このレビューはネタバレを含みます
ダメダメ邦画でありがちな「作られた会話」感を逆手にとったのは良いけれど、もうちょい短くして欲しい。結婚記念日に呼ばないし、行かないけど、お互いに恨みの感情があったのならば、ある意味での合致があったわけ>>続きを読む
内面投影の寓話。闇から光へと転じる話。打ち破らずに向き合うところに温かさを感じるけれど、手垢に塗れたこんなのを短編でやられても。産み出すのではなく、製作することに傾倒しすぎでは。
パトリックさんの嫌味な顔はやっぱり最高だなと。題材は好きだけど、これ系も良い加減定型化され過ぎてツマラナイ。名もなき化物を産み出すに至るまでは分析として十分に見れるけれど、手綱を引き戻すまでを描くのは>>続きを読む
短編見た後だとキレの無さに驚く。あのセンスは何だったのか…。それでも短編で描かれた通り、価値観を象徴する後発的『スキン』を取り除く姿は好き。
面白かった。対話の場につく前に『スキン』で全てが判断される…ことをしっかりと次世代へと引き継ぎ成功した姿にセンスを感じる。
名もない国の素朴な田舎の人々が性的堕落や残酷さに堕ちていく姿を描いた創作。評価高いから期待していたけれど、微妙だった。少年を通して様々な堕落を見本市のように連ねただけの、結局は監督（あるいは原作）の主>>続きを読む
旧版のような写真の演出が無くなってるのが残念。悍ましさを減退させてファンタジーに寄ってる感が強い。何でリメイクしたのか良くわかんない出来。
元妻殺害容疑をかけられた過去のある夫と、女優の妻、子どもの3人がネットで見つけた良さげな物件借りたらえらい目に合う話。日本ではDVDスルーとなった『サイコハウス血を誘う家』と言い、コレ系流行ってるね。>>続きを読む
1話目『トモダチ』
久々に会った友人がバイト先にやってきたからサボって雑談する話。「〇〇の、〇〇の…」なダブル修飾を口語でやっちゃうのも方言？オチが後ろ姿あたりからわかっちゃう。
2話目『運転代行』>>続きを読む
悪意しかない佐野史郎さんの演技がサイコー！結局邦画の悪しき定型におさめていくポンコツ加減もまたサイコー！
空間跨ぐやつと変なのいっぱい襲ってくるやつが面白かった。
アホすぎるハロウィンコメディホラーの続編。今回こそは本物か？と思わせといて…な展開は相変わらずだけど、一部本物…？な作り。父親の父親性の回復にクソみたいに狡いイタズラかますわけだけど、これで大団円は無>>続きを読む
ソスカ姉妹監督作。80年代的な真っ当なスラッシャー。ダニエルハリスにキャサリンイザベルの時点でテンション上がる。特筆した何かがあるわけではないけれど、とにかく真っ当な楽しさ。キャサリンイザベルって登場>>続きを読む
ビックリするほど面白くなくてビビった。何この表情。予算ないんだろうけど、演技する気無さすぎて笑える。それもあって会話劇が本当に会話（セリフ）でしか進められていない。ただ主題は好き。ペルソナについての内>>続きを読む
ジャンプカットの多用がエゲツなかったけれど、エポックメイキングだったわけか。ジャンプカットによって舞台を変えた反復の連続性の背後に広がりを見せる時間の長大さを見せつけたかと思えば、モンタージュで繋がっ>>続きを読む
諸説ありながらも、Jホラーの原点として有名な作品。クトゥルフ用語だらけで笑う。字に起こさずアイドルソングだと先入観を植え付けられると『ラヴクラフト』って単語もソレっぼく聞こえるから面白いね。幽霊の片鱗>>続きを読む
『ダウンレンジ』かと思わせてからスリルを自ら放棄していくスタイル。そもそも序盤の会話と道路に出る行動で、彼らじゃないことは周知してしまってるわけで、それならば覆い隠すなり何なりすればいいのに、徹底的に>>続きを読む
家族から離れて島で暮らすオッサンが美女を犬にして飼い慣らそうとする変態みたっぷりな話。初フェレーリ。靴を履かせることの象徴性。絵を描くという後の『ステップフォードワイフ』と同様な意味合い。「たかが犬さ>>続きを読む
気持ち悪い映画。情報を恣意的に取捨選択することによる民衆の扇動。あたかも善行を行ってますよ〜っていう偏りまくった狭窄的な視点。その後に何が行われるのか…の一切を切り捨て自己満足に浸る。それっぽい台詞を>>続きを読む
神の沈黙のその先にある「預言」。それは人間の信念の奥底からくるものであり、それこそが「神」だと説く。まさに救世主。前半やたらとニヤつくガーフィールドくん見てこんなにブサイクだったっけ？って思っちゃった>>続きを読む
決して叫ばずにリアルなリアクションを取り続けるところにサンドバーグみを感じる。一瞬振り向く玄関の闇とスリッパが何かの気配を作り出すあたりが好き。
これって仕事と家族で揺れ動く主人公を描いた映画ってことだよね。冒頭から、ピント移動を使わずに手前でなく奥へと意識を向けさせる画面構成の素晴らしさで凄さが出まくってる。目線での好意→敵意。それは内側にの>>続きを読む
正直『霊幻道士』のノリが合わなくて香港ホラーは、苦手意識あるのだけど、コレは好きだった！怪異に気づくのでは…なニアピン状況で温度差の笑い一辺倒で攻めてくるのも好き。古くからある形式の物語だけど、装いと>>続きを読む
部屋の中の縦横無尽なカメラカッコ良すぎる！キャラクターの離散から再合流までの計算され尽くしたシークエンスとかテンション上がらん人いるの？ってレベル。会話シーンでもバストショットとか顔アップとかほとんど>>続きを読む
冒頭のデブリ回収バトルから、描くとこと省略するとこ逆じゃない？感があってノリきれなくて何度も再生やめようと思ったけれど、クライマックスあたりだけオタクのツボ押さえてくれてる感あって良かった。SWとか『>>続きを読む
光越しの映像とか、タバコ越しのショットとか超カッコいい。プロローグとか『エクソシスト』感凄くて、発掘から始まり、メリン＆カラスにスーパーヒーローのお仲間がいたら…なifストーリーとしても笑えて好き。落>>続きを読む
病弱妹のために医師になる！設定がまだ息してるんだ…てのが絶望的な意味で驚き。中盤以降の唐突なキャラ変は何なんだろう…。一度の実践も経ずにあんなガチ集団を束ねる策士として一目置かれてるってのがすごいなぁ>>続きを読む
恥ずべき金字塔。戦車が口に重なるショットから異様さを醸し出してる。撹乱と混乱を履き違えた冒頭から、アニメ的手抜きまでも伏線とするズルい演出。ただ、その混乱から異界化の静けさへと急転換させるのはお見事。>>続きを読む
『ロストボーイ』『フライトナイト』『ドラキュリアン』に『ウィンドリバー』とか『ブラッドブレイド』をまぶした吸血鬼映画。ムルナウは当然『吸血鬼ノスフェラトゥ』だけど、ノスフェラトゥがペストを持ち込んだよ>>続きを読む
