うーぱーるーぱーさんの映画レビュー・感想・評価

うーぱーるーぱー

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四月になれば彼女は(2024年製作の映画)

3.6

映画だけでは繋がらない部分があって、原作を読んでから観たらもっと入り込めたかなとも思った。衛(春の父親)の苦悩とか。

仲野太賀さんが良かった。

14歳の栞(2021年製作の映画)

3.9

14歳だった私が見ていた世界、見えていなかった世界。

同窓会をしたくなった。

セッション(2014年製作の映画)

3.3

予告編を見て想像していた5倍くらい暴力的で狂気的で、途中恐怖のあまり泣いてたし、痛々しくて目を背けてた。

この作品が好きかと聞かれたら即答はできないけど、映画館を出てすぐに“Whiplash”を検索
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ナイト・オン・ザ・プラネット(1991年製作の映画)

3.7

「とるに足らない、この世にありふれている夜」の数々。

その中での他者との関わりに、思いがけず心があたためられたり、時に救われたりもする。
もう2度と互いに交わることのない人生だとしても、その一夜があ
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ビフォア・サンライズ 恋人までの距離(1995年製作の映画)

4.1

刹那的な出会いの物語。

他愛もない会話の途中で不意に始まる哲学的な会話に心を動かされた。
特にセリーヌが言っていた「誰も知らない死」と「もし神が存在するのなら〜」の台詞。
美しくてどこか儚い雰囲気を
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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.0

実家で母親と鑑賞。
2人並んで映画を観たの、記憶にある限りでは17年ぶりだった。

「音楽」という、私にとっては必要不可欠で日々身近にあるものを、人生で一度も体感したことのない人達がいて、それが1番近
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.1

静かな2時間だった。
音楽も含めてすごく好き。
ささやかで、穏やかで、緩やかな日々。
鑑賞後、自分の周りにまとわりついていたいろんなものを削ぎ落とされたような気持ちになった。
私も「朝」を見たい。
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グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

3.4

上京する前、地元で最後に観た作品。
もう6年も経ったのか。

当時は「エンターテイメントの力ってすごい!夢を見て、それを叶えることは素晴らしい!」って純粋に感動した記憶があったけど、歳を重ねて観ると「
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バーレスク(2010年製作の映画)

3.5

楽曲は知っていたけど、頭から終わりまでちゃんと観るのは初めてだった。

楽屋で、テスがアリにメイクを教えるシーンが好き。テスの優しさに包まれて、まるで本当の親子のように気を緩めて向き合う2人の雰囲気が
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ゆれる(2006年製作の映画)

3.5

「お前の人生は素晴らしいよ」
もはやホラーだった。

大なり小なり、きっと人それぞれの「揺れ」があって、いつもは絶妙なバランスで保たれている他者との関係も、きっかけさえあれば簡単に崩れてしまうんだなぁ
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キリエのうた(2023年製作の映画)

3.8

1回目、2023/11/25
2回目、2023/12/6

同監督作品「リリィ・シュシュのすべて」を観た時、コロナ禍の誰にも会えない窮屈な時期だったこともあって暫く気持ちが沈んだ記憶があったから、若干
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NTLive『フリーバッグ』(2019年製作の映画)

4.0

一人芝居って好き。
第四の壁をぶっ壊してこっちに話しかけてくる感じが好き。まるで知り合った気分になる。

1人でいろんな人物を演じるわけだけど、声色、身体の状態、表情、いろんな要素を駆使して一瞬で別人
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aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

-

誕生日に鑑賞。
この作品は、もう一度映画館で観て感想を書こうと思っていたんだけど、気づいたら上映が終わってしまっていたので、とりあえず今覚えていることを書き留めておく。

「家族」「親子」「血の繋がっ
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キャバレー(1972年製作の映画)

4.2

以前から曲は知っていたものの、フルで作品を観たのは初めて。
空恐ろしいのに思わず飲み込まれたくなってしまう世界があった。
もっと覗いていたかった!!
自由であり不自由なサリーがすごく魅力的だった。好き
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怪物(2023年製作の映画)

3.9

1回目 6/6、2回目 6/24

これを書いている6/27現在では、「怪物はいなかった。そして、私にとっての怪物から見た私も、また怪物だろう」という、矛盾した感想を抱いてる。

ラストの解釈はいろい
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エゴイスト(2023年製作の映画)

3.8

予告編を見て想像していたことは何一つ起こらなくて、今が全体の何割くらいなのか分からなくて、着地が見えなくて。
タイトルロールが流れ始めた時は、呆然としてた。

観終わった後、しばらくは感覚が定まらなく
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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

4.2

ひたすらに熱かった。燃えてた。

どこまでも突き抜けていくまっすぐさと、揺るがない強さと、若さならではの爆発力。

平均寿命まで生きるとしたら、まだ“若い”部類に入るんだろうけど、自分の感覚的にはもう
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エンパイア・オブ・ライト(2022年製作の映画)

3.4

光が本当に綺麗な映画だった。
ストーリーは、いろんな要素が散らばりすぎていてまとまりがなかったように思えるけど、それでもまあいいかってなるほど映像が美しい。

海沿いにある映画館もとても素敵で、いつか
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レオン 完全版(1994年製作の映画)

4.6

1回目、2023/2/25

初めて観た。好きだ。
新しい作品を家で観ると集中力が途切れちゃうことが多々あるんだけど、今回はずっと惹き込まれてた。
ナタリー・ポートマンすごい……すごく魅力的なマチルダ
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タイタニック:ジェームズ・キャメロン25周年3Dリマスター(2023年製作の映画)

4.0

小さい頃、祖母の家に行くとよく観ていた作品。
まさか映画館で観れる日が来るなんて、思ってもいなかったなぁ。

幼い頃に観ていたからか、悲恋を描いた作品という印象が強かったけど、今回改めて観て、男性優位
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ラーゲリより愛を込めて(2022年製作の映画)

3.9

夫の帰りを信じて待ち続ける妻・モジミ役の北川景子さんの演技に胸を打たれた。
上手く言い表せないんだけど、北川さんの元々のお顔立ちが美しいのは言わずもがな、どこまでも強くて、本当に美しかった。

観終わ
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みんなのヴァカンス(2020年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

うん、“ひと夏”だ。
個人的には、シェリフとエレナが関係を持たないで欲しかったけど。
でもそれも全部含めてひと夏って感じがした。
年齢を重ねるにつれて、世の中理屈で出来ているわけじゃないって気づいて、
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はじまりのうた(2013年製作の映画)

4.1

映画館で観れたので更新して再投稿。

2回目(2021/7/21、Netflixで鑑賞)

路上でレコーディングをするシーンと、お互いのプレイリストを聴きながら夜のNYを歩くシーンがすごく良い。
いつ
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海街diary(2015年製作の映画)

3.9

劇的な出来事は起きないけど、静かに惹き込まれていった。

私には姉妹はいないし、海沿いで育ったわけでもないのだけれど、不思議と幼少期のいろんな記憶が蘇ってきて、あの頃が少し恋しくなった。

なんか姉妹
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ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

3.9

マーチ家の日常が騒々しくてあったかくて、じんわり涙が出た。
登場人物達のそれぞれの選択、生き方を見て、これからの自分の人生がちょっと楽しみに思えたり、勇気づけられたりする作品。

小さい時に読んだお話
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時をかける少女(2006年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

千昭からタイムリープや未来の話について聞いたってことを、タイムリープ後に真琴が千昭に伝えなければ、2人は一緒にいられたのでは?(これはずるいか)とか、そもそも千昭が未来に帰らなければならないのはなぜ?>>続きを読む

流浪の月(2022年製作の映画)

3.5

原作が好きで、映画化するって決まってからずっと楽しみにしてた。

正直2時間半で描き切るのは難しいよなぁという印象。どの作品もそうなんだろうけど。
個人的には、更紗の子供時代を描いてほしかったな〜!と
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ショーシャンクの空に 4Kデジタルリマスター版(1994年製作の映画)

4.5

去年の3月にNetflixで初めて観て、いつか映画館で観たい!と思っていた作品。
こんなに早く願いが叶うとは!!

最初から最後までレッドの語りで物語が進んでいくのが良い。
アンディや、刑務所内での出
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猫は逃げた(2021年製作の映画)

4.4

猛烈に好きだった!!

登場人物全員何しとんねん!って思うんだけど、なぜかこういう作品定期的に観たくなるし、最終的にはみんな愛しい笑

最後の長回しのシーンの空気感とかテンポ感が絶妙で、笑うシーンじゃ
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すばらしき世界(2021年製作の映画)

3.8

「映画館で観たかった」とも思ったし、「映画館で観なくて良かった」とも思った作品。

一時停止が出来る環境で観て正解だったかもしれない。
映画館っていう逃げ場の無い空間で観てたら自分どうなってたんだろう
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そして、バトンは渡された(2021年製作の映画)

3.3

「こういう時こそ笑わなきゃ」
石原さとみさん演じる梨花の強い笑顔が印象的だった。
原作また読み返そうかな。

ザ・ディスカバリー(2017年製作の映画)

3.2

テーマが興味深くて観たけど、もっとSF要素が強めだと思ってたからちょっと残念。
平行世界かぁ。あるのかな。
もう1回見て綺麗に伏線回収できたらまた感想も変わりそう。

モンテ・クリスト伯: The Musical Live(2021年製作の映画)

3.8

初めての4DX(しかも予約時は見落としてて劇場に着いて知った)だったから戸惑った。
上手く言えないけどもはや映画じゃない感じ。アトラクションやゲームに近い、、?

展開が早くて多少引っ掛かるところはあ
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映画 太陽の子(2021年製作の映画)

4.3

生きてる。生きてた。
ただもういないというだけ。
それに私もいつかは死ぬ。
そんなに遠くない過去の話。

文字通りあっという間の2時間だった。
思い切って映画館に観に来て良かった。

なんにも出来ない
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るろうに剣心 最終章 The Beginning(2021年製作の映画)

5.0

時差、、、。
1回目 7/29、2回目 8/26
1回目を観終わった後に書き留めて、もう1度観てまとめました。

やっと、やっと、やっと行ってきた。

観賞後きっと放心状態になるだろうなぁと思ってい
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おおかみこどもの雨と雪(2012年製作の映画)

3.4

所々で、回想しているような雪の語りが入るんだけど、それを聞きながら「現在の雪は何歳なんだろう、これは何年前のことなんだろう」と思った。
3人の人生が、どこかでまた交わっていたら良いな。