はるさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

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X エックス(2022年製作の映画)

3.3

あの歳になっても性欲が衰えないパールおばあちゃんが、怖いというよりむしろかわいく思えてしまいました。
性欲と人殺しの快楽がセットになってるみたいで不気味だったけど、おばあちゃんだから全然怖くなかった。
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湯道(2023年製作の映画)

3.6

お風呂に魅了された人たちの群像劇でした。
とにかくゆっくりお風呂に入りたくなります。
子どものころ、祖父母の家に五右衛門風呂があって、石鹸と薪の香りが入り混じったような独特の香りがしていたことを、これ
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ウインドトーカーズ(2002年製作の映画)

4.5

これはかなり面白かった。
今の時点では今年観た中でNo.1。なのにどうしてこんなに評価が低いんだろ?

真珠湾攻撃やミッドウェー海戦など、暗号解読が戦況を大きく動かしたあの大戦で、ナバホ族の活躍があっ
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M3GAN/ミーガン(2023年製作の映画)

3.4

ミーガンのビジュアルに釘付けになりました。
ほっぺはふっくらして子どもっぽいけど、目は知性ある女で、人工的な冷たさもあって、すごくよく考えられた顔だと思う。

でも最新の技術を以てしても、山の中を二足
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ガンズ・アンド・キラーズ(2023年製作の映画)

3.5

妻と娘の3人で町の外れに暮らすコルトン・ブリックス(ニコラス・ケイジ)。かつては凄腕ガンマンとして名を馳せるも、今は雑貨店を経営して静かに暮らしていました。
ある日、娘と2人で帰宅すると自宅には数人の
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Pearl パール(2022年製作の映画)

3.7

ダンサーを夢見る女の子かと思ったら、人妻?
その割には幼稚な言動で最初から違和感に満ちていたんだけど、シリアルキラーとしての表情もすごくうまかったです。
コロナ禍を彷彿とさせるスペイン風邪流行下という
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ローマの休日 4K レストア版(1953年製作の映画)

5.0

服が乾くのが早すぎる。もう少しあのふたりに時間をあげてほしい。
何度見ても、やはりこの部屋のシーンと最後の握手のシーンが好きです。


年末放送の4K版プレミアムシネマのレビューはこのページで合ってる
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東京物語 4Kデジタル修復版(1953年製作の映画)

4.3

尾道に暮らす老夫婦が、東京で暮らす子どもたちの家を訪れ、数日間を過ごす物語。

山田洋次監督の『東京家族』を見たことがあるので、初めて見る作品とは思えない、どこかしら懐かしい感覚がありました。

自分
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用心棒(1961年製作の映画)

4.2

『ボディガード』でフランク(ケヴィン・コスナー)がこれを62回も見たと言ってました。レイチェル(ホイットニー)とのデートにも選んでいた『用心棒』ずっと気になっていました。


跡目相続がこじれて、一つ
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ダークグラス(2021年製作の映画)

2.8

早い段階で警官があまりにも簡単に殺さてしまうから、気持ちがグンと下がってしまいました。
せめて、盲目を武器に暗闇で戦うような展開があっても良かったのに。
挙げ句にヘビや盲導犬があそこまでやる?っていう
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遥かなる大地へ(1992年製作の映画)

3.8

すごく久しぶりに見たけどやっぱりこれ好き。

・身分差のある恋愛
・オクラホマのランド・ラン
・ニコール・キッドマン
・トム・クルーズ

と、私の好きなものが揃ってる上に、ジョン・ウィリアムズの曲をエ
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カリガリ博士(1920年製作の映画)

4.1

100年も昔の白黒サイレント映画がここまで面白いとは思っていませんでした。
『マッシブ・タレント』でニコラス・ケイジが好きだと話してたのでクリップしたのに、9ヶ月間放置していました。もっと早く見れば良
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お早よう(1959年製作の映画)

3.8

生誕120年、没後60年となる小津安二郎監督作品をデジタル修復版で。

昭和30年代の前半?
東京郊外の密集した住宅地に暮らす庶民の日常が描かれていました。

とにかくご近所付き合いの距離感が近すぎて
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ニューイヤーズ・イブ(2011年製作の映画)

3.6

ボールドロップを仕切ってたの、ヒラリー・スワンクだったんだ。
『フリーダム・ライターズ』や『ミリオンダラー・ベイビー』を見たのがここ数年の事で、どこかで見かけた女優さんだとは思っていたんだけど、これで
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幸福のスイッチ(2006年製作の映画)

3.4

上野樹里演じる怜はイラストレーター。
作品にこだわりすぎるあまり、上司やクライアントの指示に従うことが出来なくて会社を辞めます。
そんな怜が実家、和歌山県田辺市の電器店を手伝う事で、お客さんとのつなが
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いちご白書(1970年製作の映画)

3.5

苦手なアメリカン・ニューシネマだけど、これは主人公の気持ちがわかりやすかった。

何者かになりたいけど、特別な主義主張を持っているわけでもないから何者にもなれない。でもひょんなことからヒーローのように
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大阪古着日和(2023年製作の映画)

3.8

クリスマスイブ、家族はそれぞれ予定を入れていたので、スパークリングワインをあけて1人で笑わせてもらいました。

さらば青春の光の森田哲矢が本人役で綴る古着カルチャーへのラブレター
単独ライブのために大
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バイオレント・ナイト(2022年製作の映画)

3.6

『ダイ・ハード』と『ホーム・アローン』に血みどろのバイオレンスを足した感じ。
映倫区分はR15+
ターゲットはどこ向け?
という疑問を持ちながら鑑賞したら、意外と楽しかった。
サンタを信じなくなった大
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トランボ ハリウッドに最も嫌われた男(2015年製作の映画)

4.0

もっと早く観れば良かった。ずーっとクリップの海に放り込んだままでした。

好きな恋愛映画は?と聞かれて真っ先に来るのは『ローマの休日』。反戦映画なら『ジョニーは戦場へ行った』
どちらもスコアは満点をつ
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ティル(2022年製作の映画)

4.5

今まで見たこともないひどい遺体のシーンがあります。でも、その姿を世界に見せるのが母メイミーの覚悟なので、これに目をそむけてはいけないんです。


エメット・ティル、通称ボボ

1955年ミシシッピ州の
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東京タワー オカンとボクと、時々、オトン(2007年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

下宿を始めてからは好き勝手におかんの仕送りで遊んでいた息子だけど、ちゃんと自立出来るようになって良かったね。おとんの血を引いているから心配だったけど、そこはおかん愛の勝利でしたね。

息子の友達と一緒
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ウェディング・プランナー(2001年製作の映画)

3.2

WOWOW『クリスマス直前!珠玉のラブロマンス映画特集』より

敏腕ウエディングプランナーが恋した相手は顧客の婚約者でした、ってお話し。

これを珠玉と呼べる?みんな結婚を軽く考えすぎじゃないかな?マ
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50回目のファースト・キス(2004年製作の映画)

3.8

交通事故が原因で短期記憶喪失障害になったルーシー。
事故前のことはしっかり覚えているのに、新しい記憶は1日で忘れてしまう。だから彼女にとっては毎日が10月13日。
彼女が毎日同じルーティンを繰り返せる
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シティ・オブ・エンジェル(1998年製作の映画)

3.3

メグ・ライアンの外科医がどうもしっくりこない。(ショートのパーマヘアはかわいい)
ニコラス・ケイジはちょっと気持ち悪い。

天使が人間に恋するというファンタジーがそもそも私には向いていなかったみたい。
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コールド マウンテン(2003年製作の映画)

3.9

登場人物が多いんだけど、豪華キャストのおかげで「あれ?この人誰だっけ?」とは絶対にならない。人物相関図が簡単に組み立てられるから気持ちがすぐに入っていけました。
ひと目見ただけでフルネームが言える人が
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少女バーディ ~大人への階段~(2022年製作の映画)

3.6

ドラマ『THE LAST OF US』のベラ・ラムジーに魅了されて。この子の個性的な顔立ち、すごく可愛いです。
こちらも同じ14歳の女の子役でした。
中世のイギリスを舞台にフェミニズムを訴えるという設
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ウォンカとチョコレート工場のはじまり(2023年製作の映画)

3.6

ティモシー・シャラメのウォンカは良い人過ぎました。
ジョニデ版ウォンカともジーン・ワイルダー版ウォンカとも違う。前日譚というより別のお話しでした。
だって、今回のウォンカが、オーガスタスやバイオレット
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ナポレオン(2023年製作の映画)

4.2

久しぶりにスケールの大きい歴史ものをスクリーンで見られて大満足です。
丘の上からものすごい数の兵を動かす姿に興奮しました。まるでナポレオンの隣で観戦しているような臨場感でした。

悪役として定評のある
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決断の3時10分(1957年製作の映画)

3.7

勧善懲悪じゃない西部劇。
ラッセル・クロウとクリスチャン・ベイルのリメイク版『3時10分、決断の時』が好きなのでこちらも楽しみにしていました。

捕えた強盗団のボスを護送し、3時10分発のユマ行きの列
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シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

3.8

面白かった。完全に食わず嫌いでした。
私にとってはゴジラの形態がどうとかはあまり関係なく、それよりも未曾有の災害が起こった時の政府の対応が面白かったです。
「人も物資も法律も足りない」だなんて、数年後
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いつかの君にもわかること(2020年製作の映画)

3.8

実話から着想を得たストーリーだそうです。
33歳のシングルファーザー、ジョンが不治の病で余命宣告を受けます。4歳の息子マイケルの養子縁組を申し込み、候補に上がる複数の家庭を訪れ面談しますが、息子の幸せ
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グラディエーター(2000年製作の映画)

4.0

『ナポレオン』の予習として。
今回はホアキン・フェニックス演じる悪役のコンモドゥスに注目して鑑賞しました。
そしたら何とも悲しいお話しでした😢 皇帝の息子として生まれながら、その器を持たず、皇帝からの
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オードリー・ヘプバーン(2020年製作の映画)

4.0

ある程度の生い立ちは知っていたけど、本人映像や関係者の証言などが織り交ぜられ、よりオードリーの魅力が伝わってきました。

少女時代、栄養失調に陥ってユニセフの支援で助けられたこと、そしてその晩年はユニ
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ハンナ(2011年製作の映画)

3.3

元CIA工作員の父親から暗殺者になるために育てられたハンナの過酷な運命

filmarksのスコアは低いけど、ケイト・ブランシェットの名前があったので観てみました。
主演のハンナ(シアーシャ・ローナン
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トレマーズ(1990年製作の映画)

3.7

人口14人の小さな町に巨大地底生物が現れて住人を襲う。B級感満載なあらすじだったけど意外に面白かったです。
関連作がたくさんあるので、きっと根強いファン層がいるんですね。

まだ『フットルース』の面影
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逆転のトライアングル(2022年製作の映画)

3.6

セレブたちが乗る豪華クルージングが難破し無人島に流されるストーリーです。
filmarksのあらすじを読んでから鑑賞したので楽しみが半減した気がしますが、、、


男女格差から始まって、従業員と客との
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