yukiさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

シンドラーのリスト(1993年製作の映画)

4.4

3時間超。白黒。題材はホロコースト。二の足を踏みまくっていたが、初めて観た。
一番印象に残ったのはシンドラーとシュターンの乾杯のシーン。主要キャスト3人、印象に残る本当に素晴らしい演技だった。
そんで
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メッセージ(2016年製作の映画)

4.0

序盤の緊張感のある映像と音声に恐怖感を煽られる。目が離せない。
時間という概念について観ている側にメッセージが込められている。

Louise Banks: If all I ever gave y
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フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)

3.9

“7000回転”の世界を知るもの同士の友情が熱い。
敵を追い抜かすシーンは爽快感を覚える。

Peter Miles: He was your friend.
ピーター「友だちだった」
Carroll
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ブレードランナー 2049(2017年製作の映画)

3.7

映像の迫力、ビジュアルのかっこよさ。そして、アナ・デ・アルマスが本当に美しい。
もしジョイのようなAIが開発されることがあるなら欲しい…
ネイルしながらの砲撃のシーンにニヤリ。

レプリカントが「人間
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グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

3.8

派手な衣装にセット。豪華すぎるキャストの共演。食い合わせが悪そうだが、そうでもない。
展開がスピーディーで先が全く読めなかった。
なぜなのか、遺体と対面するグスタヴ(レイフ・ファインズ)のシーンが一番
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

3.8

10歳という年齢に対しての認識の対比。
もう10歳。立派なナチだ。
まだ10歳。ナチの格好をしているだけだ。
秘密警察(ゲシュタポ)がheil Hiltering(挨拶する)と使ってるシーンなどコメデ
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大脱走(1963年製作の映画)

3.9

不屈の脱走者魂。
何度独房に送り込まれても飄々と壁当てをするヒルツ(スティーブ・マックイーン)が印象的。
ラストのメインキャラの振り返りシーンでの「独房王」というヒルツの紹介で笑ってしまった。
これだ
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地獄の黙示録(1979年製作の映画)

3.6

カーツ大佐(マーロン・ブランド)の築いた死体だらけの王国。
後半はビジュアルの衝撃さが残り、内容は理解できず。
キルゴア中佐(ロバート・デュヴァル)の乗機にはDeath from above(天上から
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ビフォア・サンセット(2004年製作の映画)

4.3

映画が終わってもずっとセリーヌ(ジュリー・デルピー)が踊っている。
前作からの期待を裏切らない最高な作品だった。
このセリフ量覚えるの凄すぎないか?あまりにも2人の会話が自然だとびっくりするが…
そん
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チャイナタウン(1974年製作の映画)

4.0

ああ、なんということだ。。。ラストのやるせなさ。
いつチャイナタウンが出てくるんだ?と思いながら鑑賞。
考えれば考えるほど良くできていると気づく。

Forget it, Jake. It's Chi
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ソーシャル・ネットワーク(2010年製作の映画)

3.9

テンポがとにかく良い。ラストのオチはちょっと笑ってしまった。

ディア・ハンター(1978年製作の映画)

3.7

鹿狩りの後の唐突なベトナムの戦場。
ロシアン・ルーレットのシーンは緊張感の連続。
職場のスーパーのバックヤードで涙を流すリンダ(メリル・ストリープ)の姿も印象に残る。
吹替147分の方だったので次回は
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007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(2019年製作の映画)

3.8

オープニングからホラーかと思うような。
同じくキャリー・フクナガ監督の「トゥルー・ディテクティブ」も陰鬱さがあった。
007シリーズはオープニングのド派手なアクション→テーマ曲という流れがほんとにアガ
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スティング(1973年製作の映画)

4.0

紙芝居風な見せ方、いいなあ
レトロ感あふれる感じで、すごく楽しめた。
テンポが良く、復讐劇だけどコメディタッチだから重くない。

Henry Gondorff: You not gonna stick
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プラトーン(1986年製作の映画)

3.9

自分だったらバーンズをどうするか?
「殺れ!殺れ!」と思っている自分に気づき、ゾッとする。
雨、虫、ジャングルの映像が強烈。

I've felt like the child born of th
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スケアクロウ(1973年製作の映画)

3.6

同性愛なのか?と思いながら観てた。曖昧なのが良いのかな
こういう爽やかなパチーノもいい!

クレイマー、クレイマー(1979年製作の映画)

4.3

表情、視線から感情が伝わってくる。
特に法廷で「もっとも長かった人間関係に失敗したのでは?」
という弁護士の問い掛けに、ジョアンナ(メリル・ストリープ)が言葉を詰まらせるシーン。涙を流すジョアンナ、首
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ダラス・バイヤーズクラブ(2013年製作の映画)

3.5

分からないものに対する恐怖。
この当時のAIDSへの扱いが窺い知れた。

I feel I'm fighting for a life I just ain't got the time to liv
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七人の侍(1954年製作の映画)

4.0

初鑑賞。今まで見た映画で最も古い。
三船敏郎が生きていた時代も知らない。
関係ない。面白い。
特に最後の豪雨の戦いは鳥肌が止まらない。
次回観るときは字幕ありにしよう。

恋愛小説家(1997年製作の映画)

4.3

主演2人(ジャック・ニコルソン、ヘレン・ハント)の魅力たっぷりの最高のラブコメ。
メルヴィンの切れ味鋭い毒舌と素晴らしい口説き文句のギャップにやられる。

メルヴィンのキャロルに対する最高の褒め言葉
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大統領の陰謀(1976年製作の映画)

3.5

タイプライターの打鍵音が耳に残る。
電話、インタビューのシーンが主なので地味なのは否めない。
ジャーナリストとはかくあるべし。

アメリカ合衆国憲法修正第一条より
freedom of the pre
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エレファント・マン(1980年製作の映画)

3.4

ツイン・ピークスからデヴィットリンチ監督繋がりで鑑賞。
トリーヴス医師とバイツの違いはなんだろうと考える。
この映画を観ている自分も偽善者であると突き付けられるような。

詩篇23篇を唱え、過酷な人生
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ビフォア・サンライズ 恋人までの距離(1995年製作の映画)

4.2

人生で最も素晴らしい1日
同じ場所で同じ時間を共有していることの尊さ。
レーコード屋の視聴室での視線の外し合い、カフェでの電話ごっこ、手相占い、川沿いの詩人、クラブのピンボール・・・
全ての場面が印象
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シティ・オブ・ゴッド(2002年製作の映画)

3.8

リアリティとエンターテインメント性のバランスが絶妙。
ドキュメンタリー映像かと思うようなカメラワーク、目まぐるしく変わるカットによりどんどん引き込まれる。
「クレイジージャーニー」でのファべーラ(”神
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ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ(1998年製作の映画)

3.9

疾走感!!何も考えず楽しめる。
アホな四人組なんだけど憎めない感じが良い。
大麻売人の元締めロリー、息子を常に連れてまわる取り立て屋クリスが特に印象に残った。脇役に収まらない存在感

lock 発射位
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アメリカン・ビューティー(1999年製作の映画)

3.8

根っこから腐っていく傾向を持つアメリカン・ビューティー(バラ)
見た目は美しいが、根本に闇を抱え、あるきっかけを境に崩壊していく家族。エンディング・クレジットのエリオット・スミス「Because(ビー
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突撃(1957年製作の映画)

3.8

戦争の理不尽さ。
塹壕のシーンの迫力、美しさすら感じる。

General Mireau: What did he have to say about patriotism?
ミロー将軍「愛国心をなん
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狼たちの午後(1975年製作の映画)

3.7

民衆を扇動するパチーノ、走り回るパチーノ、ブチギレるパチーノ。
魅力を堪能した。ラストのやるせなさ、絶望、哀しみが読み取れるソニー(アル・パチーノ)の表情が一番印象的だった。

Sonny: Atti
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アニー・ホール(1977年製作の映画)

3.4

ユーモアで魅力的なアニー・ホール。別れた後に気付く魅力。
最後のアニーと過ごした日々の回想シーンが良い。
ロブスターのシーンが特に印象的。

Alvy Singer: I never want to
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レインマン(1988年製作の映画)

4.1

前半は鼻持ちならんチャーリー(トム・クルーズ)にイライラしたり。後半はレインマンとメインマンにグッと来たり。
展開はベタかも知れないが、観て良かったなぁという感情の残る映画だった。
時々、全てを見透か
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許されざる者(1992年製作の映画)

3.7

ラスト、美しい夕日を見ながらこの映画における”許されざる者”は誰だったのかと考える。
雪景色のなかで顔を切られた娼婦とマニーのふたりが語り合う場面が印象的だった。

人殺しの現実を知り、ショックを受け
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