クルードスさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

クルードス

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ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド ゾンビの誕生(1968年製作の映画)

3.8

現代ゾンビ映画の原点。久し振りに再観賞。

最初に出てくるゾンビが少し小走りだった場面が笑えた。走るゾンビの先駆け(笑)

中盤は密室劇ディスカッションドラマ要素が強くてゾンビが出てこなくなるが、緊張
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アンコール!!(2012年製作の映画)

3.5

皆の輪の中に入っていけない。
意固地になって謝る事が出来ない。
皆に愛された奥さんとは対照的な、頑固じいさんの物語。

逝ってしまった奥さんに「楽しめるよう力を貸してくれ」というのが印象的。
楽しむ事
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灼熱の魂(2010年製作の映画)

3.5

母の遺言に従って、死んでいたと思っていた父と存在も知らなかった兄を探す物語。

たまたまこの映画を知って、監督がドゥニ・ヴィルヌーブだった事もあり、気軽に観賞したが衝撃のラストは重かったなあ…。

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マン・ダウン 戦士の約束(2015年製作の映画)

3.0

あらすじを読んで近未来SFなのかなと思ったら、もっと現実的で重い話だった。

最後にPTSDについてのテロップが流れるが、主人公がダメになる本当のキッカケを考えると、これはPTSDなのかな?と感じた。
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クリード 炎の宿敵(2018年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

前作が大好きなので、かなり期待していたが残念ながら前作程は乗れず…。

「親子」がテーマなのは分かったが、ボクシングの練習と試合、3人それぞれの家族模様。
前作と同じ話をやってもしょうがないし、新しい
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ザ・ボーイ 人形少年の館(2016年製作の映画)

3.9

これは面白い。
全然知らなかったけど、フィルマークスでレビューを読まさせていただいて面白そうだったので観てみたら掘り出し物でした。

序盤から中盤の静かながら不気味な雰囲気も良かったし、中盤以降に展開
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パラノーマン ブライス・ホローの謎(2012年製作の映画)

3.0

KUBOが好きなので、同じスタジオライカの作品という事で観賞。
まさかのゾンビもの?と思って見てたら、マイノリティや異端者にやさしい映画だった。

クレイアニメとは思えない動きや映像はさすがライカとい
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サスペリア(1977年製作の映画)

3.8

十数年前にDVDを購入したものの、その間に1度しか観賞しなかったので、昨年手放してしまった。
その後に本作のサントラを担当するGOBLINのライブに行ったらまた観たくなり、DVDを手放した事を後悔しな
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ミスティック・リバー(2003年製作の映画)

3.4

あの時もしこうしてたら人生はどうなってたのかな、という事は誰でも考えるかもしれないが、それが後々の人生をメチャクチャにされてしまう程の出来事だったらどうなのか?

被害者は一生苦しむだろうし、それを間
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パディントン 2(2017年製作の映画)

3.9

前作も面白かったが、クライマックスのアクションも、伏線回収の見事さも更にパワーアップしていて面白かった。

とは言え、まさかお父さんのヨガまで伏線回収するとは思わなかった(笑)
個人的にはあそこが一番
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パーティで女の子に話しかけるには(2017年製作の映画)

2.8

スゲー変な映画(笑)
SFと恋愛かと思ってたら、かなりガッツリとパンクが絡んでた。

変なのは全然オッケーだけど、もうちょっときれいにまとめるか、もっとブッ飛んだ方向にするかどっちかの方が面白かったか
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戦場のピアニスト(2002年製作の映画)

4.0

昔テレビ放映時に観たが、今回再観賞。

前半、ユダヤ人に対して、持てる現金の上限を決められ、腕章をつけさせられ、ゲットーに入れられたりと状況がどんどん悪くなっていくところは、一緒に参加させられているよ
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愚行録(2017年製作の映画)

3.5

他人なんて実際は何を考えて、どんな人生を背負ってるかなんて簡単には分からない。

内部の人間による薄っぺらでクズっぷり全開な場面全てに虫酸が走った。
プールでパーティーしてる場面なんか、本当に最低(か
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ブリグズビー・ベア(2017年製作の映画)

4.3

自分が好きなものを否定する権利は誰にもない。
それを周りからバカにされたり、冷たい目で見られた事が1度でもあるなら刺さる映画。

「好きな事を否定されてもめげずに目的に向かう映画」にすると、否定する側
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アバウト・タイム 愛おしい時間について(2013年製作の映画)

3.3

タイムリープの矛盾や、主人公の中盤くらいまでのやりたい放題な感じにあまり乗れず、途中で観るのを止めようかと思ったが最後まで観て正解だった。

同じ1日を2回過ごすくだりがとても良かった。

結果が分か
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イントゥ・ザ・ストーム(2014年製作の映画)

4.0

手に汗握るディザスタームービー。
89分とコンパクトなのに、見せ場も多いし人物もしっかり描いてるし、面白かったー!
タイトルと内容がピッタリ合ってる。

竜巻の激しい映像も話が進むにつれて、どんどん凄
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グエムル -漢江の怪物-(2006年製作の映画)

3.0

冒頭、河原で怪物が暴れるところで、おおー!となったが、残念ながらそこが一番良かった…。

主人公は頭が悪い設定だったが、それがあまり効いてないような…。
物語中の成長も特に感じないし。
もっとタイトに
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嫌われ松子の一生(2006年製作の映画)

3.0

評判がいいので期待していたが、残念ながら自分には合わず…。

不幸な一生でもCGやミュージカル風にしてポップで観やすくしてるのかもしれないが、個人的にはその演出のせいでより悲惨に見えてしまった。

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パディントン(2014年製作の映画)

3.7

序盤ではイギリスっぽい下品な笑いの映画なのかなと思っていたが、話が進む程にほっこりさせられながら笑えてきた。
ミッションインポシブルのパロディも楽しい。

コメディらしく本当の悪人は出てこず、安心して
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ナイトクローラー(2014年製作の映画)

3.9

面白かった!

主人公は仕事がなくてパパラッチを始めるが、観ていると実は優秀な人だと分かる。

最初は「もっといい仕事に就ける人なんだろうけど、機会に恵まれず気の毒だなあ」と思って観てたが、人を人と思
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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q(2012年製作の映画)

3.8

今回、新劇場版を一気見したが、これが一番面白かった。

前二作は新キャラやちょっとした改変に留まっていたが、旧作をリメイクするならここまで変えてこそだと思う。

とは言え、映画が始まった時は作画も話も
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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破(2009年製作の映画)

3.5

旧作の殺伐とした印象とは違い(あれはあれで良かったが)、登場人物達の人間らしい心の動き。
何かをしてもらって、それを返そうと何かをしてあげたくなる。
特に料理のくだりはほっこりする。

そこが良かった
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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序(2007年製作の映画)

3.2

旧作は劇場でも観ていて、新劇場版もそのうち観ようと思っていたら、もう10年以上経っていたが、今回一気見。

ヤシマ作戦は分かっていながらもやっぱり上がる。
作画の迫力はかなり上がっていて好印象。

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哀しき獣(2010年製作の映画)

3.2

銃がほとんど出てこず、刃物メインの戦闘シーンはとにかく痛そう…。

キム・ユンソク演じるミョンが強すぎ!
スイートルームに攻めこまれても、返り討ちにする場面はカッコいい。

主人公のグナムが検問に引っ
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湯を沸かすほどの熱い愛(2016年製作の映画)

3.5

宮沢りえが演じる主人公の双葉は、実のところ繋がっていない関係が多いのに、誰に対しても母親のような強い愛情で接する。

血が繋がっているかというよりも、相手の事を思いやって関係を築いて繋がれるかが大切と
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コラテラル(2004年製作の映画)

4.0

やりたい事はあるのに言い訳ばかりで一歩踏み出せないタクシー運転手と、毎日命懸けで生きている殺し屋の物語。

豪華なキャストの割にはB級感満載で色々と粗のある話だが、人生は短いんだから、後悔しないように
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ヘイトフル・エイト(2015年製作の映画)

3.0

そこそこ面白かったけど、ちょっと長かったかな…。

連行される女性犯罪者を演じるジェニファー・ジェイソン・リーは強烈で一番インパクトがあった。
あとエンニオ・モリコーネの音楽は本当に素晴らしかった。
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アイヒマンを追え! ナチスがもっとも畏れた男(2015年製作の映画)

3.6

バウアー検事長の執念によるアイヒマン逮捕の物語。

ドイツは過去の歴史としっかり向き合ってるイメージだったが、1950年代後半当時はまだそんな状況にはなく、連邦局にまで普通にナチの残党がいて色々妨害し
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風立ちぬ(2013年製作の映画)

2.0

賛否両論ある映画のようで、絶賛してる意見にも色々と目を通したが、残念ながら自分は乗れなかった。

宮崎駿が最後に自分のやりたいように作った話だから、賛否両論も折り込み済みなのでしょう。
でもこんな大衆
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ミスミソウ(2017年製作の映画)

3.0

リーダーっぽい人物の嫉妬から始まって、どんどん周りが暴走して凄惨ないじめや事件にまで発展していく様は、集団心理としてはあり得るのかなと感じた。

残酷描写も全て容赦なく、本当に痛そうに見えた。

でも
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アイ, トーニャ 史上最大のスキャンダル(2017年製作の映画)

3.8

出てくる人物がみんなバカでクズで、酷い話だなあと思って観てたが、中盤辺りは完全にコメディ。
あれが作り話じゃない事に逆にビックリする。

襲撃後に犯人が逃げる際に、ドアを頭で叩き割るところは本当に笑え
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勝手にふるえてろ(2017年製作の映画)

4.0

何とも可愛らしく、いとおしい映画で楽しめた。

何と言っても松岡茉優が素晴らしい。
妄想癖はあるが、その辺にいそうな女の子を好演。
1つずつ挙げていったらキリがない位、日常の所作がリアルに感じられて上
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ウインド・リバー(2017年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

過去に辛い思いをしながらも、頼りがいのある優しい人物をジェレミー・レナーが好演。素直にカッコよかった!
逃げる犯人は最後までクズで、それを叩きのめすところは、勧善懲悪モノにも見える。

話のテーマが重
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トレーニング デイ(2001年製作の映画)

4.0

新しい職場や環境のデビュー初日って、期待感、不安、気負い、戸惑い、緊張があって気疲れで1日が本当に長く感じる。

そんな長い1日を描いた新天地パニックもの。

転職先がブラックだったら、この映画みたい
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渇き。(2013年製作の映画)

3.9

好みが分かれる映画だが、個人的には好き。
娘を探すミステリーだと思って観ると、期待外れになりそう。

とにかく役所広司が良かった。
ここまでアナーキーで振り切れているキャラだと、逆に笑えてくる。

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来る(2018年製作の映画)

4.4

ホラー、家族もの、エンタメが混ざって、その中で笑える要素もちょこっとあって、とても楽しめた!

エンタメ寄りの話として、恐いものを期待せずに観に行ったら、意外と恐くて何だかお得感。

役者は全員良かっ
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