冒頭の80年代の天草とクリスチャンのお葬式から始まり、樋口可南子と平田満の初々しい恋愛がはいり、寅さんのいらぬアドバイスがきっかけのドタバタ創作劇と展開が楽しい作品。
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カタギになって結婚するかつての舎弟にカタギに戻ったなら渡世人とは縁を切ってマジメに働け、と言い、遊び人のトニーに惹かれる風子にはカタギの真面目なやつと所帯をもてと言い、一方カタギだけど女房に逃げられた>>続きを読む
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寅さんの法事のシーンは笑える。竹下景子の美しさと切なさ溢れる演技。初々しい中井貴一と杉田かおるのカップルのラブシーンはドキドキする。さくらの家にはワープロが出てきていよいよ現代に近づいている感じがした>>続きを読む
渥美清は都はるみファンだったけど、最後のコンサートのシーンには寅さんが出ていないのがまた粋だった
ジュリーと田中裕子の力でどストレートなラブロマンスをグイグイ見せられてしまった。ジュリーの二枚目ぶりに寅さんも寂しげ。
中絶の権利が声高に叫ばれたり、毒親とか親ガチャとか家族のしがらみの問題がミームになって流通したりする世の中で、それらのわかりやすい問題から抜け落ちてる、生まれてきてしまった当事者たちを丁寧に掬い上げる>>続きを読む
2022年現在でならず者国家なるワードを出して英雄譚を紡げるアメリカという国の強さを全身で浴びた。
異様な緊張感が美しい画面でずっと続く。オンリー・ゴッドよりもさらに研ぎ澄まされた狂気の世界に魅了された。
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アメリカのガチ田舎の憂鬱を描かせたら右に出るものはいないテイラーシェリダン。山火事と暗殺者の追いかけっこの2つの脅威との対峙があまりプロットに活かせてない気がしたけど、凡百の女々しいコンテンツと比較す>>続きを読む
話の展開はいまいち盛り上がりにかけたが、いしだあゆみの艶かしい演技が妙に印象深い一作。お酌をするときの物憂げな眼差しとしなだれ具合がなんとも色っぽい。片岡仁左衛門演じる陶芸家とその取り巻きたちの上品な>>続きを読む
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だいぶ期待値を下げて若干斜に構えて臨んだのもあると思うけれど、ウルトラマンが超カッコよかったので良い映画だと思う。オタクが予想した通りのストーリーで、9割型ネタとして処理されるはずの巨大化ネタも律儀に>>続きを読む
前評判が悪かったけど日本愛あったし面白かった。このくらいのノリで真田正之主演でガンガン日本をモチーフにしたハリウッド映画作って欲しい。
良い塩梅のバットマン。バットモービルが環境に悪そうだった。
この映画がタチの悪い冗談であり続けてほしい。ジョナヒル演じるバカ息子が最高。