをつけるのか
個々のやりかたに依る。

自分は?
どうするの?
いつも付
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渋谷シャドウ(2019年製作の映画)

3.3

渋谷の色々なところをちょっとずつ切り取っている。

話より人物の小さな表情が面白い。

Red(2020年製作の映画)

3.7

人って共感が得られないと
とても居心地が悪いもの。

なぜ我慢することを選んでしまったのか。
でも人って最後まで我慢できないもの。

犠牲はそりゃ生まれるさ。
でも我慢し続けたら自分が犠牲になるもの。
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転がるビー玉(2019年製作の映画)

3.5

女の子のもつ悩みの氷山の一角が
一つの部屋に集まってきてた。
いっぱいいっぱいっぱい大変だよ、いつだって。

NYLONの15周年で作られた作品なだけに
部屋はファッショナブルで
可愛かったなぁ。
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母との約束、250通の手紙(2017年製作の映画)

3.7

母親の愛とはこう言うこと。
それがただ表に出たと言うこと。
その愛の重責を背負った息子の成れの果て。
本物がいたと言うこと。
いいか、わるいか、ではなく本当の話。

ジーンセバーグの旦那、ロマンガリ。
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9人の翻訳家 囚われたベストセラー(2019年製作の映画)

3.6

彼の自己顕示欲で
犠牲者が出たようにしか思えなかった。

もっと素直に出版すれば
良かったんじゃないの?て。

才能をひけらかせたかっただけじゃないよーて
思ってしまうのは、いい先生だったのに、、
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

3.7

さすがの構成。
面白みも満点。
ソンガンホさんもさすが。
テンポもこ気味よく。

でもハマらなかった、、、笑
なぜなんだろう、、

2人のローマ教皇(2019年製作の映画)

4.3

政治と宗教。
全て人間の手で行われていること。


教皇だって枢機卿だって人間。
魔法使いでも霊能力でも扱えるわけでもない。
どんな苦しみがあるか、
人はわざわざ考えてみたことがあるだろうか。

あた
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アイリッシュマン(2019年製作の映画)

3.8

正直長い笑

でも、とても丁寧に造られている。
これでもかというくらい。
だから、ホッファ〇〇以後が面白い。
人間の性というんですかね、
そこが見せたかったのかもしれない。

役者勢ぞろい。

マリッジ・ストーリー(2019年製作の映画)

4.1

かつては愛し合った2人はなぜ別れるのか。
今でも相手の良いところが浮かぶのに。
時間は癒しもするが、
ズレも生じさせる。

憎しみあいたくて出会うものはいないと
思いたい。
人とはなんと変わりゆくもの
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唐山大地震(2010年製作の映画)

3.8

人はたくさんの選択を迫られて生きている。
実際に命の選択を迫られたら
自分ならどうするのか。
いつでも自分の身に降りかかること。
その後は、どんな顔をして生きていくのか。

それが震災という余儀なくさ
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still dark(2019年製作の映画)

4.0

いつか彼のdarkから明けることはあるのか。
彼の笑顔と真顔の間を想像せずにはいられない。

歩けない僕らは(2018年製作の映画)

3.7

それぞれの立場ってあるんですよ。
だから、相容れないことってある。
理解はできない。
でも、知ってはあげられる、苦しみを。
でも、解決はできない。
でも、手を出してあげられる。
寄り添うだけでもいいっ
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ガンバレとかうるせぇ(2014年製作の映画)

3.8

誰も想いが叶わない。
人間て複雑な生きものなの。
だから面白い。
どうしてそうなの?

ずっと死ぬまでそうなのかもしれない。

サラ、いつわりの祈り(2004年製作の映画)

3.5

子は親を選べない。
逃げたくても逃げられない。
気付いたら、ずっと寄り添っていた。
ママをマネするまでに。

どっかにいるんだろうね、こんな親子。