カフェポタリストさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

カフェポタリスト

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ヨーロッパ(1991年製作の映画)

4.0

粒子の粗いザラついたフイルムの感覚を残したモノクロ映像は素晴らしい。そして時折り挿入される血の赤を強調したカラー映像も効果的。
ヨーロッパはアメリカ人には理解しがたく難しい、というヨーロッパ三部作。フ
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よみがえるブルース/トゥー・レイト・ブルース(1961年製作の映画)

3.0

60年代の雰囲気に浸る。曲がブルースには聴こえないのだけど、シェリー・マン、レッド・ミッチェル、ジミー・ロウルズ、そしてベニー・カーターら、一流ジャズメンの吹き替えでした。

魂を救え!(1992年製作の映画)

4.0

アルノー・デプレシャン監督の長篇第一作。

知らないうちに鞄に生首入ってたら嫌だな 笑
法医学のTVドラマやってますが、興味なくて見てないけど本作観ると、この世界も面白そう。検死解剖で何でも解ってしま
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私の大嫌いな弟へ ブラザー&シスター(2022年製作の映画)

3.5

アルノー・デプレシャン監督、祝来日!
記念に封切初日鑑賞 笑

あいつが来るなら自分は行かない。こじれた兄弟同士の関係アルアル、自分も体験アリ 笑

舞台女優役マリオン・コティヤールの心の彷徨。
本人
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結婚三銃士(1949年製作の映画)

3.5

モテ男、上原謙をめぐって、クラブ歌手の笠置シヅ子、踊りのお師匠さん森赫子、女工場長の高杉早苗が恋の鞘当てを繰り広げる、野村浩将監督の楽しいラブコメ。男みたいな清川虹子の女社長が良い味を出しています。

東海道四谷怪談(1959年製作の映画)

3.0

御宿備前屋から墓場を経て水辺へ終盤、民谷伊右衛門は現実の仇討ちと幻覚の両方を相手にする。結局、人間がいちばん怖いのだよ。

伝七捕物帖 銀蛇呪文(1957年製作の映画)

3.0

長谷川一夫になれなかった歌う俳優、高田浩吉の脳天気なところが好きなのだが・・・木久ちゃん推しでも、これは面白くなかった。

黒の超特急(1964年製作の映画)

3.0

金だ、金だよ、この世は金だ! と言わんばかりに守銭奴どもの化かし合い。全員悪人。
全員地獄行きとならないところが残念。

辻が花(1972年製作の映画)

3.5

斎藤耕一「約束」を観に行って、併映のこちらの方が良かったことを記憶している。

ほつれる(2023年製作の映画)

3.5

良い映画ですが、優しい言葉で麦ちゃんを追い詰める田村健太郎の夫がキモい。
死んだ息子の不名誉な不倫を嫁に告げ口する古舘寛治の父親もキモい。

洋上のロマンス(1948年製作の映画)

3.5

ベティ·ハットンの代役でドリス·デイが映画デビュー!
木乃伊取りが木乃伊になる楽しいラブコメ
本邦未公開作
音楽サミー・カーン~ジュール・スタイン
「It's You or No One」「It's
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ダージリン急行(2007年製作の映画)

3.0

ダージリンティーに一時ハマッた時期があり、
監督ウエス・アンダーソンなので、手持ちのDVDで
鑑賞。
紅茶は関係なく、インドが舞台にしても、あまり
スピリチュアルな内容ではなかった。
三兄弟がラストで
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アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

3.5

隕石を持ち去るお茶目な宇宙人登場 笑
いつもの通りのウエス・アンダーソンの独特な世界。けっこう早い時間に退席した人がいたけど、この世界がダメな人もいるでしょう。
ストーリーよりも見せ方重視の方向がます
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ウェルカム トゥ ダリ(2022年製作の映画)

3.0

若いミュージシャンに入れあげる悪妻ガラを
それでも溺愛する孤独で可哀想なダリ。
大自慰者って、ああいうことだったのか・・・
睡魔に勝てず、ダリランドには行けなかった 笑 

この声なき叫び(1965年製作の映画)

3.5

原作が西村京太郎だから途中からミステリーになるのもやむ無し。薬剤師が絡むのは分かったけどまさかね。

緊急呼出し エマージェンシー・コール(1995年製作の映画)

3.5

マニラのスラム、トンド地区スモーキーマウンテン(ゴミの山)よくここでロケが出来たものだ。
当時の記録としてもこの映画の存在意義がある。
そこで赤ひげ先生になるのも悪くない?

よみがえりのレシピ(2011年製作の映画)

3.5

希少動物ならぬ絶滅危惧の希少植物。
これがまた美味しそう。
食材を作る人、調理する人、食する人の三位一体

生きてはみたけれど 小津安二郎伝(1983年製作の映画)

3.5

笠智衆はじめ、杉村春子、中村伸郞など小津監督縁の俳優たちが監督を語る。その合間に各作品の名場面が映し出される。ただ一度の出演作「秋刀魚の味」の軍艦マーチのシーンを語る岸田今日子。やっぱりあのシーンは名>>続きを読む

旅する映写機(2013年製作の映画)

3.5

これほどまでに映画に映画館に魅せられた人々。
そして映写機。むかしバイトした映画館の映写機はカーボン式と判明。バイクのオッチャンがフィルムのかけ持ち、やってたっけ。
併映「最後の活動弁士 井上陽一の世
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かぞくのくに(2012年製作の映画)

3.5

上からの命令に従って生きるのではなく、自ら考え、行動する象徴のトランク。
着替えに添えてあった手紙を読んだ北の監視員は
どんな気持ちだったのだろうか。

春に散る(2023年製作の映画)

3.5

途中まで良かったが、終盤のWBAタイトルマッチが傷だらけのスローモーションでシラけた。
オバチャンになった山口智子も悪くなかったのが収穫 笑

ローマの休日 4K レストア版(1953年製作の映画)

4.5

ずっと昔のTV放映でしか観たことがなかったので
今回の35ミリフィルムの質感を残した4Kレストアデジタル劇場上映は有り難い。
映画のはじめと終わりに懐かしい日曜映画劇場の淀長が登場、独特な名調子で映画
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サンタクロースの眼は青い 4Kデジタルリマスター版(1966年製作の映画)

3.0

自由に振舞いながらも、どこかペシミズムを感じる。併映の「わるい仲間」も同様だったが、監督が自死したことと関係あるかどうかは分からない

砂のミラージュ(1972年製作の映画)

3.5

ベルー映画。「みどりの壁」には及ばないながら
こちらも佳作でした。

忘れられた人々(1950年製作の映画)

4.0

冒頭の希望的台詞を打ち砕く、劣悪環境下の少年達の破滅。何処にも救いは見出だせない。
が、女のコの脚をミルクで洗って、しっかり脚フェチは忘れないルイス・ブニュエル 笑
いまだ三本ほど未見作がありますが、
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マジック(1978年製作の映画)

3.5

腹話術の相棒人形とあまりにも一体化し過ぎて、二重人格となったマジシャンに若きアンソニー・ホプキンス。
面白くてイッキに観れた。さすがリチャード・アッテンボロー、未だ「素晴らしき戦争」観れてない。

プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

3.5

見逃してたやつ。
男はみんな下半身のことしか考えてないみたい。
復讐遂げるが、後味良くない、スッキリしない。

クライムズ・オブ・ザ・フューチャー(2022年製作の映画)

4.0

木乃伊取りが木乃伊になりますが、秘密機関に利用されていた二人は結局、新人類派に鞍替えしたのでしょうね。
クローネンバーグは「危険なメソッド」以降しか
知らないので、息子に影響されたのかと思ったら
初期
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