紅梅シュプレヒコールさんの映画レビュー・感想・評価 - 11ページ目

望み(2020年製作の映画)

3.8

行方不明になった息子がとある殺人事件に関わっていることを知り、加害者として生きているか被害者として死んでいるかどちらを望むかという難題に本作の中心人物である石川家は直面することになります

事件の真相
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メランコリック(2018年製作の映画)

4.2

田中征爾監督長編デビュー作でありながら、文句なしの快作です

殺人を請け負う銭湯で偶然働くことになった鍋岡を主人公に、恋人の副島、同僚の松本といった様々な登場人物との人間模様を描いた作品です

ジャン
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1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

4.0

映像に定評のあるサム・メンデス監督によるワンカットに見える様作られたことで話題になった戦争映画です

ワンカット風に作られていることによって、まるでゲームをプレイしているかのような没入感を味わうことが
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砕け散るところを見せてあげる(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

主人公の息子演じる北村匠海のモノローグから始まり、主人公:清澄(中川大志)の死が明らかにされ、そこから遡って彼の学生時代の物語が描かれるという導入によって清澄に対する興味が湧き、始まってすぐに物語に入>>続きを読む

魔女がいっぱい(2020年製作の映画)

2.5

児童小説をロバート・ゼメキス監督が映像化ということで、観てみました

エンターテイメント作品を作る手腕は確かなゼメキス監督ですから、ある程度は楽しめる作品にはなっているだろうと思いながら鑑賞しましたが
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ザ・ハント(2020年製作の映画)

4.0

誘拐された男女が目を覚ますと人間狩りの標的にされていたという単純明快なプロットにアメリカのリベラルと保守の対立構造を織り込んだブラックユーモアの効いた一作となっていました

冒頭で展開される怒涛のハン
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ゾンビランド:ダブルタップ(2019年製作の映画)

4.0

傑作ゾンビ映画「ゾンビランド」に正統続編が作られるだなんて誰が想像していたでしょうか

日本では細々と公開されていた前作を映画館で観て、あまりの面白さに周りに布教していた学生時代が懐かしいです

もう
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EXIT(2019年製作の映画)

4.0

突如として街を覆い始めた有毒ガスから逃れるために学生時代に培ったクライミング技術を駆使して高所を目指すサバイバルパニック映画

平凡なダメ男が危機的状況下で活躍するという一種のサブジャンルもので、笑い
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初恋(2020年製作の映画)

4.5

今作「初恋」は三池崇史監督の集大成であり、間違いなくマスターピースとして認識しても問題ないでしょう

正直、ここ最近「面白い」と思える作品が三池監督から排出されておらず残念に思っておりましたが、今作を
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氷の微笑(1992年製作の映画)

4.0

ポール・ヴァーホーヴェン監督の代表作であり、シャロン・ストーン出世作として有名な「氷の微笑」

緊張感のあるシーン作りによって終始手に汗握る上質な官能サスペンス作品でした

物語の展開も良いのですが、
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THE GUILTY/ギルティ(2018年製作の映画)

3.8

緊急ダイヤルにかかってきた一通の電話から始まる追跡劇を緊急通報司令室を舞台にワンシチュエーションで描いた意欲作

イーベンと名乗る女性からの緊急ダイヤルを受け取ったオスガーが、オペレーターの範疇を超え
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刑事グロム vs 粛正の疫病ドクター(2021年製作の映画)

3.5

Netflixオリジナルのロシア発アクション映画「刑事グロムvs粛清の疫病ドクター」を鑑賞

面白そうな予告編とビジュアルに惹かれて観てみました

オープニングでの主人公グロムが銀行強盗の逃走車両を追
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search/サーチ(2018年製作の映画)

4.0

失踪した娘を見つけ出すために奮闘する父親の姿をインターネット画面を通して映し出すサスペンス映画

欺瞞に塗れたインターネットという世界の中から真実を探し出そうとする父親をジョン・チョーが演じており、彼
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フィアー・ストリート Part 3: 1666(2021年製作の映画)

4.0

3週にわたって配信されてきた「フィアー・ストリート」も今作で終結

正直過度な期待はせずに観続けていた本シリーズですが、今作を観た時に「観て良かった」と心から思えました

1作目の1994年での出来事
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ブレイド2(2002年製作の映画)

4.2

人気シリーズ「ブレイド」第2作目を鑑賞

監督はギレルモ・デル・トロになっており、以前に撮っていた吸血鬼をテーマとした作品「クロノス」に通ずるクリーピーさが感じられる作品になっていました

今作では、
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フィアー・ストリート Part 2: 1978(2021年製作の映画)

3.7

今作ではPart1でキーパーソンとして登場していた魔女の呪いから生き残った女性バーマンがキャンプ場で経験した恐怖の一夜を描いています

舞台はスラッシャーお馴染みのキャンプ場へと移り、殺人鬼が斧を振り
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ジェミニマン(2019年製作の映画)

3.5

ウィル・スミス×アン・リー監督によるアクション映画「ジェミニマン」を鑑賞

とある秘密を知った事で命を政府から狙われることとなったヘンリーを追うのはクローンとして秘密裏に造られていた若かりし自分自身だ
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カイジ ファイナルゲーム(2020年製作の映画)

1.5

大人気漫画「カイジ」の実写化作品も遂にフィナーレを今作で迎えます

不景気によって貧富の差が拡大した日本を舞台に政府が企む弱者切り捨て制度“預金封鎖”を止めるべく、新たな仲間と共に再び帝愛グループと相
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ジュマンジ/ネクスト・レベル(2019年製作の映画)

3.5

前作から2年が経ち、それぞれの道を歩んでいた4人だったが、スペンサーがジュマンジの世界に自ら入ったことを知り、救出へと向かうことになる

大ヒットを記録した「ジュマンジ:ウェルカム・トゥ・ジャングル」
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Fukushima 50(2019年製作の映画)

4.0

忘れ難い3・11という大災害時に福島第一原子力発電所に残り、日本の未来を託させらた方々の実体験を基に製作された本作は観ておいて損のない作品でした

当時は学生で東京に住んでいたのため地震を感じた時、経
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チャイルド・プレイ(2019年製作の映画)

3.0

呪われた人形チャッキーが装いを新たに帰ってきました

今作はリブートということで設定から大きく変更されています

オリジナル版では呪術によって人形チャッキーの身体に乗り移った殺人鬼が暴れまくる怪作でし
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フィアー・ストリート Part 1: 1994(2021年製作の映画)

3.5

Netflixが贈る3週連続ホラーシリーズ「フィアー・ストリート」のpart1を鑑賞

こういったティーン向けのホラーは好みな方なので、予告編から気になっていたのと、3週に分けて3部作を配信するという
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トゥモロー・ウォー(2021年製作の映画)

4.5

Amazon primeオリジナルの大作映画がついに配信ということで早速鑑賞しました

ストリーミングサービスで公開されているSF作品に対してハズレが多いイメージがあったので、あまり期待せずに待ってい
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ブラッドショット(2020年製作の映画)

4.0

妻を殺した男を追い、究極の肉体を得て現世に戻ってきた男が復讐心を燃やして暴れまくる痛快アクション映画

先の展開は正直読めてしまうが、問題ないくらいアクションが見ていて楽しい作品でした

ナナイトとい
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新感染半島 ファイナル・ステージ(2020年製作の映画)

3.5

本作の舞台は「新感染」から4年後

韓国から脱出し、香港へと逃げ延びたジョンソクですが、大金を手に入れるために再び韓国へと戻ることになります

一応「新感染」の続編として作られていますが、別物として観
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プラットフォーム(2019年製作の映画)

3.5

“穴”と呼ばれる垂直式構造物の一部屋で目を覚ました主人公ゴレンは、穴の恐ろしき事実を知り苦難を強いられることになる

スペイン発のスリラー映画で、斬新な設定から日本でも少し話題になっていました

現代
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ブレイド(1998年製作の映画)

4.0

大人気シリーズ「ブレイド」一作目を鑑賞

ウェズリー・スナイプス主演のアメコミ原作映画です

遠い昔に観たことがあるのですが、記憶も曖昧になっていたこともあり再度鑑賞しました

今作では社会に蔓延る吸
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呪い襲い殺す(2014年製作の映画)

3.0

米国版こっくりさん「呪い襲い殺す」を鑑賞

前日譚であるビギニングは観たことがあったのですが、本作は未鑑賞のままでした

「呪い襲い殺す」という明瞭な邦題の通り、人が悪霊によってばったばったと呪い殺さ
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アナベル 死霊博物館(2019年製作の映画)

3.5

大人気死霊館シリーズ外伝のアナベル編三作目になるのでしょうか

今作はウォーレン夫妻の自宅で保管してあったアナベル人形が解き放たれてしまったことで死霊パーティーが開催されてしまうというお祭り映画になっ
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