森田和敬さんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

  • List view
  • Grid view

博徒外人部隊(1971年製作の映画)

5.0

やっぱり深作欣二だね〜
いつもながら全てが最高

オープニングの落ち葉の散り方からして良いって何だよ!
渡瀬恒彦と今回はシリアスにキメる由利徹はまだ良いとして
若山富三郎をさほど活躍させもしないで死な
>>続きを読む

博徒斬り込み隊(1971年製作の映画)

5.0

暴力団再武装・コレ・銀座警察
佐藤純彌はこの三本に尽きるな
以降は何故だか大作路線に行ってダメになるから

相変わらず大味ではあるけど勢いが凄まじい
渡辺文雄への若山富三郎の取り調べシーンのカットなん
>>続きを読む

沖縄10年戦争(1978年製作の映画)

1.0

何だろうな〜
決して悪くはないんだけど
全体的に薄いから入り込むまでいかない

全体的に前作(と言って良いのか)沖縄やくざ戦争の焼き直し
ソレをドンパチ多めにしてるならまだしも
アッサリ〜と撮ってるか
>>続きを読む

シエラネバダ(2016年製作の映画)

5.0

冒頭はコレを3時間観るのか・・・だったけど
いざ観始めると面白ぇの何の!

大きな事件や出来事があるわけじゃなく
秀でた演出があるわけじゃない
だけど目が離せなく最後まで観てしまう

法要を舞台にした
>>続きを読む

インターステラー(2014年製作の映画)

5.0

ノーランの何が凄いって
難解ではあるけどエンタメをキッチリ観せてくれること

難解すぎて途中脱落するような忍耐力の無い人は勿体なさすぎて笑いを禁じ得ない
直球のSFアドベンチャーなのにね

全て最高な
>>続きを読む

オデッセイ(2015年製作の映画)

5.0

142分という長い映画ながら
テンポの良い演出で長さを全く感じず
グラディエーター以降のリドリー・スコット最高傑作

コミカルな演出が多いけど
キャラクター本人が真面目にやっているからこそ良い意味で笑
>>続きを読む

2001年宇宙の旅 新世紀特別版(1968年製作の映画)

5.0

難解な映画は苦手だし嫌いなんだけど
何故だかこの映画だけは観られる不思議

ビジュアルが56年前のビジュアルじゃないし
色使いも最高
宇宙服なんかたまらないよ
こんな昔の映画はダサさが出るもんだけど
>>続きを読む

スラムドッグス(2023年製作の映画)

5.0

ただのオゲレツ映画だから駄作
その程度のオツムの人には不向き
実はシッカリした土台の上に作られてる

まぁオゲレツに変わりはないんだけどね
まぁ〜そのネタのくだらない事!
マジックマッシュルームの森か
>>続きを読む

アルマゲドン(1998年製作の映画)

5.0

デイ・アフター・トゥモローに続いての捻くれバカ洋画劇場は何にするか?
そこはやっぱりコレでしょう!

もうシナリオが保育園生の頭の中みたい
150分の全てがアホで塗り固められてる
前半はまだリアルとい
>>続きを読む

デイ・アフター・トゥモロー(2004年製作の映画)

5.0

相変わらず捻くれバカが狂乱する映画だけど
インデペンデンス・デイより好きかも

シナリオが良く出来てる
テンポも良いし
エンタメとドラマのバランスも良い
チョコチョコ挟まる笑いも良い感じ

副大統領役
>>続きを読む

イントゥ・ザ・ストーム(2014年製作の映画)

1.0

全てが中途半端な映画

色々なカメラでPOVをやりたいのか普通のカメラで映画をやりたいのかフラフラしてるから観にくいったらありゃしない

キャラクターの描き方も下手くそで浅いから入り込めない
バカユー
>>続きを読む

フライト・クルー(2016年製作の映画)

4.0

ロシアも中国と同じくおらが国NO1なんだけど
違うのは中国がおらが国<だけが>なのと違い
ロシアは映画を意識していること

まぁ〜航空パニックから父子の軋轢までエンタメの満漢全席
コレがメチャクチャ面
>>続きを読む

ジオストーム(2017年製作の映画)

5.0

衛星の暴走に世界滅亡の危機に国家の陰謀に兄弟の対立と再生と
ミックスフライ定食の付け合わせがステーキだったみたいな映画

ネットの自称映画評論家や捻くれバカみたいにエンタメにリアリティは求めてないので
>>続きを読む

ザ・タワー 超高層ビル大火災(2012年製作の映画)

5.0

韓国映画ってパクリ大国だと思うんだけど
ただタワーリング・インフェルノをやりたいからやりましたではなく
シッカリ咀嚼して作るよね

前半の安っすいラブコメには放棄も検討したけど
火災が発生してからは笑
>>続きを読む

ガール・コップス(2019年製作の映画)

5.0

韓国映画ってバイオレンスや社会派は傑作が多いけど
コメディはイマイチなのが多くて
この映画は最初から最後までメチャクチャ面白かった

前半はセグウェイ大追跡とかまたか・・・と思いかけたんだけど
タトゥ
>>続きを読む

パーフェクト・ドライバー/成功確率100%の女(2020年製作の映画)

3.0

いつもながらの高クオリティなんだけど
ノリノリまでには至らなかった

ザ・ドライバーな主人公の設定が運転技術で切り抜ける的な物ではなく
ただの設定になっているのが惜しかった
ここさえ活かしていればな〜
>>続きを読む

アンタッチャブル(1987年製作の映画)

5.0

久し振りに観たけど
相変わらずの名作ですわ

デ・パルマにしては正統派な大人しい演出だけど
冒頭の長回しや子分をバットで殴り殺すカポネ
マローン射殺とオペラのカットバックなどキッチリ自分の仕事をこなし
>>続きを読む

PLAY! ~勝つとか負けるとかは、どーでもよくて~(2024年製作の映画)

1.0

いかにも古厩智之の映画だな〜って感じ

ロボコンも奈緒子もメインは面白いんだけど脇がダメ
今回にしてもそうで
金髪の家庭環境や恋愛なんかも活かすでもなく盛り上がらせるもなく

クライマックスの大会にし
>>続きを読む

ブロンクス物語/愛につつまれた街(1993年製作の映画)

5.0

シナリオはパルメンテリの想いが強すぎる気もするけど
デ・ニーロが巧〜く料理してる

基本は父と子ではなく親父と倅と呼びたい人情劇
そこに差別だ恋愛だと色々絡まるんだけど
その整理がまた巧い!
車のテス
>>続きを読む

グッドフェローズ(1990年製作の映画)

5.0

145分という決して短くない映画ながら
スコセッシの天才的な緩急の使い方で最後まで飽きさせない

ただの殺し殺されではなく
適度に塗されたユーモアが効いてる
リオッタがヤクを扱って転落しだす中盤以降な
>>続きを読む

ゴッドファーザー(最終章):マイケル・コルレオーネの最期(2020年製作の映画)

2.0

ソフィア・コッポラばかりが叩かれてるけど(間違っちゃいない)
そもそものシナリオ自体がダメ

金のために撮ったと公言してるくらいだから全体的にやる気が無いし投げやり
ツッコミは捻くれバカみたいで嫌なん
>>続きを読む

ゴッドファーザーPART II(1974年製作の映画)

5.0

もう・・・言葉も無いね
ここまでになっちゃうと

前作と同じくパーティーで幕開け
だけど空気は大違い
暗く殺伐としていてその後を予感させる嫌な予感が充満

ソニーもフレドもマイケルも
それぞれ正しい
>>続きを読む

ゴッドファーザー(1972年製作の映画)

5.0

完璧
それ以外に無いわ

前半のキャラクター・状況説明の簡潔さが素晴らしい
ここはマーロン・ブランドの見せ場
私は演技をしていますな演技なんだけど
全く感じさせない見事な演技だった

中盤からはアル・
>>続きを読む

X エックス(2022年製作の映画)

5.0

聞いてはいたけど
いやぁ・・・とんでもねぇや
さすがサプライズを撮った人だけあるわ

前半はポルノ映画撮影の何やかんやが主
ここも狂っちゃいるんだけど
後半に比べりゃお子ちゃまレベル

やっぱり老夫婦
>>続きを読む

縄張(しま)はもらった(1968年製作の映画)

5.0

流血の縄張はつまらなかったけど
今回はメチャクチャ面白かった
流血の〜の時も書いたけど
やっぱり日活はこういうのが面白いね

シナリオは例の如くの東映模倣だけど
長谷部安春の拘りに拘り抜いた画作りが忘
>>続きを読む

ライフ・アフター・ベス(2014年製作の映画)

1.0

ネタは良いんだけど
形にする監督がダメ
エンタメにツッコミ入れるのは捻くれバカの得意分野だけど
さすがにコレは・・・

前〜中盤のウケ狙いからのスベリっぷりには呆れるんだか何なんだか
いくら何でもあの
>>続きを読む

広域暴力 流血の縄張(しま)(1969年製作の映画)

1.0

前科ドス嵐や昭和ヤクザ系図長崎の顔など普通のヤクザ映画には傑作はあるけど
抗争物となるとやっぱり東映には負けるね

小林旭が貫禄が付いてきちゃってるから
親分、俺が行きます!なキャラが似合ってなくなっ
>>続きを読む

親愛なるきみへ(2010年製作の映画)

1.0

前〜中盤はベタなラブストーリーっぷりにツッコミながら楽しんで観てた
だけど後半で全て台無し

サヴァナがスカーレット・オハラに匹敵するビッチ!
アッチは生きる為もあったからまだ分かる
だけどサヴァナは
>>続きを読む

アムステルダム(2022年製作の映画)

2.0

デヴィッド・O・ラッセルらしい映画ですわ

漫才用のネタでコントをしちゃうみたいなチグハグさ
だからネタは面白いんだけど
爆発するまでには至ってない
それなのに社会派だ反戦だを詰め込んでるから収拾がつ
>>続きを読む

死霊館 悪魔のせいなら、無罪。(2021年製作の映画)

5.0

監督がジェームズ・ワンから変わったからホラーとしてのグレードは下がったけど
コレはコレで面白い

前2作は悪魔祓いだったけど
今回は悪魔探し
この正体はすぐ分かるけど
その過程がメチャクチャ良く出来て
>>続きを読む

死霊館 エンフィールド事件(2016年製作の映画)

5.0

前回と同様に
今回もジェームズ・ワンの手腕が光る傑作

事件が起きる→夫妻出動→悪魔を祓う
という流れは同じながら
予算が増えたのか縦横無尽なカメラと長回し
中盤のユーモラスな触れ合いと後半のバトルの
>>続きを読む

死霊館(2013年製作の映画)

5.0

やっぱりホラーはジェームズ・ワンだな

音楽による盛り上げや驚かせもあるけど
弁えた上品な使い方が良い
特に夫妻が家を訪れるまでの前半が見事

実話のリアルとエンタメのバランスが良い
中盤のホラーの邪
>>続きを読む

哭悲/The Sadness(2021年製作の映画)

5.0

いやぁ堪らんね
こういうバカ映画は

彼氏はこういう性格
彼女はこういう性格とかウダウダせず
あるカップルがゾンビに襲われます
そして逃げます
それだけ
その潔さ最高!

グロもただ血糊を使いまくりま
>>続きを読む

サクラメント 死の楽園(2013年製作の映画)

1.0

定番を定番ではなく撮ってるけど結局は定番
そんな感じ

ブレアウィッチ以降に溢れ返ったPOV映画と同じ
何の盛り上がりも無く
こんな出来事を記録しました

イーライ・ロスの映画って監督してようと脚本の
>>続きを読む

ウォーク・トゥ・リメンバー(2002年製作の映画)

5.0

最初はウワァ・・・だったけど観進める内にのめり込み
ラスト15分からはただただ涙

監督の端折りと言うか
取捨選択が見事
特に終盤
ランドンと父親や仲間との友情の復活なんかは盛り上げよう物だけど一つの
>>続きを読む

最高の人生のはじめ方(2012年製作の映画)

5.0

誰も死なず殺されない
悪い奴も嫌な奴も出ない
普通なら萎えるところだけど
そこはロブ・ライナー
キッチリ観せてくれる

キャラクターが魅力的なのも良い
ラルフなんか好きだな〜
この役者が良い顔して芝居
>>続きを読む