監督澤井信一郎、脚本荒井晴彦、撮影仙元誠三、音楽久石譲という『Wの悲劇』と同じスタッフで作られた映画なのだから良くないはずがない。河合美智子の裸体に人間が抱える寂しさが体現されていた。
織田裕二デビュー作。江口洋介初主演作。髪形が面白い。竹内力が若くてとてもかっこ良い。
完結編として纏めようとするのに無理があり、前作に反して主題が見えてこない作品。監督が変わったためか、実験的演出もなく物足りなかった。
傑作。特筆すべきは由美を演じた多岐川裕美の妖艶さ。強く美しい敵がこんなにも魅力的とは。ツルゲーネフ『はつ恋』をきっかけにに早乙女愛と出会い、異なる形で愛を問う展開が素晴らしかった。
原作は読んでないが漫画的世界を維持しつつよく実写化された作品。
誠役の西城秀樹はとにかくかっこ良く、三部作で一番良かった。早乙女愛も演技はそれほど上手くないが浮世離れした顔立ちで世界観に合っていたと>>続きを読む
ドラマ部分の酷さはあるものの巨人が気持ち悪くて大満足。後編も期待。
デジタル撮影で激しく揺れるショットは擬似戦場体験を与える方法として成功している。決定的な場面は「俺が死んだら食っていいぞ」と中村達也が服を捲り上げて腹の肉を見せた時。たとえ原野の木々や土、腐り行く人間>>続きを読む
牛のお医者さんになることを決意した少女の物語。涙するのは、夢に一歩近づいた瞬間の彼女が美しいから。傍にいる家族や仲間が温かいから。この映画には「思い続ければ夢は叶う」という命題を今一度信じさせる強さが>>続きを読む