けんざさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

カイジ 人生逆転ゲーム(2009年製作の映画)

3.1

デスゲーム人気の牽引役。盛り上げ演出のキャッチーさが癖になる。EDのYUI『Never say die』→『Its all too much』の流れも懐かしい。

改めて藤原竜也のハマり役っぷりは凄い
>>続きを読む

TITANE/チタン(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

面白い•面白くないの評価は一旦置いといて、こんなに引き込まれる映画は久しぶり。前作の『raw』を何重にも上回る衝撃だった。いやショックと言うべきか。

カーセックス=車中セックスの概念は時代遅れ。遂に
>>続きを読む

ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密(2022年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

前作がごちゃついてた分、今回はシンプルで分かりやすさ重視の印象。次回作への引きは失われているが…

"ダンブルドアの秘密"は、クリーデンスがアバーフォースの息子だったこと?それとも、アリアナがオブスキ
>>続きを読む

ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2(2011年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

ハリーとヴォルデモートの関係性がややこしいので、一応下にまとめておいた。原作読んでないと絶対分からないよね。

--------------------------------------

【ハリー
>>続きを読む

名探偵コナン 時計じかけの摩天楼(1997年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

脚本もトリックも凡だけど、こだま兼嗣が手がける初期コナンのレトロな雰囲気が本当に好き。爆弾解除の瞬間だけモノクロになる演出⭕️

映画館で上映されてる作品がランボーとレインマンで時代を感じた。

オーヴァーロード(2018年製作の映画)

3.1

ノルマンディー上陸作戦に先行し、電波妨害を行う拠点を破壊するため、ドイツ軍の占領する村に潜入した連合国軍部隊。だが彼らを待ち受けていたのは、ナチスが秘密裏に研究を進めていた千年王国の兵士たちだった…>>続きを読む

パワー・オブ・ザ・ドッグ(2021年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

「神よ、遠く離れないでください。 私をお救いください。 私の魂を剣の力から、 そして私の命を犬の力から助け出してください」

洋画を観てると聖書からの引用の多さに驚く。やっぱ映画好きなら、キリスト圏の
>>続きを読む

ベルファスト(2021年製作の映画)

3.2

1960年代後半の北アイルランド動乱に巻き込まれた一家のお話。

『ROMA』のように日常風景はモノクロで映し出し、映画館の上映作品や現代の描写はカラーを差し込むことで、歴史ドラマの厚みを感じさせる構
>>続きを読む

ナイトメア・アリー(2021年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

メンタリストを騙るペテン師が破滅へと突き進む様を描く。

デルトロの持ち味であるファンタジーの拡張要素は一切なく、すべて現実に起きたことで完結する物語。そこを期待して観に行った自分としては少し残念だっ
>>続きを読む

ホステル(2005年製作の映画)

3.5

無茶苦茶すぎてわろた。でもホラゲ好きなら絶対滾るシチュエーション。

イーライ•ロスだしスプラッタ祭りだよねと思って観ていると、意外にちゃんとしたホラー構成。導入もしっかりしてる。あれ、脱出モノとして
>>続きを読む

そうして私たちはプールに金魚を、(2016年製作の映画)

3.1

夜中の学校に忍び込み、プールに金魚を放流した女子中学生4人の実話。

プールもカラオケもイオンも、共通しているのは楽しさに制限があって広がりがないこと。彼女らの人生も同じ。退屈な日常を打破する為のささ
>>続きを読む

ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1(2010年製作の映画)

-

ファンタビ最新作で、グリンデルバルドとダンブルドアの関係を掘り下げてくれるのが待ち遠しい

コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

聴覚障害を持つ一家の中で、唯一健聴者に生まれた娘の物語。背負った環境と諦めた夢、それらを凌駕する深い家族愛に涙腺が緩む。

映画館の音響から音が途絶えた瞬間の緊張感、音楽がメインの進行だっただけに、全
>>続きを読む

フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法(2017年製作の映画)

3.6

夢の国の裏側に広がる貧困の世界。全体を通してパステルカラーを基調としたポップな色彩が目を引くが、それは希望の象徴ではなく、国道沿いに並ぶラブホの配色のように安っぽくて粗悪なものだ。塗装が派手なほど、剥>>続きを読む

ファンタスティック・プラネット(1973年製作の映画)

3.8

初めて『禁断の惑星』を聴いた時の衝撃は今でも忘れられない。
https://youtu.be/Qpx7CXIrz3o

青い肌に赤目のドラーグ族、猫背で早歩きする原始人間のオム族、気味の悪い造形をした
>>続きを読む

レクイエム・フォー・ドリーム(2000年製作の映画)

3.6

ACのCMで内容が怖すぎてお蔵入りになったやつ、まさにあんな雰囲気。ドラッグ中毒で破滅していく人々を生々しく描いた話で、観ている方もとにかく不安を掻き立てられる。

映像の撮り方が凝っていて、ドラッグ
>>続きを読む

ウエスト・サイド・ストーリー(2021年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

原作やオリジナル版のファンはスピルバーグがどうリメイクするかに注目していたんだろうけど、自分はあらすじを知ってる程度(『ロミオとジュリエット』が原典なのを認識してたぐらい)で本作に臨んだので、物語を新>>続きを読む

月に囚われた男(2009年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

月面基地を舞台にしたSFミステリ。サム•ロックウェルの一人芝居を軸にストーリーが展開されるので、画的に90分持つのかとも思ったけど、起承転結が進むたびに新鮮な驚きがあり、物語の深みへ引き込まれていった>>続きを読む

死霊の盆踊り(1965年製作の映画)

1.5

https://youtu.be/ireRUtf3APk

さらばのクソ映画当てゲームで紹介されてるのを見て、即マイリストin。何なら観る前はちょっとワクワクしてた。

時間を返してほしい…

ONCE ダブリンの街角で(2007年製作の映画)

2.9

男女の恋愛も歌もハマらなかった。
女々しさと名残惜しさばかり募らせた歌詞だなと思い、共感できず。

ジョン•カーニーの音楽3部作だと、『シング•ストリート』が1番グッときたな。あれぞ初期衝動のパワー。

ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

真実を知らないまま(もしくは知らないふり)でいること、他人に依存しないことの意味をしっかり考える必要がある。

人間関係の細やかな機微が、車内の空間配置をモチーフに描かれているのが見どころ。家福とワタ
>>続きを読む

パンズ・ラビリンス(2006年製作の映画)

4.2

スペイン内戦下、不安と絶望の中で救済を求める女の子を描いたダークファンタジー。背景も物語も暗く、目を背けたくなるような残酷な描写も多々あるが、一方でその雰囲気が不気味で儚い魅力をもたらしている。

>>続きを読む

MIRRORLIAR FILMS Season2(2022年製作の映画)

3.1

@オンライン試写会
新進気鋭の監督•俳優陣による、全9作の短編映画集。ショートショートのように2時間を15分に圧縮しようとした作品は微妙で、2時間映画からそのまま15分を切り出してきたような作品は面白
>>続きを読む

ハリー・ポッター20周年記念:リターン・トゥ・ホグワーツ(2022年製作の映画)

-

全てのハリーポッターファンに贈られた10年越しのギフト🎁

一つ一つの作品を振り返っていく時間がたまらなく愛おしい。象徴的なシーンから何でもない日常シーンまで盛りだくさん。ダニエルたちの対談はファンを
>>続きを読む

Shall we ダンス?(1996年製作の映画)

3.4

社交ダンスブームの火付け役にふさわしい、王道でトレンディなムービー。
スケベ親父化している役所広司や竹中直人を見てられない瞬間もあったけど、草刈民代みたいな綺麗な先生がいればちょっと気持ちも分かる。実
>>続きを読む

トレマーズ(1990年製作の映画)

3.2

古き良きB級モンスター映画の香り。
いつ怪物に喰われるかという緊迫感もありつつ、能天気な主人公達がヘラヘラしてる様も面白い。舞台が荒野の田舎町だから、どこかほのぼのした雰囲気。
怪物の造形は想像を下回
>>続きを読む

スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

MCUスパイダーマン2作に批判的だった自分だけど、これには流石に降参。シリーズ8作の集大成とも言えるマルチバースで盛り上がらない方がおかしい。サム•ライミ版とマーク•ウェブ版への思い入れも全て昇華され>>続きを読む

スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム(2019年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

ホームカミングの置いてけぼりで悲しい思いをしたので、MCUシリーズの一作品として割り切って見たら多少は楽しめた。フューリーとか誰だよって思ったけど、もう説明しろとは言いません。単体作品として観るにして>>続きを読む

スパイダーマン:ホームカミング(2017年製作の映画)

2.7

イマイチ面白くない…というのが率直な感想。
近年世界中を熱狂の渦に巻き込んできたMCUブームを、冷ややかとまではいかないにせよ、遠巻きで無関心に眺めてきた自分にとっては、置いてけぼりを食らったようなス
>>続きを読む

ハリー・ポッターと謎のプリンス(2008年製作の映画)

-

児童向け文学からダークファンタジーへの分岐点となった前作。今作は物語の展開として仕方ないとは言え、あまりにも暗くて憂鬱になる。緑と黒の飽和する世界。

ただ、原作の重要なエッセンスを可能な範囲で盛り込
>>続きを読む

ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団(2007年製作の映画)

-

自分史上最高のバイブル。

人格形成に影響を及ぼすレベルで何十回と観てきたわけだけど、シリーズ屈指の傑作であることはずっと確信してる。いい加減、DVD全巻買おうかな。

アメイジング・スパイダーマン2(2014年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

今まで見た全シリーズ(スパイダーバースを除く)の中で1番好き。ストーリーの面白さも、発電所バトルの迫力も、敵味方各キャラの深みも、全てが素晴らしかった。エレクトロ、お前は最高のヴィランすぎる。前作のト>>続きを読む

アメイジング・スパイダーマン(2012年製作の映画)

3.3

いや、評判ほど悪くない。サム•ライミ版を綺麗にリブートしてるし、スイングシーンの見応えも増してる。戦闘だけでなく移動シーンも映えちゃうなんて、よくできたヒーローよね。ニューヨークの摩天楼を背に飛ぶイメ>>続きを読む

キングスマン:ファースト・エージェント(2020年製作の映画)

2.8

WW1の史実にキングスマン創立までの経緯を紐付けて、フィクションの歴史が描かれている。秘密裏に活躍するエージェントというより、晴れ舞台で派手に活躍するヒーローという印象。

流れが少し単調なイメージが
>>続きを読む

まともじゃないのは君も一緒(2020年製作の映画)

4.1

「普通じゃなくてもいい」このテーマは一般値よりも外れ値を好むフィクションにおいて普遍的ではあるのだけど、意外に最後まで肯定しきっている話って少ないのかも。どこかで普通の価値観と折り合いをつけて終わり、>>続きを読む