湊健一郎さんの映画レビュー・感想・評価 - 10ページ目

キャラクター(2021年製作の映画)

3.7

【今年観ておくべき邦画の一本】

エンタメという点ではかなり良作!
細いこと(まぁまぁツッコミ所はあり)は置いておいて面白かったです。

キャスト目当ての大衆向けとしてPG12指定になっているが、もっ
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映画大好きポンポさん(2021年製作の映画)

3.7

【90分】


ずっと映画化すると言われてて遂に公開に。
タイトルが、、、とかキャラデザが、、苦手、、という人はぜひ先入観は捨てて観た方がよい作品の部類。

社会不適合の人生逆転劇!
痛快でした!
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ファーザー(2020年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

【認知症疑似体感映画】


いやいや、驚きました。

映画ポスターからは想像もできないジャンルの作品でした。
認知症のアンソニーホプキンスと介護をする娘の心温まるヒューマンドラマと思いきや。
もはや巧
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街の上で(2019年製作の映画)

3.6

【かわいい女優さんばかり】

一年も延期になっていた作品。
ほんとに待ちまびました。

作品試写のクチコミも高く期待した上での鑑賞。

下北沢を舞台にした群像劇で長回しの会話のシーンもあり引き込まれて
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万歳!ここは愛の道(2019年製作の映画)

3.7

【衝撃を受けた】

なかなかレビューが難しい作品。
内容は自殺未遂をくりかえし、また記憶を失ってしまった二人の恋人、達上監督と福田芽衣の姿を通して真実の愛を追求したセルフドキュメンタリー、いやフィクシ
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BLUE/ブルー(2021年製作の映画)

3.3

【純度の高いボクシング映画】


格闘技があまりすきではないのだけれど『ヒメアノール』の吉田監督という事で鑑賞。

ボクシングでサクセスストーリーかと思いきや、ただただボクシングが好きな人達の物語。
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ホムンクルス(2021年製作の映画)

3.7



【頭に穴を開けましょう】


大好きな漫画『ホムンクルス』全15巻買ってよんでました。相当なカルト漫画ですが、、、

「頭に穴を開けると人間の深層心理が視界に見える様になる」内容は刺激的でした。
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14歳の栞(2021年製作の映画)

3.4

【中学時代自分は何を考えていきていたか。】


SNSで話題になってますね。

35名の中学2年生の三学期に密着したドキュメント。

ドキュメンタリーとは?
多少制作側の意図したものははいるものだと
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ノマドランド(2020年製作の映画)

3.4


【ホームレスではなくハウスレス】

アカデミー作品賞候補の『ノマドランド』鑑賞。

リーマンショックによる企業倒産の影響で、家を失ってしまい、キャンピングカーで現代のノマドとして、60代の女性ファー
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騙し絵の牙(2021年製作の映画)

3.3

【まだまだ雑誌で勝負できる!】


かれこれ一年以上前試写で観させていただいた作品。コロナで延期になり遂に公開されてよかったなと。

タイトルの通り騙し騙される映画。

自分も騙されました。
予告が絶
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まともじゃないのは君も一緒(2020年製作の映画)

3.8

【普通じゃない!】

エヴァを観てから余韻が続いていて少しの間は劇場はいいかなと思っていたがクリップしたFilmarksの通知が来て気になって鑑賞。

気負いなくなく観れる作品。
なかなかのひろいもの
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シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

5.0


青春が清々しくおわった。


感想や内容は何も書けないですが、

庵野監督おつかれさまでした
ありがとうといいたい。


※ひとついうと、『旧劇』と『Q』は必ずおさらいしておくべし。

追記
劇場に
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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q(2012年製作の映画)

-


【公開前日】


何だか卒業式の前日の気分で何回目かの『Q』を
やっぱり何回みても難解で、これだけいろんな考察をさせてくれる作品はないな。

『Q』は『旧劇場版』の続きだ。
というある動画の考察がや
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あのこは貴族(2021年製作の映画)

3.5

【丁寧に女性を描いてる作品】


小説を読んでいるかのようなワードが引っかかる映画だった。

搾取される場所東京において二人の『階層』の違う女性が生きていき切り開いていくお話。
またその対比の見せ方が
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さんかく窓の外側は夜(2021年製作の映画)

2.6



【顔面偏差値は高い映画】


ずっと延期になっていてやっと観れました。

欅坂のファンだったので平手ちゃんの映画は観ておかなくては!と鑑賞。
しかもヤマシタトモコ先生原作。


霊が払える男と視え
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あの頃。(2021年製作の映画)

3.4

【今が一番いい】


『愛がなんだ』の今泉監督の最新作。
ハロプロに青春を投じた青年ヲタク達の群像劇。

「あの頃」、「今」があるからあの頃と思える。
だから今を大事にしようというメッセージが観て伝わ
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ファーストラヴ(2021年製作の映画)

3.0

【親になったら子供をそだてられるか不安になった】

ファーストラブってそういう事か。
一番最初に受ける愛情は親からである。

ちょっと予想の展開と違ってかなり重めな内容にびっくり、そしてもっとびっくり
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すばらしき世界(2021年製作の映画)

3.6

【言いたい事も言えないこんな世の中は~poison♩】


内容は元ヤクザで殺人歴がある三上 (役所広司)人生の大半を刑務所で過ごし、出所し悪戦苦闘し世の中を生きて行くはなし。

一度社会のレールを踏
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哀愁しんでれら(2021年製作の映画)

3.4

【土屋太鳳ちゃんにあのパワーワードを言わせた功績】


TSUTAYA CREATORS’ PROGRAMでグランプリを獲得された作品という事で鑑賞。

内容は散々な目にあいどん底まで突き落とされた土
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宇宙でいちばんあかるい屋根(2020年製作の映画)

2.9

【清原果耶の透明感たるや】


『新聞記者』『ヤクザと家族』『宇宙でいちばん明るい屋根』その幅広くジャンルレスで取れる監督さんであるというのは凄いなとおもう。

本作では「星ばぁ」はどうしてもネックに
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聖なる犯罪者(2019年製作の映画)

3.4

【善人であろうとするものの話】

ここでの評価がよかったので鑑賞。

実話をもとにした作品との事。

ざっくり内容を説明すると、少年院出の神父を夢見る男の子が神父になりすますが、街の人々に信頼され不器
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ヤクザと家族 The Family(2021年製作の映画)

3.3

【令和のヤクザ映画】


ガチガチの仁義映画かと思っていましたが、それぞれの時代、(3つの時代)に生き、時代に飲み込まれる、ヤクザの人権、ヤクザとその家族を描いた作品でした。

描かれる1999年から
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樹海村(2021年製作の映画)

2.6

【おせちみたいなお弁当箱の呪いの映画】

先行ロードショーで一足お先に鑑賞。
期待はせずともホラーファンとして清水祟監督の作品はいち早く観たい!

『犬鳴村』のスマッシュヒットでおそらく製作されたであ
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花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

4.7

【はじまりはおわりのはじまり】


2021年の映画初めにして傑作の邦画でした。

邦画の恋愛映画における歴史に残る作品になると思う。
文学的に語られるモノローグも刺さる言葉ばかり。

5年間の男女恋
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あの夜、マイアミで(2020年製作の映画)

3.6

【レジェンド達の伝記的口喧嘩】


アマプラで今年のアカデミー候補有力作品という事で鑑賞。

内容は、
マルコムX、モハメド・アリと改名する前のカシアス・クレイ、アメフトのジム・ブラウン、歌手のサム・
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シカゴ7裁判(2020年製作の映画)

3.7

【ジェストコースター法廷もの】


シカゴセブンと呼ばれる裁判の実話作品。

1968年8月の民主党大会に合わせてベトナム戦争反対を訴えようとした7人が暴動を扇動したという罪で起訴され、その裁判の様子
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ヒルビリー・エレジー -郷愁の哀歌-(2020年製作の映画)

3.5

【スーパーおばあちゃん】


入っててよかったネトフリ案件。

ロンハワード監督作通常だったら劇場公開されているんだろうな。

薬物依存から抜け出せない母とその息子、その息子を支える祖母の愛、『家族』
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ザ・プロム(2020年製作の映画)

3.6


【隣人を愛そう】


こんなご時世にこそ元気の出るミュージカル映画。
キラキラして元気出た。
入ってて良かったネトフリ案件でした。

こんなゴリゴリのミュージカル映画!
久々に観たかも!
ちょっと歌
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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破(2009年製作の映画)

-



【復習:破】

来月に控えた新作の為に『序』に続き復習。


ただ張り巡らされる回収する事のできない伏線の整理に頭が疲れてしまう。。

これでも11年も前の作品だと思うととんでもないクオリティのア
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私をくいとめて(2020年製作の映画)

4.0

【人と関わるのは努力が必要だ】


2020年の劇場納めをして来ました。
それに相当しい作品でした。


傑作、『勝手にふるえてろ』の大九監督×綿谷りさ原作の第二段。
しかも能年ちゃんが主演という事で
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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序(2007年製作の映画)

-


【シン・ゴジラ】


『序』が公開されて13年。遂に来月新作の公開を控えて予習第一弾。

予習と言ってもテレビアニメ含めて何回も観ているんだけども見る度に引き込まれてしまう。

カット割の観せ方、ス
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佐々木、イン、マイマイン(2020年製作の映画)

3.5

【佐々木コール】


学生時代の空気感を真空パックしたような作品。

佐々木みたいな見た目根明ですぐに学ラン脱いじゃうような奴居たよな、誰しもが懐かしくなるはず。
でもそういう奴に限って孤独や人にみせ
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ミセス・ノイズィ(2019年製作の映画)

4.0

【正しさとは。】


ネタバレ無し。

騒音おばさんの話に基づいた内容という前情報のみで鑑賞。

TOHOのシネコンで鑑賞。明らかにミニシアター系作品が大きなシネコンでかかるんだから年末作品の少なさを
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羅小黒戦記 ぼくが選ぶ未来(2019年製作の映画)

3.0


【ジャパニーズアニメの逆輸入】

ん、、、、ここでの評価がめっちゃめっちゃ高いので観ましたが合うか合わないかで言えば合いませんでした。

バトルシーンは確かに凄いしストーリーも良い。
でもどこかいく
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STAND BY ME ドラえもん2(2020年製作の映画)

3.8

【おばあちゃん出すのは最終兵器】


いやいや泣きましたよ!
ドラ泣きしました。

今回は名作中の名作『おばあちゃんの思い出』をベースに『僕の生まれた日』『45年後、、、』、『のび太の結婚前夜』もかな
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さくら(2020年製作の映画)

3.7



【主演女優犬賞!!】


原作未読だったが、予告を観て思ってた以上に重い内容にびっくり。

賛否あるかもしれないが個人的には凄く好きな映画でした。

小松菜奈の存在が圧倒的だった。


美貴役は小
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