mさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

ルパン三世 グッバイ・パートナー(2018年製作の映画)

1.5

ルパン好きでルパンだけはコメント残しているんだけど(コナンとか観ているけどカウントしていない)今作は悲しい出来で、コメント出来れば残したくないなぁと思ってしまった。

今作は『グッパイ・パートナー』と
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ライトハウス(2019年製作の映画)

2.5

粗雑な作品。アート作品としてもヒューマンドラマ作品だとしても中途半端で、既視感満載に酔ってしまう作品。

A24が送る『ウィッチ』のロバート・エガース監督作品。公開される前から期待してみていたが、正直
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ハリー・ポッター20周年記念:リターン・トゥ・ホグワーツ(2022年製作の映画)

-

ファンの為の作品ながらドキュメンタリーとしての質が良い。これは泣かないわけない。一緒に成長してきた身としては最高級の作品だと思った。

これはズルい。これは卑怯な作品だ笑
まずop、キャスト人に招待状
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アンカット・ダイヤモンド(2019年製作の映画)

2.5

『天使の入江』に似ていてこういう人本当にいるんだろうなぁという作品。けれど『天使の入江』と対極にいる見せ方でとにかくスピーディ。そして派手。作り手の熱を感じた。

少しマーティン・スコセッシ監督を彷彿
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マリグナント 狂暴な悪夢(2021年製作の映画)

2.0

ホラー映画の懐の広さを感じる作品。私はあまり合わなかったかな。怖さがブレて眠くなってしまった。

ことごとくフォロワーさんが観ていたので遅くなりつつも鑑賞。ジェームズ・ワンさんの作品はそんなに観ていな
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ハイ・ライフ(2018年製作の映画)

3.0

宇宙という未開・閉鎖的な地を舞台にタブーを描き出したのは未知×未知でよかったと思う。人間ってほんと露骨でいやらしく生々しい、そしてまた愛らしいと思える作品。

人には勧められない作品!笑
ロバート・パ
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プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

2.5

メッセージ性は強い。それは確かだが余計なものが多かったイメージ。啓発的な作品だけどキャシーの捨て身すぎる復讐が精神疾患者に見えてならなかった。こういう仕打ちにあっている女性側としては、完膚なきまでの復>>続きを読む

ピアニスト(2001年製作の映画)

4.5

エリカの人生を間違った人生だとは言いたくない。懸命に生きて、真剣に向き合い、争い、切望した。頭おかしいで済ませたくない、そんなことを思った作品。

有名な作品で観たかったのだけど、ようやく鑑賞できた。
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去年マリエンバートで(1961年製作の映画)

5.0

死が2人を分かつまで。緻密に綿密に創り上げられた虚構は、まるで禅のようで居心地が良かった。緻密に作り上げられたからこそ曖昧な作品。

観たかった作品。
!あ、今作で1000mark達成です!最高に好き
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ストップ・メイキング・センス(1984年製作の映画)

-

音楽って芸術なんだなぁと改めて感じた作品。「こういうライブしたい」って思う人多いだろう、素晴らしいセンス溢れたライブ。

まだ観れていないが2021年の話題作『アメリカン・ユートピア』で再熱したらしい
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真実(2019年製作の映画)

2.0

今作の真実はどこにあったのか?親子の蟠りの作品なのか?それとも老いに悩む女優の苦悩なのか?もう少し腰を据えて描いて欲しい作品。それ以前に字幕制作した方下手過ぎる。

今作を観る前にかなりのフランス色が
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ともしび(2017年製作の映画)

3.5

静寂の中に怒り・不安がそこかしこに溢れる作品。目を背け続けたものが次々と振りかかる、丁寧に描かれた作品。

まずは完全にフランス映画です。明快な答えを望む方は退屈だと思う。作品の中で説明は無く、セリフ
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π(1997年製作の映画)

4.0

文学は大事だ。と教えてくれる作品。数学にロマンを求めるあまり文学的思考が出来なかった主人公マックスが愛おしい。数学の作品なのに文学的で面白い。

私のアイコンはダーレン・アロノフスキー監督『マザー!』
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吉原炎上(1987年製作の映画)

4.0

遊女の矜持、遊女の悲しみ、遊女の愛、すべて美しく華やかに壮大に描かれた作品。羅生門河岸に堕ちても、客を取れなくなっても遊女は遊女。

私は花魁が好きです。遊女が大好きです。ファッションもそうだけど女の
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RUN/ラン(2020年製作の映画)

3.0

頭おかしいとか、狂気とかで済まさず、きちんと代理ミュンヒハウゼン症候群としてこういう話を議論したいよね。90分と短いながら綺麗に締め、緊迫感もあり、ストーリーは王道ながら面白い作品だった。

ネタバレ
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ライブリポート(2019年製作の映画)

2.0

アーロン・エッカートさんってそんな上手な方じゃない?久々に面白くない作品観たなぁ、と感じるくらいに薄っぺらい作品。緊迫感がゼロ。

体調不良でニュース番組とか観る余裕無くてCSつけたら放送したので、ソ
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9人の翻訳家 囚われたベストセラー(2019年製作の映画)

3.0

どんでん返しだが都合が良い。メッセージ性を押し出したいラストだが、そこまでの道のりが少々雑というか、どんでん返しさせたいだけの演出だったように思える。

どんでん返しと聞いて観たくなった作品。確かに二
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勝手にしやがれ(1960年製作の映画)

3.0

女と男の不毛なやりとり。そこにロマンを感じられる作品。今作だけを観てジャン=リュック・ゴダールをつまらないと諦めないで欲しい!

ゴダール作品にも慣れてきたこの頃、ついにゴダールの初期作品に手を出して
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花様年華(2000年製作の映画)

2.5

雰囲気で保っているだけの作品。それを楽しめるか否か。

巷では名作として名を馳せている今作だが、美しい映像とチャイナドレス以外には中身が無く、敢えて書くことがない作品だった。美しい、という言葉以外に感
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血を吸うカメラ(1960年製作の映画)

3.0

なにがその人をその人たらしめるのか。それはやはり幼少期に得た体験が元になるのでは?サイコサスペンスというよりは人生の儚さを見られる作品だと思った。

アルフレッド・ヒッチコック監督作品『サイコ』とよく
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ボーダー(2008年製作の映画)

2.5

確かにもう少し監督の力量があれば、この最高級の俳優たちをうまく調理できた気がしなくもないが、私は楽しめた。デ・ニーロ、キレッキレだなぁ、素晴らしい。

みんな真犯人わかったのか…。すげぇな笑 
私が鈍
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水を抱く女(2020年製作の映画)

3.0

悲恋とは言えないようなどこか捉え所のない浮遊感のある作品。着地点が無くまさに水面を漂う影を見つめているような気分になってくる。

2022年になりましたが、まだ2021年のレビューを書いております。ナ
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セイント・モード/狂信(2019年製作の映画)

4.0

なにをどこまで、どう、信じるか。信じるということは罪なのか、愚かなのか、を感じる宗教作品。最高に面白かった。

A24が送るサイコホラーですよ!観たかった作品です。観れてよかったー、とっても面白かった
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ザ・ハント(2020年製作の映画)

2.5

どうでもいいというか、何も考えたくないときに観るのに限る作品。宣伝文句が過激で煽られたけど、広い視点・俯瞰して見るとバトルロワイヤル作品でしかなかった。悪い意味で言うと残るものがない、良い意味で言えば>>続きを読む

グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

2.0

宣伝文句(メッセージ性)とストーリー性が乖離している作品。これはなにを主軸に描かれた作品なんだろうか。

有名な作品なんだけど、有名な作品だからこそ手が出なかった映画を観ていこう第六弾!YouTube
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天使の入江(1963年製作の映画)

3.0

刹那的に金を使える経験。それはそれである意味特別な体験だと思った作品。清々しいファムファタールっぷり。

ギャンブル依存をこんな軽く、オシャレに描けるなんて素晴らしいと思った!ジャンヌ・モローさんの美
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ファーザー(2020年製作の映画)

4.5

@「すべての葉を失っていくようだ」

恐ろしい。この一言はふたつのことに重ねて言いたい。まずは認知症という誰もが患うであろう症状についての率直な意見。もうひとつがこれを映像化し、演技して、作品に仕上げ
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ジョン・F・ドノヴァンの死と生(2018年製作の映画)

4.0

@「俳優の何を知るべきだ?
  彼は何をさらけだせばいい?
  なぜそんな必要が?」

なにかを演じれば、演じただけ更に演じなければならない。嘘をつくとそれを隠す為に嘘をつく、それと似ている。演じるこ
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エデン、その後(1970年製作の映画)

4.0

生きるということはつまるところ、演じること。演じるということの次のステップを巧みに描き出した作品。それは非現実か現実か、それよりやはり超現実なのだろう。

いや……好みでしたね。意味が分からないのにも
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ブルーベルベット(1986年製作の映画)

3.0

一見平凡で美しい場所にも《闇》がある。その闇に引き摺り込まれた青年を見るのが楽しかった作品。ある意味、アオハル、成長作品だね。

お久しぶりです。デイヴィッド・リンチ監督。彼の作品は『ロスト・ハイウェ
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囚われの女(1968年製作の映画)

3.5

@「服従は甘美な自己放棄だ」

究極の矛盾。愛と欲望を語る上でSMはかかせないのでは?と思った作品。奇しくもSMに魅了というか一度はそんな恋焦がれるようなことをしたいと思ってしまった。

お洒落なジャ
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ティーンスピリット(2018年製作の映画)

2.0

ヴァイオレットは本当に歌がやりたかったのか?まったくその様子が感じられず、終始、運がいいだけの子供に見える。未来を切り開く根性が感じられない作品。

いや……つまんねー笑
エル・ファニングさんが可愛い
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プライムタイム(2021年製作の映画)

2.5

言えないなにかがその人物の本質なのではないかと思った作品。言いたいことを言えない、言いたいことを言わない、そんな情緒不安定さは誰の心の中にも存在するだろう。人間の心の機微を感じられる。

『聖なる犯罪
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グッド・ワイフ(2018年製作の映画)

3.0

人生は経験が大事。落ちぶれたソフィアのうまく巻けていない髪の毛がリアルだった。地位やお金など無くなるものをステータスにするのは、やはりやめたほうがいいと再確認できる作品。

1982年、メキシコシティ
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ルクス・エテルナ 永遠の光(2019年製作の映画)

1.0

ふざけんな、ギャスパー・ノエ!!!!目が死んだわ!!!笑
作家性でぶん殴るのはいいけどそこそこにしてほしいのが正直な気持ち。今作を作家性と言って褒めたくはないなぁ。

軒並み、目が死んだというレビュー
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クルエラ(2021年製作の映画)

4.0

今作を観てから私はALEXANDER McQUEENの初期頃のコレクションをひたすら検索している。70年代のパンク精神を存分に楽しませてくれるエンターテイメント作品。ファッションの観点から見るのもアリ>>続きを読む