JJさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

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MINAMATAーミナマター(2020年製作の映画)

3.5

水俣病を扱っている映画ではあるが、日本の映画ではないからか、ユージン・スミスの物語としては良かったと思うけど、描くスケールが小さく感じられ、そこまでテンションは上がらず。メイクをしてない普通の人間を演>>続きを読む

罪の声(2020年製作の映画)

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グリコ森永事件の真相って本当にこんな感じだったのでは、、と思わせる物語はなかなかおもしろかった。

イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ(2010年製作の映画)

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ただの録画魔のおたくが高じてここまでいくんかい笑。才能とは関係なくプロモーション次第で現代アーティストになれちゃうっていう過程が見事に描かれていて、バンクシーの作品的な壮大なアイロニーがオチになってい>>続きを読む

異端の鳥(2019年製作の映画)

4.2

チャプター仕立てで次から次へと苦難と不運と悪運が延々と続く壮絶なロードムービー。
人間の醜さてんこ盛りなのに、美しいモノクロームに包まれて目が離せなかった。人間扱いされず、ずっと虐げられると人はちょっ
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おもかげ(2019年製作の映画)

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衝撃的な息子の失い方…。
耐えがたい喪失と哀しみを抱え、息子が最期にいたであろう海辺の町に住み着き10年が過ぎていく。きっとそうすることでしか生きていられないんだろうな。そんななか、息子の面影を宿した
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

4.5

しょっぱなの妻がベッドで"物語"を語ってるシーンから一気に映画に見入ってしまう。それぞれがミステリアスな雰囲気を漂わせ、ずっと緊張感のまま引きつけるし、劇中劇と妻のカセットで聴く「ワーニャ伯父さん」が>>続きを読む

孤狼の血 LEVEL2(2021年製作の映画)

3.9

血湧き肉躍る東映ヤクザ映画!鈴木亮平の最凶のサイコヤクザが最高!おしっこチビりそうになりました。

Summer of 85(2020年製作の映画)

3.7

原作があるみたいだけど、オゾン版のCall me by your name ってとこかな。
自分の理想像を相手に投影し、どんどん溺れていき、残酷な終わりを告げる初恋物語。王道の青春モノではあるけれど、
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ペイン・アンド・グローリー(2019年製作の映画)

4.2

半自伝的内容というのもあり、アルモドバルお馴染みの奇抜さやあっと驚く展開はないけれど、ビビッドカラーにお洒落なインテリア、見応えのあるストーリー展開もしっかりアルモドバル印◎。
老境にさしかかり、心身
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82年生まれ、キム・ジヨン(2019年製作の映画)

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多くの女性がこの映画に共感するのがわかりました。ジェンダー差別は本当に不愉快だし、想像力の欠如と固定観念の何ものでもない。わかりやすく、身近にある問題提起をしてる映画だと思った。20年後、30年後にこ>>続きを読む

ピアニスト(2001年製作の映画)

5.0

久しぶりに再鑑賞。やっぱり最高。全シーン目が釘付けだしずっとドキドキして痺れる。キレッキレのハネケとユペールの大傑作。
母親との共依存的異常な暮らしのなか、ずっと抑圧されながらピアノ一筋で生きてきたエ
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恐怖のメロディ(1971年製作の映画)

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元祖ストーカー映画。下手に手を出すと痛い目に遭うってやつ。自分の撮りたいものを詰め込んじゃった感が強い、ストーリーにほぼほぼ関係ない後半のネイチャーラブシーンだったり、フェスのドキュメンタリーかってい>>続きを読む

スーパーノヴァ(2020年製作の映画)

4.0

愛する人との最期の向き合い方。二人に重くのしかかる哀しい未来予想図。お互いの尊厳を尊重するのは容易いことではないし、愛するからこそつらくとても難しい。
20年しっかり愛を育み連れ添ってきたチャーミング
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WAVES/ウェイブス(2019年製作の映画)

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前・後編の2本立て映画を観たかのような濃厚さがあった。タイラーの挫折転落物語は痛々しく若さゆえの危うさが胸を締め付ける。後半エミリーの物語は恋人との関係を築いていくと共に家族の再生へと緩やかに向かう姿>>続きを読む

バクラウ 地図から消された村(2019年製作の映画)

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サバゲーオタクみたいな謎のスナイパー集団が現れるまで、前置きが長くてかなり焦らされる。これまた孤立した村の結束力が強くて、カルト的な不気味さを保ちつつ謎が謎のまま終わるタイプだった。要所要所でおもしろ>>続きを読む

楢山節考(1983年製作の映画)

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寒村のすさまじい掟の数々。姥捨という行為が尊厳に満ちてるように感じてしまう不思議。働き者で聡明で優しいおっかあだからこそ、そう思わせる。人間も動物なんだと言わんばかりの村人たちの剥き出しの生命力という>>続きを読む

屋根裏の殺人鬼フリッツ・ホンカ(2019年製作の映画)

4.0

連続殺人犯ではあるけれど、知能犯でもカリスマ性があるわけでもないし、ただただ哀れで醜く社会の底辺にいる孤独な男の日常を淡々と追うスタイルがとてもよかったし、映画の汚い雰囲気もいいし再現性も高くてすごい>>続きを読む

ソング・トゥ・ソング(2017年製作の映画)

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ルーニー・マーラーのPVってことでいいかな、、?笑 そしてわたし同様テレンス・マリックもルーニーが大好きってことでいいかな、、?笑
もうルーニーが超絶可愛いくて眼福映画なのは間違いないんだけど、映画自
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私の知らないわたしの素顔(2019年製作の映画)

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歳を重ね、寂しさからまったく違う自分を創り出しその愉しさにハマってしまうSNSの怖さよ、、他人事とは思えない身近なテーマといい、二転三転する展開が練られていてなかなか楽しめた。ビノシュの魅力に尽きると>>続きを読む

冬時間のパリ(2018年製作の映画)

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みんなドライだなぁ。レオナールは結局セレナのことも本にするんかい笑。
ヴァンサンマケーニュは醸し出す雰囲気からして憎めないキャラできっといつまでもこの感じで切り抜けていく気がする。
出版業界の話がとて
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ビーチ・バム まじめに不真面目(2019年製作の映画)

4.4

刹那的でキラキラ輝いていて、吸って吸っていつもブリブリでゲラゲラで。波間にぷかぷかと漂い、ここには愛しかないし多幸感でいっぱい。快楽主義のムーンドッグはもはや神話だね。ラストもかっこよくて羨ましすぎた>>続きを読む

三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実(2020年製作の映画)

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討論というより対話かな。当事者しかわからないような観念的で高次元な会話で何を言ってるのかほとんど理解できないけどw三島の圧勝だな。東大全共闘1000人の威圧感はすごいけど、投げかけられる相手の質問にユ>>続きを読む

家族を想うとき(2019年製作の映画)

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ひたすらしんどい。べつにでっかい夢や野望があるわけではなく、ただただ家族と幸せに暮らしたいだけなのにね。働けど働けど、真面目に頑張ってもなかなか報われない社会ってのはほんと心が折れる。超貧困を描いてる>>続きを読む

コレクションする女(1967年製作の映画)

3.9

アイデの肢体を舐めまわすように切り取るだけの異様なプロローグ。このビッチな小悪魔ちゃんに敵うわけがないと暗示してる始まりがすごいと思った。あーでもないこーでもないと、自意識過剰の目まぐるしい思考回路が>>続きを読む

愚行録(2017年製作の映画)

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登場人物たちがオールクズでおもしろかった。

クリシャ(2015年製作の映画)

3.5

クリシャのクラッシャーぶりと劇伴がマッチしててゾワゾワ感がすごい。しかし、このおばちゃんかわいそすぎやしないか…。

イーダ(2013年製作の映画)

4.2

修道院で育ち天涯孤独だと思っていたイーダ。何のためらいもなく神に嫁ぎ修道女になると思っていた時に、叔母の存在を聞かされ自分の出自を知るために叔母を訪ね、叔母と一緒に家族の墓探しの旅に出る。なぜ叔母がや>>続きを読む

ショック集団(1963年製作の映画)

4.0

IQ140の野心家の新聞記者が精神病を装って精神病院に潜り込み、ある殺人事件の犯人を探し出そうとするうちに自分もだんだん常軌を逸していき、、ミイラ取りがミイラになる話。だいたい結末はあらかじめ予想でき>>続きを読む

ヘカテ デジタルリマスター版(1982年製作の映画)

4.8

目が釘付けになるほど完璧な構図、光と影、色使いといい、北アフリカの異国情緒溢れる情景に加えてコロニアルなスタイル、どこを切り取っても様になる美しさがどストライクすぎてため息が出る。。
理想の女性と恋に
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ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス(2016年製作の映画)

4.1

まさに"知の殿堂"
映画の中でオランダ人の建築家が「図書館とは本の置き場ではない、図書館とは人だ」と言っているのが的を射ていて、とても印象的だった。市民の知的好奇心を満たすために図書館はあると。ワイズ
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JUNK HEAD(2017年製作の映画)

4.2

すごーーーー!こりゃたしかにすごいね。
久しぶりにスットプモーションアニメ特有のいろんな感覚をガンガン刺激してくれる快感の連続だった。
地下世界のビジュアルは細部までこだわり抜いてる感じがひしひしと伝
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