豚さんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

豚

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ディア・ハンター(1978年製作の映画)

2.0

ベトナム戦争を機に、崩れゆく人間性と友情を描いた戦争ドラマ。
物凄く評価が高いことは知っているし、映画史的にもとても重要な作品だということは分かっています。
ただ、自分が映画を観るうえで大事だと思って
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デッド・レーン/デス・シャトル(2008年製作の映画)

2.2

メキシコ旅行を終えて帰ってきたふたりの女性が、怪しいシャトルバスに乗ってしまったことからさまざまなハプニングに見舞われるスリラー。
降りたいのに降りられない、という設定はかなりグッと来るのだけれど、こ
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フィラデルフィア・エクスペリメント(1984年製作の映画)

3.0

都市伝説として有名な「フィラデルフィア計画」をテーマに描いたSFサスペンス。
30年以上前の作品なのでさすがにCGは今と比べ物にならないレベルだけれど、映画全体を見ると卒なく出来ている印象。
タイムト
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沈黙の聖戦(2003年製作の映画)

3.0

元CIAの主人公が、さらわれた自分と議員の娘を取り戻すべくテロリストに立ち向かうアクション。
来たぜ俺らのセガール!
散々外ればっか観てたせいで、今作もどうせ「つまらない沈黙シリーズ選手権」にエントリ
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サブジェクト8(2012年製作の映画)

2.2

高額な治験につられて集まった8人の男女が、謎のウイルスに侵され脱出を図るも病棟の扉は封鎖され……というパニックスリラー。
治験といえば日本でも都市伝説の温床だけど、海外でもそうなんだな~とどうでもいい
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THEM ゼム/正体不明 THEM(2006年製作の映画)

2.5

ルーマニアへ移住したフランス人の夫婦が、ある夜謎の襲撃を受けるミニマムなスリラー。
果たして襲撃してきたものの正体とは……が主眼なものの、冒頭の5分でうす〜くネタバレされるので、「正体は何!?」感はほ
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ローグ アサシン(2007年製作の映画)

2.7

ローグアサシンという伝説の殺し屋に相棒をやられた捜査官が、殺し屋を追い詰めるクライムサスペンス。
ジェットリーとジェイソンステイサムのW主演てことで期待して蓋を開けたら、ま〜やることは追いかけっことか
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インサイド・ヘッド(2015年製作の映画)

3.5

喜びや悲しみといった誰しもが持つ感情が実は頭の中で生きており、彼らの操作によって人間は感情を表しているという非常に独創的なテーマが光るピクサー作品。
「アーロと少年」でこの作品について言いっ放しだった
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アーロと少年(2015年製作の映画)

4.0

もし隕石が地球に衝突していなかったら……というIFで描かれる、知性を持った恐竜と、言葉を喋れない人間の子供が出会い、成長していく物語。
割と賛否両論のある作品で、正直期待していなかったけれど良い意味で
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ネイビーシールズ(2012年製作の映画)

3.0

アメリカ海軍特殊部隊"ネイビーシールズ"が、テロリストに拉致されたCIAを奪還するべく任務に挑むミリタリーアクション。
本物のアメリカ海軍が協力していることもあり、出て来る軍事兵器や戦術は非常にリアル
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沈黙の標的(2003年製作の映画)

1.5

考古学者がマフィアに妻を殺され、復讐していくアクション。
イエー、ベイビー、俺たちのセガールだぜ、イエー!
ということでガワが違うだけで中身は結局セガールが力で解決するいつものアレ。
ただセガールのア
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ルーム(2015年製作の映画)

4.0

小さなひとつの部屋の中だけで暮らす母と息子が、やがて部屋からの脱出を目指す人間ドラマ。
一見するとスリラーっぽいけれどそんなことはまったくなく、真正面から人間の尊厳や成長、親子の愛や世界への理解といっ
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コラテラル・ダメージ(2001年製作の映画)

2.8

テロによって妻子をなくした消防士が、ただひとり己の肉体を頼りに復讐していくアクション。
シュワちゃんとしては「バットマン&ロビン」を経て「ターミネーター3」クランク前という役者として微妙な時期ゆえの作
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ZMフォース ゾンビ虐殺部隊(2013年製作の映画)

2.0

生物兵器によって全体がゾンビの巣窟と化した街を、軍に選ばれたスペシャリストたちが乗り込むゾンビムービー。
なかなか設定は面白いのだけれど、あんまり活かせてなくやきもきする作品。

万能なリーダー、爆弾
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リクルート(2003年製作の映画)

3.0

CIAにスカウトされた青年が研修訓練を通じながらひとつの事件へ巻き込まれていくサスペンスドラマ。
裏をかくことに徹底的にこだわった脚本で、途中からどれが真実か嘘か分からなくなってくる。
なのだけどそれ
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沈黙のテロリスト(2001年製作の映画)

1.4

かつて失敗した過去を持つ爆弾処理班のリーダーと、相棒を殺された刑事が共通の目的である爆弾魔を逮捕すべく奮闘するサスペンスアクション。
俺らのセガール映画、でもセガールは主役じゃないぜ!
騙された!
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キングスマン(2015年製作の映画)

4.2

キングスマンと呼ばれる独自のスパイ組織が世界のため暗躍するアクションスパイコメディ。
や……やっちまったー!
久しぶりに劇場で観なかったことを後悔したほど傑作だった。

古き良きスパイ映画のエッセンス
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コードネーム U.N.C.L.E.(2014年製作の映画)

3.0

秘密組織が隠し持つ核爆弾を奪取すべく、アメリカとソ連のエージェントが手を組むスパイアクション。
エッヂの利かせ方や演出のオシャレさはさすがガイリッチーといったところで、スパイ映画という地味になりがちな
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暗殺教室(2015年製作の映画)

2.5

月を破壊した謎の触手生物が地球を破壊するまでの一年の間に、名門中学の落ちこぼれE組がその触手生物を"暗殺"すべく奮闘する学園SFコメディ。
原作組からすると物足りなさ、初見組からするとエピソードの詰め
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グランドフィナーレ(2015年製作の映画)

3.2

引退した名指揮者とその親友の映画監督を中心に、高級リゾートホテルで描かれる淡々とした人間ドラマ。
原題が「Youth」で、まさしく作品はそのことについて真っ向から描いているので、ちょっと大衆臭さ漂う邦
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ロックアウト(2012年製作の映画)

2.6

大統領の娘を取り戻すため、ひとりの男が宇宙の監獄へ潜入するSFアクション。
色々ツッコミどころ満載なのだけれど、細かいこと抜きに観るとなかなか楽しい。
ガイピアース演じる皮肉たっぷりの主人公がとても良
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12モンキーズ(1995年製作の映画)

3.0

ウイルスによって大多数が死滅した未来で、ひとりの囚人が過去へ行きウイルスとその元凶を探るSFサスペンス。
あちこちに張られた伏線や練られた設定、完成度の高いシナリオが魅力。

「ダークナイト」における
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ザ・キューブ ファイナル・トラップ(2014年製作の映画)

2.4

突然謎の小部屋に閉じ込められ、覆面をした男たちから「1月11日に何があった?」と問い掛けられるシチュエーションスリラー。
男には地雷と分かっていても踏まなければならないときがあるという格言があるが(な
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インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌(2013年製作の映画)

3.8

60年代のニューヨークで、売れないフォークシンガーの男の日常を描いたヒューマンドラマ。
金はない、家もない、愛もないと八方塞がりな主人公が、それでも何とか音楽に夢を乗せる生活を続けるも、まったくうまく
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ダーク・ウォーター(2004年製作の映画)

2.7

母親と一人娘が、引っ越した先のアパートで水に関するさまざまな異常現象に巻き込まれるサスペンスドラマ。
原作は日本のホラー第一人者である鈴木光司の「仄暗い水の底から」。
元々日本で映画化されたものをさら
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ワン・デイ 23年のラブストーリー(2011年製作の映画)

3.2

大学卒業の日に出会った男女が、そこから23年間経過する中で、毎年一日(7/15)の行動にだけスポットをあてるというかなり珍しい作り方のラブロマンス。
生真面目で根暗な主人公をアンハサウェイ、型破りで刹
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ウルフ・オブ・ウォールストリート(2013年製作の映画)

3.5

ひとりの株トレーダーがどん底から這い上がり、ウォール街の頂点を目指すコメディドラマ。
ディカプリオがいよいよオスカー取るぞと言われながら取れなかったのは、同年に「華麗なるギャツビー」というあまりにも似
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エンド・オブ・オデッセイ(2013年製作の映画)

1.2

月へ行き何とか地球へ帰り着いた宇宙飛行士と、そのシャトルを設計した親友、その親友と暮らしながらも宇宙飛行士を忘れらない女が織り成す意味不明かつ荒唐無稽な恋愛ドラマ。
自分の映画趣味のひとつとしてモック
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宇宙人ポール(2011年製作の映画)

3.5

アメリカ旅行に来たふたりのSFオタクが、ポールと名乗る宇宙人と"未知との遭遇"をするSFコメディ。
主演ふたりは、この手の映画撮らせたら鉄板のサイモンペッグ&ニックフロストコンビ。

実はこの映画と思
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モンスターズ・ユニバーシティ(2013年製作の映画)

3.4

「モンスターズ・インク」の前日譚にして、サリーとマイクが友情を育むきっかけとなった大学時代を描いた物語。
基本的に前作観てなくても面白いのだけれど、観ておくと100倍面白くなるはず。

ディズニーアニ
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ハート・ロッカー(2008年製作の映画)

3.2

イラクでのアメリカ軍爆弾処理班を主軸に据えた戦争ドラマ。
もっとUSA! USA!してたり、もしくはアメリカを非難するような内容になっているのかと思ったら意外とそうでもなく、割と渇いた温度の作品。
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ハングリー・ラビット(2011年製作の映画)

2.5

妻を暴行した犯人に、私的な正義を執行する集団から「俺たちが代わりに始末してやろうか?」と告げられ、それをお願いしてしまったことから始まるクライムサスペンス。
ハリウッド随一のハズレ量産機ニコラスケイジ
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おいしい生活(2000年製作の映画)

2.7

銀行強盗するため近所の店舗を借り穴を掘る計画を立てた主人公たちが、カモフラージュとして適当に始めたクッキー屋が大当たりしてしまいさあ大変というコメディ。
このクッキー屋を中心に進むのかと思ったら、後半
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ロブスター(2015年製作の映画)

2.7

パートナーを45日以内に見つけなければ動物にされてしまうという珍妙な世界観のブラックコメディ。
もっと笑える内容なのかと思ったら相当にシュールな作品で、理解が難しい描写が淡々と続く。
パートナーを見つ
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デッド・オア・リベンジ(2015年製作の映画)

3.5

ハイキングに来たはずが地雷を踏んでしまい、さらにそこに物凄く怪しい男が到来。
助けてくれるかと思いきや見返りとして同行の女性に「下着をくれ」やら「目の前で脱げ」と告げ、要求はどんどんエスカレートしてい
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モンスターズ・インク(2001年製作の映画)

3.5

子供の悲鳴によって電力を作り出す、モンスター社会を描いたフルCGアニメーション。
ピクサー作品としては珍しく現在進行形で欠陥のない主人公で、最初から最後まで非常に好感の持てるキャラクター。
その優等生
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