豚さんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

豚

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バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)(2014年製作の映画)

4.5

「どのように表現すればこの作品の良さを伝えられるのか?」
観終わった直後、真っ先に感じたものがそれだった。

かつてスーパーヒーロー映画の主演として活躍していた男が、やがて落ち目となり演劇へと挑戦する
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ビッグマッチ(2014年製作の映画)

3.0

総合格闘技のチャンピオンを目指す格闘家が、ある日闇の組織の陰謀に巻き込まれるアクションコメディ。
THE娯楽大作といった内容で、笑いの質もテンポも良く、大人から子供まで万人に受けが良さそうな作品。
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マグノリア(1999年製作の映画)

3.3

職業、生き方、環境、住居などまったく異なる男女がとある出来事をきっかけに、奇妙な人生の交差を見せる群像劇。
3時間と非常に長く、かつ物語も複雑な構造になっているので、軽い気持ちで観るにはあんまり適して
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リディック(2004年製作の映画)

2.2

全宇宙にその名を轟かせる凶悪犯が、ネクロモンガーという武力集団と戦うSFアクション。
「ピッチブラック」で一躍有名になったヴィンディーゼルが見せるムキムキマッチョアクションに、ダメなSF特有の分かりづ
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フライト・ゲーム(2014年製作の映画)

3.5

航空保安官が偶然乗り込んだ国際便の飛行機が、テロリストの標的となってしまうサスペンスアクション。
主人公は正義感が強いものの暴走してしまうクセがあり、それが物語の展開に大きく作用している。
非常に緊張
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バイオレンス・レイク(2008年製作の映画)

2.7

湖へ旅行に来た夫婦が、地元のティーン集団とトラブルになり、追い詰められていくスリラー。
衝撃のラスト的な評価が多かったので少し期待したものの、思ったよりはこじんまりとした作品だった。

いわゆる主人公
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ラストスタンド(2013年製作の映画)

3.7

LAの刑事を引退した保安官が、街の仲間と手を組み脱走犯の逮捕に挑むアクション。
見どころは何といっても10年ぶりのシュワちゃん主演。
ただこれまでの作品や知事就任後のさまざまなニュース、写真が出回るた
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午後3時の女たち(2013年製作の映画)

2.7

夫とのセックスレスを悩みに持つ平凡な主婦が、偶然出会ったストリッパーを自宅に住まわせることから、少しずつ精神的変化を迎えるヒューマンドラマ。
かなりクセのある展開が多く、何より主人公の持つ、特有の意固
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ゴースト・オブ・ガールフレンズ・パスト/ゴーストたちの恋愛指南!(2009年製作の映画)

3.1

プレイボーイのカメラマンが、弟の結婚式前日に師匠として仰いでいた叔父の幽霊と遭遇し、自分の過去と向き合っていくコメディドラマ。
主人公がひたすらにクズでダメなプレイボーイなのだけれど、演じるマシューマ
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恋はデジャ・ブ(1993年製作の映画)

3.4

アメリカの片田舎に取材へ来た気象予報士が、"グラウンドホッグデー"と呼ばれる2月2日をなぜか繰り返すラブコメディ。
いわゆるループ系の恋愛ものの元祖ともいえる作品で、ずっと観たいと思っていた映画のひと
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スターシップ・トゥルーパーズ(1997年製作の映画)

3.2

宇宙人の侵略を受ける地球連邦の小隊が侵略を止めるため戦うSFもの。
名前はよく聞くけど観たことがなかった作品ではあるのだけれど、SFがどうにも苦手だったのでなかなか食指も伸びず。
観て驚いたのはもっと
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弾突 DANTOTSU(2008年製作の映画)

2.9

元殺し屋の主人公が、借金を返すため復帰し依頼を遂行していくクライムアクション。
セガール20周年記念の作品でもあるけれど、別にだからといってどうということはない。

珍しくセガールはアンチヒーロー的な
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THE LOOP ザ・ループ ~永遠の夏休み~(2012年製作の映画)

2.3

山奥の別荘へ旅行に出た若者たちが時空の歪みに巻き込まれる、サスペンススリラー。
いわゆる"ループもの"を絵に描いたような内容なのだけれど、相当に突っ込みどころ満載。
細かい伏線や設定が用意されてはいる
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ダンサー・イン・ザ・ダーク(2000年製作の映画)

4.0

貧しい暮らしながら我が子と慎ましく暮らす主人公が、とある事件をきっかけに悲劇の連鎖に巻き込まれていくヒューマンドラマ。
ゴールデンハート三部作の最後にして、トリアー節全開といった感じの内容で、表層的な
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イディオッツ(1998年製作の映画)

3.0

障碍者の振りをして社会に反抗する集団の一員となった主人公が、彼らと共同生活を続ける実験的ドラマ。
純潔の誓いに則って製作された作品で、劇映画というよりもドキュメンタリーチックな映像が特徴。

即興に次
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奇跡の海(1996年製作の映画)

3.4

海沿いに住む敬虔なクリスチャンの主人公と、その夫に巻き起こる受難を描いたヒューマンドラマ。
みんな大好き&大嫌いラースフォントリアーの作品となるけれど、描かれるエピソードや描写はこのころからブレておら
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アンデッド・ウェディング 半ゾンビ人間とそのフィアンセ(2012年製作の映画)

2.9

結婚式を控えた主人公カップルが、妹夫婦とともに山のコテージへ旅行に向かうゾンビコメディ。
アホらしさ全開のコメディで、話の主軸は感染してしまった主人公の男をどうするか、という点。
殺すのか生かすのかあ
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或る終焉(2015年製作の映画)

3.4

終末患者をおもにケアする看護師が、何人もの患者たちと交流していくさまを描いたヒューマンドラマ。
「父の秘密」で強烈なインパクトを残したミシェルフランコの新作ということでかなり覚悟して観たけれど、相変わ
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悪魔のえじき/ブルータル・デビル・プロジェクト(1999年製作の映画)

2.0

謎の島にたどり着いた三人組が、島に住む殺戮集団の餌食になるスプラッター・ホラー。
タイトルから分かるとおりブレア・ウィッチのモックバスターなのだけれど、テーマは全然寄せておらず、筋があるようでない不可
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あの夏、いちばん静かな海。(1991年製作の映画)

4.4

聾唖の青年がゴミ捨て場で拾ったサーフボードをきっかけに、サーフィンへと目覚めていく青春ドラマ。
自分は北野武という人間が苦手で。
北野武が画面に登場するとそれだけで作品が北野武色になってしまい、演技も
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ジョン・ウィック(2014年製作の映画)

3.3

死別した妻が残した犬が殺されたことを発端に、かつて裏社会で知らぬ者はいなかった凄腕の殺し屋が復讐を遂げるクライムリベンジムービー。
とあらすじだけ書くとなんだかセガール映画っぽいけれど、アクションが非
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デッドプール(2016年製作の映画)

3.8

ミュータント手術によって不死の命を手にした男が、愛する彼女のために頑張っちゃうスーパーヒーローアクション。
特徴的かつ奇天烈な性格付けはいかにもアンチヒーローを彷彿とさせるけれど、映画の中身自体は至極
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10 クローバーフィールド・レーン(2016年製作の映画)

2.8

目を覚ますと謎の部屋に監禁されており、そこから奇妙なふたりの男との同棲生活が始まるサスペンススリラー。
前作で自分の映画観賞史上もっとも激しい画面酔いを引き起こしたので、かなり戦々恐々だったけれど、今
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ブルーベルベット(1986年製作の映画)

3.0

ある日見つけた人間の耳をきっかけに、奇妙な事件へ巻き込まれていく青年を描いたサスペンスドラマ。
リンチ作品はほぼ観たことがなく、勝手に難解だと思い込んでいたけれど、本作は思ったよりも理解しやすかった。
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ディーン、君がいた瞬間(2015年製作の映画)

3.3

ジェームズディーンが事故死で亡くなる前の2週間を、ともに過ごした写真家デニスストックの目線で描いたヒューマンドラマ。
とても淡々とした物語で、大きな感動や驚きはない。
これは監督自身がロック系のフォト
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サイド・バイ・サイド フィルムからデジタルシネマへ(2012年製作の映画)

3.5

映画業界における"フィルム"と"デジタル"双方のメリットやデメリット、変遷、技術革新を映画の歴史とともに紐解いていくドキュメンタリー。
製作と作品の進行をキアヌリーブスが務めているけれど、正直キアヌい
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ジュラシック・シャーク(2012年製作の映画)

1.0

違法な削岩工事によって太古から目覚めた巨大鮫が人を襲うパニックホラー。
自分にとって映画とは何か、を問われる非常に哲学的な作品。
たとえ学芸会延長レベルの脚本、映像、演技であっても、一般(ともいえない
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バーレスク(2010年製作の映画)

3.6

歌手を目指す田舎の少女が、ショーダンサーとして覚醒しのし上がっていくミュージカル風映画。
物語自体はオーソドックスというか、あまり特筆するところはない。
だいぶご都合主義だったり、唐突な展開も多く、粗
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コロシノジカン ~60秒、死の選択~(2011年製作の映画)

2.6

母の自殺にトラウマを抱える主人公が、究極の選択を迫る殺人鬼を追うサスペンスミステリー。
スラッシャー物かと思ったら意外としっとりしたミステリー系の物語で、「ミレニアム」や「クリムゾン・リバー」をどこと
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フェリスはある朝突然に(1986年製作の映画)

4.0

学校をサボることに命を捧げる高校生フェリスの破天荒な一日を描いた青春コメディ。
「デッド・プール」でもお馴染みの作品で、たぶん今世界的にレンタル数がめちゃくちゃ上がってそう。
個人的な「デッド・プール
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グリーン・インフェルノ(2013年製作の映画)

3.5

ジャングルに暮らす原住民たちを森林開発から守るべく、学生の活動組織に参加した主人公たちが襲われるスプラッターホラー。
未知の原住民の文化である"食人"にスポットをあてた作品で、よくまぁこの時代において
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前橋ヴィジュアル系(2011年製作の映画)

3.0

群馬県前橋市で活動するヴィジュアル系バンドのボーカルが、農業とバンド活動の狭間で思い悩むコメディ。
元ジャニーズJr.の風間俊介主演ということで身構えたけど、意外と演技は悪くない。
また劇中で実際にラ
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スティーヴ・オースティン ザ・ハンティング(2010年製作の映画)

2.0

国境警備員が、強盗団にさらわれた娘を取り返すべく森でハンティングするアクション。
スティーブオースティンもセガールの沈黙みたいに、早く看板タイトル付いて欲しいなぁと毎度思う。

よくあるB級アクション
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ノック・ノック(2015年製作の映画)

3.3

休日に自宅でひとり仕事に精を出す既婚男性が、大雨の中訪れたふたりの少女に追い詰められていくサイコスリラー。
オープニングで極々平和な上流階級の暮らしぶりが描かれ、やがて雨の訪問者をきっかけに少しずつ映
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ザ・ビーチ(2000年製作の映画)

2.5

一人旅を続ける主人公が、タイで出会ったカップルとどこかにあるとされる秘密の楽園を目指す前半ロードムービー後半サスペンス。
ダニーボイルという人をあんまり信じていなかったのだけれど、この作品を見てやっぱ
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マジカル・ガール(2014年製作の映画)

3.3

日本の魔法少女アニメに憧れる娘アリシアのため、父のルイスが彼女の望みである「魔法少女のコスチューム」を手に入れるべく模索するヒューマンドラマ。
日本のアニメ文化という、いわゆる外国からするとどこか得体
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