灯火さんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

灯火

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リアリティ・バイツ(1994年製作の映画)

3.9

初っ端からロックンロールパート2でアガる。テンポ感が良い。
ジェネレーションXは言葉の元になった小説も読んだけど、苦しさがとてもよくわかる。不思議と勇気づけられる映画だった。
ウィノナライダー素敵だっ
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東京上空いらっしゃいませ(1990年製作の映画)

3.9

牧瀬里穂の身体性に触れる映画
長回しでさらにそれが際立つ

T2 トレインスポッティング(2017年製作の映画)

3.9

あれ、結構かっこいいやん
ちゃんと前作の味を残した続編として楽しめたな
夜のスコットランドを走り回りたい欲求に駆られるな〜

Love Letter(1995年製作の映画)

4.0

最後の図書館の描写で泣いた…岩井俊二の映画を観てると、寂しくなってきちゃうわね。僕ら心のどこかでノスタルジーを探してるんだな〜柔らかい光と音楽、モヤのかかった画面、カメラの動かし方、きっかけ、自分自身>>続きを読む

パーム・スプリングス(2020年製作の映画)

4.3

これ映画館で見たからこそよかった楽しかった僕こういうの大好き
あらゆる要素が丁度良く90分の中で噛み合ってまとまりきってたな 気楽に眺めて笑って恋できる素敵な映画 繰り返す”今日”は退屈な毎日のメタフ
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バッファロー’66(1998年製作の映画)

4.1

怖くて実家の呼び鈴すら押せなかった彼を信じる バスタブで体育座りをしているしかなかった彼を信じる
小さい頃から苦しんでいた親の呪縛から解放してくれる誰かが必要だったのだと思った 私にとってもそういう誰
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リリイ・シュシュのすべて(2001年製作の映画)

4.2

内向的で陰湿で残酷なジュブナイルを生き抜くには自らのうちに無意識に創り出していた”神”にすがるしかなかった
90年代末〜ゼロ年代くらいに青春時代を送っていた人なら少しは経験があるであろうそんな生々しい
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ANTIPORNO アンチポルノ(2016年製作の映画)

3.8

よかった
アンチポルノはポルノの中で叫ばれる
メタ、メタファーの嵐で楽しい

スワロウテイル(1996年製作の映画)

4.4

90s後半ぽさをめちゃ感じる…
内向的で薄暗くて気持ちの悪い大人たちが蔓延っていて、人は生きる意味を見失いかけている…けど彼女たちは前を向いて生きていく…

中国語日本語英語が混じり合うイェンタウンの
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ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

これも結局救いを求める物語なんだな。
『ホルガ村の信仰と宗教儀式に巻き込まれて王になっちゃった学生の悲劇』を描いた同監督の作品と本質は同じで、『ペイモンの信仰と宗教儀式に巻き込まれて王を召喚しちゃった
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ドニー・ダーコ(2001年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

なんも知らずにみた
頭の中ハテナだらけでずっと集中してみてしまう めちゃくちゃおもしろい
一度見た時はダニーの狂気と妄想を描いているものだと理解した
が、実は当時映画の公式サイトで公開されていた『タイ
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ショート・ターム(2013年製作の映画)

4.0

まあまあよかった!
几帳面かってくらい綺麗に起承転結になってて、今これクライマックスか〜って思ってしまった 個人的にはもう少しドラマチックすぎず、綺麗にまとまりすぎない方が気分かな〜 必ずしもハッピー
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ノマドランド(2020年製作の映画)

4.2

孤独さと向き合い悩みながらも地に足をつけて力強く生きていたのがよかった
多くを語らず余白を持たせて詩的な演出で表現しようとする態度が好き 印象的な音楽と彼女の想いを汲み取っているかのような大自然の映像
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アンダー・ザ・シルバーレイク(2018年製作の映画)

4.2

これだけの謎ストーリーが謎のまま終わっていくのに、最後まで私の気持ちを掴んで話さなかった。
映像が映像でしか語り得ないものをちゃんと持っていた。巧みな演出、色彩感覚、リズム感。映像に艶がある。好きな監
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王立宇宙軍 オネアミスの翼(1987年製作の映画)

3.7

庵野を辿って観にきたガイナックス1作目 80年代のアニメーションはほんとにすごいなぁ
熱意も技術も負けてないけど、本の中身が薄いかなあ…。でもキモいくらい緻密な作画、作り込まれたディテール、坂本龍一の
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ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

3.5

この映画を観たことで分かった。
スーパーバッド〜童貞ウォーズ〜ってのはやはり”スーパーバッド”が主題であって”童貞ウォーズ”ってのは本質ではない。キャッチーで面白い副題だけど日本人がセールスの為につけ
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パーマネント・バケーション(1980年製作の映画)

4.0

ジムジャームッシュ大学院卒業制作
荒削りだけどめちゃくちゃ魅力がつまっていた
今日私が決心した内容とはあまりにも異なる答えを提示され心が揺らいでしまった 本当に良いタイミングで観れた
映画にどっぷり浸
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ロミオ&ジュリエット(1996年製作の映画)

3.6

フライドチキンポテトピザ食いながらコーラ飲むみたいなコテコテとした映画だな。レオの顔面で口直ししないと胸焼けしちまう。

Dolls ドールズ(2002年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

最初の方はなんか抽象劇みたいにしようとして失敗したのかなって思って観てたけど、途中この人達自身が”DOLLS”なんだと理解してから全ての演出に筋が通った。
ともすると意欲的で挑戦的で実験的な映画だなあ
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ストレンジャー・ザン・パラダイス(1984年製作の映画)

4.3

めちゃくちゃ好き
まさにこのStranger than paradise というタイトルはジム・ジャームッシュの映画の精神そのものだと思う
彼の映画は細かいところへの気配りが行き届いているというか痒い
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LOVE【3D】(2015年製作の映画)

4.5

ギャスパーノエ初体験
開けちゃいけないフタを開けた気がする
女は未来の夢を見て、男は過去に迷う
こんな感覚誰にも理解されてたまるかというような超個人的な記憶を映像に落とし込んで追体験させていた 目を背
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フランシス・ハ(2012年製作の映画)

3.8

不器用ながら前向きに突っ走るフランシスに心打たれる。頑張ろうね、フランシス・ハ、、、。

シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

“生活”を獲得し、生きるということに真摯に向き合い、その過程で綾波の中に感情が芽生えていく様子、それとは反対にシンジがとことん自分の中に沈み込んでいく様子を、丁寧に、しつこく描いていた前半のシーンがと>>続きを読む