horaAya

異端の鳥のhoraAyaのレビュー・感想・評価

異端の鳥(2019年製作の映画)
2.8
名もない国の素朴な田舎の人々が性的堕落や残酷さに堕ちていく姿を描いた創作。評価高いから期待していたけれど、微妙だった。少年を通して様々な堕落を見本市のように連ねただけの、結局は監督(あるいは原作)の主観投影の「地獄」の産物でしかないように思う。箇所箇所で主題を象徴するショットはありつつも、残虐性が結局観客を誘導するための意義にほぼ終始しているように感じてしまう。どちらにしても退屈な反復の連続だし、「私、高尚ですよ?」感出しただけの人の残虐性についてのありきたりな分析の域を出ていない。ラストの象徴性に救われた感が強い。
horaAya

horaAya