子供の頃はみんなあった。
自分の理解を越えた遠い物に対する、願い、憧れ、祈り、恐怖。
噂話だったり、都市伝説、宇宙、etc、、、
沢山。
大人になると色々な事が分かってくるので、
遠くの祈りより>>続きを読む
原作がまず好き。
過去に舞台化された作品も観に行き憤怒した記憶あり。
で、今回の映画版『ヒミズ』。
劇場で観て、最近Blu-rayを購入したのでレビュー。
誰しもが言うように、主演二人の表現力。>>続きを読む
後輩の薦めで観賞。
設定はタイムリープ物としてよくある。
なんだか終始、物語の上澄みをリフレインしている印象。
もっとドラマチックにする演出が他にあるんだと思う。
好きじゃない。
大人がアホな事を全力投球で振りきると、結果アリになるお手本映画。
とんでもなくアホでくだらない事は間違いないが、えも言われぬ生命力やエネルギーがそこには確かにある。
残念ながら最近の邦画にはこれは>>続きを読む
本日。
新文芸坐にて改めて『ホビット』三部作を一気観賞。
三作目。
一気見なので、満席の客席も疲労の色が見えてくる。
それに乗っかる様に、ドワーフの王、トーリンオーケンシールドの気の触れたマクベスの>>続きを読む
本日。
新文芸坐にて改めて『ホビット』三部作を一気観賞。
二作目。
とにもかくにも『はなれ山の竜』、スマウグに尽きる。
初見の劇場公開の時は3D上映で、ビルボが一歩でも動くと金の山が崩れる、動かな>>続きを読む
本日。
新文芸坐にて改めて『ホビット』三部作を一気観賞。
一作目は、より『ロードオブザリング』の系譜を濃く残してると思う。
受け入れられない存在との分かち合い、とでも言いましょうか。
例えばビルボにと>>続きを読む
主人公が、父の遺したテープの歌手をルーマニアに訪ねるロードムービー。
殆どの出演者が実際のジプシー。
フィクションだが、限りなくドキュメントに近い風土や人間性、音楽に触れられる。
特筆すべきは中盤>>続きを読む
白人と黒人。信仰と性。おっさんと女。
お互いに相容れない神を持つ、エキセントリックな二人の出会い。
罪や赦し、愛にいたるまでの自分の認識が揺さぶられる映画。
昨年は映画の当たり年だったと思う。
『マミー』『マッドマックス』『バードマン』等など。
劇場で今までにない衝撃を受けた映画が次々に観られた。
で、今作もその1つ。
ミッション~シリーズは、パート2で>>続きを読む
ーー王女だって一人の女性である。
これがこの作品の劇的さの全てだと思う。
冒頭。ニュース映像で王女の公人としての美しく気品に溢れた印象をしっかり与え、
直後、舞踏会の接見シーンで隠れたドレスの中で疲>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
韓国ノワール物と呼ばれる映画は好きで割りと観ているのですが、今作は友人の強いプッシュがあって。
ーー女七人の友情を描いた感動の韓国映画。
んん。正直、この触れ込みでは私全くモチベーション上がらんか>>続きを読む
映画を観る上で、私の中で1つの法則があります。
どーでも良いですが、『髪結いの亭主理論』と自分では言ってます。
そりゃ何かと言いますと、
若い頃観た映画を詰まらなく思いつつ、でもずっと少しだけ気にな>>続きを読む
トーキー嫌いのチャップリンが始めてスクリーンで『声』を発した映画。
ラスト近くの『テキトー語』でその場を切り抜けるシーンは映画史に残る名シーン。
チャップリンの声も聴けるし、まぁ最高でしょう。
マリリン・モンローはセクシーな事は勿論のことながら、その何倍も可愛いらしいから、チャーミングだからあれだけ魅力的なんだと思う。
みんな好きになっちゃうんだと思う。
『みすたーぷれじでんと』、なんだと思>>続きを読む
脱獄映画の最高傑作。
モノクロの埃っぽい映像の中に響く甲高いあの音が、たまらない緊張感とリアリティを生む。
あと、仲間のイカつい男がだんだんと三島由紀夫に見えてくる。
これはショーン・ペン主演のアメリカンニューシネマと言っていいと思う。
希望と失望の繰返し。
誰だって日々感じる事だ。
チャップリンがかたくなに拒んでいた完全フルトーキー映画。
後期のチャップリンは『説教くさい』と敬遠する方もいますが、私は大好き。
人が誰かの事を大切に思い立ち上がる、と言うのはやはり映画を観る上で>>続きを読む
『NoOtherLove』の旋律と、
男二人の切実で不器用な関係がたまりません。
エイミーアダムス、フィリップシーモアホフマンもとんでもなく素晴らしいけど。
何せ、ホアキン・フェニックスの歪んだ>>続きを読む
大林宣彦はやっぱり凄い爺さんだ。
冒頭から時系列無視、イメージ、台詞、歴史的事実。錯綜しまくり。
このむちゃくちゃにスピーディーかつ膨大な情報量に圧倒される。
が、観客はそこから少しずつ浮き上がって>>続きを読む
主人公のおばはんが、地元の先輩のふじ子さんにしか見えん。
まぁ、それはいいとして。
まず、代筆屋とそこを尋ねる少年と言う設定が現代日本では成立しない劇的さを放つ。
おばはんは只のおばはんだと思って>>続きを読む
生まれて始めて映画館で観た洋画。
昨年末。
スター・ウォーズフォースの覚醒を公開二日目に劇場に観に行った。週末の日中だったので、満席の客席にはちびっ子達も沢山来ていた。
上映中、近くの席に座ってい>>続きを読む
17歳。
主人公が少女から大人に変容するアイドルタッチの映画は星の数ほどある。
けど、この映画の凄いのは、回りにいる人間達も同じ時間生き、主人公と同じく変容しているのを描いているからだと思う。
松本監督の作品は全て拝見していますが、この作品だけが突出した傑作だと思う。
『大日本人』と言う存在の焦らし加減や、
ニュース映像での説得力。
実際の戦闘シーンはやはりCGの安っぽさはあるにはあるけど>>続きを読む
ファンタジー部分の演出が、演劇的長所と映画的長所が入り交じりおもしろい。
ドロシーとアリスの姉妹。
うんファンタジーやね。
バカップルの愛の深さをナメたらあかん。
ラストは爆笑泣き、と言う他に類を見ないカタルシス!!
全くよくできたミステリー映画。
相変わらずのチャカチャカしたウディアレンと、アレン映画久しぶりのダイアンキートンとの掛け合いがおもしろい。抜群。
物語の進行と共に少しずつ変化していく人間関係。それ>>続きを読む
1月17日。
阪神淡路の震災を経験した二人の主人公が、15年目の朝を向かえるまでの物語。
誰でもその人にとって愛おしい人がいる。
失って気づく事もきっとあるし、時間がずいぶんと経ってから気づいてしま>>続きを読む
シャルロットゲンズブールってなに考えてるのか全然分からない。そこがいい。
マラヴィータで息を吹替えしたかに見えたリュック・ベッソンが再び事切れた今作。
凡庸の名を欲しいままにしている今のベッソンに脳の世界を語る資格はないと私は思いました。心から。
この映画を東京国際映画祭で観た。
自慢じゃないがロバート・デ・ニーロが登壇した時。⬅自慢。
デ・ニーロの横には、若い気の強そうなアマゾネスみたいなパートナーがいた。
時の流れを感じた。
でも、映画は>>続きを読む