kymさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

デイアンドナイト(2019年製作の映画)

4.0

自分の観たタイミングと、内容的に、すごく苦しかった。

実際、児童養護施設の予算の話とかを考えると、現実離れしている部分もあったように思う。
ただ、善と悪はどこからくるのか?という問いはとても大切なも
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愛がなんだ(2018年製作の映画)

3.5

テルコも仲原も、他人から見たら批判されるかもしれないけど、分かるなぁ~としんみり思ったなぁ。個人的には、仲原すごく好き。

いつまで思ってんだとか、実は自分が一番分かってる、それでも執着してしまう気持
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9人の翻訳家 囚われたベストセラー(2019年製作の映画)

4.0

面白かった!

ミステリーとしても勿論楽しめたし、文学 - 商業の矛盾、妥協点についてメッセージがあるような感じ。

素人目線ではあるけれど、
この内容の作品を、興業収入に目がいきやすい映画の世界で表
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君は永遠にそいつらより若い(2021年製作の映画)

4.5

消えたいと願うことと本当に消えてしまうことが本人にとって紙一重なんだとしたら、私は今大切な人と一緒にいる間に、できるだけ真摯に誠実に気持ちを伝えたいなと、思ったなぁ。

もう一度観たい。


余談だけ
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寝ても覚めても(2018年製作の映画)

4.0

最初はクスッと笑ながら楽しんでみていたけれど、気が付いたらすごく感情移入して観ていたのかも。
途中で裏切られるような感覚に怖さを感じて、その感覚がJokerと似ていた。

でもそれよりも何よりも一番怖
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アイネクライネナハトムジーク(2019年製作の映画)

3.5

伏線が分かりやすくて、テンポよく進むストーリーが気持ちよかった。

あしがらさん(2002年製作の映画)

5.0

評価をするものではないけど、多くの人に見てほしいので、5で。
8/31まで無料公開しているそうなので是非

バーニング 劇場版(2018年製作の映画)

3.5

見よう見ようと思って後回しにしていた作品。
イ・チャンドンに対する期待で観たけど、難しかった。
でもこのもやもやと難しさって映画じゃないと描けない気もするから、楽しくはあった。

いろいろ想像を膨らま
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名探偵コナン 緋色の弾丸(2021年製作の映画)

3.7

初めてコナン劇場で観た。
迫力あるから劇場の方が好きかもしれない

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

3.5

たくさん泣いてしまった、一人で観たかったなあ。
寒いけど一人で余韻に浸る

14歳の栞(2021年製作の映画)

3.0

結構楽しみにして行って確かに面白かったのだけど、なんだかすっきりしない感じだけが残ってる。
圧巻の結末がないからもやもやしているわけじゃなくて。
自分の幼少期なんて空っぽだったかもしれないなと、ふと感
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春江水暖~しゅんこうすいだん(2019年製作の映画)

3.0

映画の技術などに詳しい訳じゃないからあまりカメラワークを意識することは今までなかったけれど、意識せざるを得ないほど長かった。
それが文字通り大きい自然を表現するにはちょうどよいってことなのかな?

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わたしの叔父さん(2019年製作の映画)

3.5

寝不足とかで行くと十中八九寝るほど静かな映画だった。
でも、クレジットが出るときの映画館の静けさと作中の日常生活の音がリンクして、不思議な感覚に包まれた。

こういうテンポの映画も面白いと思えるように
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マーティン・エデン(2019年製作の映画)

3.2

久しぶりの映画館🎥

何だかストーリーの終わりに心がざわざわした。
きっとそれは、作中に出てくる社会の縮図のような複数の関係性の中に、対話や結び付く可能性を見出だせなくて、心が疲れたからかな、と後から
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アメリカン・スナイパー(2014年製作の映画)

4.0

何を伝えたくてこの映画作ったんだろう、戦場にいる一人一人にも家族がいることなのかな。
って考える方にこだわることも出来るんだけど、本当はもっと、自分のなかに沸き起こる感情が何であるのかを言語化したいな
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ママをやめてもいいですか!?(2020年製作の映画)

3.0

YouTubeで期間限定無料公開してた。

ママ(に限らずパパも含めて)が安心して子どもを育てられる場所を守りたいなとしみじみ。
作中に出てくる以外にもいろんな形の夫婦・家族があるだろうから、百人いる
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走れ、絶望に追いつかれない速さで(2015年製作の映画)

3.5

勝手にいなくなったり、突然、何も言わずに消えてしまうなんてずるいなぁ。なんて思ってしまう。
からこそ、作中の「自分の全然関係ないところで死なれる方が悲しい」という台詞はすごく素直で人間らしい言葉だなと
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映画 えんとつ町のプペル(2020年製作の映画)

4.0

ストーリーはありきたりだし進撃の巨人と似ている部分もあったけれど、すごくすごくよかった。

「知らないことを知らないままにする人への怒り」ではなく、「自分の志のままに進む人へのエール」が掻き立てられる
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蒲田前奏曲(2020年製作の映画)

3.5

好きな作品とそうじゃない作品が自分のなかでわかれて、ある意味自分の感じかたを楽しめた。

写真や絵を見たときに、それを撮影してる人や描いてる人がいるんだよなって改めて思ったことが最近あって、カメラで撮
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ミッドナイトスワン(2020年製作の映画)

4.5

バレエの手の形がすっと伸びて美しくて、どうかその伸びた手の先に希望があるようにと、思わずにはいられなかった。

そして、
たった一人の人がその人として生きるだけだとしてもあまりにも制約が多い世の中を、
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静かな雨(2020年製作の映画)

4.5

記憶を失う物語は観たことがあるけれど、風景も言葉も音も人もすごく優しくて、入り込みたくなって、すごく好きだなあってまた感じさせられた。

「ちょっと長くなるけど、聞いてもらえる?」なんて最後に人に伝え
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四月の永い夢(2017年製作の映画)

4.0

出てくる人出てくる人が、よくある日常に生きてるようで、ちゃんとその人が主人公の人生を送ってるんだなと分かる瞬間が多くて綺麗だなあと思った。

愛想笑いの似合わない顔なんて、最高の褒め言葉。
最後の笑顔
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ジョーカー(2019年製作の映画)

4.5

どんな人にもピエロのような一面ってあるんじゃないか、
本当にしんどいときほど笑ってないとやってられないんじゃないか、
最愛の人に自分のしんどさを預けられない辛さはどれほどか、
そういう重荷で崩れそうな
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Calling(2012年製作の映画)

4.0

自分が今どんな気持ちにあるのかで見えるものも変わるんじゃないかな、というのが一番。

一緒に見てた友達が何気なく言ってた誰かを傷つけかねない感想に複雑な感情を抱いて、聞いててしんどいなぁ~なんて感じた
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37セカンズ(2019年製作の映画)

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ゆまがお家に帰ったらお母さんにきっと叱られるんだろうなという場面で何だか続きを観れなくなってしまった。

この子の尊厳が傷つけられる姿が次の場面にきっと来るんだろうと想像が出来て、心臓が掴まれたような
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種をまく人(2016年製作の映画)

4.5

言葉を奪われた人たちの叫びをひしひしと映像から感じて終始苦しかった。
どの人も大切にしたい何かがあって、それが家族だったり生徒だったり正義だったり平穏な日常だったりするんだろうけど、ぶつかりあった歪は
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