厚揚げさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

厚揚げ

厚揚げ

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マイ・インターン(2015年製作の映画)

4.0

上質な大人の映画という感じ
実際にありそうな問題や人間模様が描かれる中で、生きがいややりがいとどう向き合うかという部分にフォーカスが当てられていた
生き生きと生きたい
そのためのまず第一の簡単な手段と
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きみに読む物語(2004年製作の映画)

4.0

既視感のあるような超王道ラブストーリー
設定もありがちではあるが、厳しい現実を突きつけつつ最後はほっこりさせてくれる純愛映画

恋心は色んな処理の仕方がある
内に秘めたり別の人に恋したり諦めたり忘れた
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明日に向って撃て!(1969年製作の映画)

4.0

50年前の映画がBlu-rayの高画質で見られ映像の古臭さが感じられないのはいいことかもしれない
昔の、特に西部劇は興味なかったが割と面白かった
面白さの具体性を問われると難しいが目の離せない魅力があ
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題名のない子守唄(2006年製作の映画)

4.0

冒頭からインパクトのあるシーンで惹き込まれる
主人公もミステリアスで徐々にその行動の目的が明らかになっていくが、それがちょうどいいバランスになっていてそのことを楽しめる内容になっている
少しだけ救いも
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ブラック・スワン(2010年製作の映画)

4.5

う〜ん、これは久々にすごい映画を観た!という気分
内容の所々でウッと思うシーンやホラー的要素が含まれているが、むしろその激烈さがなければ成立しない

白鳥と黒鳥を1人で完璧に演じきるというのはどちらか
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奇蹟がくれた数式(2015年製作の映画)

4.0

インドの魔術師と呼ばれた天才数学者ラマヌジャンの映画
異国の異文化と異人の中で結果を残すという並外れたことをやってのけたその生涯を描いた作品
ラマヌジャンの閃いた数式を見ればその才能の傑出っぷりがよく
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アルマゲドン(1998年製作の映画)

4.0

これぞSF映画という王道物
息もつかせぬ展開の数々がよい
ただ合間合間に少しだれるのと、そこそうなるか?と気になる部分がいくつかあった
物理学的なところと登場人物の感情や行動に多少の違和感を感じるもの
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めぐりあう時間たち(2002年製作の映画)

2.5

普通はネタバレになるからそんなことはしないがこれはむしろ先にWikipediaでも読んであらすじを知っておかないと、誰が誰で何なのか意味不明でそれがいつ繋がるのだろうかと見続ける苦痛を感じることになる>>続きを読む

きっと、うまくいく(2009年製作の映画)

5.0

オチまでしっかり見事
生き方や挑戦したいことに前向きになれる

「きっとうまくいく」という言葉は単なる祈りではなく自分の選択を肯定して奮い立たせ最初の一歩を踏み出すための勇気の言葉だと受け取った

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ヒア アフター(2010年製作の映画)

3.0

最序盤のおもしろそうからの大失速
絶妙なつまらなさ
3人の主人公がいるような見せ方は新しいがそれが成功しているとは思えない

オカルトの設定自体は構わないが、それに関わった人たちがどうのこうのという深
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トガニ 幼き瞳の告発(2011年製作の映画)

4.0

やや過剰演出かなと思う部分もあったが総じて見応えがあり映画としては面白かった
ただ内容の事実を切り出せば凄惨で不愉快なものであり悲しい気持ちになる
一方こうした形で注目されて世間を動かしたという意味で
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ベンジャミン・バトン 数奇な人生(2008年製作の映画)

3.0

設定を見て面白そうだと思って観たが当てが外れた
結局何が言いたいのかよくわからなかった
父親の日記を通して不埒で色に溺れた母親を知るという誰も幸せにならない話という印象

愛は永遠だと言いたいのか知ら
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50回目のファースト・キス(2004年製作の映画)

4.0

いいラブコメディ
無駄がなくテンポもよく進んでいくのが好印象
無理のない設定でロマンティックに演出されている

幸せなひとりぼっち(2015年製作の映画)

4.0

秘めた優しさと真っ直ぐで誠実な映画
強く生きるというメッセージを与えてくれる
近隣住民たちも芯の部分を見る目に長けている
不器用な部分を理解してそれでもなお優しく接してくれる人の温かさがある
類は友を
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世界一キライなあなたに(2015年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

お腹を痛めて産んだ息子の尊厳死を認めたくない母親と、男としての未来を奪われた息子の気持ちがわかる父親の対立は何だかわかる気がした
ラブストーリーとしては観ていて恥ずかしくなるほどに甘いが最後で締めると
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マンチェスター・バイ・ザ・シー(2016年製作の映画)

4.0

不思議な雰囲気を持った映画
視聴者を引きつけすぎず離しすぎない、そんな魅力がある
普通の映画やドラマのように何かに振り切ってハッキリと決着をつけるようなものではなく、人間のリアルを描いたのだと思う
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インターンシップ(2013年製作の映画)

4.0

抜けがよく気持ちのいい映画
知らない世界を教えてくれる大人ってかっこいいよな〜と思いながら観てた
楽しく何度も観れる内容
そしてオリラジ藤森も友情出演

スタンド・バイ・ミー(1986年製作の映画)

3.5

たまには昔の友達をこうやって振り返るのもいいかもしれない
といいつつ昔の友達とはずっと仲良くやっているのであんまり感情移入はできなかった

とはいえ内容は事実として共感できる
子供の頃には相手と付き合
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チェンジリング(2008年製作の映画)

4.0

史実を元に映画化されたもので見応えはあった
アンジェリーナジョリーの名演により、このドラマがより高い次元に押し上げられている
非常に不気味で不可解なところから、胸糞シーンへ移行し、最後はうまくまとめて
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Viva!公務員/公務員はどこへ行く?/オレはどこへ行く?(2015年製作の映画)

3.0

ハッピーエンドだがそれはその場の空気や勢いのようなものの結果であって当人の本質はきっと変わっていない
なんとしてでもその地位にしがみついていたい、安住していたい人は多い
そんな人を描いたまさに毒にも薬
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ゴーン・ガール(2014年製作の映画)

4.0

次の展開が気になり楽しめた
人は誰しも多少何かを演じている
この場面では無理して笑顔で振る舞うだとか、この場面では真剣なフリをするだとか
この映画はその姿の究極を描いたと言っていい
文字通りの究極であ
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プライドと偏見(2005年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

最悪の出会いから最後は...みたいな、よくこんなメロドラマみたいなひねりがなくくだらなく面白みのないもの作ったなという感想
途中で飽きて見ているのが嫌になり時間を無駄にしたと感じた
わざわざ2時間かけ
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グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち(1997年製作の映画)

4.0

自分と向き合うということは自分の嫌な面や自分でもよくわからない部分にも接しなければならない
愛とは何か?自分は何者なのか?どうなりたいのか?
自分との対話は大人になるための段階の一つだ

登場人物の思
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ワン チャンス(2013年製作の映画)

3.5

奥さんがとてもいい
自分変えるために必要なのはほんの一瞬の勇気だけだ

ターミナル(2004年製作の映画)

3.5

「待つ」がテーマ
誰もが何かを待っている
観賞後どこか懐かしい観たことのあるようなそんな気持ちを抱かせてくれる
一番ちょうどいい加減の内容で、ほっこりと終わるオーソドックスな味わいのある映画

セッション(2014年製作の映画)

3.5

素晴らしいのだが釈然としない部分あり
自らの信念のための行為がその行為を顧みない狂気になっている
傑出した才能発掘のためという大義名分は自己肯定感を得るためのものであり、もちろんそれは他から肯定される
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

3.0

出てくる風景はとてもきれいで清々しい気分になるのに反して、内容は狂気と不気味さに満ちている
観賞後、胸糞の不快さではなく得体の知れない不快さ不愉快さが残る
ある意味この映画の思うツボなんだろうが総評と
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ブラックブック(2006年製作の映画)

3.5

登場人物多くて誰が誰なのかよくわからないまま終わってしまった
裏切りに次ぐ裏切りというありがちな展開でどうということはない
一貫して女性の強さが描かれている
表情による感情の機微の表現は見事だと思えた

エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ(2018年製作の映画)

5.0

とても優しい映画
表現したい自分をうまく表現できない
自分を変える努力をしても、周りの見方を変えてもらう努力をしてもそもそも誰も見てない、見てくれない
加えて思春期で親にも相談したくない
そんな繊細な
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アクアマン(2018年製作の映画)

4.0

王道のヒーローもの
戦争シーンはスターウォーズのよう
対人戦は三次元的でドラゴンボールのよう
少年にウケそうである一方、この手の王道は大人にも充分ウケるので親子で観るのにもとてもいい映画

ミスト(2007年製作の映画)

3.5

途中からSFなんだという期待外れ感はあったがそれを補って余りある極限状態での人同士の衝突は面白かった
ただ登場人物たちの無計画さやトロさなどIQが低すぎる行動が多く、その行動の不自然さにイライラさせら
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イエスマン “YES”は人生のパスワード(2008年製作の映画)

3.5

自分を変えるキッカケに全てにYESと答えるというのは一番簡単にできる方法で勇気のいる行為だ
ポジティブになりたい、暗い気持ちで塞ぎ込んでいる時にはいいかもしれない映画

ポリー my love(2004年製作の映画)

3.0

ストーリーはまぁありがちではあるが下ネタ満載で笑える
特にいいとか悪いはない

シンドラーのリスト(1993年製作の映画)

4.5

あくまで労働者として雇っているんだという部分に、自分は偽善者なんだという葛藤もあったのではないか
ただ段々とそういった概念さえも超越しユダヤ人を不当から守りたいという芯からの気持ちが芽生え、この偉業と
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セブン(1995年製作の映画)

3.5

後半までは平凡なサスペンスドラマで片手間に観るレベル
後半の犯人との対話が始まってからようやく面白くなった
後半までの見どころのなさを補うだけのパワーはない