Nancyさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

スパイダーマン2(2004年製作の映画)

3.9


マルチバース展開に向け
予習鑑賞 第②弾
____________________

人々の叫び声が
ベタで王道に響き鳴るのがサム・ライミ

アームが覚醒する場面では特に
恐怖に慄く演出がヒーロー映
>>続きを読む

ザ・ファブル 殺さない殺し屋(2021年製作の映画)

3.8


殺し屋のイメージは
銃を上着に忍ばせ
足音を消し、姿を曝さない

感情のネジ山は潰れ
後戻りの出来ない世界でも
彼は善意を持ち合わせている

リアリティを追求したアクションに
非日常感をくれる、これ
>>続きを読む

天外者(2020年製作の映画)

3.7


誰もが鼻で笑う
自由な未来、豊かな国
その基礎である礎となった男の話

人が想像もつかないような
大きな影響と、夢を与え
未来を見据え、身を粉にし
走り回る姿が印象的

新しい時代の変わり目
如何な
>>続きを読む

スパイダーマン(2002年製作の映画)

3.8


マルチバース展開に向け
予習鑑賞 第①弾
____________________

私の映画への情熱は
本作が起源かもしれない

当時を振り返ると
NYの人々の頭上を飛び回る
自由なヒーローがカッ
>>続きを読む

ザ・バッド・ガイズ(2019年製作の映画)

3.3


個性的荒くれ選抜チーム発足
仲良くなってもならないのが結束

衰退する武闘派ヤクザは
ここ韓国で生き残っていた様子
日本という国への偏見か、
また反社への偏見か

ドクソクの魅せ方を理解しており
>>続きを読む

さくら(2020年製作の映画)

3.8


家族は生まれ、枝に分かれ、離れ
理由を持って、集い育み、散歩する

家族の中心には
いつも、さくらがいる
皆がぎこちない時、哀しい時
その存在に救われる人々

子は親を見て、育ち
親は子を育て、見る
>>続きを読む

るろうに剣心 最終章 The Beginning(2021年製作の映画)

3.8


物語はより深層へ
長い戦いの始まりは
幸せを願う為の戦いだった

新選組の発足時
時に敵、時に味方の江口さんは
どの時代も大人で仕方ない

十字傷の真相、不殺の誓いの起源
あまりにも切ない過去を背
>>続きを読む

るろうに剣心 最終章 The Final(2021年製作の映画)

4.1


新しい時代のその先へ
本軸の最終地で
復讐が牙を向く

本作はこれまでのシリーズに近い構成
スピーディな剣劇は建材で
過去作を見返したくなるというもの

俳優歴を積んだ佐藤健の眼光は
時を越えて迫力
>>続きを読む

地獄の花園(2021年製作の映画)

3.5


バカリズムの壮大なネタに
放り込まれている感覚
まさかのOLユニバース展開か?

学園王道ストーリーを
そっくりそのままOLライフに当てはめる
非日常に馴染む日常

ヤンキー映画が衰退した今、
新し
>>続きを読む

グリーンランドー地球最後の2日間ー(2020年製作の映画)

3.8


天災が地を壊すその先、
家族は未曾有の人災を目の当たりにする

スパルタ王や
シークレットサービスでもないのに
大統領令を受けるのがバトラー
めちゃめちゃ好きです

家族想いな彼も完璧ではなく
自分
>>続きを読む

Mr.ノーバディ(2021年製作の映画)

3.6


日々は音もなく過ぎる過ぎる
あー過ぎる

平凡と非凡
人は表裏一体
本質は血が沸いて教えてくれる

悪人ではないが、
善人とも写らない姿が
人間らしくてこそ完璧

ハードボイルドな風格
オヤジをナメ
>>続きを読む

エターナルズ(2021年製作の映画)

4.5


永遠である者達
満を持して集結

国、世界、惑星、宇宙
規模は違えど、生命は呼吸する

生きる環境を選べない人類に
居場所と発展を見守る守護者

世界観が語り掛け、
背景をも息づく美麗さは
クロエ・
>>続きを読む

燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

3.7


互いの視線の先に待つ
切なくも燃える愛情の灯火

絵を書くことでさえ規制のあった18世紀
女性目線で描かれる本作は
男性を排除した空間を作り進めている

観る側、観られる側の関係性も
実は観られる側
>>続きを読む

羅小黒戦記 ぼくが選ぶ未来(2019年製作の映画)

3.8


人間と妖精、共存をテーマに
ハイクオリティバトルが映える

緩みのあるキャラデザインからは
想像できないテンポ良い戦闘シーン

深みのある種族間の絆や思惑
共に静と動が上手く描かれてます

無色の存
>>続きを読む

グリンゴ 最強の悪運男(2018年製作の映画)

2.8


正直者は普通に
ただ正しく生きていただけ
そして馬鹿を見る

し慣れてない事をする時は
事前準備をお忘れなく

シャーリーズの上司感が
どの作品よりも嵌り役じゃないかと思うのは
私だけか?

オフィシャル・シークレット(2018年製作の映画)

3.7


立ち上がった小さな正義が
組織を巻き込み、火を燃やす

ベースが実話なだけあって
世界情勢は自分たちが知る以上に
ショッキングに違いない

迫りくる圧の手に怯えながらも
一人の愛国者として毅然に振る
>>続きを読む

すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.4


社会で生きづらくしたのは自分か
それとも社会全体か

感情が波を寄せては返す
一瞬で緊迫感を出せる役所さんに
世界は認めざるを得ないのだろう

人は善にも悪にもなる得る生き物

主人公がそうである様
>>続きを読む

パーム・スプリングス(2020年製作の映画)

3.6


毎日は1日から始まる
1日は毎日にしてならず

積み重なる想い出
時間は巻き戻るけれど
記憶が生きているのがポイント

2人は箱の中で
酸いも甘いも経験し
時を動かしたのだ

幻を見る夜長
目を奪わ
>>続きを読む

DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

3.8


未来は現在へ呼び掛け
砂上先で運命を見つめる

構想歴、壮大感
規格外の映像体験
故に終演後の疲労感

瞬きを忘れる程に
砂漠の美しさが人をも呑み込む

目に映るその総てが
新しくも創造力に富んでお
>>続きを読む

クレイジーズ 42日後(2020年製作の映画)

2.5


荒廃していく世界の片隅で
生き残る術を模索していくのだが
どうにもこうにも部屋を出ない主人公

ある種のモニタリング状態
ただ現実問題、恐怖や計画である以上
あながち判断は間違っていない

映画とし
>>続きを読む

モータルコンバット(2021年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます


戦闘アクション満載で
絶えず闘い、進化する戦士たち

特殊能力も既視感はあるものの
VFX仕上がりも悪くない

日本代表、真田広之さんの
再登場シーンでテンション爆上がり

原作知らないのもあり
>>続きを読む

ジェントルメン(2019年製作の映画)

3.8


悪党達のゲームは
騙し合いの渦中でこそ発揮する

リッチーネタも劇中に見て取れ
ファンには嬉しい作品に完成

裏社会というアンダーグラウンドを
陰湿にさせない笑いどこも有り面白い

キャストが大物ば
>>続きを読む

10万分の1(2020年製作の映画)

2.8


病気の深刻さを描きながらも
残された日々をどう生きるか
誰と、何と、向き合うか

重たいテーマではあるけれど
希望を持つ姿勢を描く若者たち

抱えるものは大きくても
心の度量が上回れる想いがあれば
>>続きを読む

ロックダウン(2021年製作の映画)

3.5


パンデミック禍の封鎖されたロンドン
1組のカップルが迎えるのは
継続か、破局か

キャストがさほど多くない分、
メイン2人のコンビネーションが面白い
キレまくるCEOは見応えあり

世界的な影響で人
>>続きを読む

樹海村(2021年製作の映画)

3.3


序盤のアッキーナ、そして
犬鳴村序盤の明菜

もしや同じ人物?
ここでもマルチバース化が
進んでいるのかもしれない

現代文化を皮肉のように文字った"箱"
記憶を閉じ込め、幾年、
恐怖を記録するかの
>>続きを読む

カポネ(2020年製作の映画)

3.5


強烈な芝居を目の辺りにする
トム・ハーディが挑んだ
悪名と汚名のスカーフェイス

時折見せる無言の眼差しに
無限の意味を感じ
役にハマりきったハーディは、最高

生き長らえ待つは壊れゆく世界か
それ
>>続きを読む

カムバック・トゥ・ハリウッド!!(2020年製作の映画)

3.5


映画の聖地・ハリウッド
3人のレジェンドが賭けた
生命線ギリギリの撮影

映画へのこだわりが強いB級監督
生きる気力を無くした名俳優
映画好きで硬派なギャング

ラスト、デ・ニーロが放つ
怒りの演説
>>続きを読む

ファーザー(2020年製作の映画)

4.1


記憶の断片が結びつかなくなる恐怖
自分自身が何者でもない感覚

認知症を患う毎日は
1日が永遠に続くと言う人もいる

一つのシーンが過去や未来、
そして現在の可能性もあります

誰かの手の中で一息付
>>続きを読む

太陽は動かない(2020年製作の映画)

3.0


産業スパイのあるべき姿
暗躍すべきがモットーだけれど
映画なので甘く見ています

日本映画内では
広く取り上げたプロジェクトのようで
ワールドワイドさがありながらも
その実態はアジアに留まっている
>>続きを読む

アオラレ(2020年製作の映画)

3.5


ウェイトアップ後のRussell
鬼気迫る演技に、眼光が光る

テーマとしては
現代社会の怒りの沸点
小さな種火が業火に燃え
必要以上に相手へ執着する

求めるのは正義が自己満か

とてもじゃないが
>>続きを読む

名も無き世界のエンドロール(2021年製作の映画)

3.5


ドッキリとは
不意な出来事で動悸が激しく乱れるさま

10年越しのラストに
あんなドッキリ仕掛けられると
人は精神まで乱れるに違いない

複雑な終わり方をし
グッドでもバットでも捉えられ、
観た者そ
>>続きを読む

ブレイブ 群青戦記(2021年製作の映画)

3.2


歴史の最中、面白い戦いが始まった
検証バラエティのようで
個人的には実験映画状態

素人vs武人とあってか
武人達も相当に手を抜いてくれてる様子
これは皮肉だが
どうしてもそう印象づけてしまう

>>続きを読む

サヨナラまでの30分(2020年製作の映画)

3.4


SFギミックの入った青春音楽恋愛劇
困惑するほどジャンル多め

俳優たちの"今"が詰まっている中、
今ではあまり見ないカセットテープが
本作を引き立てる哀愁ポイント

互いが互いを教え
成長へと成す
>>続きを読む