多面性がある。
どのキャラクター目線からも感情移入できる構造。
結婚する娘を持つ親の気持ち。
(結局「外国人」に娘を奪われる)
幼なじみを好きになる男の気持ち。
出世にのぼせる父(マネージャー)>>続きを読む
生きる自由、
旅する自由、
死ぬ自由。
アメリカンニューシネマの女性版。
「奥さん、こっちの大瓶の方がお得だよ」
と言われていても、
小瓶で2人で飲みたいときもある。
悪のステレオタイプ。
中国的な美術。
CGと、ハンスジマーの重低音。
アフガンとアメリカの関係を文脈として見る。
決定論的な運命、を乗り越える話。
ティモシーシャラメの成長を楽しむ「北の国から」>>続きを読む
緻密なアートディレクション。
生理的な嫌悪感をもたらす絵作り。
「わからなさ」を残すこと。
「あれなんかいたよね?!」と見返したくなる感じ。
力技だけでないホラー。
デヴィットリンチ的でもある。>>続きを読む
距離と分断を生むウイルス(ナノロボット)。
愛せないことは死よりもつらい。
「決まりごと」を楽しむ劇。
エンターテイメント。
みんなが安心して熱狂できるから資本が集まる。
「遥か向こうまで行けそうな気がする」
狭い日常、同じことの繰り返し、
その中で世の中を見る。
縁とか運とか。わけわからないもの。
「自分が幸せになりたかったらこんな仕事はしてない」
誰かを幸せ>>続きを読む
問いが大きすぎる。
投げっぱなしと取るか、
戦略的な余白と取るか。
理不尽の不気味さを回収されないままに。
仕事と生き方は同一直線上に置けるのか。
正義哲学は貫き通せるのか。
天秤で揺れるからこ>>続きを読む
逆手にとって武器にする。
白黒、以外もある。
マイノリティの問題ではない黒人問題。
敵を作る以外の解決はあったのか。
結局、暴力じゃん。
マルコメとマルコムX
事故よりも病院で感染症で亡くなる患者。
消毒液の基準。
「正しさ」はその根拠としての国家の存在を前提としており、そこが揺らいでいる限りは正しくない。
全部撮って全部見せる。
ジャーナリズム。
「>>続きを読む
イメージの暴力。
ある意味中哲的。
人を信じられないことによる連鎖的な悲劇。
では、信じられたか?
「信じられない」という根源的な問題が
民族の分断の原因、か。
ファッションの脱構築をしたのは川久保玲。
ただマルジェラは、考察的(?)だった。
医者のように本質を分解して、再構築した。
結果として洋服の本質に近づいていった。
ポジティブなアプローチ。
ネガティ>>続きを読む
「じゃあ、いつ遊ぶの?二人が争ったら、いつ遊ぶ時間があるの?」
子供や女の子の目線。
封建社会における弱者の眼差し。
余白がある。
少なくとも自分の弟や親を大切にしたくなった。
メディアが大事、という「メディアのための広告映画」。
色んなディレクターによる寄せ集め的な印象も。
「パンケーキ」という「わかりやすく軽薄なもの」に踊らされる若者。
キャッチーさは思考停止を生む。>>続きを読む
アルコールは、何のためにあるのか。
自信をつけるため?
だとしたら、自信を無くしてしまう社会を改善しないと依存は無くならない。
自制心と自尊心。
ラストはハッピーに見えてディストピア的でもある。>>続きを読む
国体護持とい名の、未練。
亡くした友や
本気を出せてなかったストレスや
その他諸々のヒロイズム。
客観性の欠如は、恐ろしい。
シンゴジラや三谷幸喜作品にも通ずる人間劇。
終戦の裏側はドタバタド>>続きを読む
その人自身ではなく「理想」を愛する。
それは美しくもあり脆くもある。
墓の上で踊る。
死者とのコミュニケーション。
ただ、モノローグが多すぎた、か。
やや説明的になっていたかも。
コミュニケーションの話なんだなと。
分かり合えないことから始める。
溶け合うような部分を模索する。
その題材としての、チェーホフ。
言語も文化も多様な出自の人たちが、わからないことを前提に(多様性を>>続きを読む
「私は見た」の「私」は誰か。
それは神ではない気がする。
三体の智子を思い出した。
地球だけに生命があると考えるのが驕りである。
それぞれの状況で想像を促す。
余白。
ボレマンス的な不条理さと>>続きを読む
東洋性と西洋性の出会い。
大きな文脈と舞台の中で、
悠々と時間が流れる。
新しさはそんなにないようにも思えた。
この映画を、
あの人も
見てるのかな
と、思った。
あの人に、
偶然街で会うことばかり
考えてしまう。
「僕の人生の目標は、きぬちゃんとの現状維持です」
「じゃあの数が多いんだよ最近」>>続きを読む
感情移入できなかったのはなぜだろう。
人間のおかしみを客観的に切り取るカメラワーク。コント的。
何かがうまくいきすぎているからか。
それは聾唖であることを原初的悲劇として奉り過ぎているからか。>>続きを読む
目の寄りからの夫の爆死シーン。
通底するテーマ曲。
レーサーを女衒と誤解する
妄想インサートはこれが元祖では。
実験的なカット割。
カラーとモノクロ。
ズームバック。
たたみかけと顔に寄っ>>続きを読む
すべてが段取りのための展開。
間がないことか。
脚本に問題があるのか。
感情を喋りすぎてはいけない。
謎を明かしすぎてはいけない。
想像力を信じた方がいい。
ホモソーシャルに、何でなら抗えるか。
章立ては、そのままミソジニーに加担する人々の類型化。
それはわかる。
ただ、物語として優れていたのは、
彼女が最後まで暴力(搾取)に訴えなかったこと。
暴>>続きを読む
説明的かつオマージュ多し。
話としてはシンプルなのに演出が過多に思える。
ただ、人としての微細な心理や共感を宮沢さんが担保していた気もする。
小林聡子。
前半はサスペンスとラブロマンス。
後半が人間心理。
何が正義かわからない世の中で。
二人だけの間の約束こそが真実。
受験というシステムや、
社会権力にどう戦い、
どう乗り越えるか。
いじめは社>>続きを読む
「お見事です」
正義はどうなし得るか。
犠牲を払ってまで、
人を欺いてまで、貫くこと。
コスモポリタン?
妻より、男への愛として、
も見れる。
痴情で歴史が動く、
という見方もできるし、
生活>>続きを読む
車の生産工場みたいにアーティストを育てる。
けれど彼らは車じゃない、人間だ。
可能性を引き出すというリーダーの資質。
「組み立て」ではなく「磨き上げ」に近い。
マイケルジャクソンの幼少期の卓越性>>続きを読む
作品をwebに放つときの心理描写。
すべての人がクリエイターである時代の、
内面と背景に光を当てる。
駅のシーンで顔を押さえて赤面し続けて止まるカットがなんかよかった。
役所広司の声ですでに泣ける>>続きを読む
余白があるからポエジーがある。
最近の映画はうるさすぎる、
セリフで心情を共感させすぎる、
というのはあるかもしれない。
橋の上で銀子とすれ違うシーン。
あの世とこの世の境目のような。
カニに火>>続きを読む
タコを「彼女」と呼ぶ。
タコに泣く。
こんなに人懐っこいのか。
タコって宇宙人なんじゃないか、
と本気で思える映像と詩のような彼のことば。
逃げるのは、人が追うから。
仏教にも通じるような一体感>>続きを読む
あらゆる景色の中で人間が一番面白い。
だからか、
グレーを基調とした世界観は
見た目、というより内面が表出するように。
アメリカは、移民の国。
「アメリカらしさ」なんてない、
みんな寄せ集め、そこ>>続きを読む
タイムリープの意味ある使い方。
ハッピーエンドではなく「続き」をつくる。
どうしようもない世界において問題提起を投げかけつつ鼓舞する。
溜め込む女性。
吐き出す場所としての、詩。
表現することで救われることもある。
ゲイ映画は抽象絵画。
松本穂香が長いホースを持って「出ましたー」と言うシーン。
二人の距離の暗喩。
宮沢氷魚のゲイっぽさ。
身体性。
黒人は怒り。
白人は恐怖。
が、原動力。
理想郷を語る白人、
白人に迎合する黒人。
ジャンゴで描かれた構造。
黒人を椅子にしてる白人、という衝撃写真。