kikiさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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FYRE: 夢に終わった史上最高のパーティー(2019年製作の映画)

3.8

南国のバハマの離島、美しいビーチと海、海の見えるラグジュアリーな空間のコテージ、ジェットスキーにまたがるスーパーモデルたち。テーブルには豪華な食事。波間からは音楽がゆらり流れてきて、あーなんて素敵なん>>続きを読む

ダンケルク(2017年製作の映画)

3.9

陸、海、空の3エピソードをスムーズに同時進行しちゃうこの脚本すごすぎ。
心拍数がどんどん上がるサントラ怖すぎ、盛り上げすごい。
映像すごすぎ。ミニチュアも3Dも使ってないってどういう事?変態すぎる。さ
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イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密(2014年製作の映画)

4.0

第二次世界大戦下、イギリス勝利と人民の為ドイツのエニグマ解読に挑戦するアラン・チューリング。
と、暗号解読が主にクローズアップされるのかと思ったら。アラン・チューリングそのものの生涯を追っている映画だ
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ゴーン・ガール(2014年製作の映画)

3.8

最近私の中ではゲームくらいから不調なフィンチャーさんだったけど、こいつはぐぃぐぃ進む飲みやすいワインの様に飲みすぎて二日酔いのようなしてやられた映画であった。
メンヘラでは片付けられない、サイコパス女
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去年マリエンバートで(1961年製作の映画)

3.7

blurの「To the end」のパロディでおなじみ。
何回見ても途中で心地よく寝てしまう。
これは、うつし世は夢、夜の夢こそまこと系の幻想的なお話。
シャネルの黒いドレス
モノクロームの艶のあるフ
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女は二度生まれる(1961年製作の映画)

3.6

冒頭のタバコinふとんのシーンに鷲掴み。
あやや最高。

枕営業癖がある芸者のお話。
物悲しくなくカラッと描かれていて、そこに若尾文子のあっけらかんとした小悪魔すぎる演技、テンポのよい脚本が、なんて事
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ファースト・マン(2018年製作の映画)

3.9

大好きチャゼル監督。

4DXで鑑賞。
アームストロングさんと月に行ってきました!
4DX大正解。
以前から宇宙映画を見れば見るほど、行きなくないな〜という気持ちがあったけれどこの4DXで体験してその
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ポーラー 狙われた暗殺者(2019年製作の映画)

3.2

マッツ・ミケルセン。
たよりなくて、なんか悪女にはめられるような弱々なイメージ。

これは、ちがった!

ヒゲ生やしたらなんて、伊達男。

流し目エロすぎて、見惚れる。

裸体も素晴らしい。

という
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カオス(2000年製作の映画)

3.5

ホラーと思いきや〜サスペンス!
っていう撮り方はリングの中田監督ならでわ。
ホラー映画の監督って女優を美しく撮る、のはあるあるだけど、この中谷美紀は妖怪級に美しい。

中谷美紀と赤い口紅、ロープ、緊縛
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大いなる幻影 Barren Illusion(1999年製作の映画)

4.5

たまらん、清節炸裂している。
「cure」と同じくらい好き。

世界地図になくなった日本。
たまにぼんやり消えゆく恋人。
ここはどこなのか?
自問自答を繰り返し答えを探すも見えない将来の漠然とした不安
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ザ・プレデター(2018年製作の映画)

3.2

前半のB級具合は何処へやら、後半は凄まじい男の心意気と、アクションシーンに引き込まれてしまった。
それにしてもプレデター犬って!

MEG ザ・モンスター(2018年製作の映画)

3.2

ジェイソン、サメ、ジェイソン、サメ、ジェイソン、サメ。。。。
メガ級のサメから我々を救ってくれるのは、ジェイソンしかもういないのかぁ〜。
お約束をちゃんとやってくれるあたり、年末のメガバラエティ番組の
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ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

3.8

フレディの魂の熱さに泣ける。
ストーリーとかもうこの際どうでもいいんです。
魂の熱さに涙する映画だ!

食い入るようにフレディの生き様を見ていて、途中まで、クィーンのメンバーだった自分。
メンバー疑似
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ディストラクション・ベイビーズ(2016年製作の映画)

3.2

向井秀徳の音楽を流す為だけに作られたような刹那的な映画。
ただ、このシンプルで内容が薄く、単純に刹那的な暴力を撮っている中、一際輝いているのは、物言わない柳楽優弥の怖さ。

問題作「ザ・ワールド・イズ
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恋は雨上がりのように(2018年製作の映画)

3.5

久々に気持ちの良い爽快なプラトニックラブストーリー。
原作は2巻までしか読んでなし。
ラブというのかな?

主人公のあきらが、バイト先の何十と年上の中年店長に恋に落ちるというストーリーではあるけど、
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ブリングリング(2013年製作の映画)

3.2

ソフィアフィルターを通した、若手ヒットメドレーのサントラ最高です。
ヒップホップもソフィア様が選べば、とってもダウナーでオサレな感じになっちゃう不思議。
ストーリーはこれも再現ドキュメントに近いかな。
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マリー・アントワネット(2006年製作の映画)

3.8

もう、してやったりな感じ。
パンクをサントラにまぜるなんて。
インストルメンタルがエイフェックスツインなんて。
スゥイーツがラドュレで。
靴がルブタン。
その間にチラッと見えるコンバース。
水色だっけ
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ロスト・イン・トランスレーション(2003年製作の映画)

4.0

処女作に続いて、これまた、いい意味で主人公の空洞を感じる映画。
スカ子演じるシャーロットの中が空洞。寂しく東京をさまよう。
ストーリーを追うというか、
ドキュメントタッチな感じ。

何となく「東京画」
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ヴァージン・スーサイズ(1999年製作の映画)

4.2

この頃、ソフィアは私たちの神様でした。

Xガール、ミルクフェッドが日本で初めてラフォーレに入るんで、誰も並んでないラフォーレ開店前の入り口に張り付いて朝から寂しく待っていたこと。
ミルクフェッドのg
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ピストルオペラ(2001年製作の映画)

3.7

オープニングシーンから主題歌に入るまでは、自己ベスト歴代5位以内に入るかっこよさ。
後半はまた、清順お得意の夢夢ワールドに入ってしまうが、この映画は構図が素晴らしい。のれんを背景に俳優が立つ。それだけ
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東京画(1985年製作の映画)

4.5

昔の東京を見るのが好きである。
ノスタルジック東京フェチとしては、たまらん映像記録。
ヴィムベンダースの目線を通して、彼が東京物語でしか見たことがなかった未知なる東京にごくごく水を飲むかのごとく、トリ
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RAW〜少女のめざめ〜(2016年製作の映画)

3.5

最近のフランス映画によくある、詩的でヨーロッパお得意の血生臭くて、恍惚とした監督の自己満足的なものかと思ったが全く違った。

おもしろい!

カニバリズムの目覚め。知らなかった世界への目覚めの表現が、
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男と女(1966年製作の映画)

4.0

スタイリッシュだねぇ〜。
おしゃれな恋愛映画だねぇ〜。
トレンディだよ。

ピエールバルーの歌声と、彼が作ったサントラが、半分以上この映画の世界を占めてる。長い間この空間にゆらゆらしてたい。

めし(1951年製作の映画)

3.5

原節子のジェラシーかわいい。
姪の小悪魔っぷりがかわいい。

率直な題名とは裏腹に女の小悪魔で可愛げのあるところ満載の映画であった。

唇からナイフ(1966年製作の映画)

3.0

モニカ様の美しさと、若かりしころのはつらつとしたお色気をただただ拝み倒す映画。アンニュイ番長の気配はこの時から少しずつ感じとれる。。
コスプレ感覚で楽しませてくれる、ピチカートファイブ的な(こちらが元
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赤い砂漠(1964年製作の映画)

4.0

狂った女のような歌声。
ゆで卵。
工場背景。
曇り空と煙と荒野。
低気圧。
不安的。
そこに佇むモニカヴィッテイのゆるい眼差しと厚めの唇。

後にも先にも、こんなにけだるくてだらしなくて、どうしようも
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アンナ(1966年製作の映画)

3.5

60年代のフランス映画は断片的な切り口でビデオクリップみたいなものが多い。
今の映画みたく、伝えたいものは!?とかの説教くさい熱量はとりあえず、置いとく。文化というか。
ヌーベルバーグやら撮影技術とか
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愛すべき女・女(め・め)たち(1967年製作の映画)

3.0

ゴダールのはアルファビルの前座ストーリー的な感じ。
この時代、ショートショートのフランス映画多い。その中では、なかなかよい爪痕を遺す作品たち。

反撥(1964年製作の映画)

4.2

傷つきやすくて、感受性が高すぎ、自意識すごすぎてもろい思春期の不安定な乙女の内情を、こんなにスマートエロティックにとれるポランスキーはやっぱ変態で最高。
ドヌーブ様が美しすぎてため息。アンニュイと崩壊
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ひなぎく(1966年製作の映画)

4.0

抑圧された社会主義よ死ね!
というメッセージを、はちゃめちゃな乙女に乗せた風刺映画。
社会背景の不穏と、乙女の可愛いものが混ざりあって、すごく不気味。
それが、ものすごくたまらないのだけど、そうも大き
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映画HUGっと!プリキュア♡ふたりはプリキュア オールスターズメモリーズ(2018年製作の映画)

4.0

娘と一緒に観に行くプリキュア 映画は、2時間テレビ特番だと思って、なまあったかい感じで見ているので、いつもは採点なし。

これは、違った。。。
プリキュア が長年において視聴者に伝えつ続けているもの。
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パーティで女の子に話しかけるには(2017年製作の映画)

3.4

ヘドウィグで衝撃を受けたジョンキャメロンミッチェルが監督とは、なんとも嬉しい。
エルちゃんの歌も嬉しい。
なんといっても劇中の、どっか連れてかれそうな不思議なピコピコ音やばい。

ラ・ジュテ(1962年製作の映画)

4.0

アルファビルと同じく、ヌーヴェルヴァーグ未来もの。
写真をスライドしていくモノローグではあるが、写真とあの退廃的な雰囲気にのまれて最後まで見させてしまう。
終わったあとのなんとも言えない、せつない感じ
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ブロークン・イングリッシュ(2007年製作の映画)

3.5

音楽よし。
微妙なお年頃の鬱屈な感じを、感覚で捉えてる。
女にしかわかんない、この感じ。