牛猫さんの映画レビュー・感想・評価 - 22ページ目

牛猫

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トラスト・ミー(1990年製作の映画)

3.5

妊娠してしまった世間知らずな少女と、キレやすく仕事が続かない青年の不思議な出会いを描いた話。

妊娠がきっかけで父親と口論になり、勢いあまってビンタをかましたら死んでしまうという、なんともシュールすぎ
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アンビュランス/地獄の殺人救急車 狙われた金髪の美女(1990年製作の映画)

3.8

偽物の救急車を使って糖尿病患者ばかりを誘拐する秘密組織の謎を暴くため、漫画家の青年が奔走する話。

B級感満載の邦題のせいで埋もれてしまいそうだけど、なかなか見応えのあるサスペンスだった。
自身の研究
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アイアンマン3(2013年製作の映画)

3.4

アベンジャーズの戦いによりPTSDを患っていたトニーが、正体不明のテロリストの脅威に立ち向かう話。

アイアンマン2までの破天荒なイメージから一転してPTSDに苦しむトニーが弱々しいし、開発中の新スー
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アイアンマン2(2010年製作の映画)

2.8

アーマーの力と引き換えに徐々に体を蝕まれていたトニーの元に、新たな敵が立ちはだかる話。

ブラックウィドウとウォーマシンの記念すべき初登場であったり、アイアンマンがどのように世間に認識されているのかを
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ソーセージ・パーティー(2016年製作の映画)

2.1

お客様に買われることで楽園に行けると信じるスーパーの売り物たちが、ひょんなことから自分たちの運命を知ってしまう話。

ディズニーやピクサー作品のように擬人化されたキャラクター達による冒険活劇なのだが、
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ダラス・バイヤーズクラブ(2013年製作の映画)

3.4

HIV感染により余命30日と宣告された男が、国外に流通するより効果の高い未承認治療薬を売り捌く会社を立ち上げる話。

同性愛者を忌み嫌っていた主人公が、HIVに感染したことで差別される側にまわってしま
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ディクテーター 身元不明でニューヨーク(2012年製作の映画)

3.8

生まれながらの独裁者で冷酷な王様が、核問題の弁明のために訪れたニューヨークで変わっていく話。

サシャバロンコーエンの映画は初めて見たけど、大いに笑わせてもらった。次々と繰り広げられるブラックジョーク
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ラマになった王様2 クロンクのノリノリ大作戦(2005年製作の映画)

4.0

心優しい大男クロンクが、父親に認めてもらいたいがために奮闘する話。

続編というよりかは、前作の愛すべき敵キャラ、クロンクが主役のスピンオフといった位置付け。
映画冒頭にサラッと前作のおさらい的なシー
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ラマになった王様(2000年製作の映画)

3.5

自分勝手な振る舞いが祟ってラマに変えられてしまった王様が、元の姿に戻ろうと奮闘する話。

ディズニーの中ではマイナーな部類の本作だけど、清々しいまでにギャグに振り切った作風とテンポの良さは随一。
なん
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しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス(2016年製作の映画)

4.0

リウマチを患い親族から厄介者扱いされていた絵画好きの女性が、家政婦として雇われた先で人生を変えていく話。

手足の障害により差別を受けてきたモードと孤児院育ちで人との関わりを絶っていたエベレット。不器
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クーデター(2015年製作の映画)

3.2

仕事の都合で東南アジアに移住してきた一家が、クーデターに巻き込まれる話。

言葉が通じない異国の地で、暴徒化した民衆に命を狙われる恐怖はうまく描けていると思った。
ましてや幼い娘2人を連れての逃亡劇と
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君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

3.8

北イタリアの避暑地で一夏を過ごす早熟な少年と、そこへやってきた大学院生の恋を描いた話。

男同士の恋愛というだけでは片付けられないほど、繊細で愛情深い映画だった。

最初は反発しながらも徐々に距離を縮
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残穢 住んではいけない部屋(2016年製作の映画)

3.7

読者からの恐怖体験を集めていた小説家が、その読者と共に呪いや祟りの根源を追求していく話。

最近の邦画ホラーはすっかり衰退してしまったと思っていたけれど、これは久し振りにヒット。めちゃめちゃ面白かった
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僕のワンダフル・ライフ(2017年製作の映画)

3.7

最愛の飼い主に再度巡り合うために、生まれ変わりを繰り返す犬の話。

動物モノに弱い自覚はあっけど、案の定やられた。
設定やストーリーに無理があるのは分かっているけど、犬の可愛らしさが詰まっているし、生
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ピエロがお前を嘲笑う(2014年製作の映画)

2.5

世間を騒がせた天才ハッカーが警察に出頭し、取り調べに当たった女性捜査官を翻弄する話。

ネットの世界を地下鉄の車内に置き換えて表現していたり、全体的にスタイリッシュな映像はなかなか良かった。
ただ主要
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スケルトン・キー(2005年製作の映画)

3.9

脳梗塞の夫とその妻が住む古い屋敷で働くことになった介護士が、恐ろしい事態に巻き込まれる話。

まさに隠れた名作。

ブードゥー教にまつわる呪いや悪魔に絡めたありきたりなホラーかと思いきや、予想を裏切る
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ウォーム・ボディーズ(2013年製作の映画)

3.1

人を食べることだけを生きがいとしていたゾンビ青年が、人間の女の子に恋をする話。

冒頭の軽快なナレーションがまさかゾンビの心の声だったという展開から心をつかまれた。
設定だけでオチてる感は否めないけど
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マッチスティック・メン(2003年製作の映画)

3.5

強迫性障害を患った詐欺師が、治療も兼ねて10年以上前に別れた娘と会うことになる話。

ニューヨークスーパーファッジチャンク食いてえ。

非常によく出来た映画だった。
前半はよくある詐欺師の話かと思いき
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ファンタスティック Mr.FOX(2009年製作の映画)

3.6

ファンタスティックな暮らしをするために盗みを働く動物達と、それを阻止しようとする人間達の死闘を描いた話。

ストップモーションの良さがギュッと詰まったアニメーションだった。
とにかく動物たちが個性的で
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キングスマン:ゴールデン・サークル(2017年製作の映画)

3.3

前作から一年後、晴れてキングスマンの一員となったエグジーが世界最大の麻薬密売組織と対峙する話。

前作から引き続きド派手なアクションシーンと心踊るスパイ道具の数々。スーツとメガネでかっちり決めつつ敵を
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ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

3.6

祖母の死をきっかけに怪異に悩まされる家族の姿を描いた話。

いきなり幽霊が襲ってきたりといった直接的なホラー描写は皆無だけど、強烈な印象を残す映画だった。
じわじわと追い込まれていく家族の姿と、どこか
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アメリ(2001年製作の映画)

3.4

コミュニケーションというものを知らずに育った空想好きの女性が、人との関わり方を知って変わっていく話。

画面の端まで計算された鮮やかな色彩と、独特の映像センスが冴え渡っていた。
フランス映画らしく家具
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世界一キライなあなたに(2015年製作の映画)

2.9

事故により首から下が麻痺したイケメン御曹司と、そんな彼の自殺防止のために雇われた女性を描いた話。

主演2人の演技が良かった。
特にエミリアクラークは初めて見たけど、コロコロ変わる表情が見ていて面白く
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日日是好日(2018年製作の映画)

3.9

漫然とした日々を過ごしていた女子大生が、何の気なしに通い始めた茶道の世界に魅了されていく話。

小難しいイメージのあったお茶の世界を、ありのまま伝えつつ、それでいてコミカルにとっつきやすく描かれていた
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トロール・ハンター(2010年製作の映画)

2.9

クマの密漁事件を調査していた学生3人組が、謎の男に導かれ伝説の怪物トロールの行方を追うことになる話。

POV形式のモンスターパニック映画は今となってはそんなに珍しくないけど、雄大な自然が広がるノルウ
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グラン・トリノ(2008年製作の映画)

4.0

妻に先立たれた孤独な老人が、隣に越してきた東洋人少年との交流を通して心を開いていく話。

頑固爺さんと移民の少年という取り合わせも、話自体もありがちではあるけれど、これが中々面白い。
前半のほのぼのパ
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トレジャー・プラネット(2002年製作の映画)

3.0

ひょんな事から宝の地図を託された非行少年が、財宝を求めて宇宙への旅に出る話。

ディズニー暗黒期の中に紛れた名作かと思いきや、やっぱり暗黒期を感じる作品だった。
手描きとCGが入り混じった映像はアニメ
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シカゴ(2002年製作の映画)

3.6

1920年代のシカゴを舞台に、スターを夢見るも、ひょんなことから殺人を犯してしまい投獄された女の姿を描いた話。

かなりパワフルなミュージカルだった。

歌やダンスの素晴らしさもさることながら、ショー
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search/サーチ(2018年製作の映画)

3.7

妻に先立たれた男が、突然失踪した一人娘を探すためにパソコンを駆使して奔走する話。

アイデアが面白いのは散々言われている事だけど、ストーリーの破綻もなく、中弛みも一切なしで画面に引きつけられたし、最後
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情婦(1957年製作の映画)

4.2

裕福な未亡人殺害の罪に問われた発明家の男の嫌疑を晴らすため、彼の妻と老弁護士がアリバイを証明しようとする話。

60年以上も前のモノクロ映画といって侮っていたけど、めちゃくちゃ面白かった。
二転三転す
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

3.9

1960年代のハリウッドを舞台に、シャロンテート事件に向けて動き出す人々の姿を描いた話。

ハリウッド史上最大の悲劇として語り継がれる事件をタランティーノが描いたら、そりゃこうなるだろうなという感じ。
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アス(2019年製作の映画)

3.1

海沿いの別荘でバカンスを楽しんでいた4人家族が、突然自分たちそっくりな何者かに襲われる話。

ゲットアウトの監督ということで構えて見てしまったのが良くなかったのかもしれないけど、冒頭の遊園地のシーンで
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星を追う子ども(2011年製作の映画)

2.2

孤独な日々を送る少女が、ある日出会った神秘的な少年と再会するために不思議な世界へ旅に出る話。

散々言われているけれど、ここまでジブリ色が濃い仕上がりとは思わなかった。
どこを切り取っても既視感が凄い
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ザ・エージェント(1996年製作の映画)

3.5

有能なスポーツエージェントだった男が、利益主義の会社から独立し、仕事に恋に奮闘する姿を描いた話。

アクションスターのイメージが濃いトムクルーズだけど、こういう映画に出てる時の方が輝く気がする。
スポ
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リトルショップ・オブ・ホラーズ(1986年製作の映画)

3.6

花屋で働く冴えない青年と、ある日偶然中華街で見つけた奇妙な花が巻き起こすドタバタを描いた話。

人食い植物とミュージカル。なんとも荒唐無稽な取り合わせだけど、とても楽しめた。
設定やストーリーはふざけ
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ロケットマン(2019年製作の映画)

3.9

イギリスのミュージシャン、エルトンジョンの数奇な半生を描いた話。

エルトンジョンの曲はユアソングと、ライオンキングの音楽を手掛けたという程度にしか知らなかったけど、孤独やバックボーンを見せられると、
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