bさんの映画レビュー・感想・評価 - 39ページ目

男たちの挽歌 II(1987年製作の映画)

4.2

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物凄いB級な脚本とそれを吹き飛ばすスローモーションとキメ画連打の圧倒的なアクション(!)クライマックス銃撃戦の異常な物量(!)。

ドリームキャッチャー(2003年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

クソガキの頃、深夜のテレビで観て以来トラウマになっていた作品。タイトルは忘れていてようやく突き止め再鑑賞。
やはり自分はスティーブン・キングの友情描写がツボでかなり好き。それは自分の知ってるものに近い
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不思議惑星キン・ザ・ザ(1986年製作の映画)

4.1

ソビエト社会や体制への批判が込められた映画でありながら本国では大ヒットしたらしいが、今の日本だと考えられない....絶望的。

ヘイトフル・エイト(2015年製作の映画)

3.7

ワンショットに全員を納めて見せてくれないのでそこに何人いるのか混乱する。一番の嘘つきはタランティーノ本人。

人肉ラーメン(2009年製作の映画)

3.0

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これまで人肉クッキングでは色んなものがあった、人肉ソーセージ、人肉饅頭、人肉パイ....etc.
そして遂に人肉ラーメン。
殺し方のバリエーションは見たことあるようなのしか出てこないけど、食材を調理
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4番目の男(1979年製作の映画)

4.0

あらゆる二項対立を突き崩していくストーリー
渾然一体の世界観、人間観こそ一貫したバーホーベンのテーマ
本当に信用出来る人

キャロル(2015年製作の映画)

4.0

絡みの描写は「通常」の恋愛映画でも必要不可欠ですが、LGBTの恋愛映画だからこそ絡みの描写があるのは大事だし、ちゃんと裸を映すのは大事な事です(不純な気持ちからではありません大事なのです)。
ルーニー
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肉体の悪魔(1971年製作の映画)

4.2

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享楽的でとち狂ったお祭り騒ぎ
キリスト教の教義に反する欲望や快楽を発散する場面こそ、人間的な悦びに満ちている
恐ろしげに描かれる神父を吊るし上げる場面もそうなのは言うまでもない

ヒドゥン(1987年製作の映画)

3.8

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世界設定が我々の住んでる世界の延長線上にあるようなSF、つまり我々の世界にガジェットやエイリアンなどの少ない非日常要素を加えることで出来てるSFが好き。なので本作もとても良い。ただ、もう少しガジェット>>続きを読む

クジョー(1983年製作の映画)

3.5

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自分は狂犬病じゃなくても犬には勝てない、柴犬にも負ける気がする

大型犬セントバーナードというのが絶妙なサイズ感。デカいけど成人済みの人間のオスなら素手でもなんとか頑張れば殺れそうな大きさ。女子供だと
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この広い空のどこかに(1954年製作の映画)

3.6

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若者が上の世代に考え方が古いなぁと嘆いているが、いつの時代もジェネレーションギャップは埋まらないなぁとか思いつつ、なんか皆結局良いひと。ほんわかする。分かりやい脚本もそんなに嫌じゃない。

男たちの挽歌(1986年製作の映画)

3.4

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『英雄本色』

男同士のBL寸前のホモーソーシャルで"アツい"関係を独特の美意識で描いた香港ノワール

細かいツッコミどころなど沢山あるが、それを蹴散らしながら突き進む感じが正しくB級的。
映像自体は
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アンチクライスト(2009年製作の映画)

4.0

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今まで見た映画の中で一番森を不快に描けている。
アンチクライストを謳いつつSEXが気持ち良く無さそうなのはこれいかように。

フェリーニのアマルコルド(1974年製作の映画)

4.2

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数作しか観ていないながら自分のフェリーニのイメージは狂騒とか祭感だったので、本作はまさにフェリーニ的な作品に感じた。そういう場面だけ羅列してみましたという感じで楽しい。多幸感。

ミリオンダラー・ベイビー(2004年製作の映画)

4.4

ロッキーがあるからこそこの映画がある。色んな意味でカウンターパンチを喰らわせられる。それまで培って来た闘志の強さが深い深い絶望に変貌する。人を殴って来た拳は自分を痛めつける。
「報われない努力は努力で
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バッド・ルーテナント/刑事とドラッグとキリスト(1992年製作の映画)

3.8

主人公のアウトロー感や宗教色の強い内容からスコセッシをイメージする方が多いのも納得。しかし、スコセッシとは根本的に違うのは主人公が反省してしまうところ。スコセッシ作品にある、ある種のタフネスさというか>>続きを読む

ミート・ザ・フィーブルズ/怒りのヒポポタマス(1989年製作の映画)

4.5

★☆暗黒セサミストリート☆★

ヤられた。サウスパークの発想をより突き詰めたようなことを89年の時点でヤっていた(!)。だから、チーム★アメリカに近い。
どれだけ過激な表現でも可愛い動物のパペット(着
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ハピネス(1998年製作の映画)

4.3

トッド・ソロンズの人物の捉え方は肩入れせず突き放しもせず一定の距離を保っている。そこが現実のパロディとしてのブラックコメディとしてトッド・ソロンズが優れている点かなぁ。 
結局人は他人の不幸に興味はな
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アクアマン(2018年製作の映画)

3.3

SWやバーフバリ、LOTR、インディ・ジョーンズさらには戦隊ヒーローものまで彷彿とさせる内容なので一部の人にウケてるのも納得。

既視感のせいか見せ方の問題か映像がB級映画みたい。音楽、カメラワーク、
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大人は判ってくれない(1959年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

トリュフォーは画面の中でどう物体を動かせば観客に視覚的に快楽を与えられるか熟知している。アニメーションを見ている時のような気持ち良さに近いが、しかしやはり実写ならでは。