けんざさんの映画レビュー・感想・評価

けんざ

けんざ

映画(389)
ドラマ(10)

インシディアス(2010年製作の映画)

3.1

王道スピリチュアルホラー。息子が意識不明になり、あらぬ幻影に怯えて徐々に追い詰められていく家族たち。これで終わりかい、と物足りなさを感じたところからもうひと展開あって後味の悪さもgood。

悪魔のデ
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白鯨との闘い(2015年製作の映画)

3.4

決して、白鯨との"闘い"という勇ましい話ではない。その実態は、海の怪物に慄き、畏怖し、絶望する話だ。シーシェパードが可愛く思えるレベルの捕鯨妨害。サメ映画に登場するサメとは違って、到底勝てる相手ではな>>続きを読む

ゴースト/ニューヨークの幻(1990年製作の映画)

4.2

愛した者の魂は死してなお愛する者を守り続ける。 

綺麗にまとまってて良い話。序盤のろくろを回すシーンのあたりは異様に長いイチャイチャを見せられてうんざりしていたけど、終わってみれば誰にもクサいと言わ
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TENET テネット(2020年製作の映画)

-

エグい。初見殺しにも程がある。1発で内容を完璧に理解できた人は何%いるんだろう。それでも面白い、圧倒的に。よく分からなくてもスケールの大きさに飲み込まれて面白く感じてしまう構成。今作もしっかりノーラン>>続きを読む

ガンモ(1997年製作の映画)

3.3

竜巻に襲われて深い傷を負ったアメリカの田舎町。人々の生活にも後遺症が残り、倫理を手放した社会からは調和が失われている。

猫を殺して精肉店に売り捌く少年を筆頭に、理性を保ったキャラクターは1人として登
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その男、凶暴につき(1989年製作の映画)

3.1

北野武監督の原点。勧善懲悪の名のもとに一匹狼の静かな狂気が牙を剥く。

特に面白みがある話ではなかったけど、タメのない暴力やシュールな笑い(しつこくビンタを繰り返したり)など、イズムを感じられる描写が
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ダージリン急行(2007年製作の映画)

2.7

父親を亡くし、母親が失踪した3兄弟のインド旅。しかしこの兄弟は折り合いが悪く、旅先で些細なことを巡って何度も喧嘩してしまう。旅を通じて3人は心の溝を埋められるのか。

インドの空気感とテンポで話が進ん
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劇場版 テレクラキャノンボール2013(2014年製作の映画)

3.9

まず最初に、自分は劇場版を借りたつもりが誤ってオリジナル版を借りていたので、10時間丸々AVを観るハメになりました。勿論フルの方が見応えたっぷりではありますが、レンタルする人は注意して下さい。南無。>>続きを読む

遊星からの物体X(1982年製作の映画)

3.4

南極基地に忍び込んだ1匹の犬。その正体は"物体"で、パニックに陥る隊員たちを1人ずつ同化し始める。目の前にいる隊員は人間なのか物体なのか、残された人間たちは疑心暗鬼に追い込まれながら戦う。

個人的に
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星の子(2020年製作の映画)

4.0

Filmarks オンライン試写会にて視聴。

主人公ちひろの両親は、病弱だった彼女に「星の力が宿る」水を与えて回復させた経験がきっかけとなり、新興宗教に入信している。ちひろも物心ついたときから信者で
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プロメア(2019年製作の映画)

4.2

燃える火消し魂と冷たい復讐の炎が世界を救う。

年始にスパイダーバースを見たときと全く同じ感想、これ絶対映画館で観るべき!少年漫画の特権とも言える熱さ、そしてパステルカラーと直線美の暴力に飲み込まれな
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鑑定士と顔のない依頼人(2013年製作の映画)

3.8

ジュゼッペ・トルナトーレとエンニオ・モリコーネの黄金タッグが織りなす、摩訶不思議なミステリー劇。

「女性経験のない老人と引きこもり女性の不器用な恋愛」という構図が見えたときに、少しがっかりした記憶が
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リング(1998年製作の映画)

4.5

ジャパニーズホラーの金字塔。小手先で誤魔化さない真っ向勝負のホラーが大好き。怖さそのものよりも、怖がらせてやるという製作者の心意気が伝わってくるから。

自分はホラー小説とホラー映画の両方が大好きで、
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ヴェノム(2018年製作の映画)

4.0

これが新時代のアメコミヒーローなのか。あれ、ヴィラン?まぁいいや。マーベルは正義一辺倒という偏見を抱いていたから、良い意味でイメージ変わった。グチャグチャのアメーバアクションがたまらん。

寄生獣と設
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キツツキと雨(2011年製作の映画)

3.6

山で林業を営む不器用な男と、ロケに訪れた新人映画監督が、撮影を通じて心を通わせ合っていく。

「いきなり知らないおじさんに絡まれて困惑するけど、話しているうちに気さくな人物像が見えてきてこちらも朗らか
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もののけ姫(1997年製作の映画)

4.2

昨日の千と千尋上映があまりにも良すぎて、連日で観に行ってしまった。本作は今まで観たことがなかったのだが、映画館で初鑑賞できたのはとても幸運だったと思う。

己の信念に従って行動するアシタカと山を壊す人
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千と千尋の神隠し(2001年製作の映画)

4.6

およそ20年ぶりに観たトンネル越しの世界は、幼少期の記憶から全く色褪せていなかった。瑞々しいタッチで描かれたアニメーションが唯一無二のノスタルジーを生み、あの頃に戻ろうと心をくすぐってくる。

重層的
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タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら(2010年製作の映画)

4.0

「スプラッタは笑えるくらいバカバカしくしたほうがいい」というのが自分の持論で、この映画は見事にツボにハマり、最初から最後までゲラゲラ笑いっぱなしの快作だった。

一般的にB級映画は予算が足りないのでア
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二郎は鮨の夢を見る(2011年製作の映画)

3.1

銀座の名門寿司すきやばし次郎の内情と、寿司職人小野二郎の生き様を鮮やかに描いたドキュメンタリー。

何十年もの間美味を追い求め、80歳を過ぎても第一線に立ちつつ寿司の研究を続けるその姿は、もはや料理人
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ハッピー・デス・デイ 2U(2019年製作の映画)

3.6

タイムループの真相が明らかにされたり、1の脇役にスポットライトが当てられていたりと続編としての役割は果たしていたのだが、面白さは1に及ばない印象。性悪ビッチのツリーを返して…

今作はホラーからSFへ
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ハッピー・デス・デイ(2017年製作の映画)

4.3

性格の悪いビッチがどこの誰かも分からない仮面男に何回も何回も殺される。もうこのプロットだけで最高!こういう爽快感を求めてた。ホラー映画で真っ先に死ぬタイプのアバズレ女を主人公に据えたってところがセンス>>続きを読む

スーサイド・スクワッド(2016年製作の映画)

3.2

突き抜けた悪役っぷりを期待してたのに、結局愛は偉大というエンドに収まってしまって幻滅した。もっとインモラルな暴れ方してよ。イメージカラーが派手な色彩の割に、戦いの画も結構暗くてジメジメしてたし。

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インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国(2008年製作の映画)

3.3

古代文明アドベンチャーシリーズ最終作。父と子の物語もこれにて完結。

途中まではB級感漂いつつも前作同様楽しめていたが、やはりあの終わり方は残念と言わざるを得ない。マヤ文明が宇宙人との交信を行っていた
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インディ・ジョーンズ/最後の聖戦(1989年製作の映画)

3.9

少年時代を演じていたリバー・フェニックスが凛々しい。帽子や鞭のルーツも明らかになるワクワクの導入部分。

今回は父子タッグで聖杯伝説の謎に挑む。アクティブに活路を切り開くインディに対し、少しとぼけた感
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インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説(1984年製作の映画)

4.0

やっぱりこのシリーズは絶対外さない。スピルバーグは観ている人をワクワクさせる天才だと思う。

『ハムナプトラ』と同じく、「子供の頃に見た邪教の生贄シーン衝撃的だったな〜」という記憶を辿って見た。今見て
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グラディエーター(2000年製作の映画)

4.4

剣戟スペクタクル、愛と復讐の物語。

将軍から奴隷まで堕ち、大衆の意向で命が左右される運命のマキシマス。亡き先代の遺志を継ぐ過程で、共和制の天敵に命を狙われると同時に救われてしまうというのが何とも皮肉
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ヘッド・ショット(2016年製作の映画)

2.8

初インドネシア映画。

良くも悪くも原始的な印象を受けた。ストリートファイターみたいな。血飛沫と拳が飛び交うアクションシーンは見応え十分だが、ストーリーに深みはない。銃撃戦で至近距離なのに全然命中しな
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ノクターナル・アニマルズ(2016年製作の映画)

3.9

自分の理解が正しければ、本作のテーマが復讐であることは間違いないのだが、正直に言って「男の自己満足で女に屈辱を味わわせる」という構図が少し幼稚に思えてしまった。

学生時代にいじめられていた子が同窓会
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サニー 永遠の仲間たち(2011年製作の映画)

4.2

理由はよく分からないけど、異常なほど感情移入してしまった。韓国のおばさんなんて自分が最も共感しにくそうなキャラクターなのに。でも笑えるし泣ける。そして面白い。

輝かしい青春と非情な現実という対比はよ
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サイレントヒル(2006年製作の映画)

3.5

DbDに三角様が参戦した記念として、原作をほぼ知らない状態で観た。結果的に三角様の登場シーンが少なかったのは残念だけど、それでも世界観が凄い好みで面白かった。しんしんと灰の降る街が静寂なイメージを研ぎ>>続きを読む

ベイブ(1995年製作の映画)

3.7

テレビを見ていると、「動物園で生き餌として死ぬ予定だった動物が奇跡的に生き残り、園内の人気キャラクターになった」というニュースをしばしば見かける。個人的には、自分たちの都合で餌にしようとしていた動物に>>続きを読む

ブルース・ブラザース(1980年製作の映画)

3.6

以前、霜降り明星のせいやが好きなコントを語る回で「楽器を弾けて初めて芸人なんですよ」と主張していたことがあって、その時は「いや別にそんなことなくね?」と思っていたんだけど、言ってる意味が少し分かった気>>続きを読む

フィフス・エレメント(1997年製作の映画)

2.7

時は200年後の地球、変わり映えのない日々を過ごす元軍人の不器用な男。ある日、車に飛び込んできた女に涙目で「理由は聞かずに助けて…」と訴えかけられた男は、突然争いに巻き込まれてしまう。しかし2人は波乱>>続きを読む

ハムナプトラ2 黄金のピラミッド(2001年製作の映画)

3.4

1より格段に面白くなってた。相変わらずツッコミどころは多いものの、謎多きエジプト文明が冒険心をくすぐってくれる。人の死ぬ描写が妙に生々しいのは1と一緒だった。虫大好きかよ。そもそもスカラベってフンコロ>>続きを読む

残穢 住んではいけない部屋(2016年製作の映画)

3.5

久々に骨太なJホラーを見れた。無駄のないストーリーテリングに加え、小手先の脅かしに頼らない芯のある恐怖を演出することに成功している。解決してお終いというわけではなく、関わった時点で既に手遅れというのが>>続きを読む

鉄男 TETSUO(1989年製作の映画)

2.6

今まで観た映画の中でもトップクラスに意味が分からなかった。完全に無秩序というわけではなく、ある程度の整合性は取れているという点で、悪夢を見たような感覚に近い。サブリミナルやストップモーションを多用した>>続きを読む

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