ととさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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かちこみ! ドラゴン・タイガー・ゲート(2006年製作の映画)

3.8

ウィルソン・イップ監督ー!!!
わー!!!!!

70年代初期から現在まで連載されている香港コミックが原作であるそう。
マーベル作品と混同してしまいそうになるオープニングのコミックスタイルに、ワクワク
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三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実(2020年製作の映画)

4.5

白熱の討論会に、遠くから傍観しているようなその場にいるような感覚で圧倒された。。。

保守派の三島と
改革派の東大全共闘の
緊張感漂う中始まった討論会。

思ったより和やかな雰囲気で進む。
理解が追い
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イレイザーヘッド(1976年製作の映画)

4.6

構えて見進めたことも大きいが、思ったより普遍的で、でもやはりそこは想像以上に奇妙で独創的な素晴らしいリンチ劇場だった。

絵を描くことがデヴィッドリンチの欲求の根源であり、映画としての作品は、イメージ
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裸のランチ(1991年製作の映画)

4.1

あー好きだー

最強で最高の妄想脳内世界。

グロテスクなクリーチャーたちに目を奪われてしまったり、理解不能な部分が多く消火しきれてないところがまだまだある。
原作も併せて読んでみたい。

暗黒のパワ
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悪魔のいけにえ(1974年製作の映画)

4.4

恐怖は唐突にやってくることをレザーフェイスは教えてくれた。

目玉のアップといい、
レザーフェイスとの鬼ごっこといい、
精神的に追い詰められるスプラッター作品でとても衝撃的だった。

現在、例のハウス
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Curve(原題)(2016年製作の映画)

3.8

凄まじい緊迫感と緊張の10分間。
このシチュエーション本当に無理無理。

年をとった鰐(2005年製作の映画)

3.6

鰐と蛸
蜥蜴と蜘蛛

自己矛盾による葛藤と罪悪感
悔悟とエゴ

欲望と本能のみに従うことは、恥を共存して生きることができないということ。

森のなかのマジシャン(1978年製作の映画)

3.8

動物による、サイケ感満載の道化師と観客たちが繰り広げる、不気味さが漂うシュールな世界が見るモノをくらくらさせ幻惑させる。

こちらも好きが溢れていた、、

プリート・パルン(1985年製作の映画)

4.0

好きが溢れている...
だまし絵をみているよう

ユーリー・ノルシュテイン監督と同じくらい有名なエストニアのアニメーション作家さんだそう。
ああ、、早くに出会いたかった。


時間に追われる日々に
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パンと裏通り(1970年製作の映画)

4.5

アッバス・キアロスミタ監督の短編デビュー作であり、記念すべき1作目を鑑賞。

なるほど。
短い映像の中に良さも作風も全てが語られ詰まっている。
なるほど。
これは後の作品も安心して鑑賞できるぞ。

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シオンの丘 シバの女王とソロモン王(2016年製作の映画)

3.6

エチオピアとイスラエル
アスクムとエルサレム
シバ女王とソロモン王
ユダヤ教とキリスト教
信仰深さと神の怒り
神の国シオンと契約の箱
2つの民族と2つの思想

ケブラナガスト(古代エチオピア人の中で最
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ボーダー 二つの世界(2018年製作の映画)

3.9

生と死のボーダー、
善人と悪人のボーダー、
様々な境界が自分の日常と隣り合っていることを知らしめる。

容姿の醜さと心の美しさ。

山林を裸で駆け回る
湖で沐浴をする
北欧の超自然的な精霊の棲む世界の
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鉄コン筋クリート(2006年製作の映画)

4.1

シロにとっての地球星日本国、守っていたのはクロの精神世界だったんだね。

リトル・フォレスト 冬・春(2015年製作の映画)

4.3

季節を感じる生き方、後半編。

他人に殺させておいて殺し方に文句をつけるような、そんな人生は送りたくないんだよ

人のずるいとこが分かるのは、自分にも同じ心があるから

どんなに時間がかかるか分かって
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リトル・フォレスト 夏・秋(2014年製作の映画)

4.3


農業高校のとき、
ヒヨコから育て、捌いた鶏肉、
田植え、稲刈り、精米した米、
苗から育てた野菜、
土木科の同級生が作った炭、
林科の同級生が一から作ったキノコ
全てを自給自足で苦労しながら作り上げた
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海獣の子供(2018年製作の映画)

4.5

ジュゴンに育てられた2人の少年海と空、そして琉花を巡る物語。

神秘的で高い次元を持ち、地球上で最も進化した存在とも言われるクジラ、別名「海の天使」。

宇宙と海の融合、繋がり

忘れ、失いかけている
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最初の晩餐(2019年製作の映画)

4.0

一品一品丁寧に添えられた想い出。
食が繋ぐ家族の愛のかたち。

他人同士が
同じ屋根の下で暮らすというのは、
煩わしく、
面倒くさく、
傷つけあうもの。

だったら家族って何?
何の為に必要なの?
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生きてるだけで、愛。(2018年製作の映画)

3.9

私やっぱりみんなにわかっちゃうみたい
みんなにみつかっちゃう
見抜かれちゃうんだよね、やっぱり

ズシンとのしかかる台詞
自分を嫌悪し、涙し、暴れる。

肥大した自意識を自分の中で抱えきれない寧子とい
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

4.2

Bobby Krlicが奏でるダークアンビエントというジャンルと、思わず傾倒する魅惑的な世界観が見事にマッチしていて、凄まじい切迫感にかられながらヒーリング効果を得られる不思議で素晴らしい作品だった。>>続きを読む

バグダッド・カフェ(1987年製作の映画)

5.0

青い空と乾いた砂漠の黄色
ジャスミンの汗とブレンダの涙
対照的な要素をたっぷり盛り込んだ、まさに元祖ミニシアター系作品
愛に溢れたとっても優しい作品
カメラワークのセンスがとても良い作品
日常的なゆる
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さざなみ(2015年製作の映画)

3.9

愛、嫉妬、憎悪
結婚における恋愛という感情を自己の中で操りながら生きていくには、若い頃のようにはいかず、解決に向けて足腰や身体の丈夫というものが必要不可欠になってくることを学んだ。

男女関係のあり方
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

動物的本能かつ強さが彼ら家族を動かす、ブラックユーモア溢れるエネルギッシュな作品だった。

下層から感じる高層への苦の構図とそれらの目線、
ソンガンホ×ポンジュノ、
「臭い」が体現されたかのようなパフ
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ピーチガール(2017年製作の映画)

3.5

上田美和の作品が好きなだけあってとっても残念な仕上がりだった。

永野芽郁ちゃんに0.5点
真剣佑に3点

パラダイス・アーミー(1981年製作の映画)

3.7

ビル・マーレイの無気力な演技と顔が凄く良かった

軍歌?がすごいすき

パカリアン(2017年製作の映画)

3.8

「映画の妖精フィルムとムー」
こちらが良かったので引き続き鑑賞。

シュールすぎて凄く好きだった。
殺人鬼レザーフェイスの、パカリアンへの殺しの執念がアニメとはいえ恐怖で震えた。。

ただただ好みだっ
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映画の妖精 フィルとムー(2017年製作の映画)

4.2

映画の旅をしているような幸せになる作品。
映画好きにとって、映画の世界に入り込めるあの空間は心のオアシスである。


子どもたちに映画を届けること=夢の種まき だと考え、映画は世界への窓だと活動を続け
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そうして私たちはプールに金魚を、(2016年製作の映画)

3.5

前にオススメされてやっと鑑賞できた。

彼女たちは知らない。

つまらなく平凡な日常が
仲間とだらける放課後が
全力で漕いだ自転車が
クソみたいで退屈なこの世界が
輝かしくも儚い青春の日々だということ
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僕はイエス様が嫌い(2019年製作の映画)

3.9

何故神は人の不幸に沈黙するのか。
子供にとって祈りは想像以上に身近なものなんだな。

イエス様はいない
ではなく、
イエス様が嫌い
と思う
ユラくんは、
神という存在に関わりながら、訪れた喪失感にど
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恐怖の報酬 オリジナル完全版(1977年製作の映画)

4.2

密林の果てに地獄を見たー。

70年代南米、油田火災消火のためのニトロを運ぶ男らを描くサスペンス。

ホラー映画だと勝手に思い込んでいた為、前半のナニコレ?感が強かったが中盤から後半にかけては、同じ映
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A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー(2017年製作の映画)

5.0

ケイシーアフレックといい
ルーニーマーラといい
作品の雰囲気といい
すごくすごく好みな作品。

加えて最近友人を亡くしたので
思うところが多々あり
今の私にとっては旬な作品であった。

死は平等で誰に
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サマー・オブ・84(2017年製作の映画)

3.8

トラウマ青春サスペンスホラー。
4人の少年の一夏の冒険物語なんて観ないわけがない。

世界仰天ミステリー?ニュース?が好きな人は魅入るのかしら。
モヤモヤする部分が多かったがエンディングへ向けた展開は
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家族を想うとき(2019年製作の映画)

4.1

おかえり!ケンローチ!

積んでは崩される家族のおはなし。
一体どうしたらいいのよ、と怒りが家族を更にバラバラにするが、前のような家族に戻りたいと願う娘の行動に希望が灯る。

愛や温もりを感じたい家族
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