Cumaさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

ペトルーニャに祝福を(2019年製作の映画)

3.7

取調室のシーンと、最後のシーンの美しい画が印象に残る。

ヒステリーな女が何人も出ていて、問題にする必要のないことを問題に仕立て上げたり、場を騒がせるのはいいけど他者に配慮しなかったりと見ていて気分の
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ダンプリン(2018年製作の映画)

3.7

脳死で見られるパワフルおデブちゃんのミスコン参加ムービー📽

芯のある太った体型の人は強そうで好き、この主人公はクヨクヨしててあんまり好きじゃないけど。

体型気にしてクヨクヨする暇あるなら痩せればい
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映画大好きポンポさん(2021年製作の映画)

4.0

良い映画だった、以上の感想が出ないほど語り尽くしていると思う。

「何かを選び取ることは他の全てを捨てること」

「幸福は創造の敵」

「これは自分の物語だった」

創作をしていれば必ずぶち当たる全て
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ハングマンズ・ノット(2017年製作の映画)

3.7

他は置いておいて、登場人物たちの魅力がすごい。柴田くんも影山兄弟も、とにかく可愛いらしい。純粋。

悪いことしてるけど、本人たちにとって別に悪いことじゃないならいいよね。

柴田が勝手にプレゼントのく
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クルエラ(2021年製作の映画)

3.9

エマストーンの美しさと、ファッションのハイセンスさが見てて楽しいしシナリオもしっかりとしていてエンタメとして確立している。

ロンドンに行きたくなった🇬🇧

Mr.ノーバディ(2021年製作の映画)

3.9

猫ちゃんのブレスレット🐈💢💢

主人公が話が長くて話してる間に敵死んじゃうの笑えるし、なんならそういうところ抜けててドジっ子だし、人を殴るシーンと撃つシーンが爽快でテンポ良く笑ってられた。ポップコーン
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アメリカン・ユートピア(2020年製作の映画)

3.9

舞台の上から余計なものを省いたら人間だけになった、との言葉の通り人間を魅せる舞台。

そして、光と音と声と動き。

前情報なく観て曲も知らなかったけど、パフォーマーひとりひとりの個性が引き立ち、音が際
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愛してるって言っておくね(2020年製作の映画)

-

自分が同じ立場にたったら、この言葉を誰に送るのかなと考えた。

パーム・スプリングス(2020年製作の映画)

4.1

安全が約束された楽天的な人生を送るか、先が分からなくても進歩のある人生を送るか。

🌯🌴🏕🦕

そんな問いをタイムリープの世界でオシャレな画作りでコメディチックに軽く見やすく描いている。不快感を感じた
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彼女(2021年製作の映画)

3.0

人を殺めた女二人の逃避行ロードムービー、と言ったら否が応でもテルマ&ルイーズを彷彿させる。

全てにおいて、思い切りが悪いというか歯切れが悪いというか「本物」のような荒々しさや感情を映画の中では感じら
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BLUE/ブルー(2021年製作の映画)

3.8

好きな監督が好きな題材の「ボクシング」をテーマにした映画なので期待値大で鑑賞。

ひとつのジムに携わる3人のボクサーの話のようで、実際は一人の人間のボクシング愛が巻き込んだ人々の話。

勝ちや負け、才
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すばらしき世界(2021年製作の映画)

3.9

一度はまってしまった居心地の良い場所や生き方や考え方からはなかなか抜け出せない。

それは、前科のある出所後の人間もそうだし、社会生活をしている自分達にも当てはまることだと思う。

そんな中、主人公が
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影裏(2020年製作の映画)

3.6

純文学的映画。
愛する人の何をいったい知っているのか。

一人の人間の生活と心情を丁寧に艶かしく追って描いている。

全てが秋一の視点だったからか、蛇のシーンでいきなり視点が変わったのが際立っていた。
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太陽の塔(2018年製作の映画)

3.9

人類の可能性とそれに対する期待、同時に想起される人類の限界について。

太陽の塔を贈与された我々。

太陽の塔が、神への供物の形に自然と出来上がったというところが凄まじかった。仏教や粘菌の話も面白い。
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ノマドランド(2020年製作の映画)

4.3

こんなに美しい映画があるのか。

後悔のない生き方は、
納得のいく死に方とは。

人間と出会いと、そして自然が、美しい映像と言葉でなぞられていく。

人はなぜ旅に出るのか。

詩に 思い出のなかに人は
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シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

4.0

Qが終わり、風立ちぬがあり、シンゴジラがあっての、このラスト。

風立ちぬラストの、庵野監督の「ありがとう」の声がどこからか頭の中に響く。

戦後の復興から東日本大震災、そしてその後の現在までのスクラ
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あのこは貴族(2021年製作の映画)

3.8

東京とそこに住む人々の階級を丁寧に描写した作品。

生活の中では同じ階級の人間としか出会わないというのは、東京にいて本当にそうだなあと感じる。

同じ出来事を階層ごとに描いて分かりやすくしていたけど、
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TENET テネット(2020年製作の映画)

3.9

TENET

同じシーンが違う視点と時間軸から描かれるのが面白いし、逆行と順行の視点が同時に描かれるのが新しい。

理屈が理解できない部分もあるけれども、それでも面白く感じるし画面の迫力が何よりもすご
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カランコエの花(2016年製作の映画)

3.6

失敗の教科書。

登場人物が全員軽率すぎて日本の田舎町だとこうなるのかって感じ。みんなよく考えて行動しよう。

まず主人公がEnglishをrで書く女なのがやばい。

ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

3.8

現実と妄想の境目が曖昧な映画は好き

新年映画初め🎬
伏線でもあり網膜に残るようなカットの使い方が上手かった

劇場(2020年製作の映画)

3.6

一句詠みます。
クズ男 顔が良ければ 許される

金がないのを才能のせいにするな、働け。

才能がないのにある口振りをするな、
諦めるか作り続けるかそれだけだ。

藁の楯(2013年製作の映画)

1.0

クソバカ映画

プロのSPって言ってプロ意識でクソ野郎を守ってたのに、クソみたいに不自然に犯人から目を離してそれが原因で主要人物が死んでいくのがやばい

主人公はただのワーカホリックで社畜

設定が面
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リトルフットの大冒険 謎の恐竜大陸(1988年製作の映画)

3.7

枯渇して食料のない大地🦕
立て続けに起こる大地震
襲ってくる肉食恐竜🦖

そんななか、あるかどうかも分からない西のオアシスを、親とはぐれてしまった生まれたばかりの子供たちが目指す話。

幼い頃に観た記
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ブルータル・ジャスティス(2018年製作の映画)

3.9

とても良かった。

王道のフィルムノワールなのもさることながら、人種や立場の視点の物語でもあった。

ゆっくりと話が進むのに途切れない緊張感と、幾つもの視点で物事が描かれた物語が束ねられた瞬間が良い。
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リトル・ジョー(2019年製作の映画)

3.9

人間が幸せになるにはどうすればいいのか。

盲目の幸せ、自我の喪失、共同の目的意識。

死んでいるのと一緒、何も感じないし変わらない。
しかしそれが幸せだという台詞が耳に残る。

自分がおかしいのか周
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ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

3.7

シーンごとの映像も綺麗で小ネタも面白いけど、物語全体の映像とストーリーにまとまりがなくて残念だった。結局は何が伝えたかったのか分からなくて、やりたいシーンの詰め合わせ感もあった。

傷の舐め合いと講釈
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メゾン・ド・ヒミコ(2005年製作の映画)

-

約4年ぶりに再視聴した。
見え方が変わった。

セクシャリティとかではなく、
「家族」の話なんだなあ。

世界一美しい本を作る男 ―シュタイデルとの旅―(2010年製作の映画)

3.8

美しい本を作る、とは何か。

ロバートフランクが彼の作品を詰めた箱を見て「小さな棺だな」と言ったシーンが印象深い。

「活気に満ちた棺になるよ」
とシュタイデルは返す。


作品にとって、本とは、
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ボーダー 二つの世界(2018年製作の映画)

3.7

醜さと美しさと、
何が正しいのかを判断する心

想像よりもファンタジーめいていて
現代の北欧童話のような話だった。

しっとりと進んでいく。

ジョーカー(2019年製作の映画)

4.0

妄想や悲壮も喜劇艶やかに描き出される様が美し過ぎて息を呑む映画。

テレビの観客のシーン

車窓から街を見るシーンの対比

最後のテレビのシーン

悲壮的でありふれているようにも見えるが唯一で