chiyoさんの映画レビュー・感想・評価 - 26ページ目

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鉄道運転士の花束(2016年製作の映画)

3.5

2020/4/24
鉄道運転士の定年を描く、寂しくもほっこりと温かい映画。と思いきや、予想外にぶっ飛んだブラック・コメディ映画だった!鉄道と切っても切り離せないのが轢死で、運転士を定年まで勤めれば死者
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山口組外伝 九州進攻作戦(1974年製作の映画)

3.0

2020/4/23
全身に夜桜の刺青を入れた実在のやくざ、夜桜銀次演じる菅原文太がすこぶる格好良い。性格的に融通が効かないところはあるものの、兄貴大好き!兄貴と喋りたい!なところが妙に可愛らしい。が、
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カジノ(1995年製作の映画)

3.5

2020/4/19
約3時間の長尺映画で、序盤は前提となる説明が多め。が、それを乗り切ると、俄然面白くなってくる。煌びやかなラスベガスのカジノ、その裏で暗躍する男たちと夥しい暴力。ロバート・デ・ニーロ
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ジョーカー(2019年製作の映画)

3.5

2020/4/19
最初から最後まで、ジョーカー演じるホアキン・ファニックスに魅せられっぱなし。と同時に、様々な人から受ける仕打ちがあまりに酷くて、ただただ辛かった。そして、彼が真っ当に生きようと思え
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恐怖の岬/ケープ・フィアー(1962年製作の映画)

3.5

2020/4/18
ロバート・ミッチャム演じるマックスの執拗さに、冤罪の可能性をチラッと考えたほど。が、どうやら正真正銘の逆恨みだったようで、こんな人に絡まれたら本当にどうしようもない。ただ、善側であ
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或る終焉(2015年製作の映画)

3.5

2020/4/12
淡々と映し出されるのは、ティム・ロス演じるデヴィッドが終末期患者を看護する姿。相手を過剰に労わることなく、必要な仕事を的確にこなし、ただただ静かに患者と寄り添う。その姿勢に患者は心
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アバウト・タイム 愛おしい時間について(2013年製作の映画)

4.0

2020/4/11
始めのうちは、思い描いた時に好きなように戻れるなんて良いな、と思っていたけれど、徐々に1日の重み、1日のかけがえのなさを思い知る。それが顕著に表れているのが、ティムが同じ1日を繰り
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間諜(1937年製作の映画)

3.0

2020/4/11
82分という短さにも関わらず、ドイツにイギリスにフランスと様々な国が入り乱れる。ヴィヴィアン・リー演じるマドレーヌも、表の顔は衣装店のマダム、裏の顔は間諜という危なっかしくも魅力的
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ヒトラーを殺す42の方法(2015年製作の映画)

3.5

2020/4/5
実映像と再現映像を織り交ぜて描かれる、42件ものヒトラー暗殺計画。頓挫した計画も多々あるけれど、計画が実行されたにも関わらず、偶然に偶然が重なって命拾いするヒトラー。彼自身が吹いてい
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凡ては夜に始まる(1960年製作の映画)

3.0

2020/4/4
バスタオル1枚で逃げ回ったり、酔っ払って大声で歌ったり、社長の葬儀で号泣してみたり、ケイティ演じるシャーリー・マクレーンがとにかく可愛い!彼女が醸し出す天然っぷりは、全くもって文句な
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永遠に僕のもの(2018年製作の映画)

3.0

2020/3/29
目が眩むほどの美形ではないけれど、カルリートスのぽってりとした唇が艶めかしく、何とも言えない色気がある。そして、童顔の可愛らしさの中に得体の知れない狂気が潜む。が、特別な殺人願望が
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あなたの名前を呼べたなら(2018年製作の映画)

3.5

2020/3/29
カーストが根強く残っていることもあり、本作のような身分違いの恋は皆無に等しいのだと思う。が、アシュヴィンがとにかく優しく、ラトナの笑顔がとびきりに可愛い!そんな二人が微笑ましく、二
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新聞記者(2019年製作の映画)

3.5

2020/3/21
実際のあの事件を思わせる問題が取り上げられ、それだけでも現政権に「NO!」を突き付けているのが分かる。が、結局のところ、松坂桃李演じる杉原の心の揺れを追うだけで、改めて思い返すと単
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.5

2020/3/10
半地下の住居に暮らすキム一家が、とんとん拍子に裕福なパク氏に寄生していく様が面白い。あまりにも人を疑わないパク氏の奥さんに、観ているこちらが不安になってしまうほど。が、中盤までは貧
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たちあがる女(2018年製作の映画)

3.0

2020/2/1
チラシのほのぼの感とは裏腹に、なかなかの過激映画。そして、合唱団の講師とは思えないほど、ハットラのサバイバル能力が凄い!が、彼女の信念は分からなくもないけれど、どうしても暴力で訴える
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愛がなんだ(2018年製作の映画)

3.5

2020/1/26
マモちゃんは狡い人で、テルちゃんは残念な人だと思う。が、そんな一言で二人を切り捨てることは出来ない。気を遣われすぎると距離を置いてしまうマモちゃんの気持ちも、好きすぎて「私でいいじ
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くちづけ(1957年製作の映画)

4.0

2020/1/22
増村保造監督のデビュー作。拘置所での出会い、バイクの二人乗り、海水浴にスケートにダンスパーティ。目まぐるしく場面が変わり、たった2日の出来事とは思えないほど。が、性急さは疾走感とな
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孤狼の血(2018年製作の映画)

3.5

2020/1/18
昭和63年、暴対法成立前の広島。大上演じる役所広司を始め、警察側もヤクザ側もハマリ役が多め。中でも、嵯峨演じる滝藤賢一の姑息さ、五十子演じる石橋蓮司の存在感はさすが。原作が好きすぎ
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僕たちは希望という名の列車に乗った(2018年製作の映画)

4.0

2020/1/13
1956年、ベルリンの壁が出来る前の東ドイツ。高校生の彼らが行ったのは、ハンガリー市民に対する2分間の黙祷。が、ソ連の影響下に置かれた社会主義国家では、ただそれだけが重大な反逆罪と
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カツベン!(2019年製作の映画)

4.0

2020/1/8
音のない活動写真に声で彩りを添える活弁士。ちゃんと話の筋を追っているものとばかり思っていたけれど、映像を勝手に解釈しているのが楽しい。そして、俊太郎と梅子ちゃんの恋愛と、靑木館とタチ
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仁義なき戦い(1973年製作の映画)

5.0

2020/1/5
辰兄への哀悼の意を込めて再見。やっぱり、オープニングの音楽を聞くだけで、ドキドキワクワクが止まらない。そして、何度観ても傑作だとしみじみ思う。決して褒められた世界ではないけれど、今に
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サスペクト 哀しき容疑者(2013年製作の映画)

3.5

2020/1/5
2020年の初鑑賞映画。女性リポーターの動機が弱い気はするものの、アクション映画としては全く以て申し分なし。特にカーチェイスのシーンが楽しくて、これまでに観たことのない逃亡劇がチラホ
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