codaさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

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クワイエット・プレイス(2018年製作の映画)

3.8

設定と間のとりかたが上手。
来ると分かってるのを待ってる時間に
一番苦痛を感じる。
何かが起こるシチュエーションを
畳み掛けてくるので終始気を張る。
ただグロかったり痛さだけを追求した
パターンとは違
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ハクソー・リッジ(2016年製作の映画)

4.8

デズモンドさんが格好良すぎる。
もう一人だけ助けたいと神様に祈り
ながら何度も戻るのが凄い。
咄嗟の機転がきくところも、銃を拒否
するくせに生身で立ち向かうのも、
命を救うのに区別しないのも凄い。
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クレイマー、クレイマー(1979年製作の映画)

3.5

現在とは社会状況が違うので比較が
し辛いけど、シングルファーザーは
当時大変だったんだろうなと思う。
ビリーとお父さんとの関係が深まる
過程をもう少し見たかった気がする。
メリル・ストリープとホフマン
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きっと、うまくいく(2009年製作の映画)

4.5

ファニーに笑えるし、all is wellは
耳に残って口ずさんでしまう。
観終わって前向きになれる作品。
ランチョーの小学校は現実に欲しい。
3時間は長いので一気に観るのは少し
疲れるけど、逆に長い
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戦火の馬(2011年製作の映画)

4.5

めちゃくちゃ良い映画だった。
大筋のストーリーもゴールも予告で
大体分かるのに感動させられる。
終盤の鉄条網に絡まったジョーイを
助けるシーンが最高だった。
戦争の両側にいるのは同じ人間だと
スピルバ
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ダウンサイズ(2017年製作の映画)

3.2

始まりのワクワク感と比較して、
後半の尻窄み感が半端ない。
あと中だるみもした。
設定は凄く面白いし、話の着地点が
読めないからこそ期待してたけど、
途中から青い鳥症候群的な方向性に
なってとても残念
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バッド・ジーニアス 危険な天才たち(2017年製作の映画)

3.7

とりあえず金持ちの息子と彼女が
ウザいけどこの世の縮図かな。
パラサイトの韓国もそうだったけど、
もはや日本の受験は平和だと感じた。
秀才二人の対称性が面白かった。
コンゲームとしてはまずまず。
オー
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未来を花束にして(2015年製作の映画)

3.7

変革後の世界を自分は見れないのに
命を賭すってすごい覚悟。
モードの「ないと思ってたから意見は
ない」という台詞が印象的だった。
法律も人が作ったものだから100%の
正解では全然無くて、100年後は
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ビリーブ 未来への大逆転(2018年製作の映画)

4.8

これはめちゃくちゃ面白かった。
一つの社会変革を知れる機会。
現代では当たり前な物事が当たり前で
は無かった時代に、勇気ある人達が
一つずつ変えてきたんだと感動した。
法学的素養が自分にもっとあれば、
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ロボコン(2003年製作の映画)

4.2

こうゆう子らが世界の色んな物を
作っていくんだなと感心した。
「自分のやりたいことに意志を感じ
 ます」の解説が良かった。
各学校の色んなアイデアが面白くて、
勝敗以上にそこを称えるのも良い。
一番は
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フロントランナー(2018年製作の映画)

3.8

不倫ゴシップは本当にどうでもいい。
ゴシップ記者は虚しくならんのかな。
政治手腕と全く関係ないネタのせいで
有能な人が落とされるのは勿体ない。
でも不倫のイメージ破壊力は凄い。
他人の恋愛はほっときゃ
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海獣の子供(2018年製作の映画)

2.0

始まりは知らない世界が広がっていく
ようなワクワク感があった。
けど、後半がひどくつまらない。
賢そうな言葉を意味ありげに並べて
結局どこにも帰着しない、絵と音だけ
は悪くないタイプ。
黒いおばちゃん
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ブレードランナー 2049(2017年製作の映画)

3.7

レプリカントKやホログラフがまるで
人間みたいな欲望を持つ点が面白い。
奇跡の話も興味深くて、ホモデウスや
オリジンに通じるものがある。
ただし、前作と同様に映画としては
淡々としていてテンポも良くな
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シュガー・ラッシュ:オンライン(2018年製作の映画)

4.2

Disneyのコネを使いまくる感じ良し。
エンドロールのオマケ映像が最高。
予告の映像が本編に出てこないのは
悲しいよね、Marvelさん。
暗い側面にも焦点を当てるのが良い。
ネットには人の醜い部分
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シュガー・ラッシュ(2012年製作の映画)

4.0

Disneyは大人が観ても楽しめる位、
面白い作品が多くて良い。
キャラクターに感情移入させるのも
上手だし、起承転結もしっかりあって
見終わった後の爽快感もある。
ストリートファイターとかマリオとか
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THE GUILTY/ギルティ(2018年製作の映画)

3.6

予想とは違ったけど面白かった。
目の前にいる相手のことも分からない
のに『聴覚だけ』は難易度高い。
断片的な情報のミスリードと思い込み
を避けようと思っても避けられない。
ずっと一つの場所で電話してる
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メン・イン・ブラック:インターナショナル(2019年製作の映画)

3.7

個人的にこのシリーズで一番良い。
気楽に観れる感じなのは変わらず。
超便利特急列車を現実にしてほしい。
せっかくのラグナロクコンビだから
MARVELイジリがもっと欲しかった。
主役の2人も良かったけ
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X-MEN:ダーク・フェニックス(2019年製作の映画)

3.7

思いのほか悪くはなかった。
ジーンがテーマだったから初期3部作
の3と被っていて少し混乱する。
Xmenを観ているとマイノリティの話
が浮かんで物悲しい気持ちになる。
J・ローレンス版ミスティークには
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アリータ:バトル・エンジェル(2018年製作の映画)

4.5

キャメロンを信じるべきだった。
続編やったら絶対に観に行く。
軽く観れるアクション映画のつもりで
観たら細部まで作り込まれてて、
気付いたら真剣に観てた。
FF7みたいな世界観が最高だった。
ダマスカ
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名探偵ピカチュウ(2019年製作の映画)

3.6

力を抜いて楽しめるのが良い。
緑と赤のポケモンをゲームボーイで
やってた頃を思い出せた。
あの頃に一緒に旅してたモンスターが
パートナーの世界はワクワクする。
全体的に体毛がフカフカしてた。
カビゴン
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ユダヤ人を救った動物園 アントニーナが愛した命(2017年製作の映画)

3.8

もっと印象に残る展開が欲しかった。
緊迫感、緊張感も少し不足気味。
良い映画ではもちろんあるけれど、
引き込まれるほどではなかった。
ルーツみたいな人間はよく描かれる
けど、イライラさせられる。
頭の
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ジュディ 虹の彼方に(2019年製作の映画)

4.2

凡人と天才はどちらの方が幸せか?
生活力皆無で理屈の通じないジュディ
に対して、ショーの客と同じように、
才能だけあってもと蔑みも覚える。
でも天才の輝きは凡人には不可能。
最後10分間のジュディの鮮
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ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)

3.5

白人と黒人の確執については正直、
コメントし辛いが、1つの種(人間以外
も含む)が他の種より優れているという
考え方は事実として間違ってる。
嫌いな人とか集合、団体なんて腐る程
あるけど、暴力に発展す
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ミスト(2007年製作の映画)

1.5

ホラーといえるほど怖くない。
スプラッタといえるほどエグくない。
モンスターパニックとしても半端。
極限状態の心理にも納得感はない。
宗教的な中盤の流れが気持ち悪い。
ラストを見るために、預言者の演説
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スキャンダル(2019年製作の映画)

4.2

予告のbad guyが凄く雰囲気に合って
たのに、本編で流れずに残念。
メーガンが声を上げようとした時の、
仲間の反応が一番リアルだった。
目立つ人らは退職しても十分に裕福。
周りの人達は生きるために
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蜘蛛の巣を払う女(2018年製作の映画)

3.5

原作を読んでいると物足りない。
原作知らないと情報が足りない。
前作観てるとスケールダウン感あり。
いずれにせよ、このシリーズはもっと
面白いのにと思ってしまう。
今回も面白くないわけではないけど、
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1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

4.5

腰の引けていた前半から一転して、
任務が使命に変わってからのスコの
表情の変化が凄かった。
予告の爆走シーンも本編で観たら
伝わる気迫が全然違っていた。
歌の持つ、心を癒す力に感動した。
映画として意
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ザ・ピーナッツバター・ファルコン(2019年製作の映画)

4.8

街中でたまたま入った定食屋さんが、
凄く美味しくて得した気分に似てる。
登場人物に温かい人達が多くて、
見終わった後に優しい気持ちになる。
あとカントリーの曲がとても合う。
手作りボートで川下りは楽し
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

2.5

展開は飽きないので観れはするが、
現代社会に対する問題提起側面を
評価したとしても、尚気持ち悪い。
学歴偏重主義かつ視野の狭い母親も、
尻軽な娘も、正義面した父親も、
他者を嵌めてでも入り込む家族も、
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9人の翻訳家 囚われたベストセラー(2019年製作の映画)

3.8

ミステリーとしてそこそこ面白い。
複数カ国語話せるのは凄いと思う。
飛び交ってるのが何語かも分からん。
でも123の数え方くらいなら、国が
大きければ知ってても不思議はない。
whoとhowは個人的に
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翔んで埼玉(2018年製作の映画)

3.5

日本は平和な国だなと思える作品。
はじめのうちは地方ネタも笑えるけど
正直段々と飽きてくる。
ただここまでB級に振り切れていると
それぞれの演技でクスリと笑える。
はなわの歌が一番面白かった気が。
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リチャード・ジュエル(2019年製作の映画)

4.2

イーストウッド監督のメディアマンと
しての矜恃を感じる作品が続く。
お母さんの息子を思う台詞や演説に
感動して思わず涙が出た。
ナディアの聡明さと優しさも大切。
映画も情報という前提で、加速する
情報
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

5.0

2020年一番良かった映画じゃないか
と思ってしまうほど素晴らしかった。
ワイティティ監督に脱帽。
情報に踊らされた視野狭窄状態の戦争
を見て、虚しさがこみあげた。
リルケの詩の素晴らしさと自由を象徴
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イントゥ・ザ・スカイ 気球で未来を変えたふたり(2019年製作の映画)

4.5

アメリアの勇敢さと行動力は必見。
こんなにハラハラさせられて、思わず
拳を握ってしまう映画だとは。
グレーシャーのラストの機転や科学者
は言葉を大事にするって台詞も良い。
今、当たり前に享受している物
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動物農場(1954年製作の映画)

4.2

これは原作者ジョージオーウェルの
従軍した戦争やその背景を知れば、
さらに意義を感じるタイプの映画。
「1984」も同様の全体主義的な
ディストピアでどこかの国のよう。
資本主義、民主主義が揺らぐ今だ
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平成狸合戦ぽんぽこ(1994年製作の映画)

4.2

可愛いたぬき同士の縄張り争いかと
思っていたら、環境破壊問題だった。
人間にとって古いけれど、新しい、
これからもずっと新しい問題。
今更、捨てられない生活もあるけど、
今以上でなくてもいいものもある
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