紅梅シュプレヒコールさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

ザ・ファブル 殺さない殺し屋(2021年製作の映画)

4.0

岡田准一が最強の殺し屋ファブルを演じる南勝久原作の同名マンガ実写化第2作目を鑑賞

前作に劣らず今作も非常に見応えのあるエンターテイメント作品として出来上がっており満足感の高い一作でした

岡田准一や
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夏への扉 ―キミのいる未来へ―(2021年製作の映画)

3.5

ロバート・A・ハインラインの同名小説「夏への扉」を山崎賢人、清原果耶主演で映画化した本作を鑑賞

私は原作既読勢なので原作と比較しながら観ましたが、原作未読または比較的若年層の方々は楽しんで観られる作
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平和の木々(2021年製作の映画)

3.8

1994年ルワンダで起きたフツ族によるツチ族大虐殺を軸に、4人の女性が床下収納の食糧庫内で助けを待ち、懸命に生きる様を描いたシスターフッド作品

ルワンダ内戦を描いた作品は幾つかあり、どれもが目を背け
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ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス(2022年製作の映画)

4.5

ホラー映画界の巨匠であると同時にトビー・マグワイア版「スパイダーマン」3部作を監督し、00年代アメコミ映画の人気の礎を築いたサム・ライミ監督が満を辞してMCUに参入

「スパイダーマン:ノーウェイ・ホ
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デモリションマン(1993年製作の映画)

3.0

シルヴェスター・スタローン✖︎ウェズリー・スナイプス両キャスト主演のSFアクション映画ということで、そこそこの期待感を抱きつつ鑑賞してみましたが、うーむ…良くも悪くも一昔前のハリウッド映画といった印象>>続きを読む

名探偵コナン 迷宮の十字路(クロスロード)(2003年製作の映画)

3.5

服部平次の過去を軸に京都に潜む窃盗団を追う物語になっており、服部&和葉コンビ好きには堪らない一作

新一&蘭、服部&和葉幼馴染2組のそれぞれの信頼関係や恋愛描写を楽しめるのは良い

アクションシーンも
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名探偵コナン ベイカー街の亡霊(2002年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

人工知能やフルダイブシステムといったSF要素を駆使しつつ、1888年のロンドンを舞台に物語が展開するロマンある一作

シャーロック・ホームズネタを上手く作中に盛り込む器用さには感心

血族で決まる世襲
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名探偵コナン 天国へのカウントダウン(2001年製作の映画)

4.0

殺人事件の謎解きに合わせ、黒の組織の暗躍が物語に関わっていることで見応えのある作品になってます

今作は過去作とは違い、新一と蘭のラブロマンスではなく少年探偵団に対して焦点を当てているのも新鮮味があり
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グリーンランドー地球最後の2日間ー(2020年製作の映画)

3.5

地球に接近する巨大彗星から避難するためにシェルターを目指す家族の姿を描いたジェラルド・バトラー主演のディザスター映画

ディザスターものというのは沢山観たい訳ではないが、偶には観たくなるサブジャンルで
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名探偵コナン 瞳の中の暗殺者(2000年製作の映画)

3.5

最後まで犯人が誰か予測しにくい脚本なので最後までハラハラしながら観れるものの、真相に関しては多少強引な点が気になる惜しい作品

それでも、伏線を上手く回収する卓越さは相変わらずでしたし、その回収の仕方
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007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(2019年製作の映画)

5.0

007を引退したジェームズ・ボンドの前に新たな敵の手が迫り、対決を余儀なくされるクレイグ版007最終作

遂にダニエル・クレイグがボンドを引退するということで、取り敢えずは永きに渡る任務お疲れ様でした
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名探偵コナン 世紀末の魔術師(1999年製作の映画)

3.8

キッド、服部、少年探偵団といったコナンお馴染みのキャラクターが総登場することや、物語に捻りが加えられていることによって見応えのある実によくできた面白い作品でした

お馴染みの推理やアクション要素だけで
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INTERCEPTOR/インターセプター(2022年製作の映画)

3.4

発射されたミサイルを迎撃するための海上施設SBX -1を舞台にテロリスト集団と大尉コリンズが戦うNetflixオリジナル映画

迎撃施設<インターセプター>を舞台とする設定は好きですし、アクションシー
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007 スペクター(2015年製作の映画)

4.0

影で暗躍している秘密結社スペクターのボスであるフランツを追うために奮闘するボンドの活躍を描いたクレイグ版007第4作目

前作で亡くなったM(ジュディ・デンチ)から遺された任務を遂行する導入での迫力あ
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チップとデールの大作戦 レスキュー・レンジャーズ(2022年製作の映画)

3.8

1989年に放送されていた同名のアニメシリーズをリブートしたディズニー+オリジナル映画

テレビシリーズを演じていたタレント2人(正確には2匹)の現在を舞台に物語を展開させるメタ構造の脚本は面白いです
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007 スカイフォール(2012年製作の映画)

5.0

サム・メンデス監督がメガホンを取ったダニエル・クレイグ版ジェームズ・ボンド第3作目

改めて観ても、やはり今作「スカイフォール」は前2作と比べても突出して見応えのある傑作だと思いました

「カジノ・ロ
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007/慰めの報酬(2008年製作の映画)

3.8

前作に続いてダニエル・クレイグ版007第2作目「慰めの報酬」を鑑賞

前作「カジノ・ロワイアル」直後から始まり、新たな敵ドミニク・グリーンとの対峙、抱える復讐心との決別を描いた一作

イマイチな評判に
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007/カジノ・ロワイヤル(2006年製作の映画)

4.5

ダニエル・クレイグが新たなジェームズ・ボンド役として登板した007シリーズ第1作目

随分と前に鑑賞した事はありましたが、記憶は朧げなので復習のために再度鑑賞しました

007シリーズに新たな風を吹か
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ルーム(2015年製作の映画)

3.8

誘拐という題材をスリラーではなく、ドラマ性を重視して描いた珍しいアプローチの作品だったので新鮮な気持ちで飽きることなく観ることができました

母子の軟禁生活を描いた前半パートと脱出後の生活を描いた後半
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グランド・マスター(2013年製作の映画)

3.5

ブルース・リーの師匠であり、詠春拳の使い手として多くの人から尊敬されていたイップマンを題材にウォン・カーウォイ監督が映像化した一作

ドニーイェンが演じた葉門シリーズを一通り観ているので、今作はどのよ
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スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

4.2

トム・ホランド版スパイダーマン(以下:MCU版シリーズ)3部作の一区切りとなる今作『ノー・ウェイ・ホーム』は歴代スパイダーマンファンにとっては感涙もののスペシャルギフトだ

前作「ファー・フロム・ホー
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サタデー・ナイト・フィーバー(1977年製作の映画)

3.7

ディスコブーム火付け役となったジョン・トラボルタ主演の青春映画『サタデー・ナイト・フィーバー』を鑑賞

作品を観た事がない人でも多くの人が知っているBee Geesの『Stayin‘ Alive』だけ
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バブル(2022年製作の映画)

3.5

監督は『進撃の巨人』『甲鉄城のカバネリ』の荒木哲郎、脚本は『魔法少女まどか☆マギカ』の虚淵玄、サントラ澤野弘之、キャラクターデザイン小畑健というアニメ好きに知らぬ者はいないだろう面子を揃えたアニメーシ>>続きを読む

ザ・スーサイド・スクワッド "極"悪党、集結(2021年製作の映画)

4.0

不評に終わったデヴィッド・エアー版を一新し、「ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシー」で知られるジェームズ・ガン監督がメガホンを取った新生「スーサイド・スクワッド」

ジェームズ・ガンならではのナンセ
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パターソン(2016年製作の映画)

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高評判は聞いていたものの文芸的な作品に対して消極的な人間なので観ないままでいたのですが、Amazon primeで配信が終了するそうなので重い腰を上げ、鑑賞した次第です

主人公パターソンの1週間を
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クリード 炎の宿敵(2018年製作の映画)

4.5

父親アポロをリングで葬ったイワン・ドラゴの息子ヴィクターとヘビー級王者ベルトの防衛を賭けて死闘を繰り広げることになるクリードシリーズ第2作目

アドニスが新ヘビー級王者となるところから物語は始まり、父
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クリード チャンプを継ぐ男(2015年製作の映画)

4.5

元世界ヘビー級王者アポロの隠し子アドニス・ジョンソンを主人公にし、ロッキーシリーズを継いで新始動したクリードシリーズ1作目

アポロの隠し子を主人公にするという大胆な発想はファンの多いアポロというキャ
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ロッキー・ザ・ファイナル(2006年製作の映画)

4.2

長きに渡って描かれてきたロッキーシリーズも遂に完結

今作は年老いたロッキーが再びリングに立つ姿を通して勇気と感動を私達に与えてくれるロッキー物語の締め括りとして相応しい一作

物語はエイドリアンの逝
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ロッキー5/最後のドラマ(1990年製作の映画)

3.0

ドラゴとの試合を終えたロッキーは後遺症を患ったためにリングから降り、新人ボクサーのトミー・ガンを育て上げることに注力するロッキーシリーズ5作目

シリーズ中でどうやら1番評価は低いようですが、その理由
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ロッキー4/炎の友情(1985年製作の映画)

4.0

ソ連からやってきた最強のアマチュアボクサー、ドラゴに盟友アポロを殺されたロッキーが闘志を燃やすシリーズ4作目

シリーズ4作目にもなるとややマンネリ感はありますが、今作は原点に帰り、ロッキーの“不屈の
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ロッキー3(1982年製作の映画)

4.3

アポロとの決着が着き、新ヘビー級チャンピオンとなったロッキーが新たな強敵クラバー・ラングと相見えるロッキーシリーズ3作目

前作で綺麗に完結していたので冗長になってしまっていないかと心配でしたが、全く
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ロッキー2(1979年製作の映画)

4.2

前作の直後から始まる第2作目を鑑賞

今作ではロッキーを取り巻く環境が大きく変わり、愛する妻エイドリアンとの華々しい新婚生活が冒頭で描かれますが、栄光は長く続かず次第に生活苦へと追い込まれていきます
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ロッキー(1976年製作の映画)

4.5

言わずと知れた名作ロッキーシリーズの1作目を再鑑賞

物語自体は王道でありながらも、当時のスタローン自身の境遇や公開した70年代の人々の疲弊を思い浮かべながら観ると一層心に沁みる傑作になっています
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ドント・ブリーズ2(2021年製作の映画)

3.5

退役軍人である盲目の老人を主人公にし、大ヒットとなったスリラー映画「ドント・ブリーズ」のまさかの続編

前作の出来事以後の老人の生活とトラブルを描いており、正当な続編となっています

老人がクレイジー
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スピード(1994年製作の映画)

4.0

キアヌ・リーブスのキャリアを語る上では欠かせないスリルに満ちた傑作エンターテイメント映画

冒頭で展開される第1の事件(エスカレーター内の人質)からスリルがあり、その興奮が冷めぬ間に第2の事件(バス内
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名探偵コナン 14番目の標的(ターゲット)(1998年製作の映画)

3.7

事件の真相に重点を置いて観ると、強引な部分が目に付くのでよく練られているとは言えないものの、物語展開に注視して観ると非常に良く出来ている作品です

随所で散りばめられた伏線の上手い機能のさせ方には感心
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