Cさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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人生は小説よりも奇なり(2014年製作の映画)

3.8


39年寄り添ってきたゲイのカップルが結婚して、訳あって新婚早々はなればなれに暮らすことに…。他人と生活するのって、大変なのよねえ。家族だったら遠慮なく言える文句も、他人にはそうもいかない。から、みん
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LOVE【3D】(2015年製作の映画)

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stupidなチンポ野郎マーフィー。セックスと結びつけて愛だのなんだのと。愛という名の性欲と好奇心を分散させてしまったが故の、嫉妬や大きな過ち。こりゃ美しき感傷的ポルノ。ただ正直そこ止まりだったなあ
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アメリカン・スリープオーバー(2010年製作の映画)

3.9


ティーンエイジャーのなんともないはずの、だけど特別な一日、一晩を垣間見る。この一晩を迎える前と、迎えた後とでは、見る景色はなんとなく、きっとどこか変わっていて。ドキドキするから、という理由で、ただそ
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男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花(1980年製作の映画)

4.2


寅さんのポロっと漏らしたプロポーズの言葉に涙が止まらなかった。リリーさんの、それに返した言葉は、とっても彼女らしいものだった。好き合っているのに、決して結ばれることのないふたり。リリーさんが沖縄で色
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男はつらいよ 寅次郎相合い傘(1975年製作の映画)

4.2


寅さん、リリーさんはね、男に幸せにしてもらおうとなんてしてないよ。寅さんへの恋心は燃えるようなものだったかは分からないけれど、それでも、別れた旦那さんにも言ってたよ、寅さんが大好きなんだって。それだ
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男はつらいよ 寅次郎忘れな草(1973年製作の映画)

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彼女が全部いやになっちゃったあの夜に、朝を待たずに旅立ってしまえばよかったのにとばかり思うあたしがいる。だって寅さん、そうでしょう?強がりな彼女が愚痴をこぼして酔った足でわざわざ夜に会いにくるなんて
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ソング・オブ・ラホール(2015年製作の映画)

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長い間、制圧されていた音楽が、またいつの日か陽の目を浴びる日がくる、みんなの耳に届く日が近づいているような、そんな足音が音楽とともに聴こえてくる映画だった。彼らの演奏する音楽にはあたたかみがあって、
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男はつらいよ 柴又慕情(1972年製作の映画)

3.9


とらやさんの居間に貼ってある「言葉は心」に書かれてる言葉は、あそこで起こる彼らのやり取りそのものを表してるなあ、って、とても強く印象に残った。寅さん、おいちゃん(あっ、そういえば変わってる…!)、は
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焦がれる鼓動(2015年製作の映画)

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女子ふたり。不整脈。斉藤くん。水色のジャージ。二人乗りする自転車。湖に浮かぶボート。季節外れの春の歌。恋かな、友情かな。

過ぐる日のやまねこ(2014年製作の映画)

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「忘れない」でいることは、大事なことだと思っていた。「忘れちゃいけない」と思い、「忘れない」ように意識して、時々そこを覗いてみたり、しがみついたりしながら生きていくことが大事だと思っていた。「忘れて
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となりのトトロ(1988年製作の映画)

4.2


なんで泣いちゃうかって、あたしはさつきちゃんとめいちゃんが羨ましくて、あたしもあの頃に、子供の頃に戻りたくて泣いてるんだと思った。子供にしか見えないもの。まっさらなこころ。緑の小径。田舎道。ひと夏の
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男はつらいよ 寅次郎恋歌(1971年製作の映画)

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博さんのお父さんとも仲良くなれちゃう寅さんって素敵。子供にも、出会ったばかりのひとにも、誰にでも、分け隔てなく接することが出来る姿勢が好きです。あと、博さんのお父さんの話す、りんどうの花と、灯りと
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白夜(1971年製作の映画)

4.0


ポンヌフの夜に肩寄せ合う男と女。ふと出会った、恋に落ちやすい男と、ひとりの男を待つ女の、「恋人」だとか「友人」なんてゆう呼び名を持たない関係。は、「愛を口にした」途端、変わっていった。男は女にそもそ
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気狂いピエロ(1965年製作の映画)

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夏になると観たい映画になりつつある。去年も太陽の光がまぶしくてクラクラするほど暑かった日に観た記憶。これは冒険映画で、再会した男と女の愛の物語で、彼らは逃避行をして、そこには憎しみと、行動と、死があ
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トレインスポッティング(1996年製作の映画)

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これはただのジャンキームービーでもドラッグムービーでもない。きちんとしたメッセージがあって、感覚で観るもんでもない。「choose life」ーお前はどんな人生を選んで生きてんだ?って、真正面から問
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勝手にしやがれ(1960年製作の映画)

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再鑑賞。


最低だと言う彼らは、どうしたって最高のふたりだった。かっこよくてかわいくて、あたしはベルモンドにもジーンセバーグにも(そしてやっぱりゴダールにも)恋をして。ベッドでのふたりの会話、最高
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男はつらいよ(1969年製作の映画)

4.2


(寅さんってまったくもって初めて観たんだけど)、ああ面白かった。ここ最近、映画で泣くことがなかったのだけど、久々に泣いたなあ。ゲラゲラ声出して笑って、泣いて、また笑ったなあ。口が悪くて妹の縁談もダメ
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テイク・ディス・ワルツ(2011年製作の映画)

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人生なんてものは、いつでも少し物足りなくて、そして新しいものも、いつかは必ず古くなっていくわけで。なんてことのない日々の中にも、小さなしあわせがあるはずなのに、あなたといる今日は、明日もあさっても
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グロリアの青春(2013年製作の映画)

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いくつになってもひとは恋をする生き物なんだなあってあたしは嬉しくなった。年を重ね、額や目尻に皺が出来ても、からだのお肉が重力に逆らえなくなって(特に胸とかねえ、胸…。ああ、胸…。)、いつかの自分とは
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映画よ、さようなら(2010年製作の映画)

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シャンプー台に横たわる男、モノクロってずるいよなあ、そう思いません?オリヴィエラのフランシスカ観たくなった。映画の中に映画のある映画だったなあ、こうゆうのは嬉しくなって歩み寄ってしまうけど、まあ特筆
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ネネットとボニ(1996年製作の映画)

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渋谷TSUTAYA4/9。


母の遺した家に仲間たちと住むひとりの青年。彼はパン屋の奥さんに、いつか抱いてやる。と下心を抱いている。そんな男のもとに、離れて暮らしていた妹がひょんなことから現れるの
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メゾン ある娼館の記憶(2011年製作の映画)

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渋谷TSUTAYA3/9。


酒と煙と愛欲と性液で満ちたあの館から出ることが出来なくて、美しい彼女たちはみんなどこか悲しそうだった。まるで鳥かごの中にいる鳥たちのように、彼女たちに自由なんてものは
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パンと植木鉢(1996年製作の映画)

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渋谷TSUTAYA2/9。


自分で借りながらも、「何やねん、パンと植木鉢って。」って思ってたわけで、ずっとカメラと同じように彼らを追いかけてくと、ラストシーンで、「おお…。」に変わった。平和を思
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クジラの跳躍 Glassy Ocean(1998年製作の映画)

3.9


渋谷TSUTAYA1/9。


ゼリーみたいにキラキラと 透き通るようなみどり色をしたガラスの海に心踊る。夢で見た海の色をしたガラス玉の涙、何時間もかけておこなわれたクジラの跳躍ひとつ、音楽を奏でる
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キャラバン(1999年製作の映画)

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渋谷TSUTAYA6/11。


舞台はヒマラヤ。麦と交換すべく塩をヤクに乗せ、何日もかけ険しい山を越え、ひとびとはひたすらに歩く。守られてきた古い習わし、占い、掟。大自然を目の前にしてもなお、それ
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ザ・ガーデン(1990年製作の映画)

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渋谷TSUTAYA5/11。

(ほんとは同監督のblueが観たかったけど、3本ともレンタルされていたのでこちらに。)


結果、完敗。



(誰か感受性の豊かなひと、あたしと一緒に観て、そしてあ
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キングス&クイーン(2004年製作の映画)

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渋谷TSUTAYA4/11。


彼女が主役である彼女の人生において(つまり彼女はクイーンだ)、寄り添い、彼女の人生をともに創りあげ、彩り、彼女の人生の一部となる重要な存在、それは、血のつながりのあ
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好きにならずにいられない(2015年製作の映画)

3.9



フーシ。からだだけじゃなく、あなたはこころまで大きいのね。何があっても、何をされても、いいんだ。って言ってしまうあなた。それは、そう言える気持ちはどこからくるのだろう。寛容なのか、それとも諦めなの
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LOUISE (TAKE2)(1998年製作の映画)

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渋谷TSUTAYA3/11。


ストリートキッズのルイーズ。帰る家も、そこで待つ父親もいるのに、彼女は恋人や友人と、地下鉄構内や街中で、スリや万引きをして過ごす日々を送っている。そんな彼女はある日
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ムービー・デイズ(1994年製作の映画)

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渋谷TSUTAYA2/11。


おじさんのお話してくれる物語より、映画の中の物語は、ずっと魅力的だし、刺激的だし、面白い。子供の頃から両親に連れられて足を運ぶ映画館(それも夜に、ぴしっと綺麗な格
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ビョークの『ネズの木』〜グリム童話より(1986年製作の映画)

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渋谷TSUTAYA1/11。


グリム童話「ねずの木の話」をベースとした映画。去年、ビデオデッキを調達したのは、どうしてもこの作品が観たかったからです。だって、大好きなビョークが出てるんだもん…。
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ガラスの墓標(1969年製作の映画)

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渋谷TSUTAYA8/10


セルジュゲンズブール×ジェーンバーキン+ラブ+アクション=cannabis。ジェーンバーキンの脱ぎっぷりがよかった…。


おやすみなさい。

緑の光線(1986年製作の映画)

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渋谷TSUTAYA7/10。


ひとりで過ごすバカンスは嫌なの。だけど誰かと過ごしても気詰まりしてしまう。別のどこかへ行ってもさみしいだけ。

おんなじようにひとりで旅をしている外国からきた女性と
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