いろはさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

いろは

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下妻物語(2004年製作の映画)

3.5

何から何までぶっ飛んでいるが、抑えるところはきっちり抑えてる作品。コメディに振り切ってる。主人公はふわふわしていてかわいいのに芯がしっかり強くて魅力的だなと思った。美しき青きドナウがあきらかに雰囲気に>>続きを読む

旅猫リポート(2018年製作の映画)

3.9

切ないけれど温かみあふれる作品。わたしは猫が大好きなのでたまらなかった。猫への愛、友人への愛、家族への愛。愛に溢れてる。あと優しさ。ゆっくりと流れていく物語に、満遍なくそれらが溢れている。じんわりと心>>続きを読む

シング・ストリート 未来へのうた(2016年製作の映画)

4.0

記録
音楽って素晴らしいなあ〜と改めて実感させてくれる映画。はじまりのうたもすごく良かったけど、この作品も素敵。音楽好きにはたまらない。

沈黙ーサイレンスー(2015年製作の映画)

3.6

17世紀の江戸初期におけるわたしの宗教知識は、せいぜい日本史Bで習った程度。この作品は史実通りなのか?わたしにはこの映画だけを観て判断できない。自分に知識がないのが惜しい。
幕府側のキリスト教弾圧をセ
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ちょっと今から仕事やめてくる(2017年製作の映画)

4.1

ふわっと軽いタイトルからライトな作品を想像していたが、想像よりも重くて中身の詰まった素敵な作品だった。
わたしも日々悩んでいる人間のひとりなので(むしろこのご時世みんな悩み苦しんでいるとは思うが)、と
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CUBE(1997年製作の映画)

3.2

映像を通して何を伝えたかったのか読み取ることが出来なかった。
極限状態において現れる人間の本質?浅ましさ?
でも集められた人の素性や普段の様子があまり描かれてないから、この空間で何を描き出したかったの
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おんなのこきらい(2014年製作の映画)

3.3

ポップな雰囲気に反して、人間の黒い部分がたくさん見え隠れする作品。そのバランスが絶妙。
ただ、ストーリーとしては主人公のキリコの過去が気になった。今の彼女を形成するきっかけになるような出来事があったと
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本当の目的(2015年製作の映画)

3.4

独特の暗い雰囲気が漂っていて、閉塞感・息苦しさが映像の端々から伝わってくる。
静かに淡々と展開していくが、ヤナもマリカもそれぞれが抱えているものが重たく、じわじわと物語に引き込まれていった。
衝撃的な
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キャビン(2011年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

なんと表現して良いのか分からない。凄惨なシーンが多く、終始そちらに気をとられてしまった。(グロテスク描写もホラーも苦手な怖がりなのに、そういう映画が見たくなっちゃう不思議……笑)
終盤の血に染まるエレ
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黒い家(1999年製作の映画)

2.8

全体を通して不気味。単純に凄惨さを追求したシーンや、必要性を問うたくなるようなシーンや要素があり嫌になるが、それもこの不気味な雰囲気を作り出すためなのかもしれない。グロテスクで、視覚的にも精神的にもく>>続きを読む

インシディアス(2010年製作の映画)

3.2

ファンタジー要素強めのホラー映画。幽霊の姿やストーリー自体はそこまで怖くはない。音や映像での演出が上手い。
ストーリーは個人的には物足りなく感じたが、ラストシーンが気になるし、どうやら次作への伏線にな
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トランス・ワールド(2011年製作の映画)

4.0

とある森の小屋で出会った三人の男女。ガス欠の車、壊れた無線。外部との連絡手段が完全に途絶えた中、少しずつ謎が解けて物語が繋がっていく。こういう設定の映画大好き。

ザ・ギフト(2015年製作の映画)

3.4

そこはかとなく不気味な雰囲気が漂っている。
人間っていい意味でも悪い意味でも根本的には変わらないのかもしれない。終盤はゾッとした。

残酷で異常(2014年製作の映画)

3.6

前々から気になっていた作品だが、想像以上に手強かった。笑
最悪な日を繰り返すという点で、最近観たハッピーデスデイが脳裏をよぎったが、全然毛色が違う。こっちは懺悔の意味合いが濃く、ループに巻き込まれたと
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アサイラム 監禁病棟と顔のない患者たち(2014年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

序盤でデジャヴ。以前観た映画に雰囲気が似てる、もしかして?と思ったら案の定シャッターアイランド的な展開だった。結構わかりやすい。精神科医見習いとして訪れた大学生と女性患者の関係が近すぎる。
小さな違和
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ハッピー・デス・デイ 2U(2019年製作の映画)

3.8

前作同様、ホラーなのにコメディ要素があってついつい笑ってしまう。今回はSF要素が強い。でも、ストーリー自体がそもそも非現実的なので個人的には違和感なく受け入れられた。(途中からあまり深く考えないように>>続きを読む

悪夢のエレベーター(2009年製作の映画)

3.5

エレベーターに閉じ込められた登場人物たち。なにやら訳ありな人物ばかりが集結してしまったようで、意外な形でそれぞれの過去が暴かれていく。
コミカルで単調なストーリーなのかと思いきや、中盤から雰囲気が一変
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ライト/オフ(2016年製作の映画)

3.3

ホラー映画の中でも特に音で驚かしてくる系の映画が苦手な私。観始めてすぐに心臓バクバク状態になりつつも、ストーリーに惹かれてそのまま最後まで視聴。
電気を消すと現れるという点では常に緊張感がある。そろそ
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ヴィンセントが教えてくれたこと(2014年製作の映画)

3.8

小学生のオリバーを競馬場やバーへ連れて行ったり、喧嘩の方法を教えたり…。気性も荒い、暴言も酷い、と一見関わったら危なそうだけど、なんだかんだ面倒みが良くて社会で大事なことを教えてくれるヴィンセント。>>続きを読む

最高の人生のつくり方/最高の人生の描き方(2014年製作の映画)

3.3

頑固で気難しいおじいちゃん・オーレンが孫を預かることをきっかけに変わっていく物語。
素敵なストーリーではあるんだけれども、なかなか感情移入できなかった。どうしてだろう。モヤモヤするというか、なんだか違
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アリスのままで(2014年製作の映画)

3.7

若年性アルツハイマー病を発症し、少しずつ色んなものが失われていく主人公・アリスを見るのが辛かった。
言語学に精通しているのに、その言語が彼女の中から抜け落ちていく。思い通りに表現できない。忘れたことを
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素敵なウソの恋まじない(2014年製作の映画)

4.2

好きな人の願いを叶えるために頑張るホッピーさん。ちょっと方向性はおかしいけれども、内気なホッピーさんが一生懸命に奮闘する姿をみて応援したくなる。
ホッピーさんの心がピュアであたたかくて、観ていてとって
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5パーセントの奇跡 嘘から始まる素敵な人生(2017年製作の映画)

3.9

普通の人の5パーセントしか目が視えない青年サリーが、ホテルで働くという夢に挑戦するお話。実在する人物を元に作られた映画だと知って驚き。
わたしがもし普通の人の5パーセントしか視えなかったら、悲観的な気
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ヒトラーの忘れもの(2015年製作の映画)

4.2

ナチスがデンマークの海岸沿いに埋めた地雷を、少年兵たちが命懸けで除去する。埋めたのは彼らではない。しかし、敗戦国の人間として、国に帰るためには任務を全うしなければならない……なんとも理不尽だ。辛い。戦>>続きを読む

はじまりへの旅(2016年製作の映画)

3.8

人里離れた森で生活をする一家が、亡くなった母の願いを叶えるために旅に出る物語。
コメディ寄りかと思ったが、シリアスな描写もあり、教育やそれを取り巻く環境について考えさせられる。
誰の考え方も間違ってい
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国際市場で逢いましょう(2014年製作の映画)

4.0

過酷な状況にも負けず、家長としての役目を果たした男の生き様が描かれている。
自分の人生より家族を守ることを第一に考え、危険な仕事にも手を挙げる。また家族と再び会うために、待ち合わせ場所である店を大事に
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あなたの初恋探します(2010年製作の映画)

3.0

ミュージカル舞台監督のジウと初恋相手を探す仕事をしているキジュンの物語。
淡いドキドキ感を楽しめるラブコメ。
インドの回想シーンがロマンチック。映像が美しい。
顔が似ていたので、てっきりインドで出会っ
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さまよう刃(2014年製作の映画)

3.4

いつも残虐性の高い少年犯罪のニュースを見るたびに複雑な気持ちになる。被害者の情報は明るみになるのに、加害者の情報はプライバシーに守られて一切報じられない。
殺された被害者は突然人生を奪われてしまったの
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