ぐさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

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攻殻機動隊ARISE border:2 Ghost Whispers(2013年製作の映画)

3.0

話の二重構造はいつもの事だけど、今回は背景説明が粗いかもなぁ。全体的に性急。が、各キャラが完成され過ぎていちいち格好いい。次作と完結話とのリンクもあるだろうし単体で評価しにくい。ただ3Dモデリングはち>>続きを読む

スティーヴン・キングは殺せない!?(2012年製作の映画)

2.6

低予算の変な映画でした。スティーヴンキングのオマージュの割に全体の映像が間抜けというかなんというか…。この手のものに必要な殺人鬼の怖さが何故か全くないように思えるのは気配の出し方が甘いからかな。ハンマ>>続きを読む

劇場版 とある魔術の禁書目録 エンデュミオンの奇蹟(2012年製作の映画)

3.1

アニメ特有の展開、話の整合性がないというのは目をつむるとしてあまりに文化的なオマージュが多い。ゲームやアニメ、SF、宗教のごった煮が様々な事を可能にしているとは思った。アクションシーンや背景の質は高い>>続きを読む

47RONIN(2013年製作の映画)

2.8

ハリーポッターのテイストに、ロードオブザリングの背景。確かにわかりやすさはあるものの、討ち入りの部分がもう少し明るく作ってあればいいのに、という感じ。吹き替えで見たのですが、声が奥行ないのが気になりま>>続きを読む

ファインド・アウト(2012年製作の映画)

3.1

アマンダゼイフライドのイカれ演技がいいですね。青と黒を強めに出した映像と簡素なBGMが雰囲気、緊張感を出しているが話のオチや流れの強引さがマイナス。犯人がいるかどうかのせめぎ合いがもっとあってよかった>>続きを読む

ベルセルク 黄金時代篇 II ドルドレイ攻略(2012年製作の映画)

3.3

話の要点をつまむとこうなってしまうよね…。3Dモデリングの多用とその使い所の取捨選択は1章と変わらず謎な感じ。マンガのクオリティを再現するのは難しいが…。血飛沫とかもシーンごとで差があるので演出も大変>>続きを読む

ルパン三世VS名探偵コナン(2009年製作の映画)

2.7

コナンの下地にルパンを足した印象。話自体の乱暴さも相当だが、推理も出来過ぎで見えざる手が働きすぎでしょう。謎解きも続き物であるなら、どこかで言及すべきじゃないかな。作品全体の質もテレビの延長にしか見え>>続きを読む

ブランカニエベス(2013年製作の映画)

3.2

無声に白黒に4:3。クラシックへの尊敬の念を感じた。短いカット割に固定のカメラワーク、アイリスに映像の重ね。カンテとともにカットが切り替わる場面とベールごしの映像が良く全体に音楽との親和性も高い。ただ>>続きを読む

仮面ライダー×仮面ライダー 鎧武&ウィザード 天下分け目の戦国MOVIE大合戦(2013年製作の映画)

3.0

特撮らしく細かい動きのつなぎにカメラを回転させたりブレを付けて動かしたり、細工が多く見られました。が、やっぱりCGエフェクト大味。話はどれだけ過去の遺産を使うかに思えるのは良くも悪くも総集編感強い…。

ザ・コール [緊急通報指令室](2013年製作の映画)

3.0

WWEスタジオカラーなのか、ラストの俺らで天誅、助けいらない方向に持っていく強引さがみられた。話や映像のつくりなんかはお金かかったTVスペシャル並かな、良くも悪くも。緊張感も音で過多に煽っている。トラ>>続きを読む

武士の献立(2013年製作の映画)

3.0

テロップを主役2人で歩いてるとこに重ねるのをいい加減考えて使わないとね…。典型的な時代劇の割に加賀のうんちくとかないので、ライト層を狙った形かなと。精神論的な良さで話を引っ張るでもなく、ドラマ性と雰囲>>続きを読む

ハーフ(2013年製作の映画)

3.2

日本と他国のダブルルーツを持つ人々のドキュメンタリー。面白かった。ただ映画とみるなら性急で尺が短いかな。問題提起と個々の考えが提示されてるつくりはいいと思うけど、年代別でのハーフである葛藤や意見を見れ>>続きを読む

トーキョービッチ,アイラブユー(2013年製作の映画)

3.0

現実の固定、妄想の手持ちカメラという使い分けが面白いと思った。橋のシーンまで含め徹底してれば良かったが動き的に難しかったのかな。惜しむべきは音。極力BGMではなく背景描写で心象表現してたのに、突然のギ>>続きを読む

消えたシモン・ヴェルネール(2010年製作の映画)

3.3

視点が変わると見える物は変わるを、まさかの5視点で同じウェイトをおいて描く語り口がユニークで良かった。無機的で気怠く、はっきりとしないソニックユースの音楽も良。ただし映像に特質さはないかな。オチは潔く>>続きを読む

羊たちの沈黙(1990年製作の映画)

3.1

90年代ハリウッド的な作品で、最後の攻防なんかは今でもよく使われる手法だな、としみじみ思った。この映画はなんと言ってもアンソニーホプキンスの手柄だと思う。知的かつ異常を見事に演じてるし、カメラへの収ま>>続きを読む

13日の金曜日(1980年製作の映画)

3.0

Blu-ray版で見たら環境との相性か強い色味が綺麗な発色で意外。話はもう笑うしかないよね。怖がらせるお決まりSEの多用と陳腐さ、あくまで音主体での盛り上げ方もこれだけ多いと…。最後のジェイソン君は良>>続きを読む

劇場版 HUNTER×HUNTER The LAST MISSION(2013年製作の映画)

2.7

前作よりはマシだが音楽の誇張感が酷く、話の構成や演出に全く成長を感じない。原作リスペクトは強いが生かす事はできず、魅力的な設定も台無し。尺とファンの喜ぶ要素のバランスを大事にしないと80年代アニメみた>>続きを読む

魔女っこ姉妹のヨヨとネネ(2013年製作の映画)

3.4

素晴らしい。とにかく視点とキャラの動きを見せつけて、情報量の多い映像にわかりやすい話で複雑さを回避している。自転車とかホウキ、ある徳間作品を彷彿とさせながらも、I.Gとも異なる描き方をしたufotab>>続きを読む

ジェリーフィッシュ(2007年製作の映画)

3.0

テンポも雰囲気も映像も嫌いじゃないし、話のありかたも悪くないと思う。しかし、この3話をオムニバスでなく並列化した意味が不明。人は出会いで光を見出す的な内容だとは思うんだけど…。車に衝突したSEの軽さで>>続きを読む

007/ムーンレイカー(1979年製作の映画)

3.1

ジョーズの連投が発覚する序盤からアクロバティックな動きを多く取り入れ、観客に実写的な撮影アイデアをアピールしているが、チャーといい悪役の笑えるコミカルな動作がシーンごとのオチとして挿入されてしまうため>>続きを読む

007/ユア・アイズ・オンリー(1981年製作の映画)

3.2

今回もコミカル路線。スキーのBGMからして狙っている感じがした。唯一面白い差としてはコロンボという相棒の登場。通常、騙し討ちでの切り返しが多いムーアボンドだけど、今回のような一団としての動きもたまにあ>>続きを読む

007/オクトパシー(1983年製作の映画)

3.2

前半のインド魔術オンパレードに、今回くらい擦り傷は負うだろうという追われっぷりをかわすボンドの無敵さが、ハラハラ感を失くしシリーズのマイナス点であるいつも通りの展開を演出してしまい飽きが。うーん、ヒロ>>続きを読む

007/美しき獲物たち(1985年製作の映画)

3.2

悪役もボンドガール(ヒール)も特徴的で、徐々に面白くなっていった印象がある。秘密道具のポイントは抑えていないが、炭鉱の大仕掛けや、ラストの橋の上での攻防は誇張が強く、007らしさが出ていた。間抜けさも>>続きを読む

007/リビング・デイライツ(1987年製作の映画)

3.2

初のダルトンボンドはなかなか。Qのアイテムも効果的で、映像としての見せ方も良い。オープニングのシーンはダルトンの紹介を兼ねていたのかな、あまり本編と関わりがないが悪くはなかった。テンポが早く、娯楽作と>>続きを読む

007/消されたライセンス(1989年製作の映画)

3.2

変に熱いボンドだった。奥様発言いらなかったんじゃ…。人物が多く脱落しないうえ見た目もしっかり映らない悪役達の区別が難しく、練ったであろう脚本がよけいに複雑さを出している。がアクションと見れば90年代ら>>続きを読む

ファイアbyルブタン(2012年製作の映画)

3.3

扇情的なパフォーマンスにほぼ裸の格好、なのに全くエロスを感じず、体の綺麗さのみが印象に強く残った。映画という枠で測ると単調かつ飽きがくる繰り返しの構成に呆気ないラストだけれど、映像作品としては良かった>>続きを読む

手塚治虫のブッダ 赤い砂漠よ!美しく(2011年製作の映画)

2.2

脚本が…3部作ありきにしても要点のみをなぞっているので総集編のような印象をうける。また壮大な音楽の挿入加減は宗教要素を強く感じさせ、表情の少なさがコマの少なさにも直結してしまい、背景の人物たちが止まっ>>続きを読む

ブラインド・フィアー(2012年製作の映画)

2.9

盲目の主人公を意識してかSEが比較的大きめに作ってあったのは良し。ただ話は平凡で、ほぼ密室に近いシチュエーションが脚本に窮屈な印象を与えていた。前半は突然の死体だったり逃げたり考えたなと思うけれど後半>>続きを読む

黒執事(2013年製作の映画)

3.4

失笑のシーンも多く、このリアクションをOKしちゃうの?ってぐらいやり過ぎ。伊武雅刀はギャグに見える間の取り方…。水嶋ヒロは役にピッタリで良かったが、優香の顔芸があまりに印象強く、映画全てを持っていかれ>>続きを読む

神奈川芸術大学映像学科研究室(2013年製作の映画)

3.2

映像の色と、手持ち排除のカメラワーク、登場人物のテンションの低さと、無機的なイメージをもたせる要素が多く、それがブラックというほどではないはずのユーモアを引き立てていた。音も適度なバランスで、狭い空間>>続きを読む

エンド・オブ・ホワイトハウス(2013年製作の映画)

3.2

例のホワイトハウスダウンよりも惨状感が高く、メッセージ性はある分、あまりムチャな展開がないかな…話の転がり方の好みはあるけど、主人公の無敵さで押し通す後半にもう少しドラマほしかった。なかなか面白かった>>続きを読む

コンプライアンス 服従の心理(2012年製作の映画)

3.0

ノンフィクションのイメージを高めるために全体に低調なテンションで進行。BGMなし、密室という画的にも単調になりがちな被写体含め、飽きを感じた。操作側の移動で単調な映像への対策をしているが…。主旋が誰の>>続きを読む

ROOM237(2012年製作の映画)

3.1

シャイニングを紐解く指標というより、各人の見解、発見の羅列を高い密度で並べた作品。なので1本のストーリー的な起伏もなく多数の目線という面白さを見せた映画ではあるけれど集中力が足りず、途中で思考しながら>>続きを読む

オンリー・ゴッド(2013年製作の映画)

3.2

客観的な視点のみで構成され、緊張感ありつつも過激な演出が監督の作風にしては少ない。娯楽に見せたくなくてカラオケはその皮肉かな。映像は流石だが、振り切り方が気になるのは好み次第か。影と照明効果は面白いけ>>続きを読む

エル・スール(1982年製作の映画)

3.5

一転ミツバチよりもドラマが綴られる理解しやすい内容だった。カメラのアングルや色と影、詩的な語り口なんかは印象に残る反面、世界の巨匠と言われる程のインパクトはなく…。ビクトルエリセは少女を撮るのがよほど>>続きを読む

MUD -マッド-(2012年製作の映画)

3.4

いい映画だ。スタンドバイミー、という宣伝文句よりも少年冒険物+恋愛アクションという雑多さながらまとまりがあった。恋愛面を丸く納めず男らしく終われたとこも良かった。登場人物の詳しい背景は曖昧ながら、古今>>続きを読む