ぼぶさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

ウーマン・トーキング 私たちの選択(2022年製作の映画)

4.0

自分たちの身に起こっていたことを理解し、受容し、この先の行動を選択する。そのプロセスを丁寧に描いてくれていたのがうれしかった。傷つけられるような場所からは去ればいいなんて当たり前だけど、そんな簡単じゃ>>続きを読む

ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

4.0

誰も悪くないし、この社会に生きる全員の責任でもある。物語の中で起こっていること全てに対してそう感じた。
起こった事実・事象は一つでも善悪は人の数だけあって、良い人悪い人・正しい人正しくない人なんて主観
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ファインディング・ニモ(2003年製作の映画)

4.5

展開が早く目まぐるしいスピードで出会いと別れを繰り返していくのが、マーリンとドリーの旅のドキドキ感を追体験しているようで楽しかった。
子供としての言い分も親目線での心配もわかる…!歩み寄れるポイントと
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花様年華 4Kレストア版(2000年製作の映画)

4.0

画面から立ち上ってくる色香がたまらなくて、どこを見ても大人の世界の香りがしてきて。5年後・10年後にもう一度観たとき自分が触れる空気や感情がどんなふうに変わっているのか確認したくなるような映画だった。>>続きを読む

ブエノスアイレス 4Kレストア版(1997年製作の映画)

3.5

ドラマみたいな激情の中でしか愛を確かめ合えないカップルって、古今東西あるあるなのだろうか。
観てる方も疲れたけど 笑 渦中の二人もしんどそうで、それでも離れられない相手ってどんなものなんだろう。
ブエ
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コード CODE 悪魔の契約(2016年製作の映画)

3.0

自業自得では…?という気持ちのまま終わってしまった。でも、願いが叶うたび気が大きくなっていく人間の愚かさはとてもリアルで、怖いというか、気をつけようって思っちゃった。

劇場版 Free!-the Final Stroke- 後編(2022年製作の映画)

4.5

最後はやっぱりそうなるよね。どう考えても作りが集大成だったけど、まだまだ見ていたいよ。
今回の映画を観ていてふと、この作品って「寂しいが言えなかった子たちの物語」だったのかなぁって思った。そんな子たち
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メタモルフォーゼの縁側(2022年製作の映画)

5.0

この映画を観られたことが幸せで、ここに出てくる登場人物たちに出会えたことが幸せで、彼らの思いに触れられたことが幸せで…。とにかく観て良かった!
雪さんじゃないけど、この作品を作ってくれた全ての人に感謝
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まともじゃないのは君も一緒(2020年製作の映画)

3.5

痛い…!かつて自分の中にいたであろう姿を見ているからなのか、香住を直視するのが痛すぎる。新しい時代を創ると言っている人に惹かれながら、とにかく普通を連呼する矛盾。彼女が人に投げまくる“普通はこうだから>>続きを読む

モンスターズ・インク(2001年製作の映画)

4.0

マイク・サリー・ブーの三人組がひたすら平和で可愛くて癒される。
ユニバーシティももう一回観たくなった!

藁にもすがる獣たち(2018年製作の映画)

4.5

あらすじもほとんど何も知らないまま観て大正解!どこがどうつながっているのかわかった瞬間がめちゃくちゃ気持ち良かった。原作だとどういう構成になっているのかな?章立てのタイトルのデザインまで意味があったの>>続きを読む

ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

4.0

小河恵子という一人のプロボクサーの日常を垣間見ているような映画だった。ここで見られたのは彼女の生活の本当にほんの一部で、その裏にある喜びや苦しみを想像させてくれる余白があるのが良かった。
オーナーとの
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小さな恋のメロディ(1971年製作の映画)

4.0

ダニーとメロディも可愛いんだけど、ダニーとトムもまた可愛くて!どちらかというとトムに感情移入しちゃった。
彼にとってもダニーは“初めてのひと”だったんだろうなぁ。メロディにとられるんじゃないかって必死
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サイダーのように言葉が湧き上がる(2020年製作の映画)

5.0

すべてのエピソードや小道具のつながり方・回収のされ方が美しかった。人に何かを伝えたいと思う気持ちやそれを伝えるための手段って何て尊いのだろう。
私は言葉というものにすごく興味があるし好きなので、言葉に
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ミセス・ハリス、パリへ行く(2022年製作の映画)

4.0

世界を股にかけたわらしべ長者、と思ったり 笑
でも、エイダはディオールのドレスに出会うずっと前から人生を丁寧に生きてきた人なんだって伝わってきたから、とんでもないハッピーに見舞われてほしいだて応援しな
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バクテン!!(2022年製作の映画)

4.5

インターハイこれで終わり!?と思ったら…。あんな素敵なプレゼントが待ってるなんて。
続けていれば必ずまたどこかで道は重なるというか、選手も指導者もライバルも最後は“仲間”に集約されるのが、美しく眩しか
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線は、僕を描く(2022年製作の映画)

5.0

爽やかに見えるのに泥臭さも感じるような、不思議な質感の映画だった。出会いの椿にあんなエピソードがあって最後につながっていくとは思わなかったなぁ。
私は芸術って高尚なものじゃなくて、どうにか表現しなきゃ
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AWAKE(2019年製作の映画)

5.0

ドラマティックに描こうと思えばいくらでもできたと思うんだけど、そうじゃなくて淡々と物語が進んでいくところが、登場人物たちの内に秘めた熱さを際立たせているようですごく良いなと感じた。
最後思わぬかたちで
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天使にラブ・ソングを…(1992年製作の映画)

4.5

ずっとクリスマスの話だと思ってたけどそうじゃないんだね 笑
超ハッピー!あれだけぐいぐいポジティブなオーラで押してくれると、どうしたって元気になっちゃう。

キンキーブーツ(2018年製作の映画)

5.0

あまりにも素晴らしかったので、言葉が見つからない。だけど、いま私の中に漠然とあるこの気持ちを表す言葉を見つける作業も、この作品のことを思い返す時間も、間違いなく豊かなものになると思う。
紡がれる言葉に
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名探偵コナン ハロウィンの花嫁(2022年製作の映画)

4.0

死んでしまった人たちの魂も生きている人の中でずっと息をし続けているとはいえ、みんな生きててほしかったよ警察学校組!!完璧すぎる回想シーンがあまりにも悲しかった。

明け方の若者たち(2021年製作の映画)

3.5

前半は「東京に憧れ東京で生きる自意識の高い若者」を煮詰めたような空気が恥ずかしくなってきちゃって、薄目で観てた 笑
いつか終わるのがわかってるのが楽しい、っていうのが二人の関係と若者でいられる時間の二
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劇場版 STEINS;GATE(シュタインズ・ゲート)負荷領域のデジャヴ(2013年製作の映画)

4.0

アニメ版観てからだいぶ経っちゃったけど、作品の空気感をすぐ思い出せた。
よく聞く「人が本当に死ぬのは忘れられた時だ」みたいな言葉がどういう意味なのか、目で見て心で感じて確かめられたような気がする。

きっと、星のせいじゃない。(2014年製作の映画)

5.0

素敵な映画だった。エンドロールの後もしばらく余韻に浸っていたくなった。
ヘイゼルとガスは出会うことの決まっていた二人だ。会話のテンポや言葉選び、相手の思いやり方が似ていてぴったりで。見ていてたまらなく
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ブラック・スワン(2010年製作の映画)

3.5

現実と幻覚の境目だけじゃなく、最後までニナの本質というか内面の核みたいなものが全然見えてこないのが怖かった。部屋とか服装ってその人らしさがすごく出る部分だと思うけれど、可愛らしいピンクの部屋もコートも>>続きを読む

BLACKPINK THE MOVIE(2021年製作の映画)

4.0

パフォーマンスもかっこいいし好きだけど、自分を語る言葉を持っているのが素敵だなぁと思った。

ロッキー・ホラー・ショー(1975年製作の映画)

3.5

カオス。悪夢を見ているような、楽しいような、わけがわからないうちに終わった 笑
あの城に迷い込んだのは観ている私たちのほう。
セットとか衣装がめちゃくちゃおしゃれで絵になるシーンばかりだから、目でも楽
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アナスタシア(1997年製作の映画)

4.0

ディズニーのケンカップルはどうしてこうも可愛いのか。
吹替で観たんだけど、アーニャとディミトリの掛け合いが素晴らしくステキだった!楽曲も良い~!

BTS:PERMISSION TO DANCE ON STAGE –LA(2022年製作の映画)

5.0

楽しかった!!こりゃ好きになっちゃうな。
全力でBTSという役割を全うしようとしてるんだなっていうのが伝わってきて、その懸命さに感動するし、何より楽しそうだから観ているこちらも楽しくなる。

ルビー・スパークス(2012年製作の映画)

3.5

カルヴィン、ずっと困り眉でしゅんとした顔してるけど、君とんでもないサイコだからな!?って思いながら観てた 笑
ルビーのことを思い通りに動かそうとするカルヴィンの姿はとてもグロテスクだけど、現実でも他人
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レジェンド&バタフライ(2023年製作の映画)

4.0

なんていうか、信長と濃姫はこうであってほしいというifがこれでもかというくらい詰め込まれていて、それをもはや二次元みたいな木村さんと綾瀬さんが演じていて、めちゃくちゃ豪勢な二次創作を観ているようだった>>続きを読む

女子高生に殺されたい(2022年製作の映画)

3.5

持ってる願望がどうとかじゃなくて、子供との接し方がもうやばい。距離感…!
10代の頃にあんな大人の男性が近くにいたら勘違いしてしまうわとも思ったし、忘れる早さも若い子たちならではって感じで、たくましく
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劇場版ツルネ ―はじまりの一射―(2022年製作の映画)

4.5

すごく爽やかな印象を持っていたけど、まとめるとシリアスな部分も多い作品だったことに気付いた。
風舞弓道部は本当に個性のバランスが良い。皆違うからチームとして強くなれるというか。そして、タイプが違うから
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エデンの東(1954年製作の映画)

4.0

親や兄から愛されたいという強烈な思い。それが裏目に出てしまう感じ。こういうのって普遍的なものなんだなぁと思った。
キャルと父親が一緒に過ごせる時間はたぶん残り少ないのだろうけど、この先もあんなその場し
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