湊健一郎さんの映画レビュー・感想・評価 - 12ページ目

ひとよ(2019年製作の映画)

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【肝っ玉母ちゃん】
(3.4点)

家族のお話。

家族のごたごたに巻き込まれてやるのが
「家族」。

なるほどねー

白石監督らしいパンチの効いたずっしりとした作品かと思いきや意外にクスッと笑える部
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泣きたい私は猫をかぶる(2020年製作の映画)

3.2



【可愛いストーカーラブファンタジー】


『あの花』『ここ叫』の岡田麿里脚本。

元々、劇場公開される予定だったけどコロナでNetflixでの公開になったとの事。

作画がとても綺麗で是非劇場でみ
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生理ちゃん(2019年製作の映画)

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【男性も観ましょう】
(3.3点)

女性にしかわからない生理についていかに辛いものなのかが男性にも伝わるようにヒシヒシと語られているかと思いきや、女の子三人の人間関係に悩むサクッと観れるドラマだった
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ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

3.7

【自分らしく生きるということ。】

みんな大好き『若草物語』。

世界観、映像、音楽、衣装全てが良かった。
男性よりおそらく女性に共感される作品。

150年前の自伝的小説がいかに普遍的で今でも素
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蜜蜂と遠雷(2019年製作の映画)

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【ピアノの天才達の戯れ】
(3.5点)


言わずもがなですが音楽が素晴らしい。
時折鳥肌ものでした。

耳に優しい。

キャストのピアノを演奏する姿に圧巻。

ピアノコンクールが主な展開の軸ですが競
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13th 憲法修正第13条(2016年製作の映画)

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【4年前の作品】


自由の国なんて誰が言ったんだ。

恥ずかしくも、
今、だから観てしまったドキュメンタリー。

無知は恥なり。。

現在に至るまでなぜ人種差別が今尚続いているのか社会の構図と実態
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わたしは光をにぎっている(2019年製作の映画)

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【変わらないために変わるということ。】
(3.4点)


ポスターの雰囲気が凄く良くて公開当時気になっていた作品。

家庭の事情で行き場を失い長野から東京に上京してきた女の子と、変わりゆく東京の再開発
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ボーダー 二つの世界(2018年製作の映画)

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【自分自身の、ボーダー】
(3.2点)

消化するのが難しい作品。

冒頭1時間くらいは何を観せられているんだろうという感覚。

映像から感じるのは『醜』。
苦手な人は観れないだろうな。

後半から
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エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ(2018年製作の映画)

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【ほんとうのあたしはこんなじゃないんだけどなぁ】(3.4点)

教室の隅っこでいる様な女の子の心えぐられるサクセスストーリー。


今10代の間では「陰きゃ」「陽きゃ」と言う言葉がトレンドらしい。
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マチネの終わりに(2019年製作の映画)

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【大人のスマホを落としただけなのに】
(3.6点)


ちょっと大人のすれ違い系ラブストーリー。
いや、大人の『スマホを落としただけなのに』
でした。

そして、大人同士の一目惚れの末路。
なかなかロ
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三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実(2020年製作の映画)

3.6


【愛の言霊】


映画『三島由紀夫vs東大全共闘』。

いやいや熱い。
三島由紀夫という人間にさらに魅了させる。

そしてまだ日本における討論に『言霊』が存在した時代。

研ぎ澄まされた言葉の旺盛に
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一度死んでみた(2020年製作の映画)

3.4


【デスデスデス】


そいえばコロナ緊急事態宣言前に最後に行った映画。

広瀬すずの初コメディ!

コメディ番組によく出演しているのでまったく違和感なく観れた。

内容はま、ま、単純なんですが、なか
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AI崩壊(2020年製作の映画)

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【AIも映画も崩壊してる。】
(3.4点)

『AI』という大風呂敷広げたのに、観せられた内容は鬼ごっこという小粒感が何ともな作品でした。

設定は2030年、10年先の設定。
生活においてAIが設
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ハーフ・オブ・イット: 面白いのはこれから(2020年製作の映画)

3.7


【いい絵を台無しにできるような事こそが愛。】


またまたNetflixオリジナルの傑作でした。

文学的哲学的引用とクラッシックな映画のオマージで愛というものがLGBTQラブコメ的要素で楽しめる映
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閉鎖病棟ーそれぞれの朝ー(2019年製作の映画)

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【明けない夜はない】
(3.3点)


人にはそれぞれ『事情』がある。

この言葉につきる作品でした。

精神病棟で過ごす人達の様々な事情が描かれていく。
そして自分の居場所についてそれぞれが葛藤し考
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殺さない彼と死なない彼女(2019年製作の映画)

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【そうだ、未来の話をしよう】
(3.2点)


ずっとロングランされていた作品。

間宮祥太朗と桜井日奈子のダブル主演で
一見キラキラ学園ものと思わせておいて、

10代の学生視点で語られる生き辛さ
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タイラー・レイク -命の奪還-(2020年製作の映画)

3.4


【これアベンジャーズでよくない?】


ネトフリオリジナル作品。
人気みたいですね。

冒頭の10分位の長回しアクションにガツンとやられます。

クリヘムが強い強い、、、。
アベンジャーズやん!と笑
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マスカレード・ホテル(2019年製作の映画)

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【客ではなくお客様です。】


そういえば観て無かった!


東野圭吾原作、主演、キムタク、長澤まさみ。
監督は『HIRO』シリーズの鈴木監督。
(3.4点)

豪華な玄人のキャスト陣。

良かれ悪か
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ジョン・F・ドノヴァンの死と生(2018年製作の映画)

3.0


【ドラン監督の好きなあなたへ】


「Mommy マミー」「たかが世界の終わり」がハマった人はきっとばっちりハマる映画なんだろうなと、前作2作よりは整理されてたかな?観やすい。ただやっぱり前半、なん
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仮面病棟(2020年製作の映画)

3.5



【ピエロがビートたけしにしかみえなかった】


※ネタバレ無し。

原作未読。

映画は期待せずに、、永野芽郁目当てで鑑賞。
坂口健太郎もイケメン!内田理央可愛かった!

内容はピエロの仮面を被っ
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星屑の町(2020年製作の映画)

3.1



【のんちゃんの歌もっと聴きたかった】


「海月姫」以来約6年ぶりに実写映画に出演したのんちゃん。

おめでたいし嬉しい。

やっぱり凄くスクリーン映えするし、
女優としてののんちゃんが一番輝いて
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無限ファンデーション(2018年製作の映画)

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【ネクストブレイク!南沙良】


2019年見逃した作品。
(3.2点)

全シーンアドリブの即興劇。
個人的に大注目している南沙良さん目当てで鑑賞。

内容はある高校の演劇部を中心とした青春群像劇
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初恋(2020年製作の映画)

2.9

【三池監督20年に一本の良作】

三池監督、近年コミック、小説原作ものが続いてましたが久々の!?オリジナル脚本(多分)で勝負!

正直、三池監督作品への期待値が低いのである時期からDVDでしか観ない事
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レ・ミゼラブル(2019年製作の映画)

4.1

【え!そこでーーーーーーー!】


ポスタービジュアル詐欺でしたが!笑
作品の出来は見事でした。

一匹のサーカス団の子ライオンが子供達によって誘拐される。そんな些細な事から国を揺るがす事件へと発展し
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娘は戦場で生まれた(2019年製作の映画)

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【地続きで起きている地獄絵図】


内戦激しいシリアにおいて、一人の女性がカメラを手に、生と死を克明に記録した作品。

ドキュメンタリーというか報道的要素が強い。
とんでもないものを目撃した後味。
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黒い司法 0%からの奇跡(2019年製作の映画)

3.2


【死刑因の9人中1人は無実だという衝撃】


デスティン・ダニエル・クレットン監督「黒い司法」。
アラバマ州で冤罪のため死刑判決を受けた黒人死刑囚と、彼の無実を晴らすために懸命の弁護をする若手弁護士
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37セカンズ(2019年製作の映画)

4.0

【ポジティブになる成長物語】


「障害があろうがなかろうが、あなた次第」

脳性麻痺をもった1人の女性が人として人生を大きく自ら変えていくお話。

主人公は実際に同じ病気をもたれたなかからオーディシ
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スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼(2020年製作の映画)

3.4


【北川景子と白石麻衣2ショットの破壊力やばい】


中田監督作品。
全く期待してませんでしたが、期待しなかった通りの作品でした。

犯人はすぐわかるし、
ストーリー展開は突っ込み所満載だし、日本映画
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T-34 レジェンド・オブ・ウォー ダイナミック完全版(2018年製作の映画)

3.3



【全編クライマックスのバチコン戦車映画】


昨年好評価で気になっていたが観るタイミングをのがしていた作品。その「ダイナミック完全版」として再上映。(なので何がダイナミックになったのかはわかりませ
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

4.0



【参加型映画】


※ややネタバレなし。

『ヘレディタリ 継承』で「嫌〜なホラー」を観せたアリアスター監督の最新作。

人を嫌な精神状態にさせるド級の異色作でした。

この監督変態すぎます。
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名もなき生涯(2019年製作の映画)

3.1


【テレンスマリックからの挑戦状】


テレンスマリック監督の作品を劇場で鑑賞したのは約20年前の『シン•レッド•ライン』(98)ぶり。

当時スピルバーグ監督の『プライベート•ライアン』が同じタイミ
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1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

3.7


【継続的な没入体験の真骨頂映画】


予告編観たときにワンカットで撮影したと知り(実際は違うけど)アカデミー賞の監督賞は取るだろうと予想したら『パラサイト』でした。笑

内容は至ってシンプル。
舞台
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Fukushima 50(2019年製作の映画)

5.0

【3.11を決して風化させてはいけない】


もう、あの震災から役10年経とうとしていて、被害者も物理的被害も甚大にでた災害でした。

慎重に扱わないといけないテーマにも関わらず賛否覚悟でこれだけの規
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his(2020年製作の映画)

3.5


【多様な性が当たり前に存在する社会でありますようにと願う】


『愛がなんだ』の今泉監督作品。
オリジナル脚本ではないが男女の恋愛模様を撮ってきた監督が男性二人の同性愛をテーマに描いた作品。

鑑賞
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サヨナラまでの30分(2020年製作の映画)

4.0

【カセットテープ】



引き込まれた!
今年の邦画のトップクラスのベストムービーでした。

この作品の公開館数もかかる頻度も少なく、良品な作品が埋もれてしまうのはもったいない。
1日一回のみの上映最
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フェイクプラスティックプラネット(2019年製作の映画)

3.2

【「1人」は良いけど、「独り」は孤独を感じる。】



宗野賢一監督が300万の低予算で製作されたという自主映画。

独創的なポスタービジュアルと『フェイクプラッテックプラネット』という斬新なタイトル
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